ai sp@ceでは、ビジュアルアーツの「CLANNAD」、オメガビジョンの「SHUFFLE!」、サーカスの「D.C.II ~ダ・カーポII~」といった美少女ゲームの世界観やキャラクターを採用。ai sp@ce内には、それぞれのタイトルの世界観を元にしたスペースを「島」として設けているほか、3つの島を結ぶ秋葉原を再現したスペース「アキハバラ島(仮)」も用意する。なお、アキハバラ島についての権利許諾については「ゲーマーズは許諾を得たが、調査した結果裁判としての判例がない」としたうえで、「正式サービスではテナントを空白として、出店者募集する計画もある」としている。
ai sp@ceについて、ドワンゴ取締役副社長の太田豊紀氏は「最初に話を聞いた段階ではSecond Lifeみたいで興味がなかったが、“初音島(D.C.IIの舞台となる架空の島)を作りたい”と聞いて、土地を売るなどといったビジネスモデルができるのではと思い、現実的に考えられるようになった」と、企画に至った経緯を説明。「3Dコミュニティがインターネットの最初の起点になる時代が来ると思う。3Dコミュニティでは焼き畑的にワールドを作成して、収益を回収したら廃れていくサービスが多いと思うが、ai sp@ceはユーザーが拠点、住む場所であると認識できるサービスである点が既存サービスとの違いだ」と強調した。