電子書籍におけるフォントライセンス問題 78
ストーリー by hylom
フォントのライセンスは複雑なんですよね…… 部門より
フォントのライセンスは複雑なんですよね…… 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
最近書籍の電子化が話題だが、電子化の障壁となる思わぬ問題が明らかになった。フォントのライセンスだ(電書業界にフォントメーカーから冷水BUKKAKE祭り)。
フォントのライセンスはメーカーごとにばらばらで、たとえば既存の書籍をスキャンして画像データ(画像を埋め込んだPDFも含む)として提供する場合と、PDFにフォントを埋め込む場合とでは扱いが異なる場合がある。また、スマートフォンなどに多いアプリ型の電子書籍でフォントをアプリに埋め込む場合もまた微妙な問題となる。
電子書籍時代、「フリーなフォント」が今までとは別の意味で注目される日が来るかもしれない。
何らかの形で (スコア:5, 興味深い)
デザイン書体ではない、フリーな文字セットをゴシックと明朝でつくりたいな...
それを自由にwebフォントにして(ほぼ)パブリックドメインに近い使い方が
できるように仕込むのが夢... いまのフォントづくりがたぶん活かせそう... .
高速道路ゴシックも自由に使えるものを目指しているのですが、
視認性と文字を並べた時の親和性チェックが文字が増えるほど
芋づる式に手間になってしまい、確認待ちの文字がうずたかく積み
あがってしまっております...何らかの形で製造工程の見直しが要るな...
( ´・ω・`)いままでとこれからを比べる生活
ぱんかれ
普通に考えて (スコア:3)
紙の書籍の時には無償または有償でフォントのライセンスを得ていて、その分は出版費用に上乗せされているんだから、個別に契約交渉すればよいだけのことでは?
出版を業としていた人たちが権利者の存在を今まで無視していたとしたら悪いことだし驚くべきことだけど、それ以上でもそれ以下でもないと思う。
全文丸文字ってやだろな (スコア:2)
ライトノベルの本文書体と萌え傾向の相関関係
http://www.fukapon.com/showcase/misc/fontlightnovel.html [fukapon.com]
Re:全文丸文字ってやだろな (スコア:2)
漫画、アニメ、ライトノベル関係のロゴに使われているフォントの紹介
http://yuzuya.style.coocan.jp/blog/
フォントへのこだわり (スコア:2)
文芸誌のファウスト [wikipedia.org]は、組版にこだわった内容の紙面で、
作品ごとにフォントが違ったり、作品の末尾にフォント名が明記されるような雑誌でした。
講談社のそのあたりの作品群(講談社BOX等)はえらくフォントにこだわりを持っていたような覚えがあります。
そういったものについては電子書籍化する場合、ライセンスの都合で他のフォントに変更するなんて対応は恐らくされないでしょうね。
最近は漫画でもフォント弄りをするものも見かけますしねえ。
その辺りのライセンスのケアが甘かったのは、今後の電子書籍化にとっては思わぬブレーキとなるかもしれません。
Re:フォントへのこだわり (スコア:1)
フォントに本当にこだわっているなら、それを前面に出しはせぬだろう。
と思うのは、少数派なのですかね。
言わずとも良さは伝わる、結果になる。それこそが最高のこだわりであり、道具の至高。
Re:フォントへのこだわり (スコア:1)
手元にあったファウストの最新巻を捲ってみたらフォント名の明記は無かったので、方針は色々変わっているのかもしれません。
# 自分の記憶に自信がなくなってきた……。
「そのあたりの作品群」及びその延長線上にある講談社BOX [kodansha.co.jp]や星海社 [seikaisha.co.jp]の本も確認しましたが、デザインのクレジットに近い扱いでフォント名が明記されていました。
真意は私では分からないのですが、フォントの明記はリスペクトかと想像しています。
こだわっているからこそ明記するというのも美学の一つではある(同様に明記しないのも美学の一つ)かなと、個人的には。
Re:フォントへのこだわり (スコア:1)
エンドユーザの意識が道具に向けられたら負け。とゆー私のポリシーの他に。
多分、こんな思いが落ち着かない感じを生んでいます。
それがなければフォントが実体にならないとゆーのまで含む、他の道具たちは...
ま、気にもとめられない存在っているよね。大事だとしてもね。
そうそう、人間の仕事で言うシステムインテグレータみたいにね。
これはフォントに大変な問題である (スコア:2, おもしろおかしい)
・・・明朝の冷え込みにご注意下さい。
この記事を見てからテレビテロップのフォントを追っかけてみた (スコア:2)
テレビのテロップに使われているフォントについて、
HDDレコを1日2つチャンネルごとに仕掛けて、週末にだらだらと
16倍速+スキップでで見てたけど、このテロップに関しても、
世代交代していっている感じがする。
ひところ安かったのですごく多かったダイナフォントは絶滅に
近いぐらい無くなってて、一部のU局ぐらい。写研の筐体から打てる
フォントも、古い番組を残してだいぶ減っちゃった印象。
書体名わすれちゃったけど書体倶楽部のG体とかZ体のアレも、
CXで多く採用されてたけどだいぶ減った感じ。夕方と夜の
ニューステロップぐらいかしら。
簡単にザッピングして、流し見してるだけでも、
フォントワークスの書体がかなり数を伸ばしている印象。
やはりオンデマンドを意識しているところは、ネット配信は
別ライセンスとか別途費用発生という問題を気にしてか、
確実に採用を減らしている感じがする。
NHKとかもフォントの使い方がここ数年変わってきていて、
これはNHKオンデマンド・アーカイブでの運用が少なからず
念頭にあるものと考えられます。
中華系(中国で制作された番組)はバラエティ番組で
日本で編集されて出てくるのを見てる限り、ダイナコムの書体が
結構多いなーとか、綜藝体もうあちこちで見られるのも、
たぶんライセンス体系が日本と全く違うんじゃないかなって
いう気がしないでもない。
あ、統計的な詳細調査はしてないよ...個人の雑感ぐらいと
おもってちょーだいです。ごめんね。
( ´・ω・`)いままでとこれからを比べる生活
ぱんかれ
自前って考えはないのかな (スコア:1)
フォント丸ごと揃えるのにかかるコストと、これから先余所に払うフォント使用料。比較できないほど開きがあるんでしょうかね。
……出版側にとっては他力本願かもしれないけど、電子書籍販売側が「ウチのショップで売る分に限ってフリー」ってやれば、フォントにコストをかけ[たく|られ]ない中小出版に参入を促すウリにならないだろうか。
Re:自前って考えはないのかな (スコア:1)
フォント作成には年単位の時間と、数千万円から数億円のお金が掛かります。
1書体だけでは話にならないので、最低でも数書体は作らなければならない。
数億円の費用を掛けて自前で用意するよりは、
ライセンス料が例え何十万から何百万円でも、払った方が安くつくでしょう。
#1字 10000円かかるとして、2万字で2億円。
#1日10字作るとして、年間250日働いて8年。
#1万字しか作らなくても、その半分。
TomOne
フォント埋め込まなければいいじゃん (スコア:0)
あれか、著者が意図するデザインで見るかさもなくば死ね系?
Re:フォント埋め込まなければいいじゃん (スコア:2)
そういう議論もされてます。
著者がフォント指定した場合だけ料金払ってあとは固定フォント使えば良いじゃん、とか。
で何が問題なの? (スコア:0)
追加料金払いたくないの?
Re:で何が問題なの? (スコア:2, 興味深い)
フォントメーカーがつぶれてたらどうなるんだろうと、ふと思った。
#「さよなら絶望先生」のタイトルロゴの書体(昭和モダン体)のメーカーもつぶれてたっけ、と思ってググってみたら、(コメント欄に)こんなやりとり [murablo.jp]が。
Re:で何が問題なの? (スコア:3, 参考になる)
相続人が不存在の場合、相続財産は国家に帰属するのが原則です(民法959条)。しかし、著作権法は文化の発展を目的としているため、この観点から著作権を消滅させて、万人による自由な利用を認めています(62条1項1号)。したがって、当該著作物はパブリック・ドメインとなります。
もちろん、破産した時に債権者が権利を相続していれば、相続人に権利は移転されます。
Re:で何が問題なの? (スコア:1)
本当に個性的なフォントならともかく
字を書く(文章を表現するための単なる記号としてフォントを使う)だけでお金を払いたいとは思いませんね
Re:で何が問題なの? (スコア:3, 参考になる)
フォントによって印象・読みやすさとかが全然変わってくる
同じ明朝体でも、見出しに適してる、雑誌に適してる、書籍に適してる、
縦書きに適してる、横書きに適してる、とか色々ある。
見出し用だとかなが大きめだったり、
本文・長文用だとかなが小さめだったりする。
漢字とかなとで大きさが違うと、メリハリが付いて、
意味がすっと入ってくるようになる。長文を読んでも疲れにくい。
かなが大きいと、漢字とかなの区別が付きにくくなり、
文章の理解を妨げるが、見出しでのインパクトが大きくなる。
#小塚明朝とか。
縦書きに適しているフォントを横で使うと、字間がスカスカに見える。
横書きに適しているフォントを縦で使うと、行間が詰まって見える。
他にも品質が悪いフォントは、中心線がずれていて、目線がぶれたりする。
拡大するとひらがななのに、直線で構成している部分が有ったりする。
#MS明朝とか。
たまに中国語や韓国語(に入ってるかな)で日本語を書いているサイトを見る。
一応読めるが、非常に読みにくい。品質が低いとこうなる。
もっと極端な話をするなら、漢字とローマ字を組み合わせてみる。
一応読MOUTO思EBA読MERU。
英語だって、大文字と小文字で印象変わってくる。
This is a pen. と THIS IS A PEN. とか。
意味は変わらない。でも印象は変わる。
それにソフトウェアだって、文字を入力するだけならメモ帳があるのに、
わざわざ WZ だとか MIFES にお金払うんだし。
TomOne
Re:で何が問題なの? (スコア:2)
と言うか、テレビ局が音楽は包括契約だから、定額使い放題だと思ってたら、
実はそれはゲーム音楽で、個別契約が必要な音楽だった、どうしよう?
みたいな感じだと思ってます。
フォントメーカーにしたって、紙ベースでは使いやすいライセンスだけど、
電子書籍ベースでは使いにくいライセンスと評判になったら、
別のメーカーに切り替えだって起こる。
今は過渡期だからライセンスが整理できてないけど、
紙並みに整理されると思います。
TomOne
音楽との違い (スコア:1)
CD で買った音楽をテープとかにダビングしたり、
iPadや携帯に無料で転送できないと、文句が出る。
着うた買うと2重料金なんて言われたりする。
でもフォントの場合、商業印刷するなら追加料金、
テレビで使うなら追加料金、ゲームで使うなら追加料金とか言われる。
今回の話は、最初の購入まで無料にしろって話じゃない。
本の出版は追加料金無しだったけど、ネット利用は追加料金いるからどうしようって話。
TomOne
Re: (スコア:0)
お金を払いたいとは思わないなら、フリーのフォントを探すか、作ればいいじゃん。
Re: (スコア:0)
文句を付ける前に、せめてリンクが張られてるソースくらい読んだら?
Re:で何が問題なの? (スコア:1)
電子書籍化で印刷や流通に必要だったコストが削減されたはず。
その分を丸儲けにしておいて、
削減だけでなく、今まで存在しなかった増加したコストもある。
ボリュームが大きければ、増加したコストも相殺可能かと思いますが、
大半は、数百とか数千冊がいいところではないでしょうか。
電子書籍には、まだ統一されたプラットフォームもなく、
流通に関しても、完成しているとはいいがたい状況かと思います。
まあ、そうは言っても、フォント会社の言い分もよく分かります。
Re:で何が問題なの? (スコア:1)
電子書籍の売り上げなんて、数部とか数十部単位らしいですね。
紙の書籍だと数千とか数万単位。
書籍が安いのはスケールメリットがあるからで、部数が捌けないと高くなる。
原稿料・編集料・校正費用、ここら辺は別に電子書籍だからと言って安くなるもんじゃない。
500万円を1万部で割ったら500円だけど、100部で割ったら5万円。
コストで言うなら電子書籍の方が遥かに高くなる。
TomOne
写植代/Re:で何が問題なの? (スコア:1)
>電子書籍化で印刷や流通に必要だったコストが削減されたはず。
以前、手書き原稿(とかワープロのプリントアウト)を打ち込むために出版社は写植屋にお金を払ってた。
フロッピーやメール入稿になったとき、テキスト電子化にかかってたはずのお金は著者に還元されず、出版社が懐に入れた。
最近は印税まで値切りにかかってる。
Re: (スコア:0)
リンク先の冷や水BUKKAKE祭り読めばわかるが、今後はライセンス問題が無いメーカーを使うとしても、今までの資産が破棄されるのが厳しい。
特にコミックのフォントを入れ替えるなんてまず不可能、ってことのよう。
コミックのように、文字を画像として入れ込んでいる場合も再許諾が必要とするメーカーがあって、これでは採算合わないよね。
という話。
追加料金なんて払いたくないでしょう、大半の作品はどうせ採算ぎりぎりでしか売れないんだから。
となると、採算が合う作品だけ、フォントライセンス払うか問題無いフォントに入れ替えて販売ってことになり、マイナー作品は二度と日の目を見なくなる。
許諾必要としたフォントメーカーは敬遠されるし、誰も得しない気がするねぇ。
Re:で何が問題なの? (スコア:3)
一番問題なのは、
「古い本の電子化なんてしたくねえ。だって新刊売れないじゃん。よしフォントのせいにしちまえ。」
というケースでしょうね。
Re: (スコア:0)
いままでの資産についてフォントを置き換えるのが困難だとしたら、タレコミの
> 「フリーなフォント」が今までとは別の意味で注目される
はどういう意味なんだろ?
「フリーなフォント」が注目されるとしたら、いままでもこれからも同じ理由だと思うんだけど。
Re:で何が問題なの? (スコア:1)
下の段落まで読もうよ。3行だけしか読まないのは良く無いよ。
手間=お金であるわけで、そのお金かける価値が無いと判断されたら、お蔵入り、つまり資産は破棄されたも同然。
電子出版されないわけですからね。
だから (スコア:0)
誰もが自由に使える紐つきじゃない高品位漢字フォントを作っとけと…
# 情報処理の将来を考えると絶対に必要だと思うんだ
Re: (スコア:0)
印刷レベルでのフォント吟味をまともにやったことはないのですが、IPAとかM+あたりではやっぱり物足りないもんなんでしょうか
Re:だから (スコア:3, 参考になる)
M+は漢字部が足りませんし、IPAはレギュラーだけですから、印刷レベルではあまり満足できるようなものではないのは確かですね。
英語圏のフォントは、例えばGoogleのDroidとかRobotoはRegularやBold、Italicといった印刷では最低限必要な種類をそろえている上に、多くの英語圏フリーフォントがRegular、Bold、Italicの他にLightやUltra Bold等、印刷どころか様々なデザイン分野で十分に使えるぐらい種類をそろえています。
一方で、日本語フォントや中国語フォント等、アジア圏のフリーフォントは漢字などの必要な収録文字数が多いのが原因だと思われますが、多くの場合で1種類のみのラインナップが多いですね。
話を本題に戻すと、電子書籍へのフォントの利用は、現状でフォントワークスが無難でしょうから多くの場合はフォントワークスを利用するでしょうね。あとは、モリサワあたりはがこのライセンス問題を解決したものを提案してきそうですが。いづれにしても、電子化が進み、電子化で先行しているメーカーの売り上げが上がれば、他社も追従するでしょう。
# IPAにボールド体を作ってほしいけれどAC。
Re:だから (スコア:1)
Adobe様を忘れるな。
あそこはデジタルデータに対して理解のあるフォントベンダー。みんな嫌いだろうし、私も嫌いだけど、ことフォントについてはぐっじょぶだ。
しかしねぇ、和文はいまいち、つぶしが利かないんだよねぇ。
小塚は...。ま、りょうと混植すれば...。
Re:だから (スコア:1)
モリサワはオンラインで料金別に適用数を制限するようなライセンスを考えているみたいですね。
TypeSquare [タイプスクウェア] [typesquare.com]
クラウドフォント・シミュレータ [typesquare.com]
通常価格表 [typesquare.com]
オフラインの電子書籍だとこの仕組みは適さないとは思うのでオフトピックかな。
# SlashDot Light [takeash.net] やってます。
Re:だから (スコア:1)
モリサワは、PDF埋め込みなんかはライセンス範囲内ですね。
フォントメーカーによっては、印刷物を無料で配るのも別料金なんてのがあって、
自分の家で自分で読むだけにしか使えないようなフォントに価値あるの? って感じですが。
TomOne
Re:だから (スコア:1)
携帯は携帯でも、iOSならヒラギノ角ゴ・明朝のW3/W6あるようですし(ウィキペディア調べ)、Windows Phone OSはYu Gochic(游ゴシック)とメイリオ UIで共にボールド体付きです。
最大派閥であろうAndroidも、ことフォント面はもうちょっとがんばってほしいなと思います。Googleよりも、Androidを採用する各端末メーカーのがんばりどころなのですかね?
Re:だから (スコア:1)
買ってきた印刷用をポンと付けて綺麗でしょと鼻高々のMac OS Xより、ちゃんとUIに最適なフォントを開発して地味ながらもバンドルするWindowsの方が素敵。
OSはワープロソフトでもDTPソフトでもない、勘違いしてはいけない。
とは言え、Windowsでも、MS Office付属のHG 明朝・ゴシックとWindows付属のMS明朝・ゴシックを組み合わせると、一応ウェイト違いのシリーズとして成り立たせることができたとは思います。が、フォント名がそもそも違うので、ほとんどの人はそういう風には使っていないと思います。
使ってるよ。ほとんどではないにしろ、少なくないんじゃない?
私はMacユーザーではありませんけれど (スコア:2)
いちど、MacやLinuxでメイリオを表示してみてください。
Windowsと較べて、見違えるほど綺麗ですよ。
印刷用フォントそのままで綺麗に表示できる
テキストレンダリングエンジンを開発したMac。
レンダリングエンジンを98時代のClearTypeから全く進歩させず
特別に調整したメイリオですらそれなりにしか表示できないWin。
どんなフォントも綺麗に表示できるのがMac、
メイリオ以外の日本語ttfフォントは総じてガタガタになるのがWin。
どちらが優れているかは一目瞭然です。
しかもメイリオ、ClearType仕様のために大量のヒント情報を盛り込んだ結果、
小ポイントで漢字の横画がオミットされて字形が崩れまくる始末。
「量」とか、簡体字かよ、ってレベル。
このフォントの件にしろ、カラーマネジメントにしろ、
WindowsはMacのUI思想を見習うべきでしょう。
Re:私はMacユーザーではありませんけれど (スコア:1)
いつからフォントはレンダリングエンジンになったの?
僕は信者になりたいわけではないので、すり替えてでも称えようとは思いません。
Re:私はMacユーザーではありませんけれど (スコア:2)
私は信者じゃないですよって意味でマカーじゃないって言ったんですけどね……
あなたの言うWindowsの「UIに最適なフォント」は、汚いんです。崩れまくりなんです。
それに対して「買ってきた印刷用をポンと付け」たMacの表示は、綺麗なんです。
Windowsで「UIに最適化されてないフォント」は、さらにもっと汚いんです。見苦しいレベルです。
Mac(あるいはLinux)の表示は、だいたいどんなフォントでもそれなりに綺麗なんです。
こういう状況を指して私は、まともなフォントレンダリングエンジンの開発を怠ってきた
Windowsが一方的に悪いんじゃねーか、と言ってるのです。
なにが「UIに最適なフォントを開発」だよ、それ以外のフォントは10年前のままじゃねえか、
と言ってるんです。ちゃんと読んでくださいよ。
#他人に信者のレッテルを貼って思考停止してればそりゃラクでしょうけどね……
Re:私はMacユーザーではありませんけれど (スコア:1)
私はフォント開発と、その姿勢について評価しているんです。
レンダリングエンジンの話はしていません。繰り返しますが、フォントとレンダリングエンジンは別物で、それぞれ独立したものです。
それだけ。
それを認めず、レンダリングエンジンの話でWindowsを低く評価しようとしている方が、どうかしていると思いませんか。
あなたの大好きなレンダリングエンジンでメイリオが見違えるほど綺麗な表示になるなら、やはりメイリオは素晴らしいフォントだと思いませんか。
ちなみに、それ以外のフォントが10年前のままであることは、事実であるならば高く評価されるべき。
フォントにおける互換性の問題は非常に重要。主要なものが標準から外れましてや入手できないなどもってのほかです。
# 本当に10年前のままで互換性を保っているとは思えないが、検証したことないのでノーコメント
Re:私はMacユーザーではありませんけれど (スコア:2)
別物ですが独立はしてません。よいフォントとよいエンジンは一体です。
いわばソフトとハードの関係にあたるわけで、両方揃わなければ意味が無い。
本来あれだけ綺麗なはずのヒラギノでさえガタガタにしか表示できないエンジンはふつう欠陥品というのです。
現状Windowsの字が汚いのはレンダリングエンジンのせいであって、個々のフォント開発の問題ではありません。
横画の多いCJKに不適なClearTypeをいつまでもMSが放置しているのは、
漢字圏ユーザー数が少ないのをいいことにシカトを決め込んでいるからです。
そんなWindowsの姿勢をどうして評価できるのか、まったく不思議です。
貴方が好きなメイリオは、苦し紛れのバッドノウハウ的代物です。根本的解決を先送りにしているに過ぎません。
MSがあらゆる日本語フォントを自社のClearTypeに最適化してリリースしてくれるなら、
「フォント開発」についても「Windowsの姿勢を評価」できますがね。
.
思いません。そりゃあエンジンを変えればメイリオ「でも」綺麗に見えるでしょう。
けど別にメイリオ自体がそれほど美しいフォントというわけではありません。
#UI用フォントのひとつの思想としてアリだとは思います
いや、これは「メイリオ以外のttfの表示はWin98のころから全く進化してねーな」って意味です。
文脈でわかると思ったのですが……
で「フォントが10年前のままであることは、~高く評価されるべき」っていうところ、意味がわかりません。
どこかのOSの10年前のシステムフォントが今入手できないことを問題とは言いませんよね。
どんな実害を想定しているのか知らないけれど。
それともpfbとかotfとかのファイル形式の話をしてるんですか。
もしかしてJIS2004みたいな字形の話ですか。
Re:私はMacユーザーではありませんけれど (スコア:1)
>別物ですが独立はしてません。よいフォントとよいエンジンは一体です。
もう、議論にすらなりませんので、これでおしまい。
つまりフォントを専門に開発するなどあり得ないとあなたは言っています。
あなたの理想がどうかは存じませんが、現実は違います。
フォントの互換性についてもそうですね。現実が見えていないのでは。
Re:私はMacユーザーではありませんけれど (スコア:2)
>つまりフォントを専門に開発するなどあり得ないとあなたは言っています。
言ってませんよ。いいかげんちゃんと日本語読んでくださいよ。「両方」必要だって書いてるじゃないですか。
ウェイトも揃ってない他OSとの互換性の欠片もないメイリオのどこがどうして素晴らしいのか意味がわからない。
「現実が見えていない」とか、具体的内容を欠く批判は反論ではなくただの人格攻撃で、たしかに議論にすらならない。
#いいかげんちゃんと日本語読んでくださいよ。あなたの大好きなメイリオで。
Re:私はMacユーザーではありませんけれど (スコア:1)
もうほっとこうよ。文盲相手に議論なんて無駄無駄
フォントの評価軸も自分の知ってる世界だけなんだろどうせ
本人メイリオで幸せなんだしそれでいいじゃない
ていうかあんたもあんただよ
こんな端から喧嘩腰の人間によく議論なんか吹っ掛けられるね
Re: (スコア:0)
関連リンクにもIPAやM+があるのに誰も読んでいないっぽい件。
それ以上の品質を求めるならそれこそ別途金払えでいいと思うんだけど。
ちなみに外国に任せておくと中華デザインの書体になるので(Droid Sans Unicodeみたいに)日本人が作らなきゃ誰も作ってくれない(Androidの日本語フォントも結局モトヤが提供したよね)。
Re: (スコア:0)
日本が行政レベルでフォントを開発または民間フォントを買い取って公開でもしない限り無理でしょうねえ。
そしてそんなことを期待できる政府なら苦労はない・・・
情報処理の将来には、日本語が存在しないんじゃないでしょうか。ほらすげえ楽になった。
Re:だから (スコア:2)
IPAフォントのベースって、タイプバンクのTB明朝・ゴシックじゃなかったっけ??
特殊法人だから、ギリギリ「行政」に入るんじゃね??
Re:だから (スコア:2)
渡辺フォント [wikipedia.org]みたいに、勝手にパクってコピーしてしまうと、
バレた時に派生フォントの東風フォント [wikipedia.org]までとばっちりを食らう大事件に。
既に普及しまくってLinuxディストリビューションを支えるフォントだったため、
日立&タイプバンクはそれなりに大人の対応 [osdn.jp]をしたようで、
XANO明朝 [asahi-net.or.jp]に関しては許諾を得て公開が継続されたようですが。
「勝手にパクって普及させてしまえば何とかなるもんだよ」という例なのか
もしくは「勝手にパクったせいで派生物が大変なメに遭ったよ」という例なのか
どっちだろう。