ソニー、ワンセグ内蔵のポータブルナビ「nav-u」 －4GBメモリに市街地図など収録。「フルナビに迫る機能」

NV-U3V

10月23日発売 標準価格：オープンプライス

　4.8型/480×272ドットの液晶ディスプレイと、4GBのメモリを搭載。「nav-u」シリーズとして、初めてワンセグを搭載しており、受信感度にこだわったという。EPG表示にも対応し、番組名表示や字幕表示、音声切り替えなどに対応している。録画機能は備えていない。

　メモリースティックDuoスロットを備えており、従来モデル「NV-U2」と同等のAV機能を用意。16GB以下のメモリースティックDuoに対応し、MPEG-4動画と、MP3の音楽再生が可能。MPEG-4は320×240ドット/384kbps/15fpsまで、MP3は32～320kbpsまでをサポートする。1,200万画素までのJPEG表示も可能となっている。

　新たに、ナビ利用時にBGMとしてMP3音楽を再生できるようになった。本体にスピーカーを備えているほか、イヤフォン出力も用意。新たにフォトビューワ機能も追加しており、メモリ内の静止画をスライドショー再生/サムネイル表示できる。

上段がNV-U3Vのブラウン、下段左がブラック。右はワンセグには対応しないエントリーモデル「NV-U3」	ワンセグはEPG表示もサポートする	メモリースティックDuoスロットやイヤフォン出力も備えている

　ナビとしての機能を大幅に強化しており、建物の形や道幅がわかる市街地図データを新たに収録。さらに、交差点や高速入口、方向看板などのガイド画像も充実させた。ガイドポイント表示や交差点拡大などの機能も利用できる。住所データは約3,000万件、電話番号/名称は各約1,000万件、食事や観光スポットなどの情報は約200万件収録。グルメぴあや全国立ち寄り温泉ガイドなど、ガイドブック情報も多数収めており、「フルナビに迫るナビ機能を実現した」という。

　口コミ地図サイト「ペタマップ」にも対応。「PetaMap」のサイトから口コミ情報をメモリースティックにダウンロードし、ナビにセット。その情報を目的地でガイドブックとして活用できる。ペタマップでは、「鉄道コム」との連携も9月4日からスタート。車両基地や撮影/録音スポット、おいしい駅弁などの情報も共有/取得できる。さらに、徒歩用の地図も収録。目的地で車から降りた後、レストランなどにたどり着くまで、ナビ本体を車から取り外し、徒歩用ナビとして使うこともできるという。ほかにも、別売のVICSビーコンユニット「NVA-VB7」(実売2万円前後)を接続することで渋滞情報も取得できる。

前モデル(下)との比較	別売のVICSビーコンユニット「NVA-VB7」を接続したところ

　ナビの精度面は、従来と同じ「POSITION plus G」システムを採用。GPSと加速度センサー、気圧センサー、ジャイロセンサーを組み合わせたもので、トンネルや複雑な立体交差などでも迷いにくいとする。液晶ディスプレイはタッチパネルで、円を描くように指でなぞると地図の縮尺変更、屋根を描くと自宅へ戻るなどの「ジェスチャーコマンド」も引き続き搭載。

　ACアダプタやシガーソケット給電に加え、バッテリも内蔵。バッテリ持続時間は通常モード時で約2時間、省電力モード時で約3時間。外形寸法/重量は、NV-U3Vが150×25.7×87mm(幅×奥行き×高さ)/約280g、NV-U3が150×20×87mm(幅×奥行き×高さ)/約250g。

　設置には、従来モデルと同じ「ピタッと吸盤」を使用。ダッシュボードなどに吸盤を当て、上部のボタンを押して空気を抜き、レバーを回してロックすることでクレードルを強固にホールドできる。オプションとして、外部ワンセグアンテナ「VCA-121」(実売7,000円前後)や、GPS感度向上用外部アンテナ「VCA-42」(実売5,000円前後)なども用意する。

クレードルは「ピタッと吸盤」で固定される

(2008年9月5日)

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