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ふしぎの国のバード 2

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佐々大河先生


その時私が感じた 眩暈を覚えるほどの当惑を


「ふしぎの国のバード」第二巻。


目指す最終目的地はアイヌ部落のある北海道・蝦夷。
日光を後にしたバードは道の険しい会津道を抜け新潟を目指します。

途中、貧しい小さな村に宿泊することになった彼女でしたが。
そこで暮らす村人たちの悲惨な現状を目の当りにするのでした。


ということで。
英国人女性探検家のイザベラ・バードが。
未開の地・日本を旅するノンフィクション漫画です。

旅する彼女は活気溢れる日本人の姿を見て感動していたのですが。
旅が進むにつれ、劣悪な環境下で暮らす日本人の姿も見ることになります。

相変わらずのダニ、ノミなどのムシムシパラダイスはあたりまえで。
汚物にまみれた不衛生な原始的生活。
皮膚病など、あらゆる疾患病気に悩まされながらも医者はおらず。
苦しむ村人たちはバードに助けを求めてきます。

バードも驚いたでしょうが。
世界一清潔な民族として知られる今の日本人としては。
こんな時代があったのかと驚きを隠せません。
想像は出来ても実際にこうしてリアルに描かれるとショッキングで。
今の生活が、いかに恵まれているかを改めて感じますね。

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