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首都圏にあるムスリム墓地 無機質な太陽光パネルが取り囲む高台に見慣れない墓が並ぶ。鮮やかな花が供え... 首都圏にあるムスリム墓地 無機質な太陽光パネルが取り囲む高台に見慣れない墓が並ぶ。鮮やかな花が供えられ、墓石にはアラビア語が刻印されている立派な墓。四方をブロック塀で囲んだだけの簡素な墓。盛り土だけの土まんじゅうのような墓……。これらはすべて宗教上の理由で土葬を必要とするムスリム(イスラム教徒)が眠る墓だ。 1980年代後半からパキスタン人やバングラデッシュ人をはじめ多くのムスリムが労働者として来日した。一部は日本人女性と結婚するなどして定住し、彼らの配偶者となった女性も改宗した。いまや日本に住むムスリムは外国人と日本人を合わせて約34万人ともいわれるが、人口増加とともに深刻な問題になっているのが墓不足だ。 ムスリムは宗教上の理由で土葬を望むが、火葬率が99.9%を超える国内にはムスリムの土葬が可能な墓地は限られている。また、ムスリム向け土葬墓地の新設計画が持ち上がっても、地元住民から反対
2024/12/13 リンク