ライターはなぜ、締め切りギリギリに原稿をあげるのか?
2007年 06月 21日
ライター仕事の処世術(ジュブナイルポルノ作家わかつきひかるのホームページ)
納品は締め切りの直前。早くても数日前。それがライター仕事をうまく回すコツです。う~ん、そうなんですか。
どうしてかというとですね。発注者側の心理です。
コイツは筆が早いな→じゃあ、発注が遅れてもいいな→締め切りギリギリの発注。
ライターの立場では断れませんから、ムリして仕事をするはめになり、徹夜だとか三時間睡眠とかを繰り返し、苦しくなってこぼれていくわけです。
僕も「発注者側」の人間ですが、単行本ばかりつくっているので、「締め切りギリギリの発注」という概念があまりありません。
というか、余裕をもってお願いしても、締め切りに遅れる人が少なくない世界なのでねぇ。
そういう意味では、「早く原稿をあげる著者」をありがたがりはしますが、あまりムチャな発注はしないようにしています。
急いで書かせて質の悪い原稿を無理やりゲットしたところで、リライトに手間がかかったり、そのまま市場に出してほとんど返品されたりしては、けっきょく自分自身が困るので。
もっとも、雑誌の編集者には、また違ったロジックがあるんでしょうけれど……