サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
今年の「#文学」
note.com/takasuka_toki
45歳独身狂う説とは個人的幸福追求の寿命の事である、とつぶやいたら結構バズった。 せっかくなので、この事についてもうちょっと思想背景のようなものを書いていこうかと思う。 似た者同士は集まりあうんだな…この思想が生まれるのにもっとも直結したのは僕自身のクビだ。 僕は今まで都合2回ほど社内政治のようなものに負けてクビを食らっている。 これは言うまでもなく僕が色々と問題児だというのはあるとは思うのだが、そもそもどうしてそんなメチャクチャな職場を選んだのかを考えると、それは ・ホワイトで ・仕事が少なくて ・給料がそこそこいい という職場を選んだからだった。 逆に、この上限の真逆であるブラックで、仕事が多くて、給料が安い職場にいる時は、ほとんど人間関係に問題が起きた事はなかった。 いったいどうしてなのだろう?と疑問だったのだが、僕が思うに、ホワイトで仕事が少なくて給料がいい職場に、自分から進んで転
年末年始に3度目の10日間の瞑想合宿を行った。 この間、食べ物は液体物のみで、毎日10時間近く坐禅を組み続けた。 昨今はマインドフルネスという単語の流行りもあって瞑想に注目する人も多いと思うのだが、僕が思うにほとんどの人は瞑想体験を通じて何が得られたのかまで自分の中で形に出来ていないように思う。 例えば誰かのヴィパッサナー瞑想合宿の体験記を読むと、多くの場合において 「どういった事をしたか」 や 「素晴らしい体験をした」 ぐらいの内容しか書かれておらず、そこから一般化あるいは抽象化させた公理まで至っている人はほぼ居ないと言っても過言ではない。 まあ自分自身も正直なところ、1回目の瞑想合宿では今思えば大した境地にまで至れてはいなかった。あの時は瞑想の奥義にまで至ったと思ったが、実際には入り口でしかなかった。 というわけで今回は3回目の瞑想合宿を経て僕がどこにたどり着いたのかを書いていこうかと
note.com/takasu
トップ画像はJENESISでの製造ライン。僕は数日製造ラインに入らせてもらいました。(写真を撮ったぐらいで、たいした仕事はしてないですが) この動画はぜひ見よう。 SUNABACO からアーカイブも公開されるはず。 コミュニティの活用とか、ドリームチームの構築をどうやるか永田雄一(ゆ~いち)さんがたった一人でプロジェクトを立ち上げ、今もすすめている楽器「インスタコード」は、大ヒット製品になっている。近々楽器店での販売も始まるほどだ。カテゴリまるごと新しい製品が出てくるのは世界でも珍しい。しかもこのプロジェクトは、日本から始まって世界を目指そうとしている。 イベントの前半で紹介してくれた、 ・事業の立ち上げ ・マーケティング ・プロダクト企画(プロデュース) ・実際の開発 ・キーマンの集め方 ・資金繰り ・exit plan はそれぞれ素晴らしいけど、イベント全体のキーワードを一言で言うなら
カーニハン先生が、大学1年生と未来の大統領に向けて、コンピュータのすべてを紐解くプログラマーならみんな知ってる、C言語のカーニハン先生が、プリンストン大学の文系の学生向けにコンピュータについての一般教養を教える本書は、2020年に出版された第1版が、すでにベストセラーになっている。あらゆるプログラムで最初にテストされる「hello world」を最初に言ったのはカーニハンとリッチーの書いた入門書と言われている。世界で一番有名な人の一人で、今も現役で学生向けにコンピュータとは何かを、毎年資料をアップデートしながら教えている。 まえがきのあらゆる人も、大統領も、この本の内容ぐらいは知っておくべきで、非専門家に向けて書いたという姿勢は素晴らしいし、内容はそのとおりのものだ。 当時書いた書評ブログもはてブ450と大ヒットした。この本の良さは、ブログに書いたとおりだ。↓ (おかげさまで、第2版は献本
「中国で働く日本人の役割が変わった」香港/深圳の日本人たちに講演 (あるいは、なぜ中国ビジネスマンはおっさん同士でもセルフィを撮るのか) 11/24 香港和僑会,11/26深圳日本商工会と、海外で働く日本人相手の講演が続いたので、中国で働く日本人について色々考えていた。 深圳の駐在さんの仕事は 1.日本で設計した製品を人件費の安い中国で製造する 2.そういう日本人(深圳だけで平時は5000人いたし、コロナ渦の今でも3000人程度はいる)相手に様々なサービスをする の2つだ。伸びる中国市場を攻めに行こう!という元気のいい日本企業は多いのだけど、そういう会社はだいたい上海にあって深圳にはあんまりいない。外交や研究などの日本人も多いけど、そちらは北京が中心だ。 普段の僕の講演はだいたいエンジニア相手か、事業開発の人相手なのでだいぶ毛色が違う。また、僕自身は中国でパートナーと事業開発をして、日本の
僕の友達は @ochyai @GOROman @etsuko_ichihara 等やりたいことを仕事にしてる人も多いけど、ほぼ全員が会社員やプロ研究者からの独立組。 楽してたくさん稼ぐ話、マジ騙された話以外まったく聞かないので、会社大事 未経験フリーランスを席捲する「カジュアルな情報商材」https://t.co/eHkJYRlsH8 — 高須正和@NT深圳コミュニティ/TAKASU@NT Shenzhen (@tks) July 25, 2021 法律とその運用の多くは、会社に入らないと教えてくれない外国に暮らしていると、「一旗揚げよう」として情報発信を始める若い人をよく見る。たいていはマーケター/コンサル/クリエータ/インフルエンサーみたいな肩書を自称して国旗をtwitterのプロフィールにつけはじめる。 が、引用ルールやクレジット表記がめちゃめちゃなので見る人が見れば一発でわかるし、
メディアやSNSでチヤホヤされることは人間をあっという間に思い上がらせてバカにする。一方で人間は何歳からでも再出発して成功できる。 読書録:幻想の英雄 小野田少尉との三ヶ月 津田信 「Unlimitedに入ってるし、暇つぶしにいい軍記物」だろうと思って読み始めたら大間違い。これはメディアと人間と自意識についてすばらしいドキュメンタリーだ。 戦後30年戦い続けた最後の日本兵、真の軍人小野田少尉は、太平洋戦争の終戦後30年たってもフィリピン離島の山奥で戦い続けていた人。戦うといってもあまり人が立ち入らない山奥を自分では占領していたつもりになり、衣服などは原住民を銃で襲って入手していた。(敵国だと思っているので襲って構わないと思っていたとのこと) まさに日本の恥だし、フィリピンからも大迷惑なので、日本からは何回も投降要請をし、山にビラを撒いたり両親からよびかけたりして「戦争は終わったぞ、出てこい
イベント趣旨オープンソースの価値をわかりやすく世の中に示した「伽藍とバザール」が1999年。 MicroSoft Loves Linuxが2014年。 オープンソース方式の開発は、MicrosoftのVSCode,IBMのEclipse,GoogleのTensorFlowなどで見る通り、ますます普及しています。 関 治之 @hal_sk 一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事。「テクノロジーで、地域をより住みやすく」をモットーに、会社の枠を超えて様々なコミュニティで積極的に活動する。 住民参加型のテクノロジー活用「シビックテック」を日本で推進している他、オープンソースGISを使ったシステム開発企業、合同会社 Georepublic Japan CEO及び、企業のオープンイノベーションを支援する株式会社HackCampの代表取締役社長も勤める。 また、神戸市のチーフ・イノベーション・オ
#MicroMBA 第4回 Design UXという概念の総本山、カリフォルニア大DesignLabのマイケル・メイヤー講義。 誤解のほうが本質より広まってて残念な「デザイン思考」とは何で、どう実現するか 超豪華、DesignLabのマイケル・メイヤー本人が先生カリフォルニア大Design Labの教授で「誰のためのデザイン」のドン・ノーマンとも論文を共著しているマイケル・メイヤーはこのMicroMBAコースを早稲田大学と共催しているUC San Diego Rudy schoolの先生でもある。 なので、今日の広義はマイケル・メイヤー本人から講義をしてもらう。彼が経営であるRudy Schoolで先生をしている意味と同じで、経営やりたい人がデザインやることはすごく意味がある。デザインも経営も意思決定と選択で、組織運営がどんどんコンピュータの力を借りて省力化されている今、経営とプロダクト開
中国を抜いて世界一の人口を誇るインド。経済的にも世界5位のGDPまで伸びてきた。様々なイノベーションで人類全体の生産性が上がり、中国が人口とイノベーションの掛け合わせでみるみる成長していくなかで、「次はインドだろう」という期待が上がっている。インドの真面目な解説書はずっと売れないと言われている、この「図解インド経済大全」が発刊されたのは期待の現れだ。
第2回のイベントは、さらに「本を読んでない人に向けて説明をパワーアップしよう」と話していたら、今日山形さんから送られてきたスライドが最高にすごい。いつもの山形節が、PPTで更にパワーアップしている。 インターネットはフラットじゃない!それはもうどうしようもない!人間は専門分野以外のニュースも見る。そこではコンテンツの良し悪しの見分けはつかない。そして、インターネットではどんなニュースにも簡単にアクセスできる。 したがって、読み込みが早く、情報量が多いサイトにアクセスはますます集中する。その読み込みの速さや情報量の多さはサーバの数や編集チームといった資本力で決まってしまう。つまりインターネットを支配しているのは資本だ。巨人はますます大きくなり、あなたがメディア主でもブロガーでも、相対的に声は小さくなっていく。 レコメンドエンジン、AI、スマホなどのマルチメディアは、巨人とそれ以外の差をますま
スタートアップも新規事業も、現時点ではまったく利益が見込めないことをやる。そのために、「うまくいくと儲かる(今は儲かってない)」とフカす。現時点で儲かってるならそれは資本力の勝負になることが多く、スタートアップや新規事業でやるべきではない。 「フカす」前提のスタートアップと社会実装amazonもちゃんと利益が出るまで長い長い時間がかかった。テスラやスペースXは、そこまでいかないかもしれない。スティーブ・ジョブズは一貫してハードウェアについてフカしていた。みんなiPhoneだけおぼえていてG4CubeやLisaやNextStepを忘れている。 それはイーロン・マスクやジョブズが無能という話ではなく、彼らはメチャメチャ優秀で実際に世界を変えた起業家だ。やる方も投資する方も、起業とはフカすことだとわかってプレゼンをしたり聞いたりしてるのがスタートアップである。MITメディアラボが他の大学研究機関
本の内容紹介イベント,第2回を行います!第2回の内容紹介イベントを行います! 第1回にくらべて、「より、本を読んでない人フレンドリーに、内容紹介と論点整理をやって、ディスカッションの生産性をあげよう」と考えています。 この本はエコノミーの本でなくてニュースや情報やコンテンツや言論空間の本献本ありがとうございます: 程度の差はあれ、誰でも世の中への関心はあって、ニュースは見るだろう。SNSでシェアしたりコメントしたり、自分の考えを広めることもしているだろう。誰でもコメンテーターもどきができるようになったのはインターネットの偉大な成果だ。 そうやって誰でも直接ニュースに触れられて、配信も始められるようになった、2005年にティム・オライリーがWeb2.0を提唱して16年後のインターネットは...一部のサイトとそれ以外でまったく逆転できないほどの圧倒的な差がついた、多様性のないものになってしまっ
黒茶、花茶、紅茶、プーアル茶などのお茶に合わせて最適な抽出を行ってくれる、Mideaのインテリジェントお茶パーコレーターを試す。道具として完成度高く、ガチガチのプーアル茶も一発で茶葉が開くし、55℃で保温されたお茶は美味い!これは新しいお茶の形だ 中国茶の飲み方として、「工夫茶」がよく知られている。大量の茶葉に沸騰したお湯を注ぎ、茶葉をちょっと漬けてはすぐ飲み、小さい器で何杯も飲む。 僕も工夫茶は大好きで、お気に入りのお茶セット(チタン製)を持っている。 日本の緑茶と違って、多くの中国茶はかなり高い温度で抽出するし、何煎も淹れる。日本の抹茶は60℃とかぐらいで、グラグラ煮立ったお湯を注ぐと香気が飛ぶと言われているが、花そのものを飲む花茶や、ジャスミンの香りをつけたお茶、みかんの皮の中にプーアル茶を入れて発行させた小青柑などもある中国茶の多くは、日本茶よりも遥かに香りが強く、高温での抽出に耐
高い椅子やキーボードより、まず窓を開けよう。 CO2モニタ+スマートホームのススメ #NT血糖値観察会 #おうちハック 引っ越しを機に部屋のレイアウトを見直して、死蔵していたCO2センサーを稼働させた。CO2センサそのものがけっこう高いので、シャオミの主催しているクラウドファンディングで399元(6000円ぐらい)なのを見つけて買って、届く頃には他のものに興味が移ってしばらくちゃんと使ってなかったのだ。 ※この記事は有料マガジンの一部ですが、無料で全部見れます。 有料マガジン「深圳ほかアジアで見たり考えた、ふわっとしたこと」では、こういう長い文章でなくて、街を歩いてて気づいた未整理の雑な情報をスマホあげるフォトブログをやってます。あとで間違いだと気づくようなものも多いので、読者を制限したくて有料ブログにしています。 青萍(qingping)のCO2モニター。Xiaomiのスマートホーム管制
11月8日から深圳に戻ってきて隔離生活がスタートした。ホテルの部屋から出れない生活があと1週間続く。 それでも深圳に戻ってこれたのは嬉しいが、ここ1ヶ月はそれどころではない人生を左右するようなテーマに振り回されている。ダイエットだ。幸い隔離の間も体重は落ち続けているので順調ではある。この記事は将来また太ったときに、何やったら痩せたか(ついでに、いくらかかけたか)を忘れないために書くものだ。 これまでの人生で無視していたダイエットに必死で取り組んでいるのは10月13日からスタートした #NT血糖値観察会 がきっかけになる。 機械で遊ぶつもりが不健康を自覚させられる
身体にセンサーを刺して24時間血糖値モニタリング今週から #NT血糖値観察会 という遊びを始めている。身体に刺しっぱなしにするセンサーを2週間つけっぱなしにして、血糖値を計測してネットにシェアする遊びだ。針を刺すのは怖いし、NFCでセンサー値を呼び出すのは純正じゃない野良アプリだし、センサーは7500円使い捨て(2週間経つ前に壊れることもある)ので、「知的好奇心のために色んなものを犠牲にできる人が自己責任で参加する企画」と告知している。
*知的好奇心のためにいろいろなものを犠牲にできる人が自己責任で参加する企画です。 そこに面白そうなデバイスがあるからフリースタイルリブレという、体内に針を挿しっぱなしにして24時間血糖値をモニタリングし続ける機械がamazon等で売られています。(2週間で自動停止する使い捨て)
ありがたいことに山形浩生さんが訳しなおしたバージョンが無料で公開されている。かつイチオシなので、まず読んでみることにした...が、自分が普段読むようなものとはだいぶ違っていろいろ戸惑っている。 ケインズは読まなくても、こっちはみんなバシバシ読んでほしい。ハーバート・A・サイモンは本当にスゲー人だし、この本「人間活動と理性」の密度はもうブラックホール級です。しかも短くてお手軽。これがあのクズ翻訳しかなかったというのは、文化的犯罪。功徳を積んだなあ。https://t.co/VZnl643YCf — Hiroo Yamagata (@hiyori13) September 23, 2020 テーマ:人間にとって合理的とはなにか講演全体のテーマは、「人はどうやって行動しているか」のようだ。 人は完全に合理的に動くわけではないが、おおむね合理的に(トクをするように)動くとされている。だが、生物とし
ブームになったので、なにか政策が失敗するたびにナッジだのパターナリズムだのの用語を持ちだして賢しげに「こうすればうまくいくのに!」とコメントする人も多い。 (ナッジやパターナリズムは、思い込みを利用して成果を出すための仕組み。 ナッジ: なにか得する行動をするような仕掛けをつける。たとえばトイレの小便器の中心にハエの絵を書くと、そこめがけて小便する率が上がってトイレがキレイになる パターナリズム: 多くの人にとってオススメの選択肢に予めマルをつけておこう、たとえばレストランのメニューでヘルシーなものを目立つようにしておけば健康が改善するだろう) でも、「そうした岡目八目のほとんどは間違っている」というのが、まさに行動経済学だ。ノーベル賞をとった学者たちは、実験でそうした思い込みの存在を証明し、うまく思い込みを利用して他人の意思決定や行動を変えさせることに成功したことで評価されている。 失敗
献本御礼。 僕は前職でテキストマイニングやレコメンドエンジンを使ったサービス構築をしていたので、決定木だの協調フィルタリングだのニューラルネットワークについてお客さんに説明したことはある。とはいえかなりブランクが空いていて、最近の知識はぜんぜんわからない。職業エンジニアだったのは20世紀の話なので、最近の「Pythonで..」的のやつは環境構築で二の足を踏んでしまう。(最近はラクになってそうだけど) この本を読み始めたモチベーションは、Scratchよりも機械学習の知識をアップデートしたいからだ。 Scratchではじめる機械学習この本の序盤はweb版のScracthに機械学習用の機能拡張を読み込ませる形で進む。プログラム一覧はオライリーの書籍サイトに載っている。 多くはGoogle等が公開している機械学習のチュートリアルをScratchと連携させて使うのだけど、紹介されているチュートリア
この本はめちゃめちゃ面白く、mediumに書いた感想文ははてなブックマーク500を超えてバズりました。(このnoteにも転記してます) この本の内容について検討がしたいので、実際に日本・中国・カナダ・シンガポールで子育てしてる人を集めて感想を話し合う会をやります。 5月23日オンラインイベントを行いました:録画 本の内容圧倒的な一冊。マスターピース。 著者ルーシーはプロの教師で教育研究者のイギリス人。彼女はPISAランキング上位の日本、フィンランド、中国、シンガポール、カナダ5ヶ国の教育事情を調査し、筆者の国イギリスの含めて比較して本書をまとめた。 教育研究のプロが、この5カ国を充分な時間をかけて調査した。それだけでも一読の価値はあるが、本書の魅力はそれにとどまらない。 ■最高の旅行冒険記でもある 彼女の調査方法がまたすごい。 お仕着せの学校訪問、地元の教育関係者がアピールのためにアレンジ
だてに「プログラミング教育の最前線」というタイトルになっていない。最前線はエキサイティングで身も蓋もなくてもの悲しいものだ。出てくる具体例、現場ならではのリアルなものが多くて面白い。情報処理学会の月刊誌だが、紙版もKindle版も1号ずつamazonで買えるのでオススメ。 ・プログラミング教育の流れから始まったコンピュータ的思考が、結局は「フローチャートをみんなで書く」ようなカリキュラムになり、先生がフローチャートの意味を理解できてないのでまともな指導ができず、「なんとなくプログラミング教育が必要だから」みたいなお題目のもと換骨奪胎していく ・実際に機材を購入する各地方自治体の教育委員会の中には、注文ルートがファックスと指定代理店しかなく、市価で2000円程度のmicro:bitが納品時に6000円になるところもある ・CoderDojo等の市井のプログラミング教室が広がり、小学生が親のた
教養としてのコンピューターサイエンス講義 今こそ知っておくべき「デジタル世界」の基礎知識www.amazon.co.jp すばらしく良い本なのは間違いない。プリンストン大学の講義なので網羅的だ。この網羅的は、ハードウェアからコンピュータ関連の知財、更にはコンピュータ教育や個人情報保護はどうあるべきかまでというドメインが広くて全部カバーしてるという網羅性と、「ソフトウェアはもともと数学と考えられてたので特許が適用されなかった」みたいな、それぞれの知識内の範囲がすごく広いことの両方を指す。つまり、広くて深い。 事例が新しいし、内容が親しみやすいから若い優秀な人が書いた本かと思ったら、著者はC言語のカーニハン先生!!名前とWikipediaを見直してしまった。 なにしろこんな大御所が、ここまで細かく網羅的な、押し付けがましくなく書いてある入門書を出してるのはすごい。本のタイトルにカーニハンが腕組
今の教育とゴール含めて違う、創造性を育むための「新しい教育」 既存の教育とは違うゴールを目指す、「新しい教育」について書いた本。 僕個人のこの本での最大の気づきは、「書かれている新しい教育は既存の教育の上位互換じゃなくて、ゴールそのものが違う」ということだ。 「MITのえらい先生が書いたんだから英語や数学の成績が上がるだろう」みたいな話はまったくないので期待してはダメ。 本全体のテーマはこれだ。 「優秀な成績Aを取るA学生に対して、新しい何かを作るのがX学生。このX学生を生むにはどうするか」 そして、そうしたX学生を生む新しい教育は、Project,Passion,Peers,Playの4原則からなる。 著者のレズニックは、MITのライフロングキンダガーデンプロジェクトの発起人で、同プロジェクトはレゴマインドストームやスクラッチなどの広く使われているツールを生んでいる。大御所の本なのでもっ
この文章の目的 ・東京都公式 新型コロナウイルス対策サイトそのものや、それが開発されたプロセスなどの背景の良さ、面白さを、エンジニアじゃない人に伝えたい。 ・それにより、エンジニアの素晴らしさ、コンピュータの素晴らしさを感じて、「自分には何ができるだろう?」と考える人が増えてほしい。 ・GitHub上に公開された「東京都公式 新型コロナウイルス対策サイト」は危機が生んだ日本の奇跡ほか、先行する良い文章はあるけど、僕の文章は中国とか政治とかに関心ある人も読むだろうから、これまでそうしたものを読んだことがない人に届くと嬉しい。 きちんとした情報を早くわかりやすく出すことの難しさ今回の新型コロナウィルス(正式らしいCOVID-19で呼びたいが、ここではサイト名と合わせて新型コロナウィルスとする)のように、刻々と状況が変化し、デマがパニックを起こすような事態では、 -信頼できる組織が -迅速に -
献本いただきました、ありがとうございます。 ちゃんとしたインテリが書いた、多くの人が興味あるテーマにしっかりと取り組んだ良い本なので、多くの人に読まれることを望む。 実は少ない、きちんとした中国の情報僕が日本語の中国情報(もっというと海外の情報)をほとんど読まなくなり、読んでもコメントを出さなくなってだいぶ経つ。この本の著者である高口康太・梶谷懐はその理由を端的に説明してくれている。 世の中には、一旦立場が分かれてしまうと、双方がその立場に固執して建設的な対話が成り立たない話題がいくつかあります。(梶谷懐 本書の後書きから) 日本人は海外のニュースについて本当の意味では興味がなく.(高口康太 僕は昔ブログで読んだのだけど、今ググったら見つからなかった、、)日本に住んでる人にとって、海外に関する話題は基本的には他人事で、エンターテインメント(ひまつぶし)として消費されるものだ。だから、プロレ
リード:みすず書房のアントフィナンシャルは、他の本と一線を画すぐらい出来が良いので、ぜひ読むべき。この本に書いてあることが頭に入ると、馬鹿記事も見分けられるようになるよ。 以下本文: 山形浩生(hiyori13)さんと最近出たアリババ他中国企業の本を推薦し合う(ほぼ、一方的に教えてもらっている)なかでイチオシとなったのがこの本。 テクノロジーや中国に対する偏見や早とちりに満ちた中国テック情報が氾濫する中、この本は「ベストセラーの専門書」を目指して北京大学デジタル研究所の執筆チームが、2003-2017年4月までの十年余にわたって丁寧にまとめている。 生き生きした豊富なエピソードと、年表や相関図といった全体像の両面からアリババとアント・フィナンシャルの活動を、ひいては中国の金融サービスが抱えていた問題と解決策を把握し、別のケースに置き換えて考えることができる。 生々しいエピソードで構成される
こういう記事集めたマガジン作りました https://note.mu/takasu/m/m55763d81ba8e スマホアプリを起動するとまず、注文した場所の周りの店が出てくる。もちろんカテゴリで選べる。これは店をポイントして、メニューを見てる画面。 なお、このサービスの評価額30億ドルらしい 地図上でポイントすると住所出してくれるインターフェイスすばらしい。これならホテルの部屋とかでも使える。 この、ハンペン的なものが載ったサラダを発注。 発注時に「18:25には持ってきます」的なリードタイムが出る 支払いもそのままアプリで。配送費入れて21元(350円ぐらい) 街中をブランドカラーの青い服と出前ボックスをつけて走ってる配達員が店に到着 注文からわずか数分。 配達員もスマホのアプリで請け負ってるため、GPS情報がリアルタイムに見える。 配達が始まると「18:35より遅れたらお金返す」表
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『TAKASU Masakazu|note』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く