今年のATPファイナルズ開催時にコメント欄で質問いただいただいていた
ベスト4進出数を統計してみました。
久々の当サイト伝統のデータ回です。
まずいきなり結論を表で示しましょう。
回数 名前 進出率
16 フェデラー 94.12%
12 レンドル 100.00%
12 ジョコビッチ 75.00%
10 サンプラス 90.91%
09 ベッカー 81.82%
08 コナーズ 72.73%
08 マッケンロー 80.00%
06 アガシ 46.15%
06 ナダ 54.55%
05 ナスターゼ 100.00%
05 ビラス 62.50%
05 エドバーグ 55.56%
04 ボルグ 80.00%
04 ビランデル 57.14%
04 マレー 50.00%
04 ズベレフ 57.14%
はい、おめでとうございます。2024年、遂に結論が出ました。
圧倒的な回数のフェデラー、そして12回出場でなんと100%のレンドル。
ATPファイナルズは全ての大会の中で一番レベルが高い大会です。
その中でこのような傑出した記録を打ち立てている両者、
それはもう最強といっていいんじゃないですか?
そう、ここへきて遂に、当ブログは見事なタイトル回収に成功したのです!!
何と晴れ晴れした気分であることか!!
集計の細かい点を挙げると、まず一部大会はトーナメントで行われているので
その場合には単純にベスト4進出者をカウントしてます。
それから初期大会は総当たり戦で順位を決めているのですが
上位4名という結果が明確に出ているのでそのまま4人をカウントしています。
その他ほとんどの年は今と変わらぬRR方式なのでベスト4進出者をカウントしています。
改めてベスト4進出16回のフェデラーはヤバいです。
何せ出場16回ですら、あとジョコビッチしかいないですからね。
フェデラーは実に17回の打ち16回でベスト4進出、
実に94.12%というとんでもない記録を打ち立てました。
レンドルは出場12回で実に100%!これまたヤバい記録です。
勝率も高く正にATPファイナルズの王というべき存在です。
ジョコビッチはレンドルと同じ12回で、優勝回数関しては7回で歴代トップ。
こちらも凄い記録ですが、ベスト4進出率75%はジョコビッチにしては意外と低めの印象でした。
サンプラスも10回&90%越えを果たしている3人の選手のうちの一人となっています。
これさすがで、時代の支配者であったことを物語っています。
初期のナスターゼも回数は5回ですが、100%という達成率を誇っており
レンドルに匹敵するMr.ファイナルズといえる選手といえます。
その他、ベッカー、マッケンロー、ボルグが80%を越えています。
一方で、アガシ、ナダル、エドバーグ、マレー辺りは、
出場数の多さの割に、ベスト4進出率の高くない選手といえるでしょう。
現役ではズベレフが、7回の出場で4回進出しています。
ビッグ4に虐げられた選手たちの中で唯一の4回達成者でありその点は高く評価できます。
しかも来年以降も数字を伸ばす可能性があります。
ズベレフを除くとビッグ4と同時代の選手では3回というのが限界のようです。
3回:ヒューイット、ロディック、ダビデンコ、バブリンカ、メドベージェフ、ルード(!)
2回:サフィン、フェレーロ、ナルバンディアン、フェレール、デルポトロ、錦織、ティエム
現役では3回にメドベージェフとルードが入ってます。
メドベージェフは実績から納得できますが、
ここにデルポトロや錦織、ティエムを抑えてルードが入っているのは意外でした。
しかも出場数も3回なのでなんとベスト4進出率は100%となっています。
来年も100%を持続させることができるでしょうか。
シナーは進出2回(出場3)アルカラスは進出1回(出場2)でして、
まだまだこれからということになります。
- 2024/12/30(月) 12:25:24|
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フェデラーのATPファイナルズベスト4進出の内訳は
優勝…《03》,《04》,《06》,07,《10》,《11》
準優勝…《05》,12,《14》,《15》
ベスト4…《02》,09,13,《17》,18,19
《》はRRを全勝で突破した大会
唯一ベスト4進出が出来なかったのは2008年である。
この年のATPファイナルズにおいてRRで同じグループに属した選手は
R.フェデラー、A.マレー、A.ロディック、G.シモン、R.ステパネク(ロディックの代わり)である。
フェデラーはマレーとシモンに敗北し、3位でRR敗退となった。
・この年マレーとは1勝3敗である
・この年シモンとは0勝2敗である(2009年以降も数回対戦があるが、全てフェデラーが勝利している)
…調べた結果、RR全敗はなし、RR1勝2敗の年は2008年のみと、びっくりするような成績である。もしかしたらこれはサーフェスとプレースタイルの相性もあるかもしれません。
来年もブログ楽しみにしております!!
- URL |
- 2024/12/30(月) 18:49:25 |
- ポッポ #-
- [ 編集]
>ポッポ様
コメントありがとうございます。
こうしてみると相変わらず凄いですね。
ビッグ4の中では、短期決戦と長い試合にのどちらにも最も強かった選手と言えるかもしれません。
ここへきてフェデラーの再評価ができるのは嬉しい限りです。
- URL |
- 2024/12/31(火) 11:35:23 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
- [ 編集]
ご回答ありがとうございます。
挙げられた名前の中でまず目につくのは、やはりズベレフです。他は全てNo.1経験者(+ビラス)です。
ビラスがNo.1の中に紛れているのはいつもの事ですし、GSでも4勝しているので、No.1未経験&GS未勝利のズベレフの特異性が強調されています。
次に、何と言っても1位フェデラーの"16回"という圧倒的な数字でしょう。
もし、上の表を「ATPファイナルズ出場回数」の記録だと言われても「へぇ~、16回も出場してるのか、さすがフェデラーだなぁ」としか思えないでしょう。それが、まさかRR突破回数とは。
ここ数年ジョコビッチに通算記録をいくつも塗り替えられているフェデラーですが、流石にこの記録を抜くのは相当厳しいでしょうね。
あとは、レンドルやサンプラスの突破率も驚異的ですね。私は当初、そもそも出場する事自体が難しいファイナルズにおいて、RR突破"回数"ではなくRR突破"率"を計っても、分母が小さくなってしまいあまり有意な結果は得られないと思っていました。実際、5回しか出場していないナスターゼやボルグのRR突破率の評価は難しいところだと思います。しかし、レンドルは12回、サンプラスは11回出場で、ここまで多ければRR突破率も十分に有意性のある数字だと言えましょう。
その他、気になった点を挙げると、ベッカー・エドバーグのライバルに以外と差がついたところでしょうか。
二人の現役時代を知らない私は常々「残した記録は二人とも同じ様なものなのに、どうして"ベッカー最強説"があって"エドバーグ最強説"がないのだろう?」と思っていたのですが、この様なまだ見ぬ隠された記録があるのかもしれません。
- URL |
- 2024/12/31(火) 13:39:27 |
- ネットプレーヤー応援隊長 #-
- [ 編集]
ファイナルズって実はフェデラーと相性バッチリとも思えます。
というのも、コートサーフェスの速さもそうですが、そもそもケガが少ないのでシーズン終盤までトップパフォーマンスでいられることと、あと個人的に、2010年以降は特にGSでころっと8あたりで負けちゃうケースも散見されたのが総当たりで緩和されてる面があるかと。
思うに、球勘と流れで闘うスタイルなので、どうしても試合中にその戻って来ないとそのままあっけなく負けちゃうこともあるというか。
そういう意味ではRRでは一敗しても地力で勝ち上がれるので、GSよりもさらに成績残しやすいところはあったのかなーと思います。
ジョコに色々記録抜かれてるので、個人的にここに来て嬉しいオンリーワン記録でした。笑
- URL |
- 2025/01/01(水) 21:21:46 |
- ATPウォッチャー #-
- [ 編集]
素晴らしい記録の紹介ありがとうございます。
せっかくなのでATPファイナルズの記録をBig3中心に色々な観点から眺めてみたいと思います。
(1)フェデラー、ジョコビッチのベスト4進出後の成績について
まずフェデラーですが、大きく①2000年代中盤〜2010年代初期(2011年まで)、②2010年代前半(2012〜2015)、③2010年代後半で見てみると以下のようになります。
①優勝6回、準優勝1回、ベスト4が2回
②準優勝3回、ベスト4が1回
③ベスト4が3回
またジョコビッチも同様に①2000年代後半〜2010年代初期(2011年まで)、②2010年代前半(2012〜2015)、③2010年代後半に加えて④2020年代で見てみます。
①優勝1回、ベスト4が1回
②優勝4回
③準優勝2回
④ベスト4が2回の後に優勝2回
いずれも全盛期に優勝回数を重ねて、その後は準優勝、ベスト4と徐々に成績を落としています。ただフェデラーの場合は②の時期は全盛期ジョコビッチがいなければ違う結果になっていたでしょうが…、一方で④の時期にジョコビッチが持ち直して2回優勝を重ねたのはフェデラー引退により記録更新にモチベーションを上げたジョコビッチの強さでしょう。もちろん周りの環境にも恵まれましたが、ここから勝てるのはモチベーションを上げた時のジョコビッチの強さを示しています。
なおナダルですが、準決勝進出後6回の内3回はフェデラーに、2回はジョコビッチに敗れています。ナダルもこの2人がいなければ少なくとも1回はファイナルズで優勝できていたでしょうに…、全く悪い人たちです。
(2)Big3同士の対戦成績について
①フェデラーvsナダル 4-1
②ジョコビッチvsナダル 3-2
③フェデラーvsジョコビッチ 3-3
①フェデラーにとって天敵で壁と思われたナダルですが、意外にもここではフェデラーがナダルの壁となっています。また対戦したのもフェデラーがナダルを克服したと言われる2017年以降ではなく、フェデラー全盛期と言われた2006,2007年と2010,2011年で唯一の敗戦はナダルのハードコート全盛期かつフェデラー絶不調時の2013年で、この大会ではフェデラーがナダルを圧倒していたことがわかります。
②意外にも接戦に見えますが、ナダルの勝利はジョコビッチ初出場の2007年とナダル全盛期の2010年で、ジョコビッチ覚醒後の2013,2015年にはやはりジョコビッチが勝っています。2010年代では対戦が増えれば増える程ジョコビッチの数字が有利に上がっていったでしょう。この2人、通算の対戦成績でも31-29と拮抗しているように見えますが、コート種別で見るとハードとクレーで差があるのはもちろん、時期で見ても2013年以降ハードではナダルは1度も勝てていない(セットすら取れていない)等、偏りが見受けられます。
③やはりこの2人は五分五分なのか?と思われますが、何とこの2人の6回の対戦は全て2010年代に行われています。しかもフェデラーが負けたのは絶不調時の2013年とジョコビッチ最盛期の2015年決勝、2015年RRと38歳を迎えた2019年には何と勝っています。これもフェデラー全盛期に対戦が実現していたら、フェデラーの数字が有利に積み重なっていったでしょうがそもそもこの2人は世代が違うので仕方ありませんね。ただこの2人は②と異なり通算の対戦成績はもちろん、コート種別や時期で見ても拮抗しています。1世代下の史上最強ジョコビッチにここまで対抗したフェデラーの偉大さは語り尽くせまんね。
- URL |
- 2025/01/04(土) 14:06:28 |
- shin #-
- [ 編集]
>ネットプレーヤー応援隊長様
ズベレフは力自体はトップでおかしくない選手なんですが、もはや最後のビッグ3の被害者と呼ぶべき選手かもしれません。
エドバーグが特にベッカーを苦手としていたのはある意味謎で、じゃあサンプラスやイバニセビッチのようなベッカーと同タイプの選手にも弱かったかと言えばそうでもないんですよね。
この辺簡単に割り切れないのがテニスの面白さでしょうか。
>ATPウォッチャー様
あれ?と思う間にさっと負けるところが後年多かったのは確かにありますね。
5セットマッチ勝率が、ナダル、ジョコビッチほど高くないというのもフェデラーらしさと言えるかもしれないです。
一方で2セットダウンからの逆転が歴代で最も多いというのもこれまた集中力の高まった時のフェデラーの凄さと言えます。
>shin様
後年のフェデラーはナダルよりもむしろジョコビッチに勝てない印象の方が強かったですが、ATPファイナルズに限った記録としてみると改めて明確になりますね。
ジョコビッチ全盛期の方に遥かに対戦が多いというのも事実でそれほどフェデラーの息ががかったということになります。
ジョコビッチももちろん異例なほど長いんですが、ジョコビッチがベテランになってからもフェデラーは更に大ベテランとして普通にトップにいたわけですからね。
- URL |
- 2025/01/04(土) 21:27:09 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
- [ 編集]
管理人様
コメントありがとうございます。
>後年のフェデラーはナダルよりもむしろジョコビッチに勝てない印象の方が強かったですが、ATPファイナルズに限った記録としてみると改めて明確になりますね。
すみません、私はそうは思っておらずむしろジョコビッチに1番対抗できていたのはグランドスラムのワウリンカを除けばフェデラーだったと感じています。(むしろナダルの方がジョコビッチには勝てない印象がありました。)確かにグランドスラムや大きな大会の決勝で接戦で負けたことが印象に強いので仰ることもわかりますが、それでもマスターズ決勝などの舞台でもフェデラーが勝ったりしています。後年のフェデラーが勝つ時はストレートで終わる(接戦になると体力、メンタルで負ける)ことが多かったので、ジョコビッチに勝てない印象が勝るのも仕方ないですが…。
ATPファイナルズでの記録も「全て2010年代の対戦にも関わらず、3-3と五分五分、更にフェデラー絶不調&ジョコビッチ最盛期での対戦、フェデラー38歳での勝利も含まれている」「ナダルに勝てなかった印象の強い全盛期にATPファイナルズでは4連勝している」ということで少なくともATPファイナルズでは逆の印象でした。
- URL |
- 2025/01/05(日) 12:20:35 |
- shin #-
- [ 編集]
管理人様
コメントありがとうございます。
>後年のフェデラーはナダルよりもむしろジョコビッチに勝てない印象の方が強かったですが、ATPファイナルズに限った記録としてみると改めて明確になりますね。
すみません、私はそうは思っておらずむしろジョコビッチに1番対抗できていたのはグランドスラムのワウリンカを除けばフェデラーだったと感じています。(むしろナダルの方がジョコビッチには勝てない印象がありました。)確かにグランドスラムや大きな大会の決勝で接戦で負けたことが印象に強いので仰ることもわかりますが、それでもマスターズ決勝などの舞台でもフェデラーが勝ったりしています。後年のフェデラーが勝つ時はストレートで終わる(接戦になると体力、メンタルで負ける)ことが多かったので、ジョコビッチに勝てない印象が勝るのも仕方ないですが…。
ATPファイナルズでの記録も「全て2010年代の対戦にも関わらず、3-3と五分五分、更にフェデラー絶不調&ジョコビッチ最盛期での対戦、フェデラー38歳での勝利も含まれている」「ナダルに勝てなかった印象の強い全盛期にATPファイナルズでは4連勝している」ということで少なくともATPファイナルズでは逆の印象でした。
- URL |
- 2025/01/05(日) 12:57:53 |
- shin #-
- [ 編集]
>shin様
コメントありがとうございます。
確かにそうですよね、仰る印象も大変よくわかります。
2011年当時ナダルがジョコビッチに勝てなくなってからもフェデラーはジョコビッチを多く倒していたので
フェデラーがジョコビッチを苦手としていたということではないでしょうし、データ上でもそうではないです。
もうここは本当に個人的な印象ですかね。
2011年のジョコビッチ覚醒後、決勝での対戦はATPファイナルズの不戦勝1回を除いても
ジョコビッチの「11-3」であって、ウィンブルドンでも「3-0」ATPファイナルズでも「2-0」と
本来フェデラーの庭であったはずの場所で、どうしてもここぞというところで勝てなかった印象が強く残っております。
因みに両者対戦成績はジョコビッチの「27-23」ですが、セット取得数だと「74-73」でフェデラーが一つ多くなってます。
この辺は面白いところです。
- URL |
- 2025/01/06(月) 10:52:56 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
- [ 編集]
管理人様
コメントありがとうございます。
嬉しくてフェデラーvsジョコビッチについて、更に考察したくなってしまったので、しつこくなり恐縮ですが、また追伸させて頂きます。
>もうここは本当に個人的な印象ですかね。
2011年のジョコビッチ覚醒後、決勝での対戦はATPファイナルズの不戦勝1回を除いても
ジョコビッチの「11-3」であって、ウィンブルドンでも「3-0」ATPファイナルズでも「2-0」と本来フェデラーの庭であったはずの場所で、どうしてもここぞというところで勝てなかった印象が強く残っております。
→はい、正にこのデータこそ管理人様をはじめ後年フェデラーがジョコビッチに負けていた印象が強い最大の理由かと思われます。
(ただフェデラーも全盛期には決勝24連勝、対トップ10に無敗等トップ同士の対戦や決勝にめっぽう強かったんですよね。)
更にフェデラーvsジョコビッチの名試合で調べるとやはり2019年ウィンブルドンを筆頭に2010年全米、2011年全仏、2011年全米、2014年ウィンブルドン、2018年パリ等が出てきますが、最終的にはジョコビッチがほぼ勝った試合なんですよね。また特にジョコビッチが強かった2014-2015年には何と13回も対戦してジョコビッチの7-6と意外にもかなり拮抗しているのですが、この勝利の内訳も全て決勝での勝利でウィンブルドン✖️2、全米、ツアーファイナルズ、インディアンウェルズ✖️2、ローマと大きな大会です。
まあ全て2010年代でジョコビッチ全盛期に名試合を演じたフェデラーの凄さ、またそれでも対戦成績が拮抗しているので、フェデラーが勝つ試合は割とフェデラー優勢で終わった試合が多かったかもしれません。
ちなみにフェデラーvsジョコビッチはハードでは18-20、クレーでは4-4、芝では1-3とほぼほぼ互角であり、更に時期的にも最初のフェデラー4連勝と最後の方でジョコビッチが5連勝した以外はどちらかが連勝を重ねる時期も少ない点も互角と言っていい根拠かと思います。(ジョコビッチvsナダルはここで差が出ますので)
一方で更に大会別に見ると実は差があり、高速ハードと言われるドバイ、シンシナティ、上海ではフェデラーの8-2(しかも内7回は2011年以降の対戦)、相対的に遅速ハードとなるインディアンウェルズ、マイアミ、カナダでジョコビッチの5-1(こちらは逆にインディアンウェルズの3-0以外は2010年以前の対戦)、更にジョコビッチの庭全豪では4-1ですが高速ハードに部類されていた全米では3-3ではあるもののフェデラー3連勝&マッチポイント2本✖️2試合&ブレイクポイント23回と、内容的にはフェデラーが優勢であった印象でした。
またクレーも全仏は1-1ですがモンテカルロではフェデラー3連勝、ローマではジョコビッチ3連勝です。こちらはコートの違いはわかっていないのですが何かあるのですかね?昔のハンブルグとかでフェデラー3連勝ならまだわかりやすかったですが…。しかもどちらも2000年代、2010年代に対戦があるんですよね。
芝は…全てウィンブルドンで2012年にフェデラーが勝った後、2014,2015,2019年と決勝で3連敗…。
>因みに両者対戦成績はジョコビッチの「27-23」ですが、セット取得数だと「74-73」でフェデラーが一つ多くなってます。
この辺は面白いところです。
→はい、こちらも更に言うとゲーム取得数「743-732」、ポイント取得数でも「4729-4695」とフェデラーが多くなっています。(細かい数字間違っていたらすみません)
まあフェデラーにとってのジョコビッチとは年齢差的にコナーズにとってのマッケンロー、レンドル(7,8歳差と少し開いてますが)なので、そこの対戦成績(特に後年コナーズ)と比較しても、史上最強ジョコビッチに対してここまで互角に戦ったフェデラーは凄いですね。
- URL |
- 2025/01/08(水) 00:11:50 |
- shin #-
- [ 編集]
管理人様
コメントありがとうございます。
嬉しくてフェデラーvsジョコビッチについて、更に考察したくなってしまったので、しつこくなり恐縮ですが、また追伸させて頂きます。
>もうここは本当に個人的な印象ですかね。
2011年のジョコビッチ覚醒後、決勝での対戦はATPファイナルズの不戦勝1回を除いても
ジョコビッチの「11-3」であって、ウィンブルドンでも「3-0」ATPファイナルズでも「2-0」と本来フェデラーの庭であったはずの場所で、どうしてもここぞというところで勝てなかった印象が強く残っております。
→はい、正にこのデータこそ管理人様をはじめ後年フェデラーがジョコビッチに負けていた印象が強い最大の理由かと思われます。
(ただフェデラーも全盛期には決勝24連勝、対トップ10に無敗等トップ同士の対戦や決勝にめっぽう強かったんですよね。)
更にフェデラーvsジョコビッチの名試合で調べるとやはり2019年ウィンブルドンを筆頭に2010年全米、2011年全仏、2011年全米、2014年ウィンブルドン、2018年パリ等が出てきますが、最終的にはジョコビッチがほぼ勝った試合なんですよね。また特にジョコビッチが強かった2014-2015年には何と13回も対戦してジョコビッチの7-6と意外にもかなり拮抗しているのですが、この勝利の内訳も全て決勝での勝利でウィンブルドン✖️2、全米、ツアーファイナルズ、インディアンウェルズ✖️2、ローマと大きな大会です。
まあ全て2010年代でジョコビッチ全盛期に名試合を演じたフェデラーの凄さ、またそれでも対戦成績が拮抗しているので、フェデラーが勝つ試合は割とフェデラー優勢で終わった試合が多かったかもしれません。
ちなみにフェデラーvsジョコビッチはハードでは18-20、クレーでは4-4、芝では1-3とほぼほぼ互角であり、更に時期的にも最初のフェデラー4連勝と最後の方でジョコビッチが5連勝した以外はどちらかが連勝を重ねる時期も少ない点も互角と言っていい根拠かと思います。(ジョコビッチvsナダルはここで差が出ますので)
一方で更に大会別に見ると実は差があり、高速ハードと言われるドバイ、シンシナティ、上海ではフェデラーの8-2(しかも内7回は2011年以降の対戦)、相対的に遅速ハードとなるインディアンウェルズ、マイアミ、カナダでジョコビッチの5-1(こちらは逆にインディアンウェルズの3-0以外は2010年以前の対戦)、更にジョコビッチの庭全豪では4-1ですが高速ハードに部類されていた全米では3-3ではあるもののフェデラー3連勝&マッチポイント2本✖️2試合&ブレイクポイント23回と、内容的にはフェデラーが優勢であった印象でした。
またクレーも全仏は1-1ですがモンテカルロではフェデラー3連勝、ローマではジョコビッチ3連勝です。こちらはコートの違いはわかっていないのですが何かあるのですかね?昔のハンブルグとかでフェデラー3連勝ならまだわかりやすかったですが…。しかもどちらも2000年代、2010年代に対戦があるんですよね。
芝は…全てウィンブルドンで2012年にフェデラーが勝った後、2014,2015,2019年と決勝で3連敗…。
>因みに両者対戦成績はジョコビッチの「27-23」ですが、セット取得数だと「74-73」でフェデラーが一つ多くなってます。
この辺は面白いところです。
→はい、こちらも更に言うとゲーム取得数「743-732」、ポイント取得数でも「4729-4695」とフェデラーが多くなっています。(細かい数字間違っていたらすみません)
まあフェデラーにとってのジョコビッチとは年齢差的にコナーズにとってのマッケンロー、レンドル(7,8歳差と少し開いてますが)なので、そこの対戦成績(特に後年コナーズ)と比較しても、史上最強ジョコビッチに対してここまで互角に戦ったフェデラーは凄いですね。
- URL |
- 2025/01/08(水) 00:12:14 |
- shin #-
- [ 編集]
>shin様
毎度の熱いフェデラー愛をありがとうございます。
フェデラーの脅威は最初にNo.1から陥落してからの息の長さに現れています
No.1には何度も返り咲いていますし、何よりもトップ10圏内で頑張っていたとかではなく
結局落ちてもほどんどの期間でNo.2やNo.3に居続けたことなんですよね。
辞めて時間が経つのにこうしてフェデラーの記事やコメントがまだまだできるのは嬉しい限りです。
その膨大に残された記録の中にはまだ掘り当ててないお宝的な数字がいくつも眠っているのだろうと思われるので
これからもその発掘にいそしみたいと思います。また是非今後ともご協力いただければ幸いです。
- URL |
- 2025/01/13(月) 09:47:00 |
- Au-Saga #3/VKSDZ2
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