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彼は四番目 

 ある冷たい雨の降る朝、彼は育てられていたおうちで箱のようなものに入れられ、その箱とおうちの人達と一緒に揺れる何かに乗ってどこかに連れて行かれた。彼がすっかり空腹になった頃、揺れが止まって、箱に入った彼が運び出された。しばらくして、箱の出入り口が開き、彼の知っているおうちの人と違う二本脚が、「これから、ここが君のおうちだよ」と話しかけてきた。





 新たに迎え入れたキャリーに入った子猫は、新居に着いても無理に出してはいけない。というのがセオリーなんだけど、お嬢にゃんの時はずーーーっと引きこもってくれたので引っ張り出しちゃったものだった。今度はどうかなと思いつつ、キャリーの入り口を開けると、あっさり子猫は出てきた。なんの屈託もない。そのまま、部屋の探検をはじめた。

 もちろん、異変を察知したお嬢にゃんは、キャットタワー根元のシェルターに避難済みである。そして、子猫がそのシェルター近くと通りかかると。

わーい、尻尾(^^;
 その後、準備したご飯を食べて探索を続け、疲れてるはずなのに寝ようともしないので、常備していた猫じゃらでひとしきり遊んで、ようやく膝に乗って眠り込んだ。新参と先住がいる場合、新参にかまけて先住をないがしろにするのは御法度。むしろ先住を優先して丁度いいぐらい、という認識なのだが。先住が引きこもって構わせてくれないのでは仕方ない。と思ってたら、お嬢が様子を見に来た。そして、膝で寝ている子猫をみてかなりむかついた様子だった(^^; でも、寝ている子猫をどかせらんないしー(^^;

 とはいえ、お嬢の対処は自分の安全確保に重点を置いていたようなので、「それ」がお嬢に積極的危害を加えてくる存在でないと解れば、距離はとりつつも、観察するようになってきた。

 まぁ。。。
 こんなのなので、脅威の感じ様はなかったろう(^^;









 ほどなく。

あまり足許はしっかりしていない
 子猫は、キャットタワーによじ登れるようになった。








 好奇心旺盛な子猫はどんどん行動圏を広げる。
 しかし、この時点のお嬢にゃんは余裕ぶっこいているのであった。









 そして、さらにどんどん行動圏を広げる。

お嬢にゃん、耳の角度が微妙ですよ?
 もうすぐ最上段制覇だ(^^;







 この高さに到達すると…

 さすがにむかついたらしい(^^;







 でもでも

 興味はあるのだ。







 そして

 子猫は日々精進(?)する。







 この頃になると、登るだけなら構わなくなったらしいのだが…

カーテンが若干はずれているのは、この方達のせいです(^^;








 だからね。

しかも、手出しする時には何故か目を閉じてえいって感じでにくきうを…
 そこのちっちゃいのは、何故そこでお姉ちゃんにちょっかい出しますか(^^;?





 そして……、子猫というイキモノは、わずかな期間にすくすくと成長する。

 外見だけは(^^;

静止画で見ると握手みたく手をさしのべているように見えますが、違います。単にちゃいちゃいしているだけです。
 中身は、同じようなものである。







 ただし、外側が成長した分、運動能力は(無駄に)進歩している。猫塔最上段にも、あっという間に上れるようになってしまった。

「あんた五月蠅いんじゃー凸 (-_-メ」
 図体がでかくなってしまった子猫は、単に遊んでほしいだけである。単に、自分が遊んでほしい時に、お嬢が寝てようがお構いなく、猫塔最上段に上っていって、ハンモックの隙間からお嬢をつつき、ハンモックによじ登ってお嬢に組み付き、、、お嬢が猫塔から降りてきているのに気がつけばバンザイしながら飛びかかっていくだけである。彼に悪気はない。


「えーかげんにせんか、このクソガキ (-_-#」
 …お嬢が怒りの声を上げ、シバキを入れ、時には噛みついている気持ちはよく解る(^^; だが、怒って見せているお嬢ではあるが、シバキを入れる猫パンチは爪を出さず、噛みつく時にも力加減を怠らないので、傍若無人なワルガキの抑止力に足りない、という困った事態になってしまっているが(もちろん、双方に怪我をされては困るのであるが……)







 そんなワルガキは、

こんな顔。身内褒めは、やめておきましょうか\(-_-;)

 さて、彼をネットではどう呼びましょう? 彼も坊ちゃんと呼んでしまうとややこしいから、

「楊と申します。排行(一族の同世代内での、長幼の順)が二番目で、二郎とよびならわされております」
 と、二郎も人が変わったようにていねいに礼を返した。
「楊……二郎さまでございますね」


「長安異神伝」P.41 (井上由美子・TOKUMA NOVELS 1990)
 というような、突然どこから持ってきたんだと問い詰められそうな理由により、四郎と名乗ることとします。碧四郎ってところで(^^; お嬢にゃんは、碧五嬢(びーうーにゃん)ですね。

 そんな、四郎君。相変わらず、我が家にはお嬢にゃんの怒りの声が響いておりますが、、、、、、もうちょっと四郎君が落ち着いてくれれば(いつのことだ(^^;)お嬢的には不満はないと思われますので、まぁ、ぼつぼつと行きましょう。
[ 2011/08/07 16:16 ] 猫便り | TB(0) | CM(2)

四郎君 はじめまして   No. 7392

猫ネタ、断固支持。
 いま、コメント欄に変な人が来ているのに対応していたら、長いコメントを書く気力がない……。
 あー、でもネタに転がす快感はけっこう得られるから、あり難いと思わなければいけないかも。
[ 2011/08/11 13:19 ] 8jVcmeec[ 編集 ]

   No. 7393

お疲れ様です。ちらっと見ただけでうんざりしてしまいました。。。

ネタキャラの四郎ちゃん関連、もうちょっとエントリ投下しますかねぇ。
[ 2011/08/12 23:15 ] fYTKg7yE[ 編集 ]

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