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「学生のまち」から学生がいなくなってしまったら、まちはどうなってしまうのか。 2023年9月、北海道石... 「学生のまち」から学生がいなくなってしまったら、まちはどうなってしまうのか。 2023年9月、北海道石狩郡の当別町にある「北海道医療大学」の移転方針が決定された。2028年までに、北広島市にある「北海道ボールパークFビレッジ」にキャンパスを移す。 これにより、当別町内で学生向け物件を運営していたオーナーたちは大打撃を受けることになる。今後の見通しが立たず、不安の声を上げる人も多かった。 移転発表から1年ほどが経過した現在、まちはどうなっているのか。札幌市在住の筆者が当別町を訪れ、「学生のまち」の現状を探ってみた。 当別町から3300人の学生がいなくなる 北海道石狩郡にある当別町。札幌市に隣接する自然豊かな町で、423平方キロメートルの広さがある。 人口は1万5131人(2024年12月1日現在)と決して多くないが、町内には多くの単身者向けマンションがある。3300人超の学生(2024年5月