ドクターヘリパイロット(元)奮闘記

　https://news.yahoo.co.jp/pickup/6524399

　２０２４年は１月に日本でJALの事故があり、押し詰まった１２月２９日には韓国LCCが胴体着陸してオーバーランして１８１名のうち２名のみが助かるという悲惨な事故が起きています。

　少ないながらも入ってくる情報ををもとに事故原因を考えてみるといろいろなことが想像でき、自分ならどうするかを自問自答することが生き残るチャンスの少しでも大きくすることになります。

　全体の流れを見るとパイロットはほぼパニック症候群に落ちいっていて、それが結果的にほぼ全員死亡となってしまったようです。

　バードストライクの情報を管制官からもらったものの、回避が遅れて鳥を吸い込んでエンジンがストールして火を噴いていたようですが、片方が生きているならメイデイほどではないのですが、パイロットはパニックになって２分後にメイデイコールをしていますが、まずは被害の程度を確かめることと、自分はこの後どうするかを決めてから無線を入れるべきでしょう。

　２分程度では緊急手順を実施して飛行機を安定させ、どのように着陸するかを決めて、無線を入れるべきでしょう。

　管制官はバードストライクの情報を発したのですからエンジンが火を噴くところは見ているはずで、パイロットがこの後どうしたいかを言って来ることを待ちながら、ファイアーガード、スクランブルや他の航空機をよけるでしょう。

　一回着陸をやり直したという情報もありますが、最悪の飛行判断でしょう。

　最終的にはギアとフラップを出さないと１００キロも早く接地することになり命はないでしょう。

　しかもファイナルで１４０ノットくらいまで落としたと１５５ノットくらいに加速したようですが多分高くなってしまって急降下し滑走路の真ん中あたりに接地したようです。

　フラップとギアを使っていないのが解せないのですが、緊急手順で油圧がなくても下せるはずなので、バードストライク程度で使えなくなる可能性はほぼゼロでしょう。

　このようなレベルの低いパイロットはごまんといて、緊急事態の切羽詰まった時に何をしでかすかわからないのいるようですから乗客は飛行機を使うときには自衛する必要があります。

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