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a.地震とは何か(弾性反発説) 1906年にアメリカ西部サンフランシスコ近辺で起きた大地震、とくにその... a.地震とは何か(弾性反発説) 1906年にアメリカ西部サンフランシスコ近辺で起きた大地震、とくにその前後の地殻変動を研究したリード(H.F.Reid、1859~1944)は、地震の原因説として「弾性反発説」を唱えた。その考えは単純で、下図のように断層(図の点線)をはさんで接している両側の岩盤を考える(a)。断層に力が加わり断層がずれ動くことによって、断層のところを境にして岩盤が歪(ひず)んでくる(b)。その歪みが岩石の耐えうる限界を超えると岩石は破壊され(c)、その衝撃が地震波として伝わる。これが弾性反発説であり、今日では地震学者の合意を得ているものである。地震が起きた瞬間、A点、B点、C点、D点は下図のように動く。A点とD点は断層(震源)の方に引っ張られ、B点とC点は震源から押されるように動くことに注意。 地震の原因となった断層を震源断層といい、それが直接、あるいはそこから派生した断層