ソードアート・オンライン プログレッシブ1
2012年 10月11日 01:52 (木)
ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫) (2012/10/10) 川原礫 商品詳細を見る |
いやね、ぶっちゃけ、改めてアインクラッド編の攻略部分を書くのってどうなのよって思ってた。
自分にとってはアインクラッド編て、電撃文庫版で言えば1巻が全てなわけですよ。
始まりの日が書かれた後はいきなり数年経ってキリトとアスナはすでに顔見知りで、なんだかんだ仲良しで、過去のことや攻略については断片的な情報でしかなかった。
今まで発表されてきた短編にしたって、時系列的にはアインクラッド編内のものがほとんどで、オマケみたいなもの(まあ、「朝霧の少女」はなんで本編に入ってないんだってくらい重要な話だけど)。
例外として、webには掲載されなくて短編集用に書き下ろされた「始まりの日」、キリトを語る上では必要なのであろう「赤鼻のトナカイ」と、アニメにもなって今回収録されていたものの一つ「黒なき夜のアリア」が過去のお話だけど…。
いや、ここまでで十分じゃないか。
それを更に今掘り返して、しかもシリーズにしてしまうってどうなの?
前も言った気がするけど、今刊行中の「アリシゼーション編」完結後が書かれていて、今webで止まっている「月の揺りかご」の続き書いてくれたほうが良いんじゃないの。
そんなことを思ってたわけだ。
でも、良く考えてみれば、ネット小説時代に一部期間限定を除けば全部読んでる自分としては、ソードアートオンラインの完全新作を久しぶりに読むわけだ。
それが面白くないわけがなかった。
しかも、そのタイトルのとおり、「ソードアート・オンライン」というゲームの話になるわけだしね。
もうすでにつじつまあわせとか違和感とか気にしない。
楽しんだもん勝ちだ!
というわけで、今回収録されていたものに関して個別に。
以下ネタバレ注意
「黒なき夜のアリア」
アニメでもやってたやつ。
自分が、短編も含め全部読んでるはずなのに知らなかったやつですな。
どうやら、webでは期間限定で公開されていたらしく、今回やっと読めました。
読んで思ったのは、本当にアニメは端折ってるんだなw ってこと。
そっけないアスナも新鮮。
アニメでは微妙に思った話も、やっぱり実際読むと良いものだった。
「ヒゲの理由」
キリトがソード無しスキル、「体術」を覚える話。
基本幕間とついているように、軽い話で笑い話なんだけど、なにげにこれって重要な話じゃないか?
「儚き剣のロンド」
今回のメイン。
これだけで一冊分くらいの分量がある。
新キャラが女の子じゃないのはむしろ良いことだなw
その新キャラの一人であり、今回の話の重要なポジションであるネズハのその後は凄い気になる。
SAOでは珍しい投擲武器の活躍ってのもまだ見てみたいしね。
しかし、レベル10そこそこの時代にしては、キリトとアスナ仲良すぎな。
ちょっと調べてみたんだけど、あの悲しいお話「赤鼻のトナカイ」のキリトって冒頭でレベル69とかになってるんだよね…。
今回のキリトが「赤鼻のトナカイ」のキリトみたいになるってこと?
どう考えても、本編のキリトさんやw
まあ、この後アスナは騎士団に入ったりするので、なんかすれ違いとかあるのかもしれないけど、果たしてそこまで語られるのだろうか…。
それでは。