沖縄県石垣市の中山義隆市長や市議、市職員ら計20人が台湾航路の開設に向けた公費視察で11月12~14日に台湾を訪れた際、現地物流大手の華岡集團(ワゴングループ)との会食で「接待」があった疑いがあるとした本紙報道(同23日付)について、中山市長は今月2日の市議会で「偽証、捏造(ねつぞう)」と述べた。本紙報道は飲食店側への取材で得た回答と、中山市長を含む複数の当事者への事実確認に基づき、市側が支払った会費以上の食事での「接待」は不適切だと報じた。取材の経緯を振り返る。 2日の市議会では、嶋田廉企画部長も「記事化する前に確認すべき飲食店側への支払いや費用負担について取材していない」「飲食店側は(取材に)一切回答していない」「どう喝ともとれる取材だった」などと本紙を批判している。 ■会食の実態 本紙は11月14日、複数の関係者から「接待」の情報を得た。取材班で事実確認したところ、2日間で3回あった