「ああいうのが日本の首都の知事をやってるって恥ずかしいよな」という意見を事あるごとに目にして、穴を掘って埋まりたくなっている東京都民の皆様、こんにちは。
なんであんなに自分とこの府知事の支持率が高いのかと壁に向かって呟きたくなる大阪府民の皆様、こんにちは。
「剣道二段」の熱血知事が暑苦しい千葉県民の皆様、こんにちは。
南京大虐殺などの歴史認識をめぐる答弁で議会を混乱させちゃう、The FACTs広告賛同政治家を市長として擁する名古屋市民の皆様、こんにちは。
外国人特派員協会の会見で「従軍慰安婦が実際に存在した歴史的確証がない」って言っちゃう県知事を擁する、宮崎県民の皆様こんにちは。
現在は東京都民のわたくし、2010オリンピック誘致で無駄遣いしたり、汚染だらけの土地に生鮮食料品を扱う巨大市場を移転させようとしている知事に対して、この人もう嫌だとしみじみ思っておりまして、そんな心情そのままのバナーと、「人類猫化計画」さんが都知事選の時に公開してらした暴言バナーを貼っています。すると、先日、コメントくださったお客様が、
他の「知事」達版もほしいと仰せになりまして。
…暴言バナーをいただいてきた当時は、こういったバナーの作り方は知らなかったのですが、その後、ブログのコメントでお教えいただいたりで私自身で作れるようになっておりました。
そこで。
しているらしい。
情報元としてありがたく参照させていただいた3月26日付の「
草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN 堺市議会の「慰安婦」問題の意見書案に是非、反対の声を」様によると、
堺市議会議員の水ノ上 成彰議員から今度の定例会最終日に、「慰安婦」問題についての真相究明を求める意見書案が可決される可能姓が高いとのことです。
大阪府内では外国人参政権法案反対の意見書案に対して、どうも左派勢力が「慰安婦」問題についての意見書を取り上げているふしがあります。
この下り、どうも意味がよくわからないというか、外国人参政権関連が盛り上がる前から地道な活動があったことをご存じないらしい。この、水ノ上市議なる人物は、検索してみると他にもいろいろやっている方のようだが、割愛。
そして、傍聴していたらしい方が一言ブログに、
従軍慰安婦問題に関して 堺市議会で 決議があがる
とお書きになっていた。「あがる」というのは採択されたという意味なのだろうかと考えてしまったのだが、ここのブログ主さんは2009年12月に
山口議員より堺市議会に「慰安婦」問題解決を求める動議(意見書?)が、
提出された時に、
動議に関して 水の上議員
直ちに行い採決できる
審議されている
直ちに 採決されたし
城議員
継続審議
2人来られる 超党派12人が対応 堺市でも意見書あげてほしい
と、お書きだった方なので、多分、採択されたという意味なんだろうと推測。
後ほど、他の情報も集めて、このエントリには加筆しておきたいと思いつつ、
3月26日付の「
草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN 堺市議会の「慰安婦」問題の意見書案に是非、反対の声を」様の記事からもう少し。
(水ノ上議員より)
先程申し上げた通り本日の議会運営委員会で添付の決議案が、民主、公明、共産、無所属会派(クリエイティブ・フェニックス)の賛成多数で可決されました。反対したのは自民党会派と水ノ上の4人で結果は7対4でした。
この決議案は29日(月)の本会議で提案され今のままでは可決が濃厚です。
● 「慰安婦」問題について政府に誠実な対応を求める意見書(案)
かつての戦争において、日本が近隣諸国の人々に多大な被害を与えてから、64年が経過する。しかし、いまだに戦争被害の傷は癒されていない。
平成19年(2007年)7月にはアメリカ下院議会が、「旧日本軍が女性を強制的に性奴隷にしたことを公式に認め、謝罪するよう日本政府に求める決議」を採択している。
そして、アメリカの議会決議に続いて、オランダ、カナダ、EU議会などでも同種の決議が採択され、国連などの国際的な人権擁護機関からも早期解決を求める勧告が出されている。
わが国においては、平成7年(1995年)7月19日、日本政府のイニシアチブにより、「女性のためのアジア平和国民基金」(アジア女性基金)が設立され、国民から寄せられた募金総額5億6500万円余は、フィリピン、韓国、台湾における285名の元「慰安婦」に「償い金」として届けられたという経緯があった。
しかし、平成21年(2009年)7月には国連女性差別撤廃委員会第44会期の最終見解においても、第37項では「慰安婦」の状況に対処するために、日本政府がいくつかの措置を講じたことに留意するが、第二次世界大戦中に被害者となった「慰安婦」の状況の恒久的な解決策が見出されていないことを遺憾に思い、
学校の教科書からこの問題への言及が削除されていることに懸念を表明するとしており、さらに第38項においては、日本政府が「慰安婦」の状況の恒久的な解決のための方策を見出す努力を早急に行うことへの勧告が改めて表明された。
よって、国及び政府においては、「慰安婦」問題の真相究明、被害者の尊厳回復とともに、女性に対する暴力などの今日なお存在する女性の人権侵害の解決に向け、誠実な対応をされるよう要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年3月29日
堺 市 議 会
という訳で、続報待ち。
私の狭い体験によると、犬の場合、我が家にいた子も、親戚のうちにいた子も、晩年に耳が遠くなる傾向があるようだ。一方、猫の場合、我が家にいた初代は多分、あちらへお引っ越しする直前でも耳が遠くはなってなかっただろうと思う
(特に陰口や悪口には)。
しかし、今現在の相棒の場合は、もしかしたらと思っているのだ。
坊ちゃんは元々、猫には比較的珍しく、呼べば来る子。まぁ、犬のように笑いながら一目散に走り寄ってくることはないが、ん~っっとノビなどしながらゆったりと近寄って来て「何か用?」と視線で訊ねてくる。というか、来た。それが、最近は来なくなった。ご飯だよ~と呼んでも来ないのだ。まぁ、坊ちゃんはあまりご飯に執着しない子だから、ご飯の誘因力が強烈ではないこともあるが。
そんな坊ちゃん、ストーブが大好き。
確かに今年はお水取りが終わったはずに未だに結構寒いが
(こちらではお水取り関連の報道を見かけない(当たり前)なので「はず」がつく)、暖房を恋しがる坊ちゃんである。
思わず呼んでみると、
…耳だけかいっ!
さらに呼んでみる。
…わざわざ向きを変えて、反対側の耳だけで応える(^^;
さらにしつこく呼んでみる。
やっと顔がこっち向いた(^^;
さらにさらにしつこく呼んでみる。
…向きを変えて振り向くだけかいっ!
おーい、呼んでるぞ-、と、懲りずにさらに呼んでみると、
思いっきりぶれてしまったが(^^; ようやく、こちらに来た。
呼ばれて側に行くと何かいいことがあると思ってもらう方針なので、あごを大いにかかせていただく。
しつこく呼んでみて、今回はやっとこっちに来た
(笑)が、声をかけても耳が反応しない時はしばしばあるから、やはり、耳は少し遠くなっているのかもしれない。でもやっぱり、かねてから疑っているように、年を喰って化け猫化しているせいで賢くなってきて、
(都合の悪いことは)聞こえないふりをしているのかという疑惑がぬぐいがたいような気もする(^^;
これが相手が人間の場合なら、話しかけても無反応な相手には話しかける気がどんどん萎えて、ついには話しかけ辛くなって黙ってしまったりもするが、幸いにも相手は目の前にいてる猫。彼は声が聞こえたら確実に耳を文字通り傾けてきてくれるし、機能的に聞こえていない様子であっても目の前にいてる長年の相棒のこと、遠慮無くとっつかまえて「話を聞け~」とできる(^^;
一方、年期の浅い相棒その二
(向かって左)の場合は、そういう場合のつきあいは悪い。いまだに彼女が予期していない時に触ると、1mも飛び上がって逃げていくことすらあるので、落ち着いている時を見計らってひっくり返して腹モフモフをして和んで、話をする代わりに浮き世の憂さがはらしたり(^^;
まぁ、彼女もあと5年や10年連れ添えば、坊ちゃん並みにはなってくれるだろう。
うちの子になった当初は、呼んでも何の反応もなかったお嬢ちゃんだったのが、ある時ふと気づくと名を呼ぶと小さく「うにゃ?」と返事をするようになっていたのだから^^
思わず魚拓をとった「はぁ?」と思った報道を、お持ち帰り保存。私の立ち回り先では、あまり取り上げている人がいない様子の話題ではある。
愛用のMacが記憶喪失にかかったため、あちこちに張ってある網がほころびているのをなんとかしつつ、田母神氏方面に張ってある網にかかってきたのがこの26日付北海道新聞の社説。それで思わず魚拓をとったのだ。「文民統制が揺らいでいる」と危惧を表明する社説は、まず、鳩山首相のアメリカ軍普天間飛行場がらみでオバマ大統領に「トラストミー」と発言した事を、自衛隊幹部が批判したことに触れて、
(略)
発端は2月中旬に宮城県で行われた日米共同訓練での訓示だ。陸上自衛隊の前連隊長の1佐が日米の多くの参加者を前に「同盟は『信頼してくれ』などという言葉だけで維持されるものではない」と言い放った。(中略)北沢俊美防衛相は前連隊長がこの首相発言を揶揄(やゆ)したとして、文書で注意した。
陸自幹部が公の場で首相批判とも受け止められる発言をするのは明らかに規律違反だ。防衛相は「クーデターにつながる」と危機感を表明した。処分は当然のことである。
この共同訓練の訓示で、首相をdisった当時陸上自衛隊第44普通科連隊(福島市)の連隊長は、3月23日付で陸自研究本部主任研究開発官に異動したのだそうだが
(下記の25日付北海道新聞報道より)。
(略)陸自第11旅団(札幌)中隊長の3等陸佐が先月中旬、防衛省の榛葉賀津也副大臣と政務官2人に「連隊長の発言は総理の指揮統率を乱すものではない」などと処分を批判するメールを送っていたことが25日、分かった。
防衛省はこの3等陸佐を、正規の手続きを経ずに直接意見具申したことが規則違反に当たると判断。今月3日、内規に基づき口頭で注意処分とした。
また防衛省によると、同時期に道内の第2特科連隊(名寄)でも、中隊長の1等陸尉が朝礼で、処分や、普天間飛行場移設問題などでの鳩山由紀夫首相の対応を批判したことも明らかになった。同省は処分はせず、近く厳重指導とする方針だ。(後略)
訓示そのものが2月の中旬
(朝日報道によると2月10日)、処分を批判するメールも2月の中旬らしい。
名寄の特科連隊中隊長発言は、具体的には
第2特科連隊の1等陸尉は普天間飛行場移設問題で「昨年に結論を出せずいいかげん」などと首相を批判、厳重指導を受けた。
一部かぶりつつ、こちらも、
また、旭川駐屯地(北海道)の1等陸尉も同月18日の朝礼の際に「連隊長の発言は間違っていない」「昨年のうちに普天間(飛行場の移設)問題の結論を出せなかった総理はいい加減だ」などと発言していたことが判明した。部隊内での発言だったことから、同省は部隊内での指導にとどめる方針という。
飲み会の席での発言ならともかく、朝礼でこの趣旨の発言をして、そんなに扱いが軽くていいのか? しかも、一ヶ月以上も問題が浮上しないのか? と思ったら、
1尉は「公の場での発言ではない」として厳重指導とした。
えええ? 公の場じゃないの? 公務員の職場における朝礼が? 飲み会の延長線上的、身内感覚なんだろうか?
そして、再度朝日の報道を引用すると、
防衛省によると、3佐は連隊長が注意処分を受けた直後の同月15日、榛葉副大臣ら省幹部に「連隊長の発言は(自衛隊の最高指揮官としての)総理の指揮・統率を乱すものではない」と自分の意見を伝えるメールを送った。
陸自の服務規則は「意見具申の際は順序を経て行い、秩序を乱すことはあってはならない」と定めている。同省は、メールの内容には問題がないが、正規の手続きを経ずに副大臣らに直接メールを送った手法に問題があったとして、口頭の注意処分とした。
「メールの内容には問題がない」とのことである、が、、、
3佐は直後に副大臣と政務官2人の計3人に「自分も部隊で同じことを言った」とメールを送った。
しかし、そもそも、最初の連隊長発言の処分理由が、
連隊長の発言は2月10日の日米共同訓練の開始式で行われ、鳩山由紀夫首相を批判したようにも受け取れることから、北沢俊美防衛相はシビリアンコントロール(文民統制)の観点から、政治や外交を軽視しているととられかねないと判断。同省は連隊長を注意処分としていた。
ならば、「部隊で同じことを言った」と綴る3佐の「メールの内容には問題がない」とするのはおかしいだろう。
最初に見かけた北海道新聞の社説は、
思い出すのは、田母神俊雄前航空幕僚長のことだ。一昨年、戦前の侵略を否定し植民地支配を正当化した論文を発表して更迭された。
にもかかわらず今回のような発言が繰り返された。実力組織の中に政治を軽んじる空気が広がっているのではないか。一連の発言が「氷山の一角」だとすれば事態は深刻だ。
(中略)
まず取り組むべきは文民統制を徹底させる仕組みづくりだ。教育のあり方を見直し、隊内に規律意識を根付かせる。それが急務だ。(後略)
これらとは傾向が違うにしても、陸自の現役幹部には、かの池田整治氏もいる。「教育のあり方」は大いに見直していただきたいが。。。いろいろと不安だ。
トラックバック先;
「
Afternoon Cafe 防衛省は文民統制の危機を真剣に考えていない」
「
「田母神論文」を擁護する人びと - Apes! Not Monkeys! はてな別館」
えーっと、なんか忙しいんですけど
(嬉)。
とりあえず、ネットで見かけた第一報ではあるが、早速お持ち帰り。
2010年03月27日付で「
大阪府吹田市議会、「慰安婦」問題について意見書決議をあげる! - まいど、日本機関紙出版です。」
意見書本文は未入手なので、このエントリは後ほど追記予定だが、 一昨年末の時点では議会への提案まで到らなかったのですが、やはりこの間の運動と世論の広がりが反映し、議員各氏の気持ちを動かせたのだと思います。
とのこと。北摂育ちのわたし的には妙に嬉しかったり。拍手~^^
そして、一回り回って見ると『
「慰安婦」決議に応え今こそ真の解決を!』さんにて、すでに意見書が掲載されていたのでいただいてきた。
「慰安婦」問題の早期解決に関する意見書
かつての戦争において、日本が近隣諸国の人々に多大な被害を与えてから、64年が経過する。しかし、いまだに戦争被害の傷は癒されていない。
2007年(平成19年)7月にはアメリカ下院議会が、日本軍が女性を強制的に性奴隷にしたことを公式に認め、謝罪するよう日本政府に求める決議を採択している。そして、アメリカの議会決議に続いて、オランダ、カナダ、EU議会などでも同種の決議が採択され、国連などの国際的な人権擁護機関からも早期解決を求める勧告が出されている。
日本政府としては、1993年(平成5年)8月に、当時の河野洋平内閣官房長官がお詫びと反省の気持ちを述べ、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかについては、今後とも真剣に検討すべきものという談話を発表しているが、何ら進展していない。
よって、本市議会は政府に対し、河野談話に矛盾しないよう慰安婦問題の真相究明を行い、被害者の尊厳回復に努め、早期に解決するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
2010年3月26日
大阪府吹田市議会
「真相究明」と「尊厳回復」、および「解決」。公式賠償は「尊厳回復」に含まれるのかもしれないが、歴史教育も含めてもう少し踏み込んでほしかったところ…などと、ついつい、部外者は考えてしまうが。多分、各議員さんの意見調整が大変だった結果が、この採択された意見書なのだろう。何はともあれ、採択にこぎ着けて良かった。お疲れ様でした >関係者の皆様。
私が一番最初に見かけたのは、『
中国人戦争被害者の要求を支える会』さんの25日付記事『
京都府向日市で可決された意見書』にて。『
~若者たちと考える「慰安婦問題」フォーラム~』さんの
25日付記事によると、
採決は賛成14、反対9のようです。賛成討論は社民党の飛鳥井議員だそうです。
という。
もう少し詳細を探してお持ち帰りしておきたいと思うが、まずは採択の報を見かけたのでエントリに。
(少し追記有り@3/27)
日本軍慰安婦問題に関する意見書
太平洋戦争の終結から64年が経過した今も、戦争により被害を受けた人々の傷は癒されていない。いわゆる「慰安婦」問題は、その中でも重大な問 題である。
政府は平成5年、内外関係機関・関係者への調査を踏まえ、河野官房長官による談話を発表した。談話では、旧日本軍が「慰安所」の 設置に関与したことや、「慰安婦」が本人の意思に反して集められたこと、それにより「多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた」ことを明らかにした。そして、心からのお詫びと反省を表すとともに、「そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後 とも真剣に検討すべきものと考える」と述べた。
しかしその後、政府は被害者への名誉回復への措置を行っていない。「慰安婦」被害にあった女性たちは高齢になり、訃報も相次いでおり、一刻も早い対応が必要である。
「慰安婦」問題に誠実に対応することは、人々の戦争被害の傷をいやし、日本がアジアを始めとする国際社会と平和的に共存してゆくために不可欠である。また、真に人としての尊厳の守られる社会をつくるためにも不可欠である。
よって、本市議会は、政府に対し、下記の事項について強く要請する。
記
1. 「慰安婦」被害者へ誠実 に対応し、名誉回復への措置を急ぐこと。
2. 「慰安婦」問題の真相究明をさらに進めるとともに、国民の理解を深め、次世代に伝えるように努 めること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成22年3月24日
京都府向日市議会
被害事実認定と公式謝罪、それに賠償が含まれていないと言うことは、採択のための調整が難しかったのだろうか。とはいえ、日本政府の誠実な対応を求める意見書採択都市に、向日市が加わって良かった。
以下、27日追記。
「~若者たちと考える「慰安婦問題」フォーラム~」さんへの立石氏の情報提供によると、
今回の意見書は、今年発足されたアムネスティ 日本・「慰安婦」問題チームのメンバーが、他の自治体での採択を参考にし、意見書採択の要望書を市議会に提出し、賛成議員への情報提供などの働きかけを行なったとのことです。
とのこと。お疲れ様でした。
また、「
市議会:向日市議会平成22年第1回定例会」にも、「3.意見書・決議の議決結果」として、
「慰安婦」問題について政府の誠実な対応を求める意見書 平成22年3月24日 原案可決
と、無事に掲載されていた。ちなみに、同時に掲載された情報で興味深いのは、
永住外国人に対する地方参政権付与に反対する意見書 平成22年3月24日 否決
といったところであろうか(^^;
2008年12月中旬頃、名古屋市がすでに決まっていた『南京交流市民イベント』への後援を取り消した出来事があった。ある種の人達が電話抗議を呼びかけた結果であるらしいと、ネットで情報収集していて察しがついた。
2009年7月、三鷹市で企画された『夏休み・親子で平和を考えるー「慰安婦」展』が開催を危ぶまれる事態になったのは、とある保守を名乗る市民団体の人が抗議に乗り込んだこともあったが、かなりの数、電話やFAXで意見を述べる人がいたとも聞く。そのすぐ後、富山で「慰安婦」被害者である宋神道さんの映画上映も含む企画
「戦争と女性の人権を考える集い」が開催される際にも、抗議の電話によって富山市が講演を取りやめるという事態が発生した。
だから、3月10日付の『
草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN 「慰安婦問題に関する請願」を我孫子市議会3月定例会に提出』にて電凸が呼びかけられているのを見かけ、それを「緊急拡散」しようとしているサイトを確認したときにはかなり心配していたのだけど。
本日未明頃確認した時点で、『
我孫子市議会で「慰安婦』意見書、採択!/増田都子 - 薔薇、または陽だまりの猫』さんにて増田子さんの知らせが掲載されていた。
この12日の総務委員会では3対3の同数となり、委員長(公明市議)採決の結果、4対3で可決されていましたが、本日の本会議で公明党(3名)・市政クラブ(3名)・共産党(2名)・あびこ21(3名)、政策グループあびこ(3名中2名)、会派に所属しない市議2名、保守会派の方1名の合計16人が賛成、保守会派と政策グループあびこ(3名中1名)計11人の反対、で可決しました。
とのことだ。我孫子市議会のサイトでも、
採択結果が掲載されていた
(リンク先PDF)。間違いなし。
我孫子市の場合、請願に当たっての提案理由も一見の価値があるので引用しようとしたら、そっくり意見書に含まれていた(^^;
終戦から既に64年が経ちますが、いまだに人々の戦争披害の傷は癒されていません。そして、直接の披害者のみならず、その子孫も親世代が傷つき癒されていないことで心痛んでいます。 日本軍「慰安婦」問題は、その象徴的なもの。
2007年にはアメリカ、オランダ、カナダ、EUなどの議会において、日本政府に対し、「慰安婦」問題の責任を認めて公式に謝罪することなどを求める決議が採択されています。 2008年には、フイリピン、韓国、台湾の議会で採択され、国連などの国際的な人権擁護機関からも早期解決を求める勧告が出されています。国際社会は「慰安婦」問題を現在に通じる重大な人権侵害と認識し、日本政府が誠実に対応することを要請しています。また、日本国内では、2008年の宝塚市を初めとして、2009年12月船橋市と国立市など、全国15の市議会が、政府に日本軍「慰安婦」問題解決を求めて議決をしております。このように、2010年8月に「韓国併合」100年を迎えるに当たり、この問題を次世代に持ち越すべきではないとの意見が、今全国で広がっています。
政府が過去の戦争における女性への人権侵害を公式に認めることは、アジアの人々の戦争被害の傷を癒し、和解して平和的に共存していく今後の道筋をつくることになります。
被害者の訃報が相次ぐ中、一日も早い被害者の尊厳の回復を目指すことが望まれます。
我孫子には戦前、朝鮮民衆との友好を求めて活動し、三・一独立運動に対する朝鮮総督府の弾圧に対し「反抗する彼らよりも一層愚かなのは圧迫する我々である」と批判した柳宗悦が住んでいました。
我孫子市議会は、柳のような先人に学び、わが国が下記3点を実現することによって、憲法前文にありますように「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占め」ることができるよう、切に希望致します。
記
1. 日本軍「慰安婦」被害者出席のもと、国会で公聴会を開くこと。
2.日本軍「慰安婦」被害者に対して、公式に謝罪し、補償すること。
3.日本軍「慰安婦」問題を歴史教科書に記述すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出致します。
2010年3月31日 我孫子市議会
採決結果を見るに、保守会派であるらしい仁成会の議員は、6人全員が反対に回っていた。そして、おそらくこちらも保守会派らしい緑政クラブに所属する議員は5名だったが、そのうち4人が反対に、一人が賛成に回っていた。このお一人は、他の15名の賛成議員の皆さんとともに、先人、柳宗悦に学んだ我孫子市議ということだろう。
ちなみにネットで発言している我孫子市議は二人見かけたが(うち一人は37歳男性)、その両方、
久野晋作市議も
甲斐俊光市議も「慰安婦」問題解決を求める意見書には反対、『「選択的夫婦別姓制度」の法制化に反対する意見書の採択を求める請願』には賛成したのだそうな。ちなみに、甲斐市議はこんな事をブログに書いていた。
ただ、闇雲なファックスは印象が悪くなり逆効果ですし、遠慮してただきたいものです。
私のファックスのメモリーもなくなってしまいましたし、
ファックスのインクが切れてしまった議員の方もいらっしゃったようです。
皆様の将来の国を思う気持ちも分かりますが、
連名で送って頂けるとか、
せめて業務に支障のないメールで送って頂けるとか方策は
色々とあると思います。
…こういうケースの電凸の場合。元々反対の市議に送っても、あまり効果は無いような気はするし、元々賛成の市議に大量のFAXやメールを送りつけても反対に転ずる公算はあまりないのかもしれない。。。
3月4日の
蔚山(ウルサン)市、南区(ナング)議会が、「慰安婦」問題解決を求める決議を採択した時点で、ウルサン市(ウルサン広域市)での採択を目指すとの報道がでていたので、電凸する否定説採用者がいない韓国では、採択は既定の路線ではあった。
梁山(ヤンサン)市での解決要求決議の報道時点で、23日採択予定が伝えられていた訳でもある。
2010.03.23 10:44:52付の聯合ニュース「
울산시의회 '위안부 문제 해결 촉구' 결의(蔚山市議会「慰安婦問題解決要求決議」)」で早々に、第126回臨時会1次本会議で、問題解決要求決議案が採択されたと報じられていた。
決議案では、
我々は、日帝植民地下で屈辱的人生を強要され、多くの女性が日本軍「慰安婦」として強制動員されて人権を蹂躙された歴史を記憶している
として、
日本は反倫理的犯罪事実を認め、公式謝罪とともに、関連資料を公開して真実を究明するように。
と要求しているという。また、
日本は、「慰安婦」被害者らの名誉を回復し、賠償し、真実究明と人権回復のための特別法を制定するように
として、
歴史教科書にも「慰安婦」に関して正しく記述し、再び類似の犯罪が起こらないように教育するよう
促しているという。
この決議は、韓国政府と国会はもちろん、姉妹都市や友好都市を通じて日本にも伝達し、一日も早く問題が解決するように働きかける方針だという。
なお、本日23日は、千葉県我孫子市でも意見書の採択が審議されているはずだ。インターネット中継を見られなかったので、
24日にでるはずの採決結果一覧待ちである。
昨年末、「
滋賀県民限定情報 | みみずくからの伝言」を見かけ、「ご当地ヒーロー」がいる滋賀県民がうらやましくなってしまった。…東京居住者の場合、テレ朝系でやっている特撮ヒーローの方々や怪人が暴れているのはたいてい東京に見えるので、ご当地もへったくれもない感があるのだ。仮面ライダー響鬼の隠れ家は明らかに東京の東の方にあったし。
そんなご当地ヒーローの一人
(?)は、神奈川県川崎市にもいるのだという。そんな話を神奈川県居住の友人から、少し前にだが、教えられた。
そのヒーローとは、
天体戦士サンレッド。なんでも、「
神奈川県川崎市で繰り広げられる、善と悪の壮絶な物語」という謳い文句で、太陽のパワーで戦うヒーローの活躍を描いた感動の物語なのだそうな。
この情報を最初に見たのが
中国人戦争被害者の要求を支える会の19日付エントリだったので、思わず勘違いしそうになったが、梁山(ヤンサン)市は
慶尚南道東部にあり、北部を蔚山広域市に東部と南部を釜山広域市と接している大韓民国の市だそうだ。
今回は聯合ニュースが 2010/03/17付の日本語版で報道していたが、
第109回臨時議会にて、キム・イルグォン議員が発議した「日本軍慰安婦」問題解決を要求する決議案を原案可決したという。
慶尚南道の梁山市議会は16日、日本軍慰安婦の問題解決を促す決議案を満場一致で採択したと明らかにした。政府の主要官庁や在韓日 本大使館などに送る予定だ。(後略)
こちらの
2010/03/16付けのキム議員の顔写真付きのデイリー蔚山(ウルサン)記事によると、キム議員は「大日本帝国が崩壊してから65年たった現在まで解決されないでいる」「日本軍『慰安婦』問題に対し、日本政府が倫理に反する犯罪の当事者として、謝罪と賠償そして正しい歴史教育などの責任ある解決策を出さなければならない」と延べ、「『慰安婦』被害者が何人も亡くなって、歳月の中に埋もれていきつつあるが、つらい人生を送ってこられた被害者らの福祉と名誉回復を、韓国政府は責任ある姿勢で取り組まねばならない」と提案理由を説明し、韓国政府の積極的な外交交渉も求めたという。
そして
17日付の聯合ニュースによると、蔚山(ウルサン)市でも19人の市議が署名した「慰安婦」問題解決を促す決議案が、17日に民主労働党イ・ウンジュ市会議員によって代表発議され、23日から開かれる第126回臨時会で採択される予定だという。
16日付のオーマイニュースによると、16日採択の梁山市が16ヶ所目、23日頃採択予定の蔚山市が17カ所目となるらしい。
3月10日にメモしておいたエントリ時点では、日本の地方都市が15カ所、韓国では14箇所で、15都市目の採択は13日予定ということだったのだが、この15都市目は蔚山(ウルサン)市だったような気がするのだけどな(^^; と思っていたら、上記の16日付オーマイニュースでは1月12日の昌原(チャンウォン)市の決議もカウントしていた。
3月10日にメモしておいたエントリで参照した韓国メディアの情報だと昌原市が漏れてたので、多分、結局梁山市が16カ所目で正解なのだろう(^^;
(こちらの方が、私が把握している情報とも一致するし) ということで、梁山市が16カ所目、
日本ではふじみ野市が16カ所目ということになるだろう。
My MacBookが気絶している間に、韓国地方議会でも決議が採択されているそうだし、岡山市議会でも類似の意見書が採択されているそうなのだが、まずはこれをエントリに。19日付の石川先生のブログエントリ「
はげしく学び はげしく遊ぶ(石川康宏研究室): 「慰安婦」問題解決に向けた自治体決議」で知った、日本の市議会での意見書採択。
埼玉県はふじみ野市にて国の誠実な対応を求める意見書が採択されたのだそうだ。
埼玉県といえば知事がアレな人ということで一部
(?)では有名だが、知事がアレ仲間
(?)の千葉県でも、ある市議会で「慰安婦」問題解決を求める意見書採択が誓願されている。私は、事前にそういう動きを察知した場合、あまり言及しない方針
(例外あり)でいるのだが、これの場合、自爆史観な方たちが反対運動で盛り上がっており、今更感があるので言及してしまおう。採択の動きのある千葉県のある市議会とは、我孫子市。3月10日付の『
草莽崛起ーPRIDE OF JAPAN 「慰安婦問題に関する請願」を我孫子市議会3月定例会に提出』にて電凸が呼びかけられているし、あちらの人たちが気づいたのは、そもそも我孫子市のホームページに請願が掲載され、公開されていたからだ。
『請願第29号 平成22年3月1日受理|
日本軍「慰安婦」問題の早期解決をはかるよう、日本政府への意見書を提出することを求める請願』
ちなみに、ついでだからもう一件の請願も。『請願第31号 平成22年3月1日受理|
「選択的夫婦別姓制度」の法制化に反対する意見書の採択を求める請願』
この二件の請願は、採択反対の立場である
甲斐俊光・我孫子市議会議員のブログエントリによると、総務企画常任委員会で審議され、選択的夫婦別姓の請願は否決、「慰安婦」問題の請願は可決されて本会議に送られているそうである。という訳で、千葉県我孫子市は、採択反対の電凸が盛り上がる中、経緯を見守っている状況なのだが。。。
というような事前情報がなかった埼玉県ふじみ野市では、議員提出の第7号議案として『
日本軍「慰安婦」に対する国の誠実な対応を求める意見書について』
(リンク先PDF)が、静かに採択されたようであった。
意見書の文章が未入手なので、入手でき次第お持ち帰り予定。
と、
bogusnewsさんの真似をしてみたくなった今日この頃。
もちろん嘘です
(きぱ)。あの真似はできんっつか、どうやったらあれはできるのだろう(^^;
それはともかく。
AppleCareって大切だとも思った今日この頃 Macユーザーの身の上には、時として、とても悲しい出来事が降り掛かるのである…orz
詳細略(; ;)
この手の悲しい出来事自体は、Macユーザー限定でもないけど…orz
2月に入ってすぐ、東京都在住の食い意地テロリストAは、ある野望に充ちた計画を胸に新兵器を導入した。
今後の攻撃力を増強することが確実な新兵器とはこれである。
都知事が12日、紛糾した都議会予算特別委員会終了後に報道陣に対し、「場合によってはやるよ。また」と発言したのだそうな。
(略)
民主党都議が特別委で「新銀行東京の再建を誰に引き継ぐのか」と質問したのに対し、石原知事は「(自分は)いつ辞めるか分かりませんよ」と発言。報道陣から真意を問われると「世の中はケセラセラだ」とかわした。
都議会は都が計画する築地市場の移転を巡って知事と民主党が対立しており、議会内では「民主に揺さぶりをかけるために任期途中で辞任し、知事選で民意を問うことをにおわせているのでは」との見方も出ている。(後略)
予算審議を紛糾させる都議会の民主党への嫌がらせという線は大いにありそうだし、思いつきで行動する人物であると認識している。やりかねん。
2016年オリンピック招致失敗したら辞任という話もどこかに消え失せた。3期目の任期満了とともに引退という話を目にしているが、それだって思いつきで撤回しかねない。字を大にして主張しておくと、
紛糾する議会が嫌なら、任期満了を待たずにさっさと引退してくれる方がありがたいので、念のため。
予算特別委員会が紛糾しているのは、築地市場移転問題がらみだ。
都議会予算特別委員会が11日開かれ、築地市場の移転が計画されている江東区豊洲の用地取得の是非を巡る論戦がスタートした。移転必至の姿勢を貫く石原慎太郎知事に対し、民主党は「現在地再整備の話し合いに応じないなら、豊洲関連予算には反対せざるを得ない」と強調した。
(略)
移転反対派の現在地再整備案を「机上の空論」と発言したことについて釈明を求められた石原知事は、91~96年に400億円を投じた現在地再整備が頓挫したことに触れ、「(新たに)どういう再整備案が出てくる可能性があるんですか」と語気を強めた。
共産党の吉田信夫議員は、土壌汚染対策の実験の中間報告が「汚染除去に効果があった」としたことに言及。処理前の土壌データが示されていない点を取り上げ、「これでは信用できない」と批判した。
公明党の東村邦浩議員は築地市場の過去の土地利用について質問。都幹部が「海軍施設や米軍のランドリー工場があった」と説明すると「薬品を使っており、土壌汚染の可能性がある」と指摘した。(後略)
10日現在、「慰安婦」問題解決を求める意見書
(日本の場合)・決議
(韓国の場合)を採択した日韓の地方議会が29カ所になり、30カ所目が13日に採択予定と、韓国メディア複数が報じている。13日のは韓国地方議会なので、まず間違いなく採択されるだろう。
日本でこれらの意見書を採択した地方議会は市議会ばかりで、都道府県議会で採択されてはいないはずであり、町村議会で採択された話も私は目にした覚えがない。一方、韓国の場合は、地方行政単位がどうなっているのか実は解っていないのだが(^^; 道議会や区議会単位での決議採択もあるようだが、それらは「広域基礎議会」という単位らしい
(下記の報道によると)。『
大韓民国の地方行政区画 - Wikipedia』を参照するに、「広域市」や「道」が、日本の都道府県と同じような単位でよいのだろうか…。
今回報じられている、日本での15議会、韓国での14議会の採択というのは、第102回
(らしい)国際女性の日を記念した第908回水曜デモにあわせ、全国女性連帯と韓国挺身隊問題対策協議会が民主労働党と共催した「日本軍慰安婦問題解決要求」全国議会決議案採択のための記者会見の席で、活動内容として10日午前に発表されたのだという。
2007年04月27日のこと。
この日、中国人被害者が戦時中の日本の加害に対して賠償を求めた4訴訟で、最高裁が上告を退け原告を敗訴させた。午前中の西松建設訴訟が、その4敗訴の一つ目となったと聞く。
中川了滋裁判長は「一九七二年の日中共同声明で中国人個人の賠償請求権は放棄され、裁判では行使できない」との初判断を示した。請求権自体が否定されたことで、午後に上告審判決のある中国人元慰安婦賠償訴訟も含め一連の戦後補償裁判は事実上終結した。
ただ中川裁判長は「個別具体的な請求への自発的対応は妨げられず、極めて大きい精神的・肉体的苦痛を受けた原告らの被害救済に向けた関係者の努力が期待される」と付言した。担当した三裁判官全員一致の意見で、個別意見はなかった。
判決はまず二審判決と同様、西松建設が旧厚生省から割り当てを受け、旧日本軍監視下で原告らを強制連行し、労働を強いた事実を認定した。
その上で、個人請求権の有無を検討。日本と連合国のサンフランシスコ平和条約(サ条約、五一年)は「戦争状態を終了させるため、相互に個人賠償請求権も含めて放棄した」と指摘し「日中共同声明の請求権放棄条項は個人を含むかどうか明らかとはいえないが、交渉経緯から実質的に平和条約で、サ条約と同じ枠組み」として個人請求権を否定した。
また個人請求権の放棄は「事後的個別的な裁判による解決を残すと、平和条約締結時に予測困難な過大な負担、混乱を生じる。請求権は消滅したのではなく、裁判上の権利喪失にとどまる」との解釈を示した。
この際に最高裁で上告を退けられた4訴訟の内の一つは、1996.2.23提訴の「中国人「慰安婦」損害賠償請求訴訟(二次)」。
(略)慰安婦2次訴訟は、第一小法廷(才口千晴裁判長)が判決を言い渡した。二審は「日華平和条約によって請求権は放棄された」と理由を述べたが、「日中共同声明によって放棄された」と理由を変更した。(略)
慰安婦1次訴訟は、被害にあった山西省の女性4人が国に賠償を求めたが、一、二審とも、旧憲法下で国の行為は責任を問われないとする「国家無答責」の法理を適用して請求を棄却していた。(後略)
この2007年4月の最高裁判決を知っていたので、不本意ながら予想はしていた。
2001年7月16日に8人の被害者の方達が東京地裁に提訴してはじまった海南島戦時性暴力被害訴訟の最高裁判決の結果は。
最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は2日付で原告側の上告を棄却する決定を出した。原告側敗訴の1、2審判決が確定した。元慰安婦による戦後補償裁判は10件起こされたが、これですべてが原告側敗訴で終了した。
「海南島戦時性暴力被害賠償請求」の高裁判決は、
当ブログでも2009/03/29付でメモしておいたように、被害事実は認定されながらも、『日中共同声明第5項により「裁判上訴求する権能」が放棄されたことを理由に控訴を棄却』されている。
中国人被害者の戦時被害における個人賠償権については、
1995年3月に錢其琛外相(当時)が『日中共同声明で放棄したのは国家間の賠償であって、個人の補償請求は含まれない』と談話を発表するまでは、中国政府は、人民が個人賠償権を主張することにいい顔をしていなかったときく。そういう背景もあってだろう。今回の「海南島戦時性暴力被害賠償請求」の上告棄却に対し、中国外務省報道官が談話を発表している。
これについて、秦報道官は「『中日共同声明』は両国政府の間で結ばれた政治文書である。日本の裁判所による一方的な解釈は無効だ」と述べた上で、「慰安婦の強制連行は第二次世界大戦中に、旧日本軍が中国人民を含む侵略された国々の人々に対して行った大きな犯罪で、人類の歴史上、まれに見る人道主義への犯罪でもあり、被害者の体と心を大きく傷つけた。日本は責任感を持って、できるだけ早くこの問題を適切に処理すべきだ」と強調しました。
共同声明で個人賠償権に関して文言がないだけのどうとでもとれる表現をとった責任の所在を問いたい気はするし、錢其琛外相談話前は日本人人権活動家が中国で戦争被害の聞き取りをするのも大変だったような話を仄聞する
(「戦争と性」 第25号 特集「慰安婦」問題の現在(2006年5月30日発行))。2007年4月での一連の最高裁判決で「裁判上の権利喪失」ただし「
債務者側において任意の自発的な対応をすることは妨げられない」と付言されている経緯を踏まえると、報道官の、裁判所に対しての発言は無理があるとは思うが、日本政府が何をやっているのだろうという点では同感だ。
3月9日付で海南島戦時性暴力被害賠償請求事件弁護団と中国人戦争被害賠償請求事件弁護団が声明を発表してくださっているのを、「
海南島訴訟:最高裁決定に対する弁護団声明 - 中国人戦争被害者の要求を支える会」から転載させていただこう。
1 2010(平成22)年3月2日,最高裁判所第3小法廷(那須弘平裁判長)は,日本軍によって「慰安婦」とされた中国海南島の被害者が日本政府に対して謝罪と名誉回復並びに損害賠償を求めた上告事件(海南島戦時性暴力被害賠償請求事件)に関して,上告人らの上告を棄却し上告受理申立を不受理とする決定を言い渡した。
2 本件は,中国海南島において,旧日本軍(主として海軍)が中国人の少女を強制的に拉致・監禁し,継続的かつ組織的に戦時性奴隷とした事案である。
下級審は,本件上告人らの被害について,「加害行為を受けた当時,14歳から19歳までの女性であったのであり,このような本件被害女性らに対し軍の力により威圧しあるいは脅迫して自己の性欲を満足させるために陵辱の限りを尽くした軍人らの本件加害行為は,極めて卑劣な行為であって,厳しい非難を受けるべき」と厳しく断罪し,そのうえで「本件被害女性らが受けた被害は誠に深刻であって,これが既に癒されたとか,償われたとかいうことができない」(東京高裁判決28頁)と認定した。
また本件被害に関し,PTSDはもとより「破局的体験後の持続的人格変化」というより重い被害事実の認定もした(東京高裁判決30頁)。
その上で国家無答責の法理を排斥したうえ民法715条1項を適用し上告人らの損害賠償請求権を認めたのである。
3 しかし,下級審判決は,2007.4.27最高裁判決を踏襲し,控訴人らの損害賠償請求権について,日中共同声明第5項により「裁判上訴求する権能」が放棄されたことを理由に控訴を棄却したことから,最高裁判所に上告をしたものである。
4 上告人らは,上告するにあたって,日中共同声明第5項により個人の「裁判上訴求する権能」を放棄したか否かについて,全人代において中国側の錢其琛外相 (当時)の発言を引き出した元全人代代議員劉彩品氏の証言を求め証拠として陳述書を提出するとともに具体的に「裁判上訴求する権能」は放棄されていないことに鑑み,日本政府は,上告人ら被害者に対し,賠償すべきであることを具体的に主張・立証した。
ところが,最高裁判所第3小法廷は,かかる主張・立証を一顧だにせず門前払いの決定を下したものである。
この事実は,最高裁判所が,人権保障の砦としての自らの役割を放棄したに等しい行為で厳しく非難されなければならない。
5 本件上告棄却によりこれまで裁判所に提訴された「慰安婦」事件はすべて被害者側の敗訴により終了したことになるが,これにより日本政府が免責されることになってはならない。
6 すでに日本政府は,二国間条約で損害賠償問題は解決済みであるとの主張しながらも,「慰安婦」の問題について解決されていない問題があると認め,1993年,河野洋平官房長官の談話(以下「河野談話」という)において,被害者に対して事実を認め謝罪をし,適切な措置をとることを表明している。
しかし,日本政府は,「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を設置対応したに止まっているが,同基金によってすら中国人被害者に関しては何らの措置もとられていない。
それゆえ,本件上告棄却で本件問題が解決されたわけではなく,日本政府は,河野談話の見地にたって解決しなければならない義務を負ったままである。
しかも,それは過去の戦後処理の問題ではなく,被害者らが今なお苦しみの中で生きており,まさに現代において速やかに解決すべき課題である。
7 これまでアメリカ連邦下院における対日謝罪要求決議の外,カナダ,オランダ,EU議会,国連人権理事会,国連自由権規約委員会,ILO条約勧告適用専門家委員会等々で解決を求める決議がなされている。このように国際社会は,被害を受けた女性の尊厳と人権の回復のための真の措置をとるよう日本政府に強く迫っている。
国内においても宝塚市,清瀬市,札幌市,福岡市等々各地方自治体において「慰安婦」問題の解決を求める決議があいついでなされている。
このように,解決を迫る世論は国内外を問わず高まっている。
8 今,日本政府に問われているのは言葉ではなく行動である。鳩山首相は就任直後に東アジア共同体構想を提唱したが,今必要とされているのは河野談話を承継し,各国議会決議や国際機関の勧告を受けた具体的かつ真摯な対応である。
日本政府は,本件において下級審で厳しく認定された加害の事実と深刻な被害の事実を真摯に受け止め,被害者一人一人が納得するように謝罪をし,その謝罪の証として適切な措置をとるべきである。
私たちは今後も,日本政府に対してこれら被害者の要求が実現されるまで戦い続ける決意を表明するものである。
2010(平成22)年3月9日
海南島戦時性暴力被害賠償請求事件弁護団
中国人戦争被害賠償請求事件弁護団
(強調等は当方にて) …
体調がお悪い状態で、裁判のために被害者が来日されていたりしたことも、裁判過程で情報を見て回っているうちに目にしていた。
被害者と直接お会いになる方達は、がっかりされていて気が重くていらっしゃるだろう。。。と思っていたら、
杉浦ひとみ弁護士もお書きだった。
でも、被害女性たちは年おいて、裁判に勝つこと賠償を受けること期待していました。あれほどの被害を受けて、裁判所が加害者に「救済すべきだ」と命ずることなど、当たり前のことと思えたのではないでしょうか。
彼女たちは、法廷で尋問に立つために、敵国へ決死の覚悟でやってきました。それまで村を離れたこともない高齢の女性たちが、総じて貧しい少数民族の村から、飛行機に乗って日本にやってきたのでした。(略)
裁判に対する総括も必要ですが、この裁判の結果を聞き、既に皆80数才になった女性たちに、この裁判の結果をどのように伝えに行くのか、そのことを思うときやはりこの裁判結果は重いです。
参考;
「
壊れる前に…: 海南島慰安婦裁判の行方」
「ハイナンNET」コンテンツの被害証言。
昨晩遅くぐらいに配信されたらしいニュースで、韓国社会がビックリしている。韓国では驚いているが、日本に伝わってきている報道はこれぐらいのようだ。
8日付の韓国紙・ソウル新聞は、同国の太平洋戦争犠牲者遺族会関係者の話として、鳩山由紀夫首相が、今年初めに日本を訪問した米国の重鎮議員に対し、日韓の歴史問題で賠償を行う用意があると非公式に表明したと報じた。
聯合ニュースも、米在住の同遺族会弁護士が「日帝強制支配期の徴用、徴兵、慰安婦問題などに関し鳩山首相が順序を決めて賠償する用意があると表明した」と主張していると伝えた。(後略)
日本語で読める報道は、これの他にはサーチナの日本語版で『
「鳩山総理が、韓国に過去の賠償を行うと非公式に表明」-韓国報道』(2010/03/08(月) 12:35)。解決を望んでいる立場からみても、ホントかよーといいたくなってしまうぐらい信用のない鳩山氏ではあるし、日本政府の立場は、韓国に対しては『1965年に日韓基本条約と共に締結した日韓請求権経済協力協定で、植民地支配に関する請求権問題は「完全かつ最終的に解決」』と主張し、個人賠償権は無視してきた立場であると認識している。
韓国紙の「慰安婦」関連の報道をみていたら、騒然とした雰囲気だった。私に拾えただけでも、これだけ、プラス後述分の報道は少なくともあった。
ザ・デイリー 2010年03月07日(日)23:31:38
毎日経済 2010.03.07 23:44:02
SBS 2010-03-08 07:45
MBCニュース 20100308
文化日報 2010-03-08 06:19
ホンマか、と思っていた訳ではあるが、15時半頃に韓国で否定報道は出ていた。
鳩山由紀夫・日本総理が、韓日の歴史問題に対し補償意思を非公式表明したという報道に対して、日本政府が公式に否認した。
平野博史官房長官は記者会見で、過去の歴史問題補償に関し、日本政府は居間その問題に対して検討はしていないと明らかにした。(後略)
…平野官房長官か
(<-何か含むところがあるらしい)。
もともとが「非公式発言」なんだから、公式には否定するだろうな、という気はするのだが、どうなのだろう? もとより、政権公約ということになっているらしい
「民主党政策集INDEX2009」では「戦後諸課題への取り組み」をすると書いてあった訳なので、発言したところでおかしいことはないのだが。近隣諸国との「友愛外交」をするつもりらしいし。
ネットで閲覧できる、この件に関して最も詳細な報道は、朝鮮日報の 2010.03.07 22:21付『
日 총리 "과거사 보상 용의 있다"(日本総理「過去の歴史の補償用意がある」)』だろう。朝鮮日報の報道では、KBS ニュース9が7日報道したということだ。
KBSによれば、アメリカを訪問中の太平洋戦争犠牲者遺族会が、鳩山総理がアメリカのある重鎮議員を通じ、韓国の過去の問題全般に対する補償意志を明らかにしたと伝えた。今年の初めに、日本を訪問したアメリカ議員との会合の席で、過去の問題を逐次補償する方針を明らかにしたということだ。
今年の初めに、日本を訪問したアメリカの大物議員って誰だっけ? この面談は、鳩山首相の招請により極秘裏になされたとのことで、遺族会は「政治的な理由」により鳩山総理と面談した米国議員の実名は公開しなかったと報じられている。この話は既にアメリカに伝わっているようで、マイク・ホンダ議員が歓迎の意向を明らかにしているそうだ。
一方、2010/03/08 02:28付のワシントン発の聯合ニュース「
日총리, 과거사 보상 용의 비공식 표명 (日本総理、過去の歴史補償用意非公式表明)」では、この「社団法人太平洋戦争犠牲者遺族会の民間請求権訴訟代理人」である、フィラデルフィア在住のマイケル・チェ弁護士に焦点を当てた報道をしていた。7日に、聯合ニュースがチェ弁護士に電話取材をし、チェ弁護士は「鳩山総理が日帝強制支配期における徴用や徴兵など、過去の問題全般に関し、順序だてて補償する用意があるとの意を、アメリカのある重鎮議員に表明したと理解している」と話したという。ただし、「補償」が政府レベルか、民間基金を通した補償なのか党は不明確であるとも報じられている。
なお、チェ弁護士は、太平洋戦争犠牲者遺族会や韓国内のNGO等と共同で、日帝支配下に強制搬出された文化財の返還のための訴訟を準備しており、この文化財返還訴訟を通じ、過去の歴史補償問題に取り組むという。そして、この文化財返還訴訟準備を初めとする、日本の過去の歴史補償に関する方法を検討するために、自身のにある法律事務所で、6日に太平洋戦争犠牲者遺族会のヤン・スゥニム会長や、マイク・ホンダ議員、日本の弁護士である高木ケンイチ氏ら、関連の人達と会合したのだそうだ。なるほど、だから、既にマイク・ホンダ議員の知るところとなっている訳だ。
私自身、いろいろと疑問符を付けながらお持ち帰りした報道であるが、私と同方向の意見をもつ人は、韓国にもいるようだ。
アジアトゥデイ 2010-03-08 10:47付では、「
하토야마, 뿔난 한국 달래기?(鳩山、角が生えている韓国をなだめる?)」として、「1965年韓日修交のための請求権交渉により、これ以上補償義務がないという立場を堅持」してきた日本政府の補償不可方針をひっくり返すことであり、波紋が予想されるとしている。そして、遺族側も鳩山発言の真正性を時間をかけて見守る立場であるとしながら、支持率が36~41%と急降下している状況で総理の意思が実現されるかが疑問という意見もあると言及されているし、公約の永住外国人地方参政権付与法案でさえ連立政権に参加した国民新党の反対にあたって法案提出さえ容易ではない事や、「国立追悼施設建設も全く進展がない状況」だと指摘されていたりもするのであった。
鳩山総理自身は「いい人」っぽいので、発言した可能性はあるかもしれないとは思えるのだが、実現可能性となると、あまり可能性が高いとも思えないのではある…orz
三月初めの数日間に国連方面で何かやっているという情報は、どこかの報道か何かでちらっとみた記憶はあった。それがあるきっかけ
(後述)で、はっきり意識することになった。こんな「日」があるなんて、そういえば聞いたことがあるような、でもはっきり意識したことはなかったような、なのだが。
国連では1975年より3月8日を「国際女性の日」と定め、女性たちが、平等、安全、開発、組織への参加のための努力により、どこまで可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う場として設けられた記念日としてきました。毎年、日本でも「国際女性の日」を記念したイベントが開催され、専門家による講演や幅広いディスカッションを通じて、一般の方々にも女性を取り巻くテーマについて考えていく機会を提供しています。
…うーむ。そういう話だったのか。
国連には国際デーとか国際ウイークなど、国連の記念すべき日が1年間に100日くらいあります。その中で、3月8日の「国際女性の日」と10月24日の「国連デー」は最も大切な日で、世界中の国連の機関が、それぞれの国でさまざまなイベント、記念行事を開催しているのです。
「世界人権デー」や「国際障害者デー」などは、特定の方を対象にしているわけですが、3月8日の国際デーは女性を対象にしており、おおざっぱに言えば世界 人口の約半数が対象ということになります。また、この課題は男性にも関わる問題でもありますから、そういう意味でもすごく大きな運動になるのです。
「国際女性の日」の歴史をひもときますと、19世紀の産業革命にさかのぼります。アメリカのニューヨークで過酷な労働を強いられていた女性たちが、自分たちの待遇改善と低賃金に抗議して行動を起こしたのが1857年3月8日だったのです。
http://www.un.org/cyberschoolbus/days/women/how.asp
1975年、国連がその年を国際女性年と決めました。初めて国連が女性のエンパワーメントや差別を考えるきっかけとなった年であったのですが、その会議の開かれたメキシコシティーで「国際女性の日」が宣言されたのです。
FEM-NEWSさんによると2010年の今年は
(起点がいつになるか今ひとつ解らないながら)100周年になるそうで、とりわけにぎやかにやっているらしい。
国連は3月8日を「国際女性の日」と定め、女性たちが平等、安全、開発、組織への参加のための努力により、どこまで可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う場として設けられた記念日としています。
今年は1995年に北京で開催された第4回世界女性会議から15年目にあたる節目の年です(北京プラス+15)。3月1-12日にはニューヨークの国連本部で検討会合が行われ、ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントの促進について15年間の進捗状況を確認するとともに、課題の克服に向けた話し合いが予定されています。
ということは、ジェンダーギャップ指数ランキングでは、2005年は58カ国中38位;2006年は115ヶ国中79位;2007年は128ヶ国中91位;2008年は130ヶ国中98位;2009年に134ヶ国中75位と
2009年に下げ止まったものの低空飛行を続けていたり、
ジェンダー・エンパワーメント指数ランキングだっては108カ国中58位だったり、
女性差別撤廃委員会第44回会期では総括所見としてとてもたくさんの指摘を受けていたりする日本では克服すべき課題が多かろうと思われ、活発に話し合われて、その結果が国民に広く周知徹底されるはずであろう。
なんでも、
アメリカではクリントン国務長官が積極的に賛同しているとか、
アフガニスタン・ジャララバード市の「子ども図書館」で、同日に「国際女性の日」を祝う行事を開催とか、
フランス大使館では「女性による創作と創作における女性を称えるため、『Femmes@Tokyo/ファム@トウキョウ』(ファムはフランス語で女性の意)を日本経済新聞社と共催」でイベントにはカトリーヌ・ドヌーブ氏も参加するとか、
イランでは「連帯を求める:イランの自由とジェンダー平等」という団体が平等を求めるキャンペーンをするとか、
ロシアでは国際女性の日である3月8日に「男性が大切な女性に花束やプレゼントを贈るのが習慣となっている」ので生花店が大忙しとかで、世界各地で活発に「国際女性の日」にちなんだ動きがあるらしい。
ちなみに、私がこのトピックに気づいたのは、「慰安婦」関係の韓国報道をみていたら引っかかってきたのであった。韓国各地でも活発にイベントが行われているようで報道も活発であり、
ハングルでは"세계 여성의 날"(世界女性の日)を1日以内のニュースで検索すると7日16時現在、170件あまりのヒットがある。和訳版では「
‘世界女性の日’控え行事多彩」等。
さて、前述した世界各地の「国際女性の日」関連の動きのうち、フランスとしてあげたのは開催地は東京ではある訳だが、日本ではどのような動きがあるかを見ておくと。
福島・内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が談話を発表していた。
国際女性の日、おめでとうございます。
3月8日は、「国際女性の日」であり、国連をはじめ、世界各国でこの日を祝う行事が行われています。本年は、1975年に国連が「国際女性の日」と定めてから35年、そして、1910年に提唱されてから100年という節目の年を迎えます。
この100年の間、我が国で、そして世界で、社会のあらゆる分野で、女性の地位は大きく向上しました。国連婦人の地位委員会の設置(1946年)、 そして、1975年を国際婦人年とし、メキシコで第1回世界女性会議が開催されたことを契機として、世界各国で取組が急速に進みました。1979年には、 「世界女性の憲法」とも言われる女性差別撤廃条約が採択され、1995年の北京行動綱領策定など、男女平等を進める国際的な規範が確立されてきました。
こうした国際的な動きに合わせ、我が国においても、男女平等と女性の地位向上に向けた取組が進められてきました。
(中略)
一方で、我が国においては、固定的性別役割分担意識の解消、意思決定過程における女性の登用、女性の労働条件、女性の貧困、女性に対する暴力など、まだまだ取り組むべき課題が多く残されており、男女共同参画社会の実現は道半ばです。
現在、第3次男女共同参画基本計画を本年中に策定するべく、検討を行っておりますが、なぜ今まで男女共同参画が進まなかったのかについて検証し、実効性のある計画を策定します。
「国際女性の日」100周年に当たり、今後も、より一層女性の人権が尊重され、性差別のない社会を目指して、全力で取り組んでいくことをお誓い申し上げます。
皆さん、一緒に頑張りましょう。
やはり、課題が多いという認識である。
では、この”国際女性の日”に関し、日本語で、
24時間以内のニュース検索をしてみた、7日16時現在のヒット件数。
11件。あれ?
この中には、ロシアやフランス大使館やアメリカ大使館の報道も含まれている。
日本のジェンダー平等がらみの報道は二件になるようだ
(「女性の健康」がらみで子宮頸がんの話題が一件)。
女性の権利向上と差別撤廃を目指した8日の「国際女性デー」を前に、連合香川女性委員会(井原香奈子委員長)は6日、高松丸亀町壱番街前ドーム広場で、「女性が働き続けられる社会に」などと訴え、女性の人権のシンボルとされるバラを配った。
(中略)
委員会のメンバーら約20人は、改正育児・介護休業法では育児のための短時間勤務制度を設けるよう会社に義務づけていることなどを説明。買い物客らに「男女ともに仕事と育児の両立ができる環境を目指しましょう」と呼びかけた。
香川の地方版のようだ。
世界151カ国の国会議員らでつくる列国議会同盟(本部・ジュネーブ)は8日の「国際女性の日」に合わせ、今年1月末現在での世界187カ国議会(下院)における女性議員の割合ランキングをまとめた。
上位は、(1)ルワンダ(56・3%)(2)スウェーデン(46・4%)(略)。日本(衆院)は11・3%で97位。「小沢ガールズ」の登場で昨年同時期より増えたが、各国平均の18・8%をかなり下回った。
各国平均は1995年の11・3%から、15年間で年0・5ポイントの割合で増加。これは男女に差が出ないようあらかじめ議席比を決めておくクオータ制の効果が大きく、列国議会同盟は「女性進出増加のための唯一の対策だ」としている。
(略)女性議員の割合が高い今年の上位15カ国のうち、クオータ制を採用していないのは3カ国だけ。
ルワンダは大虐殺による動乱の後、国連の指導で憲法に「女性議員を全体の30%以上とする」クオータ制を規定。(後略)
日本におけるジェンダー平等にからんだ「国際女性の日」の報道は、ネットではこの二つぐらいしか見つけられなかった。もちろん、ニュース以外のコンテンツならそれなりにあるのではあるが、関心や興味をもたないと、情報を見ることがない状態であるとはいえそうだ。
問題を解決するには、まず、その問題を可視化することではないかと思えるのだが、そこまで辿り着いてないというか、とりあえず「無い」事になっているような気が、しきりとしたのだった。
1919年3月1日に
日本植民地時代の朝鮮半島で起きた独立運動の記念日である、3・1節を控えた今年の2月28日のこと。北朝鮮の民間団体「日本軍慰安婦および強制連行被害者補償対策委員会」のスポークスマンが「
日本当局が唱える近隣諸国との『友愛』が本気ならば、これ以上過去に背を向けるのではなく、日帝の反人倫的な犯罪の清算に応じるべきだ」と声明を発表したと、
朝鮮中央通信が報じたという。
外国人参政権や民法改正に関しては法案の国会提出に関する情報を報道で見聞きするが、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」に関しては、国会提出の噂も聞こえてこない昨今、「友愛外交」が嘘気でないことを祈りたい。
そんな「友愛外交」を唱える
だけの隣国政府にもの申す決議が、また、韓国地方都市で採択されたようだ。
畿湖日報 2010年03月04日(木)20:41:31付で
4日、河南(ハナム)市議会は第194回臨時会6次本会議にて、日本軍「慰安婦」問題解決を要求する決議を採択し、成り行きが注目されている。
この報道しか出ていないのだが、決議は、
・日帝占領期、日本軍「慰安婦」として強制動員され、性奴隷として人権を蹂躙された被害者らの問題解決のため、この20年間、韓国内は元より、国連人権委員会、アメリカ、ヨーロッパ連合、オランダ、カナダ、台湾などの各国議会や、日本の各市議会で採択された国際社会の勧告や、被害者らの要求を、日本政府と日本国会は受け入れないでおり、河南市議会はこれに対する怒りを覚える。
・河南市議会は、日本政府が一日も早く国際社会の勧告を履行し、被害者らの名誉と人権を回復することを求める、14万の河南市民の意を代弁して促す。日本政府は、1930年代から1945年の敗戦に至るまでに日本帝国主義軍隊がアジア・太平洋地域の少女や女性らを強制的に日本軍の性奴隷とした人道に反する罪を公式に認めて公式に謝罪し、関連資料を全面公開の上で真相を究明するよう。
・日本政府が、「慰安婦」被害者らが一人でも多く生きている間に謝罪と賠償を実現できるよう、行政的立法的制度を迅速に整え、日本国会も、日本軍『慰安婦』制度における真相究明と被害者の公式認定、法的賠償を実現させる特別法を迅速に制定するよう、河南市議会は求める。
・河南市議会は、大韓民国政府が、国連を初めとする国際社会と日本の市民団体の良心の声に耳を傾け、自国民の人権回復と正しい歴史感確立のため、日本政府に法的制度の準備と専門機関の設置を要求する外交的交渉に、迅速に乗りだすように、求める。生存被害者が残りわずかである切迫した状態を認識し、日本国会が日本軍「慰安婦」問題解決のための特別法を一日も早く制定するよう、両国の国会間でも交渉に乗りだすべきである。
といった内容を含むようである。
河南市は、大韓民国京畿道の中部にある市とのこと。
なお、同じ4日に、
3人の被害女性がお住まいであるという蔚山(ウルサン)市の南区でも、
137回臨時会にて「慰安婦」問題解決を求める決議が全会一致で採択されたとのことだ。蔚山市の方でも、3月中に決議が採択される予定とのこと。
「市」でカウントすると、
河南市で11都市目になる。
(仮私訳部分に修正有り@3/7)
国連の人種差別撤廃条約の実施状況審査が、人種差別撤廃委員会(CERD)によって、2010年2月24日ー25日、ジュネーブで行われており、
朝鮮学校を高校授業料無償化法案の対象外にする動きに複数の委員から疑念を表明されていたりする訳だが。
その審査概略が、The United Nations Office at Genevaにて公表されていると知った。
「
COMMITTEE ON ELIMINATION OF RACIAL DISCRIMINATION CONSIDERS REPORT OF JAPAN」25 February 2010
知ったのは、反差別国際運動(IMADR)日本さんのコンテンツで。こちらには、冒頭の仮訳も掲載してくださっていたので、ざっと読んで気になった部分に、今回は重点を置いてみることにする。
人種差別撤廃委員会は日本の第3回から第6回の合同報告書を基に同国内で条約がどのように実施されているのかを審査した。(略)
暫定的な総括所見を述べる中で、日本報告の特別報告者であるパトリック・ソーンベリー氏は、人道的見地からの人種差別撤廃の重要性とそれを保障するための教育の重要性など、一部分においては日本政府と委員会の間に幅広い合意があると留意した。また、アイヌ民族の地位と国内人権機関創設に関する動きの方向性に関しても合意があったとした。しかし、部落民の問題と日本政府の“世系”の解釈など、委員会の懸念する分野が残されたままとなっている。委員会は人種差別に関する法律、憎悪発言の規制、人権侵害救済の必要性、人権教育および人種差別と不寛容に対処するための一般市民の啓発、日本人以外の人びとと接触する職務につく公務員および公務員全般への教育の必要性を主張した。
日本代表との2日間にわたる審議の中で委員からいくつもの質問と問題点が挙げられた。それらには、外国籍者として日本に残り国籍を得ることができなかった在日コリアンの状況、教育政策が外国人の子どもたちに及ぼす影響に関するさらなる情報、インターネット上を含む外国人嫌悪や人種主義の動きをモニターするメカニズムの存在の有無などがあった。(後略)
…「外国人嫌悪や人種主義の動きをモニターするメカニズムの存在の有無」ということは、あることを問題視されるはずはないだろう。すなわち(以下略。
委員会による審査概略の原文からも、ヘイトスピーチ規制路線に関連しそうな部分を確認しておこう。
Mr. Thornberry was further concerned that there was a fairly tolerant approach to hate speech, in particular with regard to class derogation or in reference to a group of individuals as a whole, which might not be caught as easily as incidents of individual defamation, and thus not remedied or corrected. There were dangers to society in what could be called a "coarsening" of public debate, and there had been reports of incidents of rather gross statements made in public in Japan.
ソーンベリー報告官は、更にとりわけ、蔑視される階層や個人からなる団体全体に特に向けられるヘイトスピーチに対し、かなり寛容な対応しかされていないことに、懸念していた。それらは個々の名誉毀損事件ほどそれと見破ることが容易ではないようで、それ故、救済も是正もなされないようだ。
それは、公領域議論の粗野化とでも呼ぶべき社会にとっての危険であり、また、日本で、公衆の面前でなされた酷い街宣事件の報告があった。
仮訳は付けているけど、あまり正確なものでないであろう事はご了承いただきたい
(*)。この段落の後半部分、おこじょさんがご紹介の「
国連デビューしちゃったやばい人々」のことだろう。
そして、最終段落で、
The Committee would argue for laws on racial discrimination; controls on hate speech; the need for remedies; the need for human rights education and education of the general population on matters to do with racial discrimination and tolerance; and the need for education of officials, including those in most regular contact with non-Japanese, Mr. Thornberry concluded.
委員会は、ソーンベリー報告官が結論した、人種差別に関する法律;ヘイトスピーチの規制;人権侵害救済の必要;人権教育及び人種差別と(人種間の)寛容に関する事柄についての市民啓発の必要;非日本人ともっとも定期的に接触する人を含む公務員への教育の必要、を主張する。
ヘイトスピーチ規制は、3月12日には発表される予定という国連・人種差別撤廃委員会からの日本政府への勧告を含む総括的な所見でも主張されるものと思われる。
なお、今回も
(も?)日本政府からの報告は酷いものであったらしく、こちらで紹介されていた。
「
人種差別撤廃委員会で行われた日本の人権状況を審査する会合について - dj19の日記」
やっしゃんはエントリを先住民族関連の記述でまとめてくださっているが、ご紹介の前田朗氏のブログエントリも必読だろう
(最初の一つにはブクマを付けて読んでいたのだが)、特に審査後の記者会見のエントリが。
3月1日付で、「
前田朗Blog: グランサコネ通信2010-06」、「
前田朗Blog: グランサコネ通信2010-07」、「
前田朗Blog: グランサコネ通信2010-08」。
一番後のエントリより一部ご紹介。
25日のCERD審査終了時、人種差別撤廃NGOネットワークは在ジュネーヴ記者に記者会見を行いました。朝日、毎日、共同、時事など。(略)
一つひとつ批判しているときりがないのですが、まずアイヌについては、先住民族と認めたことばかり強調しているが、その後の進展は見られない、作業部会などといっても記念公園と、生活実態調査だけに絞られていて、他のことは議題にもならない。UN権利宣言とは、まったくかけ離れている。非常に不満である。
朝鮮学校の件は、日本政府は事実を知ろうともしない、問合せも調査もせずに、勝手に決め付けて差別している。嫌がらせについても、人権擁護局が調査などというが、実際は20年間まともな調査をしたことがない。
部落については、上田大使の発言はとんでもない、1965年に逆戻りだ。志野課長がフォローしていたが、あの程度の認識だ。
沖縄については、まったく許せない。学問的にはわからないと言いながら、結論だけは勝手に決め付けている。沖縄語は日本語の変形だなどとなぜいえるのか。ずっと沖縄の声に耳を傾けようとしないではないか。委員が協議しろと何度も言ったのに、それには答えなかった。
移住者については、石原都知事のような差別発言問題に十分な配慮がない、など。(後略)
以下、「
ふと後ろを振り返ると、そこには夕焼けが - nagonaguの日記」より、孫引き
沖縄県民が他府県と同じように、経済政策の主体となりえず、四〇年にわたって政府の直轄領のように補助金事業に依存する財政経済システムをとってきたのは、まさに沖縄差別である。
「沖縄差別」を肯定して、沖縄の主体性をとなえるのは、「自虐の論理」ではないか。
あっちにもこっちにも、荒涼たる風景が目に入り、ため息ばかりが出るような気がする。
*、英語圏で言語学修士を取得した方とnative English speakerの方、他合計4人の方からご指摘等を頂き、訳部分を改訂しました@3/7
「捨て猫」ボランティアさんの元からやってきて、到着後一日経過した金色の目をもつ小さい雉虎に対して、坊っちゃんは既に積極的な威嚇はしなくなっていた。彼女が近づき過ぎると低く唸っていたが、それでも、目付きが明らかに穏やかになったので、最初の噴きあいまくりで内心泣きそうになっていた保護者は、ホッとしていた。
そんなぬこ達を
(人間が)神経質に気にしても、返って彼らは落ち着かないだろうから、と、ほっといてこちらはこちらで遊んでいると、お嬢ちゃんは引きこもり場所に提供していた段ボール箱からでて室内を探検し始め、そのうち、暖かいところにいる自分と同じような格好をした生き物とご飯をくれるでっかい生き物が気になりだしたらしい。近寄って観察しては、また逃げて、を始めだした。そしてやがては、先輩との約30センチぐらいの接近遭遇に成功。さらには、先住生物二匹が眠気でうとうとし始めたのを見たお嬢ちゃん、坊っちゃんの顔近くを前足でつついて、速攻逃げ出した。
更にその翌朝。彼女は、かねてから気になって仕方なかった動くもの…つまり、お兄ちゃんの立派な長い尻尾の先を平手でたたいて、即、逃亡という大胆な行動に出、、、それをきっかけに
(か?)、二匹は急速に仲良くなった。
一般に
エノコログサの穂を「猫じゃらし」と呼ぶが、あの、尻尾型の何かが振れるのは猫心をくすぐるのではないだろうか。お嬢の尻尾は坊っちゃんほど長くはなく、中長で先が少し曲がっているのだが、将来、彼女が後輩を受け入れる時に、尻尾の長さが短い分、仲良くなれるのに時間がかかるのではないか、と余計なお世話な心配をしてしまいそうなぐらいである。
だからというべきか、やはり猫じゃらしはあの形に限る、と、なんとなく思い込んでいるので、我が家には絵付きの尻尾タイプの猫じゃらしは常備品である。猫と仲良くなるには、安心できる住まいを提供して、食べていただける食い物を提供して、嫌がられない程度を見計らってブラシがけなどをするが、それに加えて、一緒に遊ぶのは必須である。
特に相手は遊びたい盛の子猫。という訳で、せっせと遊ぶのが、お嬢が幼いうちの日課になったのだが。。。
キャッチっ 子犬の底なし体力よりは少ない目のはずなのだが、敵の体力は底なしであった(^^;
そんな必死に遊ばんでも(^^; じき、こっちが疲れてしまい、彼女が猫じゃらしを奪っていくままにしたのだが。。。
めげないっ 独りで、猫じゃらしを使って遊ぶ技を開発したお嬢ちゃんなのであった。独立心が旺盛なお嬢様である。
そんな風に、独り猫じゃらし遊びに余念のないお嬢ちゃんだったのだが。。。猫と暮らす人はたいてい気づいているかと思うが、とりわけ室内住まいの猫は、大抵寝ている。そして日中お留守番の猫たちは、特に昼間寝ているものらしい。「キミは人間のいない間は電源入ってないのか?」とツッコミを入れたくなるぐらいに、ご飯に口を付けた様子も猫砂を掻いた様子もなく、人間が帰宅するとおもむろに活動を開始する様子である。少なくとも、うちの坊っちゃんは。
そして、それはどうやら、新入りのお嬢ちゃんも同様らしく、人間が帰宅するとご飯を食べトイレを使い、猫じゃらしを咥えて走り回るようになった。
しかし、そこそこの歳であった坊っちゃんと違って子猫は、人間が帰宅してから就寝までの時間では遊び足りなかったらしい。お嬢ちゃんはやがて、布団に入って就寝体勢の人間と老猫の回りで、猫じゃらしを咥えて走り回り始めた。
そりゃもう、キミはそのままバターになるつもりか?といいたくなるぐらいの勢いで、布団の回りをぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる、猫じゃらしを咥えた子猫が走り回るのである。日中、ぬこさま達のご飯代を稼ぐために働いてきた人間の寝入り端に(^^; 頼む寝かせてとつぶやいても聞くわきゃない。
やがて、お嬢ちゃん、走り回る途中に猫じゃらしを落とし、その勢いのまま走りすぎてしまった。…寝ぼけた頭でチャンスと思った私、「あっちで遊べ」と、その猫じゃらしを拾って、仕切りを開けていた別室の向こうの方に投げた。
すると。
脱兎のごとく走っていったお嬢ちゃん、咥えて駆け戻ってきた…orz
駆け戻ってきたお嬢ちゃんが再度猫じゃらしを落としたので、私、再度、猫じゃらしを投げる。お嬢ちゃん、駆けていって咥えて戻る。。。
マズイ、ワタシナニカマチガッタカモシレナイ…orz 何かを間違った実感をひしひしと感じながら、猫じゃらしを投げること何度か。やがて、駆け戻る前になんとか寝入ることに成功したのだが。
いつもは駆け戻るものの、投げてからカメラを構えて撮影することが不可能なため、たまたま歩き戻った画像を採用(^^; 以来、お嬢ちゃんは、猫じゃらしを投げたら走っていって咥えて戻るという技を覚えたのであった…orz
そんなお嬢様の最新画像
(昨日撮りたて) 一枚もないとクレームが来そうなので、昨日撮りたての坊っちゃんも
坊っちゃんの右手に注目^^ ちなみに、後に猫じゃらよりも紐マニアになった
お嬢様のもっていってやるぞ芸は、更に進化し三次元化したのである\(-_-;)
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