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著者: yoh 偶然の出会いだった。その瞬間を逃してしまうと、二度と出会えない類の。 2011年、26歳の僕... 著者: yoh 偶然の出会いだった。その瞬間を逃してしまうと、二度と出会えない類の。 2011年、26歳の僕は、引越し先を探していた。 19歳で上京し、なんとなく決めた一人暮らしのマンションに、なんとなくそのまま住み続けていた。東京で引越した経験は、なかった。 当時の僕は「彼女(のちの妻)が好き!」と「まだまだ夜遊びしたい!」という気持ちで揺れ動く、ただのバカだった。 そんなバカは「次は恵比寿か三軒茶屋に住もうと思うんだよね」とウキウキしながら、彼女にそう伝えた。彼女は微妙な表情で「そうなんだ」と微笑んだ。 当時、彼女は赤羽に住んでいて、僕が恵比寿や三軒茶屋に引越すと、二人の家の距離が遠くなってしまうのだった。 「遠くなる……ね」 「うん」 「家に来にくく……なる?」 「いまよりは、そうだね」 こんなやり取りをして、バカな自分は前言フル撤回をかまし、なんとなくノリで「一緒に住もうよ」と言っ
2019/05/14 リンク