バンダイチャンネル、月1,050円の見放題サービス開始
-アニメ110作品/2,700話以上。ガンダムや夏目など
バンダイチャンネルは、運営するアニメ動画配信サービス「BANDAICHANNEL」において、8月1日(月)の正午から、「月額1,000円見放題」サービスを開始する。視聴料は1,050円。配信対象はPC、スマートフォン、タブレット機器など。
バンダイチャンネルではこれまで、作品毎に視聴課金を実施していたが、新たに定額サービスを開始。指定作品が見放題となる。対象となるのは110作品、2,700話以上。現在提供しているサービスの価格は1話100円~200円程度であるため、2クールのTVアニメ約26話を全話視聴した場合、2,000円程度はかかり、さらに単話で2日、複数話で7日といった視聴期間も設定されている。
見放題サービスでは、対象作品であれば1,050円で時間の制約無く視聴できるのが特徴で、都度課金サービスと同様にマルチデバイスにも対応。PC、スマートフォン、タブレット機器のいずれかで登録すれば、これら全ての機器で視聴できる。ただし、作品によってはiOS端末では視聴できない。
見放題対象作品は、サンライズの作品などを中心に、新旧織り交ぜてラインナップ。「夏目友人帳」、「生徒会役員共」、「荒川アンダー ザ ブリッジ」、「かのこん」、「うたわれるもの」、「天地無用」、「マクロスF」、「AKIRA」、「機動戦士ガンダム」、「機動戦士ガンダムSEED」、「機動戦士ガンダム00」、「カウボーイビバップ」など。リストはバンダイチャンネルのページで紹介されている。
対象ラインナップの一例 |
■「アニメファンの拡大と作品愛を深める」
バンダイチャンネルは定額サービス開始の理由について、「インターネット上での無料動画の拡大、映像ビジネスにおける定額サービスの浸透、デジタル機器の機能向上など映像市場の変化に対応することを考慮した」と説明。
また、定額制により、今まで見なかった作品を躊躇なく視聴できる事や、同じ作品やシーンを何回も視聴できる事から、新しい作品との出会いの増加や、作品の新たな魅力の発見などに繋がるとし、月額会員向けの特典映像や、LIVE配信を含めたオリジナルのプログラムなどを随時リリース予定だという。
従来の都度課金サービスは継続。都度課金サービスを利用している会員が、月額制に移行しても、マイページやレベル、エンブレムなどの機能も引き続き利用できるという。
ただし、月定額サービスと都度課金サービスでは、選択できる決済方法が変わる。都度課金ではクレジットカードや電子マネー、携帯キャリアによる携帯決済、提携ISPなどの決済が利用できるが、月定額制配信は電子マネーと携帯決済が使用できなくなり、クレジットカードとISP/ポータル(楽天あんしん支払いサービス除く)のみとなる。
(2011年 7月 25日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]