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2021年5月31日

「しおかぜ」が危ない・送信機老朽化【調査会NEWS3447】(R3.5.31)

特定失踪者問題調査会幹事長 村尾建兒

 5月18日から実施中のクラウドファンディング「しおかぜ応援プロジェクト」には、現在、開始17日目で支援者数1200名超、金額は当初目標の約2.5倍、560万円超のご支援を頂き、拉致被害者へ向けたラジオ放送「しおかぜ」への関心、一刻も早い救出を望む国民の願いは大変大きいと感じています。ご支援頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

 そんな中、5月27日、衆議院総務委員会にて、井上一徳国民民主党衆議院議員による質問が実施されましたのでご報告致します。

 井上議員からは、「政府広報「ふるさとの風」が海外に委託し、予算1億2300万円を使い放送をしている、これを国内からの送信に出来ないのか」という質問に対する進捗状況の確認と、「現在「しおかぜ」が送信している八俣送信所の送信機が老朽化しており、今後安定的に「しおかぜ」が放送出来なくなるのでは」という内容です。

 前者については、先日NHK、KDDI、調査会の協議により、来年度から「しおかぜ」の枠を拡大し、その枠で政府広報「ふるさとの風」を送信する事を確認、それに向け準備をする事で大枠がまとまっています。

 さて、問題なのは送信機の老朽化です。「しおかぜ」は2007年3月末より茨城県古河市にあるKDDI八俣送信所より、北朝鮮に向け放送を送信していますが、既に14年が経過しています。今現在使わせて頂いている送信機は製造から約35年、同タイプの送信機2機を駆使して二重放送を実施しています。当然「しおかぜ」は全ての拉致被害者救出まで放送を実施する事を前提にし、万が一北朝鮮有事の場合には24時間放送、厳密には22時間放送を実施する事が可能になっています。なぜ22時間なのかと言えば、送信機老朽化によるトラブルを防ぐためのメンテナンス時間が必要となるからです。

 現状では老朽化により送信機が故障し使えなくなった場合には「しおかぜ」を放送する事が出来なくなります。極論を言えばそれは明日にも起こる可能性があります。井上議員の質問に対するNHKの回答は是非総務委員会の動画をご覧になって下さい。要するに送信機を新しくする予定はないという事です。

 現在、NHKは2023年度に向けて、経費削減計画を実施中です。その事については十分承知しています。ですが、拉致被害者のため安定的に「しおかぜ」を放送し続ける事は、総務委員会の動画の中で、武田総務大臣が答弁している通り、国家の最重要課題という認識からも、絶対に止めてはならない放送である事は言うまでもありません。

 「しおかぜ」が日本からの送信を実現出来たのは、2006年当時総務大臣であった現菅総理大臣のご尽力によるものです。ここはNHKがどうこうではなく、国がしっかりと送信機を維持するための政策が必要です。先の見通せない議論をしている場合ではありません。これに向け我々も一層の努力をして参ります。

 拉致問題膠着打開に向け、多くの皆様の声が有る限り必ず道は拓けると確信しています。引き続き、皆様のご理解とご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

 5月27日衆議院総務委員会・井上一徳国民民主党衆議院議員(12時06分最後の質問)

https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&media_type=&deli_id=52301&time=12369.7

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2021年5月30日

第4次朝鮮スパイ事件(日本における外事事件の歴史9)【調査会NEWS3446】(R3.5.30)

<第4次朝鮮スパイ事件(日本における外事事件の歴史9)>

特定失踪者問題調査会特別調査班

 今回ご紹介する「日本における外事事件の歴史」は、昭和33(1958)年10月から翌34(1959)年3月にかけて警視庁が検挙した一連の北朝鮮工作員の主導による事件で、“第4次朝鮮スパイ事件”と呼ばれている事件です。

 本来ならこの前に昭和32(1957)年に千葉県警が摘発したとされる“国府台事件”というものを紹介しなければならないのですが、現時点で資料等を入手できていないため先に第4次朝鮮スパイ事件について書いてみたいと思います。

 この事件は去る昭和30(1955)年6月に警視庁によって摘発され“壊滅した”とされた北朝鮮内務省系のスパイ組織(通称・北朝鮮地下代表部)を再建する目的を兼ねて日本に潜入した“内務省の高級幹部”といわれる姜乃坤(当時38歳)が中心となって活動していたもので、姜の日本潜入後に新たに北朝鮮から送り込まれた工作員も含めて検挙された事件です。

 当時の報道記事等によれば、主犯とされた姜乃坤は北朝鮮で3カ月間、スパイの訓練を受けた後、日本に派遣されるにあたって北朝鮮本国から工作資金として米ドル5000ドル(当時の為替レートで180万円=現在の貨幣価値で約4,000万円)と、日本円40万円(現在の貨幣価値で約900万円)および偽造された外国人登録証などを支給されて昭和32(1957)年10月30日、“石川県の小塩港付近から密入国した”とされています。(現在「小塩港」で検索しても所在が分かりませんが、石川県で“小塩“の地名があるのは加賀市の小塩町ですので、ここであったと推測されます)

 日本への潜入にあたって姜は“朝鮮大学校建設資金の使途状況調査”、“朝鮮総聯中央幹部の動向監視”、“在日米軍や自衛隊関係等の情報収集”などの指示を受け、また日本に残留する秘密組織員への紹介状も持たされていました。

 日本に潜入した姜は、大阪市東淀川区に居住する秘密組織員・金基健方に宿泊する一方、同市港区二条通で質屋を営む新井こと朴南圭や同市天王寺区小橋元町の綿布商・山田こと李勝喜を使い、米ドルを1ドル=385円のレートで換金し、神奈川県川崎市の朝鮮人・某の紹介で都内北区田端町のアパートに入居、表向き“不動産屋の店員”として本格的な活動を開始します。

 また継続的な工作資金を得るため、町田市在住で北朝鮮本国に実弟がいる柳〇〇に北朝鮮から持ってきた実弟からの手紙を見せて協力者に仕立て上げ、工作資金の一部69万円を柳に投資して柳はこの資金を基に昭和33(1958)年3月、大阪市生野区でパチンコ屋を開店します。

 この柳が生野区に開店したパチンコ屋については後日談があり、パチンコ屋を開店したものの営業不振となったため、柳は“保険金詐欺”を計画、かつて使っていた朴〇夫にタバコとマッチを使って放火させる巧妙な手口で保険会社からまんまと保険金の一部・345万円の搾取に成功していました。

 一方、姜は秘密組織との連絡や北朝鮮からの指示連絡にあたり、擬装のため某女と結婚、朝総連幹部の動向を視察したり、在日米軍の配備、自衛隊に関する情報や在日北鮮系朝鮮人の活動などの情報を集めていました。

 警視庁公安部は、時期の詳細は判りませんが北朝鮮の“地下代表部”といわれる諜報組織があるのを確認し、昭和33(1958)年夏に秘密の捜査本部を立ち上げて捜査を進め、同年10月30日、姜を逮捕しますがその後も捜査を継続し、12月中旬までに日本人を含む7人を逮捕しました。

 姜乃坤を中心とした一連の工作組織についてはさらに捜査が続けられ、昭和34(1959)年3月には4人の工作員と協力者を検挙します。この際、押収した資料の分析結果から、姜が北朝鮮本国に報告するため暗号文で作成して北陸沿岸の某漁港の砂浜に埋めていた報告書も発見することが出来、暗号の解読にも成功したそうで、報告書には現在の生活ぶりや資金の状況、協力者の動向などが細かに記載されていたとのことです。

 指定された海岸に報告書(通信文)を埋めておくと、北朝鮮の工作船が来て、報告書を掘り起こして持ち帰る仕組みになっていたそうで、本国からの指令はオールウエーブ・ラジオで受信し、報告するための無電機がなければトボーク(連絡箱の意味)を使って連絡していたようです。

 北朝鮮工作員の行動については、これまで検挙された組織や個人でも海岸や山中に無線機を埋めたりする事例が多くみられ、一部はこのように連絡用として使用されていたのでしょう。当時、姜乃坤の一例は検挙されたから表面化したものですが、うまく検挙を逃れ、北朝鮮本国と連絡を取り合い続けていた組織や個人の工作員たちが他にどれだけいたかは不明で、あちこちの深夜の海岸で密かに接岸してきた連絡員が砂浜を掘り返しては暗号化された通信文を持ち帰っていたとすると、拉致した日本人を密かに海岸から連れ出すことも容易だったでしょう。また工作員・姜が日本で協力者を得るために北朝鮮本国にいる肉親の情報を使う手口も当時から常套手段でもあったのだと思われます。
(参考文献については代表荒木のブログに掲載しています)


参考文献

◆東京法令出版「戦後の外事事件
 第四次朝鮮スパイ事件  1958(昭和33)年10月30日  警視庁検挙
この事件は、石川県下の港から密入国した北朝鮮工作員 青出京一こと 姜 乃坤 (当時38歳)が、工作員の獲得工作、朝鮮総聯の監視、在日米軍及び自衛隊の情報収集等を行っていたスパイ事件である。
 姜乃坤は、3ヶ月間のスパイ訓練を受けた後、1957(昭和32)年10月、偽造外国人登録証明書、工作資金を携行して、石川県小塩港付近から密入国した。
 警視庁は、1958(昭和33)年10月30日、姜乃坤を逮捕した。同人は、1959(昭和34)年9月3日、東京高等裁判所において、出入国管理令、外国為替及び外国貿易管理法違反で懲役1年、執行猶予4年、罰金10万円の判決を受けた。姜乃坤は、1960(昭和35)年、帰還船で北朝鮮へ向け出国した。

◆1958.12.14 読売新聞「北鮮スパイ6人検挙-密入国、店員に化けていた主犯」
 警視庁公安3課は大がかりな北鮮スパイ団について内偵をすすめていたが、14日までに主犯の東京都北区田端町115、不動産店員・青山京一こと姜乃坤(きょう ないこん)(38)ら6人を出入国管理令、外国為替管理法違反などの疑いで検挙した。
 この摘発は戦後4回目のもので、姜らの取調べから新しい北鮮のスパイ組織が明るみにでるものとみられる。同課の調べでは姜は北鮮の内務省の付属機関から対日工作の指令を受け、日本にある秘密組織への紹介状、偽造した外国人登録証、暗号解読用の乱数表および米ドル5000ドル、日本円40万円を支給され、さる32年10月下旬小舟で石川県の某漁港に密入国した。
 姜は秘密組織員の大阪市東淀川区に住む金基健(35)方に宿泊、米ドルを大阪市港区二条通4-31、質屋・新井こと朴南圭(39)、同市天王寺区小橋元町107、綿布商、山田こと李勝喜(54)らから1ドル385円の割で日本円に替え、大阪、川崎などの北鮮系商社に投資してスパイ活動の資金にあてていた。
 姜はさらに川崎市内の某朝鮮人の紹介で都内北区にアパートを借り同じ密入国の朝鮮〇申華女(しん かじょ)(28)と同〇い、不動産屋の店員になりすまして当局の目をのがれ、同店主のあっせんで創価学会に入り、身分を隠したりしていた。
 姜は秘密組織との連絡や北鮮からの指示連絡にあたり、擬装のため今年の7月婦人(33)と結婚、北区内の某所にかくれ朝総連幹部の動向を視察…(文字判読不明・以下同じ)在日米軍の配備、自衛隊…北鮮系朝鮮人の活動など…情報を集めていた。
 北…は春秋の2回まとめて…の他は無電で連絡、…ていた。
 同人は去る…入国管理令違反で当局…同24日起訴、目下…なお姜を除く検挙者次の通り。
▽大阪市東淀川区…金山こと金基健
▽同…通4-31、質屋・新井…
▽同市天王寺区小橋…綿布商・山田こと李勝喜
▽…兵庫区今出家町…ハナエこと申華女
▽…区相生町1-5、店員…永喆(えいてつ)(26)…として活躍

◆1958.12.14 毎日新聞「北鮮地下代表部に手入れ-高官?ら7人逮捕-日本人も自衛隊などさぐる」
 警視庁公安3課は、北鮮の“地下代表部”といわれている諜報工作があるのを探知、今年の夏、秘密捜査本部を特設し、捜査していたが、13日までに主犯R(特に名を秘す)をはじめ日本人を含む一味7人を密入国、外国為替管理法違反などの疑いで逮捕、暗号文書など証拠資料多数を押収した。

乱数表で情報を流す
 この組織は、昭和30年6月、北鮮スパイ団18人が検挙されて以来の北鮮政府直系の本格的スパイ団といわれる。
 調べによると一味の組織はRを中心にK、Sなど北鮮系朝鮮人と日本人数人の計15,6人で、Rは北鮮内務省の高級幹部といわれる。
 同人らの任務は、一部の自供と証拠資料からみて、諜報面では自衛隊の配置、装備、兵器、防衛計画、在日米軍の兵力、日米、韓国の関係、駐日韓国代表部の陣容の調査。
 謀略面では日鮮の国交促進、日韓の親善の妨害などである。
 潜入経路は、Rが去る3月ごろ北鮮の漁船で日本海沿岸の港に近づき深夜、沖合10カイリぐらいの海上で、あらかじめ連絡をつけておいた日本漁船に乗り換えて上陸した。
 K、Sなどの潜入経路はわからないが、Rより以前に密入国したものらしく、東京、大阪などで互いに連絡をとり、いくつかの偽名をつかって都内、大阪、名古屋、神奈川などのアジトを転々としていた。
 Rは北鮮から工作資金として日本円にして1000万円近い多額のドルを持ってきており、一部を大阪市内の某会社に投資、活動資金を増やそうと図った。
 スパイ工作では組織を作り上げ実際活動に移ったばかりらしいが、押収した中に乱数表を使った連絡用の暗号文があるので、同課ではその解読に全力をあげるとともに、いままで使っていたとみられる無線機の隠し場所を捜査している。
 Rは取り調べに対し、スパイであることを否認しているが、当局での調査ではこれまでの北鮮スパイは労働党、軍、内務省の3系統からなっており、内務省系は30年の検挙で壊滅している。
 Rに課せられた使命は日本における北鮮スパイ団の組織再建のため北鮮内務省から派遣されたものとみられる。

◆1959.3.6 毎日新聞「北鮮スパイ団に追打ち-資金工作の主犯を逮捕」
 警視庁公安3課は昨年末、北鮮の“地下代表部”ともいわれるスパイ団6人を逮捕、引き続き捜査していたが、5日夜、主犯の朝鮮人、朴某を逮捕したほか、これまでに一味7人を送検した。
 暗号受診に使用していたオールウエーブ・ラジオなど証拠品多数を押収した。
一部の自供によりスパイ工作の方法がわかったので捜査の進展によりさらに事件は拡大するとみられる。
 同課の調べによるとスパイ団は昭和30年6月、北鮮スパイ団18人が検挙されて以来の北鮮直系の本格的スパイ団である。
 自供によると昨年末逮捕された北鮮内務省高級幹部の青山京一こと姜乃坤(きょう ないこん)(38)=朝鮮居境南道出身、北区田端町=ら6人は自衛隊の配置、装備、兵器、防衛計画、在日米軍の兵力の調査、日鮮の国交促進、日韓会談の妨害などの任務を帯びて日本に潜入したが持ってきた米ドル5000ドルと日本円約40万円を使い果たしたので新たに朴らが資金面の責任者としてこのほど日本に密入国、在日北鮮有力者と連絡、工作資金集めに活躍していた。

◆1959.3.19 朝日新聞「北鮮の対日工作団さらに4人逮捕-暗号解読 秘密文書も押収」
 警視庁公安3課は昨年暮、北鮮内務省系の対日工作員・青山こと姜乃坤(きょう だいこん)(38)ら一味6人を検挙、その後も捜査を続けていたが、18日までにさらに共犯の川崎市桜本町3-1910、谷川こと金成竜(40)、東京都北区田端町115、飯島ハル(35)、名古屋市東区相生町15、パチンコ店主・金兒〇(34)、同妻・申蘭香(32)の4人を証拠隠滅、外人登録法違反などの疑いで検挙、その調べから主犯・姜乃坤の持っていた暗号専用乱数表の解読に成功、北鮮への通信文書を発見するなど一味の活動状況、連絡組織など対日特殊工作の内容が明らかになった。
 また、この一味の捜査から主犯・姜の流した資金をめぐって大阪で放火詐欺の疑いがあるので、その容疑者・都下町田市原町田1218、パチンコ店主・柳〇〇(36)、神戸市兵庫区道場町道場、無職・〇〇孝(35)、岐阜県美濃市谷川町1825、土工・朴〇夫(26)の3人を放火、保険金詐欺の疑いで同日までに検挙した。
 調べでは姜の愛人で、姜が逮捕されたあと金成竜と相談して東京田端の自宅庭に埋めてあった乱数表を掘り出して焼き捨てたという疑い。
 また金兒〇夫婦は姜のアジト設定、暗号文の作成などに協力していたという疑いだが、これら一味の調べから当局は姜の使っていた5桁の乱数表の解読に成功、これに基づいて去月末、北陸沿岸の某漁港の砂浜に姜が埋めておいた北鮮宛の暗号通信文を探し出し、これも解読した。
 当局の調べでは、北鮮から姜一味への秘密指令は毎月1回、指定された日の午前0時から同3時までの間に指定された波長の短波放送で行われ、アナウンサーは女で、5桁の数字を繰り返して朝鮮語で放送する、という。
 姜はこれを乱数表によって解読、その指令通り工作活動を行い、報告書は指定された海岸に埋め、北鮮側の漁船が掘り起こして持ち帰る仕組みになっていた。
 当局が押収した姜の報告書には現在の生活ぶり、資金状況、協力者の動向などがこと細かに記されており、自衛隊の配置、在日米軍の動き、在日南北鮮人の動向なども報告していたものとみられる。
 また放火詐欺事件の主犯とみられる柳は姜の協力者の1人で、姜は日本に密入国の際、北鮮にいる柳の実弟から紹介状をもってきているという。
 調べでは、姜は持ち込んだ資金のうち69万円を利食いのため柳に融資、柳はこれを資金に昨年3月、大阪市生野区東糀谷町Ⅲ-381にパチンコ店「ミリオン」を開店したが、営業不振のため鄭と共謀で保険金詐欺を計画した。
 鄭はもと使っていた朴に放火を命じ、朴は昨年7月12日午前2時半ごろ火のついたタバコとマッチ箱を使って同店に放火、柳は同年8月6日、富士海上火災保険から保険金400万円のうち345万円を搾取したという。
 放火方法が巧妙なため当時、地元生野署でも出火の原因がつかめず、“失火”として処理されていた。

 

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予備役ブルーリボンの会「レブラ君とあやしい仲間たち」(吉見美保・特定失踪者家族会副会長)

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琴電(高松琴平電気鉄道)の話(R3.5.30)

 令和3年5月30日日曜日のショートメッセージ(Vol.423)。高松の中心地から三方に伸びる「ことでん」、高松琴平電気鉄道についてお話ししました。

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2021年5月29日

米国で書かれ昭和5年に翻訳出版された『日米未来戦』の話(R3.5.29)

 令和3年5月29日土曜日のショートメッセージ(Vol.422)。米国の軍人が書いて昭和5年に邦訳が出た日米が戦うシミュレーション小説の話です。どの程度米国の世論に影響を与えたのかは分かりませんが、あちらさんはこんな頃からこんなことを考えていたのだなあと考えさせられます。

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2021年5月28日

6月2日トークライブやります【調査会NEWS3445】(R3.5.28)

 ちょっとご無沙汰していたトークライブですが、6月2日水曜日12:00からやります。ぜひご参加下さい。なお、今回は若干システムを改良する予定で、その試験の意味合いもあり、トラブルが起きるかも知れません。途中切れてもまたつなぎますのでよろしくお願いします。

 トークライブ(私が事前に送られた質問・チャットでの質問にお答えします)

6月2日水曜日 12:00~13:00

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

※その場でもお答えしますが、事前にメールで御質問をいただければ優先してお答えします([email protected])。

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北朝鮮にとって拉致が「当たり前」だったという話(R3.5.28)

令和3年5月28日金曜日のショートメッセージ(Vol.421)。「何で北朝鮮は拉致をしたんですか」と聞かれたときの答えの一つです。

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2021年5月27日

共産党と民社党と拉致問題(R3.5.27)

 令和3年5月27日水曜日のショートメッセージ(Vol.420)。24日に日本共産党に要請を行いました。元々共産党と民社党は犬猿の仲でしたが、元両党にいた人が拉致問題では重要な役割を果たしています。そんなこんなのお話しです。

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2021年5月26日

北朝鮮工作員の実態【調査会NEWS3444】(R3.5.26)

特定失踪者問題調査会副幹事長 杉野正治

 ひとくちに工作員=スパイと言っても、エラい人から下っ端まで様々です。会社がそうであるように、スパイ組織は厳しい上下関係で成り立っています。違いと言ったら、ほとんど横の連絡を取らないことでしょう。おそらく軍隊と言った方が理解しやすいかもしれません。彼らは日本から情報、モノ、人などあらゆるものを本国に送る任務を負っています。 

◆まずはアジトを獲得する

 彼らは日本に侵入すると、まずは工作活動の拠点とするために、北朝鮮本国に肉親のいる在日朝鮮人を訪ねます。例えば夫に先立たれ子供二人を抱えて貧しく生活する未亡人を訪ねてこう言うのです。「あなたには平壌郊外に弟さんがおられますね。私は彼のメッセージをあなたに伝えるために日本にやって来ました」と、弟の手紙や録音されたテープを彼女に示します(もちろん強制的に手紙を書かせたり、原稿を読ませたりしたのでしょう)。「ずいぶんご苦労をされているようですね。でも私が党(朝鮮労働党)にひとこと言えば弟さんの安全を保証することができるし、生活も改善されます」と、遠回しに自分に協力するように迫ります。あるいは未亡人としての貧しい生活や子供の将来について話を出すこともあるでしょう。そこを活動の拠点とし、北朝鮮からの指令を受け取ったり、工作網を構築したりするのです。北朝鮮に肉親を持ち、工作員の補助的役割を担わせられる人を「土台人」と言います。

 この住所に住む人物が、北朝鮮のどこに肉親が住んでいて、現在どういう家族構成で、工作員に協力をしてくれるかどうか。この女性については、工作員が密入国する前から綿密に調査を行っていたことがわかります。また弟には手紙を書かせたり音声を録音させたりと、入念な準備が必要です。もちろん協力を拒まれることも想定されるので、他に2、3人の候補を挙げて同様の準備をしたはずです。こうした「土台人」となるべき候補者の選定は、北朝鮮国内だけでは困難です。どう考えても日本国内で調査した結果を、北朝鮮本国に知らせたと考えるべきです。日本国内に存在する様々な組織が、こうした念入りな調査を事前に行ったと考えられます。

◆ほとんど横の連絡はしない 

 北朝鮮から日本に密入国した工作員は、Aの他にB、C…とたくさんいてそれぞれが工作網を築いています。彼らはおそらくお互いに情報共有はしていなかったと思われます。つまりAが行う工作活動を、BやCは把握していなかったでしょう。顔も知らなかったかもしれません。内心「ひょっとしてこいつは同業者かな」と感じていても、気づかないふりでいたでしょう。

 彼らは横の連絡はほとんど取りません。Aという工作網で、例えばA2という人物が日本の警察に捕まって工作網が芋づる式に暴かれてしまう可能性があるからです。またAの工作網の中でも日本人を拉致するとなれば、このことを知っているのはごく少数のはずです。例えば、あたかも本人が向かったと見せかけるために拉致現場と全く関係のないところに車を走らせて放置したり、釣りをしていて事故にあったと見せかけたりするために釣り竿を海岸に置いたとしても、その偽装工作を行った人物は拉致と関わっているという自覚がなかったかもしれません。

 あるいはAが拉致をしている隣でBが拉致していても、そのことを全く知らなかった可能性もあります。万一誰かが捕まったとしてもAの組織全体が露見することはないからです。これらの把握しているのは、おそらく本国で指令を発しているところのみでしょう。

◆敵にも味方にも監視される 

 こうした工作員は、ともかく目立たないように気をつけます。何よりも日本語を違和感なく話すことができ、読み書きができることがまず条件の一つとなります。またいい年をした中年男性がアパートに一人暮らしをすると不審に思われます。そのため、例えば脅した女性と同棲して夫婦を装い、お正月には揃って神社に初詣に足を運ぶなど、平凡な日本人の振る舞いをして日々を過ごしていくのです。なかには貿易会社を経営したり不動産会社を営んだりする人を一味に引き入れる工作員もいます。工作資金を確保するためです。工作員の隠れ家にするために2階建ての家を建てた協力者もいます。莫大な資金となる覚醒剤が北朝鮮から持ち込まれようとしたのも資金を調達するためでしょう。摘発されなかったものの多くが、工作活動や核開発の資金となっていったのです。

 「金も持っているし自身で行動を決められるから優雅なもんだなぁ」…タキシード着てシャンパンを口に運んで…なんて映画のシーンを思い描きそうですが、どうやらそうでもなさそうです。これは工作員も、これを摘発する側もそうです。

 まず彼らは結果を出さなければなりません。たとえばAという工作員が構築した工作網のうちA4という人物がサボっていたとします。するとある日A2のもとをふらりとAが訪ねてきてこう言うのです。「A4さん、あなたには〇〇という任務があるはずですが、どうも成果が挙がっていないようですね。一体何が原因なのか一緒に総括してみじゃありませんか」。A4はこの言葉に戦慄を覚えたに違いありません。まぁ言ってみれば詰問しているわけですから。もちろんAだって成果を挙げなければ、本国から厳しい追及や叱責を受けることになるのです。誰もが「監視」の対象となっているのです。

 もちろんこれを取り締まる側も指を加えて見ているわけではありません。日本にも警察を始めいくつかの機関がこれを摘発しようと努力しています。ただこれによって工作活動すべてを把握し、止めることは不可能です。拉致問題に関しても警察は「法と証拠にもとづいて…」と言いますが、「法律」は不備(スパイ防止法がない)し「証拠」も消したり偽装工作を施したりしてほとんど使えそうにありません。相手もプロですから。となると日本の警察も粘り強~く監視や証拠集めを積み重ねて、ようやく摘発へとこぎつけるのです。

 スパイの世界は、摘発する側もされる側も、地味なものです。

◆「やらかした」工作員たちの末路

 工作活動を行う中でも、やはりハプニングは起こるものです。

 昭和56(1981)年、大阪などで工作活動を行った黄成国は脱出しようと宮崎県日向市金ヶ浜の海岸に行きましたが、出迎えの工作船との連絡に失敗したうえ海岸付近の松林をさまよっているうち地元に人に「不審者がいる」と通報されて捕まってしまいました(日向事件)。

 その3ヶ月後、東京都北区の路上で泥酔していたのを保護された高徳煥は偽造の外国人登録証を所持していたことから、工作員であることがわかりました(六郷事件)。

 また同じ年の春、富山県の国鉄(当時)越中国分駅で泥酔した上にホームで酔っ払って暴れていた姜正彦が、通報で駆けつけた警官に職務質問されました(伏木国分事件)。

 工作船との連絡の行き違いや、泥酔して通報されるなど、工作員にもお間抜けなやつがいるものだと、不謹慎ながら笑ってしまいそうになります。でも伏木国分駅で通報された姜正彦は、翌朝に詳しく取り調べをするために高岡駅前のホテルに一時滞在していたところ、ホテルから飛び降りて自殺してしまいました。強烈なまでの祖国への忠誠心なる故なのか、それとも自身が検挙されたことで厳しい叱責を受けることを恐れたのか。あるいは彼自身が人質同然の身内を案じてのことだったか…もしかすると、工作網の露見を危惧して身内が突き落としたのでは、といろいろと想像を巡らすしかありません。本人の死によって実際は不明のままです。

 こうした工作組織が、日本国内に一体どれだけあったのでしょうか。軍事情報を取得したり日本人を拉致したり、大掛かりなものをちょっと考えただけでも相当の労力(人的にも資金的にも)が費やされたことでしょう。となると相当な人数に上るはずです。

 これらの事件からおよそ40年、技術も大きく進歩しています。しかし北朝鮮は変わらず日本を工作活動の対象としているでしょうし、拉致被害者もほとんど帰ってきていないことも何も変わっていないのです。

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

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・調査会代表荒木が参加

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安全保障と拉致問題(R3.5.26)

 令和3年5月26日水曜日のショートメッセージ(Vol.419)。新型コロナでの我が国のもたつきは結局安保を他国に依存してきたことによるものではないか、その延長線上に拉致問題もあるのではないかというお話しです。

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2021年5月25日

「失敗」の話(R3.5.25)

 令和3年5月25日火曜日のショートメッセージ(Vol.418)。人生山ほど失敗をやってきました。全部話すとショートメッセージ1年分でも足りないのでさわりだけ。

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日本共産党に要請【調査会NEWS3443】(R3.5.25) 

Img_4035  昨日5月24日、国会で日本共産党の穀田恵二国対委員長・笠井亮衆院拉致特委員・武田良介参院拉致特委員とお会いし、特定失踪者家族会からの要請文書を手交しました。

 特定失踪者家族会からは竹下珠路事務局長・生島馨子幹事・矢島文恵幹事が参加、調査会からは私と武藤政春副代表・杉野正治副幹事長が参加しました。これまで要請をしていなかった各党にも要請をしようということになりましたが、第1番目となる共産党では真摯に耳を傾けていただけました。

 窓口になっていだだいた笠井議員は打ち合わせの段階でも「衆院拉致特の審議は一昨年5月17日が最後だったので、せめて2年経つ前に開けるようにしたい」と言っておられたのですが、結果的にはまだ開かれていません。しかし今国会中に審議を行う方向にはなっているようなので、その前にご家族の声を聞いていただけたのは良かったと思います。久しぶりに開かれる衆参拉致特委での質疑に期待しています。

 要請文書の内容は以下の通りです。

―――――――――――-

日本共産党御中

  令和3年5月24日

  特定失踪者(北朝鮮に拉致をされた可能性を排除できない行方不明者)家族会会長 今井 英輝

            拉致被害者救出に関しての請願

 日頃より北朝鮮による拉致問題解決に向けたご尽力に心からの敬意と感謝を申し上げます。

 既にご承知の通り、1950年代から始まった北朝鮮による日本人拉致は、日本の国に生まれ真面目に正直に生き、自分と日本の未来に夢と希望を持っていた多くの若者が本人の意志に反して北朝鮮に拉致され、いまだに帰ることも家族に連絡を取ることも叶わぬままかの地で高齢となってしまっているこの現実をどうかご理解ください。

 2002年に5人の拉致被害者が帰国して以降1人の被害者も取り戻せず、拉致問題の解決も全く進んでいるように見えません。拉致問題は日本の主権を侵害され、人権を蹂躙された重大な国際犯罪です。日本が主体的に取り返さねばならない重大な問題です。 

 北朝鮮に拉致されたすべての日本国民の生命を守るために、御党の皆さまの知恵と勇気で政府へ大きな圧力をかけ、救出への行動を導き出してください。

                 記

1.今までとは違う形の救出の方策、実効性のある方策を実施してください。

昨年10月15日で2002年の拉致被害者帰国から18年が経ちました。その間1人の拉致被害者も救出されていません。古川了子さんの拉致認定を求める訴訟にあたって、平成19年4月26日、当時の河内隆・内閣官房拉致問題対策本部事務局総合調整室長兼内閣府拉致被害者等支援担当室長の表明した「表明所」によれば「すべての拉致被害者の北朝鮮からの速やかな帰国を実現することをはじめとした拉致問題の解決に向け、全力で取り組んでいくこととする」とありました。これを信じて私たちは訴訟を取り下げたのですが、その後14年間、事実上何の結果も出なかったというのが現実です。

 菅政権になってから北朝鮮外務省が発表した中で、“我々の誠意と努力によって既に引き戻せないほど完全無欠に解決された”と談話が発表されたと言うことは、今までの日本政府の踏襲では何年経っても解決の道は見つけられず、救出の扉は開かないという事です。北朝鮮に対しては今までとは違う方策を行使し、確実に被害者を取り返す行動を起こしていただきたく思います。

 例えば北朝鮮で拘束された後米国へ帰国できたドンチョル・キム博士や、多数の脱北者の方々からの情報収集を積極的に行い、北朝鮮に囚われている日本人の存在を精査してください。

2.特定失踪者家族と菅総理大臣が面談できるようにお取り計らい下さい。

  安倍総理も含め、歴代の総理大臣は特定失踪者家族とは面談を一切行いませんでした。それは全ての拉致被害者と言いつつも、認定被害者と未認定の被害者を明らかに区別することになり私たち家族は容認できるものではありません。

総理が特定失踪者家族と面会する映像が流れれば、それは日本の国内のみならず北朝鮮に対しても、菅政権が全ての拉致被害者救出に向けて強い意志を持っていることを示す分かり易い表明になるはずであり、北朝鮮に対する圧力にもなります。

3.拉致被害者の認定を追加してください。

 拉致被害者の認定は2002年小泉訪朝で曽我さん母子の拉致が明らかになった後は田中実さん、松本京子さんが追加認定されただけで、いまだに17人のみに止まっています。前述の「表明書」でも「北朝鮮当局による拉致行為があったと確認された場合には、速やかに(中略)『被害者』として認定することとする」とありますが、田中さん・松本さんの認定は古川訴訟の最中に行われており、政府の表明書を信じ訴訟を取り下げた後は14年間ただ一人の認定も救出もなされていません。

 国連のCOIでも被害者は100人以上に及ぶと発表しています。当事者である日本が具体的な被害者氏名を更新しない限り北朝鮮に足元を見られている現実は回避できません。20年近い年月の警察その他による国内調査の成果を拉致被害認定者の追加という形で、明確に実現してください。北朝鮮からの言いがかりを危惧する余り国民の命に係わる問題を疎かにすることのないよう強い意志で施策をお願いします。

4.被害者の現状を認識してください。

 政府の発表している拉致の可能性を排除できない行方不明者(特定失踪者)は現在875名ですが、そのうち氏名を公開している人と認定被害者を加えるとおよそ540名います。

 それらの人々で現在70歳以上になっている人は51%、60歳以上で見ると実に77%に達しています。70歳以上の方の親御さんの年齢は?と考えてみると、おそらく90歳以上になっており100歳を超える方もおられるでしょう。60歳以上の方々の親御さんも推して知るべし、そしてその兄弟姉妹もそれなりの年齢に達しているわけです。

 この被害者とそのご家族の現実を認識し、被害者の救出に一刻の猶予もないことをご理解の上、救出への対策を急いでください。

以上

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

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・調査会代表荒木が参加

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

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2021年5月24日

北朝鮮の嘘(R3.5.24)

 令和3年5月24日月曜日のショートメッセージ(Vol.417)。北朝鮮は平成14年小泉訪朝の前まで「拉致はでっち上げ」と言ってきました。その嘘について日本側からの責任追及がなかったのではないかという話です。

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2021年5月23日

ライブでのシネマフォーラム実施【調査会NEWS3442】(R3.5.23) 

 今日「シネマフォーラム in 福岡」が救う会福岡(藤井守人代表)の主催で実施されました。当初予定していた会場が緊急事態宣言により使えなくなり、別会場でのYouTubeライブでの実施でした。

 著作権の問題もあり、ライブで当初予定していた「クロッシング」をそのまま流すわけにはいかず、部分部分で切ってそのシーンにコメントを加えるやり方でやったのですが、それでもYouTubeの著作権のブロックにひっかかってしまい、一時中断になりました。「AI恐るべし」という感じです。

 それ以外にも途中での回線速度低下のせいか一時止まったり色々ありましたが、全体的には吉見美保・特定失踪者家族会副会長と葛城奈海・予備役ブルーリボンの会幹事長のおかげで中身のある議論ができたと思います。映画のシーンの解説では、既に「クロッシング」を観ていた人たちが「ここはこういう意味だったんですか」というYouTubeのコメントを書いてくれました。二回に別れてしまいましたが以下のところでご覧になることができます。

(前編)https://youtu.be/NyHSy71wmLk

(後編)https://youtu.be/L2iktLY90Fc

 私の機材も含め色々反省点はあるのですが、日程と会場を設定して、何もなければリアルとライブの併用、会場が使えなくなったらライブのみというやり方は結構使えるのではないかと思いました。ともかく、集会の数が少なくなっており、不可抗力もあるとは言いながら、それを乗り越えるやり方の開発も必要だと思います。YouTubeのライブならその地域のみならず世界中で観ることができますし、リアルと併用できれば両方の利点が使えます。

 こういうときだからこそ、あらためて世論の啓発努力をすべきです。ぜひ智恵と力をお貸し下さい。各地でやってみようというところがありましたらご連絡いただけると幸いです。地域によってはこちらからお願いするかも知れません。ご協力戴ければ幸いです。

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★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

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着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

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鹿児島本線夜行列車の話(R3.5.23)

 令和3年5月23日日曜日のショートメッセージ(Vol.416)。昔鹿児島本線に博多・西鹿児島(現在の鹿児島中央)間の夜行列車が走っていました。それに乗ったときのお話しですが、冒頭鳥栖を佐賀と言いまちがえたり、後の方で急行「かいもん」を「玄海」と言ってたり、かなりボケてます。

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2021年5月22日

加藤久美子さんのこと【調査会NEWS3441】(R3.5.22)

 今日加藤久美子さんが失踪した北九州市八幡東区の旧西鉄北九州市内線大蔵停留所付近でライブを行いました。ご覧になっていない方はぜひご覧下さい。

https://youtu.be/m4KOetEdJ_g

 加藤さんは昭和45年(1970)8月8日、近くの神社で巫女さんをしていた妹さんとご自宅を出ました。大蔵停留所の近くで妹さんと別れ、通常であれば電車に乗って小倉の勤務先に行ったはずなのですが、電車での目撃証言はなく、妹さんと別れたときが最後の目撃になります。

 ライブの画像を見てもらえれば分かりますが、大通りです。昔は今より狭かったそうですが、それでも路面電車の走る幹線道路でした。いくら何でもこんなところで待ち伏せて袋に詰めて担いで行くはずはありません。

 一番考えられるのは加藤さんと面識のある人物が車で通りかかったように装い、「小倉の方に行くから乗っていかないか」と誘ったのではないかということです。当時勤めていた会社が怪しかったのではないかとの話もあります。知っている人間なら断りにくかったかも知れません。

 加藤久美子さんについては元工作員・安明進氏の目撃証言もあります。平成15年(2003)、特定失踪者問題調査会発足当初は調査会で調査して拉致の疑いが濃いとなったら救う会に伝え、救う会で拉致被害者と認定(救う会認定)して救出の運動をするということになっていました。加藤久美子さんと古川了子さんはこの「救う会認定」の対象となった人、つまり当初から極めて拉致の可能性が高いとされていた人だということです(このやり方はその後調査会で扱う特定失踪者の数が多くなり、物理的に対応できなくなったので以後行われていません)。

 加藤さんの失踪からもう51年が経過しています。調査会ができてこのことを明らかにしてからでも18年です。ここまで分かりながら何もできないでいることに、ご本人とやがてお会いできたときどうお詫びをすれば良いのでしょう。憲法が悪かったとか、法律が整備されていなかったからと言うのでしょうか。それともコロナのせいで活動できなかったと言うのでしょうか。大蔵停留所の前でふとそんなことを考えました。

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・インターネットでのライブ(生配信)となりました。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

・熱田神宮文化殿

 名鉄神宮前徒歩3分(名古屋市熱田区神宮1-1-1)

・調査会代表荒木が参加

・問合せ 熱田神宮文化殿(052-671-0852)

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

幹事長村尾がパーソナリティー  

現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

http://araki.way-nifty.com/araki/2021/01/post-2e613f.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

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特定失踪者問題調査会ニュース 

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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 

Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059 

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発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は 

kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) 

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<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

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●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

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レブラ君とあやしい仲間たち(木本あきら・予備役ブルーリボンの会副代表)

 予備役ブルーリボンの会「レブラ君とあやしい仲間たち」34回。ゲストは『国を守る覚悟』の著者木本あきら・当会監査(元副代表)です。ぜひご覧下さい。

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平成9年(1997)2月3日西村質問前後の話(R3.5.22)

 令和3年5月22日土曜日のショートメッセージ(Vol.415)。昨日の続きです。横田めぐみさん拉致が西村真悟議員(当時新進党)によって初めて国会で取り上げられた平成9年2月3日、同時に産経新聞本紙と朝日新聞社のAERAが実名写真入りで報道しました。それから家族会結成に至る流れについてお話ししました。

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2021年5月21日

横田めぐみさんの拉致が分かるまで(R3.5.21)

 令和3年5月21日金曜日のショートメッセージ(Vol.414)。平成8年(1996)から9年1月にかけて、横田めぐみさんのことを私たちが知ったころのお話しです。2月3日に西村眞悟議員の質問と産経・AERAの報道がありますが、その手前までお話ししました。

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大森勝久氏の新しい論文です

 以下のブログの論文は北海道庁爆破事件(昭和51年)の犯人として逮捕され、死刑判決を受け現在札幌拘置所で再審請求を行っている大森勝久氏が書いたものです。
「私たちは『日本は国家存亡の瀬戸際にある』と認識しなくてはならない」

 私はふとしたことから大森さんと手紙のやりとりをすることになり、その後ホームページの設置など多少のお手伝いをしてきました。この論文のことをお知らせするのはご本人の依頼によるものです(死刑囚のため外部交通権が制限されており、直接の手紙発信ができないため)。
 私自身は大森さんとは色々意見の違いもありますが、数少ない外部に向けての情報発信のルートであること、また道庁爆破事件自体については明らかに冤罪と確信していることなどでボランティアの一人としてお手伝いを続けているところです。ご一読いただければ幸いです。

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大森勝久氏の新しい論文です

各位(BCCでお送りしています)

 お忙しいところ恐縮です。

 以下のブログの論文は北海道庁爆破事件(昭和51年)の犯人として逮捕され、死刑判決を受け現在札幌拘置所で再審請求を行っている大森勝久氏が書いたものです。

「私たちは『日本は国家存亡の瀬戸際にある』と認識しなくてはならない」
https://ameblo.jp/omorikatsuhisa/entry-12675710558.html

 私はふとしたことから大森さんと手紙のやりとりをすることになり、その後ホームページの設置など多少のお手伝いをしてきました。この論文のことをお知らせするのはご本人の依頼によるものです(死刑囚のため外部交通権が制限されており、直接の手紙発信ができないため)。

 私自身は大森さんとは色々意見の違いもありますが、数少ない外部に向けての情報発信のルートであること、また道庁爆破事件自体については明らかに冤罪と確信していることなどでボランティアの一人としてお手伝いを続けているところです。ご一読いただければ幸いです。

 取り急ぎ要件のみにて
-------------------------------------------
荒木和博(ARAKI, Kazuhiro)
H.P. 090-8517-9601
[email protected]
https://lit.link/ARAKIKazuhiro
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2021年5月20日

歯科医師がワクチン注射できるなら自衛隊は拉致被害者救出に使える【調査会NEWS3440】(R3.5.20)

 前にも書きましたが歯科医師がコロナのワクチンの筋肉注射をすることについて、厚労省は自治体への事務連絡で「できる」と伝えました。本来は医師法違反ですが、「法益侵害と比較すると、利益の方が法益侵害よりも大きいといえるのではないか」とのことです。

https://www.mhlw.go.jp/content/000773564.pdf

https://www.mhlw.go.jp/content/10804000/000771985.pdf

 「緊急事態だから」で済ませるのは結構。必要ならやれば良い。しかし、こういうことが役所の事務連絡でできるなら、何度でも言いますが「国政の最重要課題」と言っている拉致問題で、自衛隊を使えないはずがありません。使わないならそもそも「国政の最重要課題」と何年も言ってきたことが真っ赤な嘘だったことになり、それはそれで大きな責任問題です。

 ちなみに上の厚労省の文書によれば次の様に書かれています。

―――――――――――

 これまで、医師法17条との関係で違法性が阻却され得ると整理された例としては、以下のようなものがある。

• 非医療従事者によるAEDの使用

• 科学災害・テロ時における非医療従事者による解毒剤自動注射器の使用

• 特別養護老人ホームや在宅における介護職員等による喀痰吸引等の実施

  • 新型コロナウイルス感染症に関するPCR検査のための鼻腔・咽頭拭い液の採取の歯科医師による実施 

―――――――――――

 言われてみればAEDは確かにそうですね。私も予備自衛官時代訓練で何度もやりましたが、一度も「医師法違反」などという話はありませんでした。

 

 前に書いた防衛省への情報公開で出てきた資料、自民党の拉致問題対策本部で議員から質問されたときに答弁するための「(土本審議官用メモ) 拉致問題対策本部想定」で、

「(議員立法ができないものかと考えており、 何か知恵はないのかと問われた場合)

4.議員立法に関しては、防衛省としてお答えする立場にはありませんが、議員立法とはいえ、上で申し上げたとおり、敢えて憲法上、 国際法上のものを含む様々な制約やリスクにチャレンジして、自衛隊による拉致被害者の救出に関する立法を目指すことは、それ自体大きな判断が必要ではないかと思われます」

 というのがいかに白々しいかが分かります。それとも防衛省内局からの事務連絡で被害者救出に自衛隊を使うつもりだったのでしょうか。ぜひどなたか国会で追及してもらいたいものです。

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

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★5月22日(土)9:30 加藤久美子さん失踪現場ライブ(北九州市・旧西鉄北九州市内線大蔵電停付近)

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

 

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・インターネットでのライブ(生配信)となりました。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

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毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

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現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

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拉致問題「希望」はあるか(R3.5.20)

 令和3年5月20日木曜日のショートメッセージ(Vol.413)。どうも拉致問題となると落ち込む話が多いので、クラウドファンディングの御礼を兼ねて「やればできる」という話です。クラウドファンディングはお陰様で当初のゴールを達成し、引き続きネクストゴールの設定などの準備をしています。よろしくお願いします。

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コロナ禍だからこそ活動を【調査会NEWS3439】(R3.5.19) 

 新型コロナウイルスの感染拡大で集会や街頭活動も大幅に中止・延期になって1年余、状況はあまり良くなっていません。

 そんな中、先日救う会兵庫(長瀬猛代表)では神戸での街頭活動を行いました。島尾副代表によれば「緊急事態でも署名活動するのですか?」と何度も聞かれたそうです。

 街頭署名活動でコロナが感染拡大する可能性はほとんどありません。もちろん兵庫以外でも街頭活動をやっている地域はいくつもありますが、何も問題ないはずです。まあ狭い個室に入れてマスクも着けずに一対一で1時間位かけて署名してもらうなら分かりませんが。

 一方、こんな状況ですから北朝鮮は当然もっとひどいわけで、実際金正恩(と思われる人物?)も1990年代後半、大量餓死者がでたときに使われた「苦難の行軍」という言葉を使っています。そこに拉致被害者がいるのですから、なおのこと一所懸命に活動をすべきなのではないでしょうか。

 今週末、鳥栖市と福岡市でシネマフォーラムが行われます。鳥栖は緊急事態宣言の対象外なので人数は少なくして予定通り開催、福岡は会場が使えなくなったのでネットでのライブ配信になりました。ライブ配信であれば福岡どころか世界中でご覧になれます。ぜひご覧下さい。

https://sukuukai-fukuoka.jp/archives/2516

 主催者の救う会福岡(藤井守人代表)も街頭活動を継続しています。私が毎日やっているYouTubeの「ショートメッセージ」もコロナで集会等が相次いで中止になったことに対応して始めたものです。

 毎日マスコミが大騒ぎする「感染者数」は実際にはPCR検査の陽性者であり、「死亡者数」は、ともかく亡くなった人から新型コロナウィルスが確認されれば「コロナ死」にされています。無視するわけにはいきませんが、あまり心配し過ぎても免疫力が低下してかえってマイナスになるのでは。そもそも外国人の入国時の管理をいい加減にやっていて国内で電車を止めるたり店を閉めたり、街頭活動をやめるとかしてもザルで水を汲むようなものです。

 車が道を走っている以上交通事故はなくなりません。でも交通事故を無くすために車を無くせということにはなりません。コロナも注意をしつつ、可能な活動をさらに広げて行くことが必要ではないかと思う次第です。 

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

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・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

https://www.chosa-kai.jp/goods

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

・増元照明調査会副代表(前家族会事務局長がゲスト)

https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

★5月22日(土)9:30 加藤久美子さん失踪現場ライブ(北九州市・旧西鉄北九州市内線大蔵電停付近)

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・上記の通りネットでのライブ(生放送)となりました。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

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★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

・熱田神宮文化殿

 名鉄神宮前徒歩3分(名古屋市熱田区神宮1-1-1)

・調査会代表荒木が参加

・問合せ 熱田神宮文化殿(052-671-0852)

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

幹事長村尾がパーソナリティー  

現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

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★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

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●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 

●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

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2021年5月19日

拉致問題と「矛盾」について(R3.5.19)

 令和3年5月19日水曜日のショートメッセージ(Vol.412)。拉致問題は様々な矛盾の固まりです。そして矛盾は絶対なくなりません。なくならないという前提でどうするべきか、そんなお話しです。

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2021年5月18日

レブラ君とあやしい仲間たち(飯塚泰樹さんの3回目)

予備役ブルーリボンの会「レブラ君とあやしい仲間たち」、『平成の自衛官を終えて ―任務、未だ完了せず― 』を上梓された飯塚泰樹氏さんの第三回目、自衛隊と他国の軍人募集のイメージの違いです。


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目標額達成!【調査会NEWS3438】(R3.5.18)

特定失踪者問題調査会幹事長 村尾建兒

 本当にたくさんの皆様のご参加により、開始5日で当初目標値額220万円を達成する事が出来ました。皆様の熱き志に、心より感謝め申し上げます。

 今後は、残りの実施期間で北朝鮮で囚われた日本人へ希望の光を届けるため、ネクストゴールとして440万円の設定をさせて頂く準備を進めております。具体的にはもう1ヶ月分の「しおかぜ」送信費を皆様のお力をお借りして集め、その熱き志を拉致被害者へ向けて届けたいと思います。

 クラウド限定の新たなリターンの準備もしていますので、更なる皆様のご理解とご参加をよろしくお願い申し上げます。

クラウドエントリーサイト

https://readyfor.jp/projects/61998

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

https://www.chosa-kai.jp/goods

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

・増元照明調査会副代表(前家族会事務局長がゲスト)

https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

★5月22日(土)9:30 加藤久美子さん失踪現場ライブ(北九州市・旧西鉄北九州市内線大蔵電停付近)

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

■注意■無観客・インターネットでのライブ配信となりました。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

・熱田神宮文化殿

 名鉄神宮前徒歩3分(名古屋市熱田区神宮1-1-1)

・調査会代表荒木が参加

・問合せ 熱田神宮文化殿(052-671-0852)

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

幹事長村尾がパーソナリティー  

現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

----------- 

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

http://araki.way-nifty.com/araki/2021/01/post-2e613f.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

_________________________________________ 

特定失踪者問題調査会ニュース 

--------------------------------------------------------- 

〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 

Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059 

email:comjansite2003■chosa-kai.jp 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/ 

YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A 

発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は 

kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

■特定失踪者問題調査会■ 

●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 

●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

(銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) 

■特定失踪者家族会■ 

郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会

_____________________________________________________

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加藤久美子さんのこと(R3.5.18)

 令和3年5月18日火曜日のショートメッセージ(Vol.411)。5月22日金曜9:30から福岡県北九州市の加藤久美子さん失踪の現場からライブをやります。その加藤久美子さんについてお話ししました。

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2021年5月17日

韓国5.16軍事革命から60年と1日(R3.5.17)

 令和3年5月17日月曜日のショートメッセージ。昨日は朴正煕将軍らによる韓国クーデターから60年の日でした。それにあたって考えてみたことをお話ししました。

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2021年5月16日

西鉄の話(R3.5.16)

 令和3年5月16日日曜日のショートメッセージ(Vol.409)。本州以外で唯一の大手私鉄、西日本鉄道(西鉄)について話しました。まあ同業者の方からすれば何ということのない話ですし、カタギの皆さんからすればわけの分からない話だと思います。個人の感想です。

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5・13仰天集会(稲川版)

 13日の「仰天集会」を稲川和男・映像教育研究会代表(調査会幹事)が編集・ご自身のチャンネルでアップしてくれました。こちらの方がライブより分かりやすいと思います。ぜひご覧下さい。

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2021年5月15日

調査会設立前の裏話(R3.5.15)

 令和3年5月15日土曜日のショートメッセージ(Vol.408)。平成14年(2002)末の話です。翌15年1月10日に調査会が設立されます。そこに至るエピソードの一つです。

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2021年5月14日

5・13仰天集会ライブ

 令和3年5月13日に開催した(緊急事態宣言のため無観客・ライブ配信のみ)「5・13仰天集会」です。途中ネットの関係で配信が止まったりしてお見苦しいところがありますがご了承下さい。

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八つの仰天(R3.5.14)

 令和3年5月14日のショートメッセージ(Vol.407)。昨日実施した「仰天集会」で発表した「八つの仰天」についてお話ししました。今日12:0013:00トークライブでもう少し詳しくお話しし、質問もお受けします。そちらもご参加いただければ幸いです。

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2021年5月13日

八つの仰天【調査会NEWS3437】(R3.5.13)

※明日14日正午から今日の特定失踪者問題調査会幹事会で決まったことについて「トークライブ」でご説明しご意見、ご質問をお聞きします。ぜひご参加下さい。

5月14日(金)12:00~13:00

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

 特定失踪者問題調査会では本日5月13日今後の活動について議論し、夜開催した「5・13仰天集会」で次のように発表しました。

1、しおかぜクラウドファンディング

・クラウドファンディングを5月14日から開始

・クラウド開始記念ステッカー(車両などに)

2、政府に対する訴訟も含めた法的措置の検討

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長・土田庄一法律家の会事務局長を共同座長とする法的措置検討委員会(仮称)が本日立ち上げられた。

3、事態が変化しないのであればコロナ感染拡大が終息しているという前提で国会前の座り込みを行う。

4、北朝鮮への情報注入

・しおかぜでの北朝鮮の幹部や団体(趙甬元・保衛部など)を指名したメッセージの送信

・FAXプロジェクト(北朝鮮への直接のビラ送信)を秘密拠点から実施

・バルーンプロジェクトの日本海側からの撒布

5、国内外への情報発信

・「その後を考える集い」の再開

  ・国際短波放送の政府による管理を目指して

  ・ー防衛省の情報公開で分かった「不断に検討せず」

  ・日朝国交正常化交渉のウラのウラ

  ・英文での国際的な情報発信を強化

6、国会への要請

・米国頼みではなく日本としてどうするかを明確にするよう要請

・拉致被害者が多数出ているにもかかわらず日本国内での工作員の取締りの法的措置をしないのは国会の不作為であるとして対処を求める

・共産・社民・れいわ新選組への要請(これまでは拉致問題対策本部・対策委員会が設置されていなかったので要請していなかった)

7、国内外の情報収集

・これまで関心を持たれなかった問題に焦点を当てる。

  ・太平洋側の拉致及び工作活動の調査

  ・1960年代以前の拉致及び工作活動の調査

  ・1990年代以後の拉致及び工作活動の調査

  ・実は思った以上に根の深い固定スパイについての調査

・米国政府機関・米軍からの情報収集(情報公開請求を含め)

8、映画「めぐみへの誓い」を北朝鮮の人たちが見られるようにする

 詳しくは冒頭記載のトークライブをご覧下さい(後からもアーカイブでご覧になれます)

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

https://www.chosa-kai.jp/goods

 

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

・増元照明調査会副代表(前家族会事務局長がゲスト)

https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

 

★5月22日(土)午前 北九州(加藤久美子さん)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

 

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」

 地下鉄赤坂駅徒歩4分(福岡市中央区鶴舞2-5-1)

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

 

★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

・熱田神宮文化殿

 名鉄神宮前徒歩3分(名古屋市熱田区神宮1-1-1)

・調査会代表荒木が参加

・問合せ 熱田神宮文化殿(052-671-0852)

 

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

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https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

 

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https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

http://araki.way-nifty.com/araki/2021/01/post-2e613f.html

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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 

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<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

■特定失踪者問題調査会■ 

●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 

●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

(銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) 

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郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

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八つの仰天【調査会NEWS3437】(R3.5.13)

※明日14日正午から今日の特定失踪者問題調査会幹事会で決まったことについて「トークライブ」でご説明しご意見、ご質問をお聞きします。ぜひご参加下さい。

5月14日(金)12:00~13:00

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

 特定失踪者問題調査会では本日5月13日今後の活動について議論し、夜開催した「5・13仰天集会」で次のように発表しました。

1、しおかぜクラウドファンディング

・クラウドファンディングを5月14日から開始

・クラウド開始記念ステッカー(車両などに)

2、政府に対する訴訟も含めた法的措置の検討

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長・土田庄一法律家の会事務局長を共同座長とする法的措置検討委員会(仮称)が本日立ち上げられた。

3、事態が変化しないのであればコロナ感染拡大が終息しているという前提で国会前の座り込みを行う。

4、北朝鮮への情報注入

・しおかぜでの北朝鮮の幹部や団体(趙甬元・保衛部など)を指名したメッセージの送信

・FAXプロジェクト(北朝鮮への直接のビラ送信)を秘密拠点から実施

・バルーンプロジェクトの日本海側からの撒布

5、国内外への情報発信

・「その後を考える集い」の再開

  ・国際短波放送の政府による管理を目指して

  ・ー防衛省の情報公開で分かった「不断に検討せず」

  ・日朝国交正常化交渉のウラのウラ

  ・英文での国際的な情報発信を強化

6、国会への要請

・米国頼みではなく日本としてどうするかを明確にするよう要請

・拉致被害者が多数出ているにもかかわらず日本国内での工作員の取締りの法的措置をしないのは国会の不作為であるとして対処を求める

・共産・社民・れいわ新選組への要請(これまでは拉致問題対策本部・対策委員会が設置されていなかったので要請していなかった)

7、国内外の情報収集

・これまで関心を持たれなかった問題に焦点を当てる。

  ・太平洋側の拉致及び工作活動の調査

  ・1960年代以前の拉致及び工作活動の調査

  ・1990年代以後の拉致及び工作活動の調査

  ・実は思った以上に根の深い固定スパイについての調査

・米国政府機関・米軍からの情報収集(情報公開請求を含め)

8、映画「めぐみへの誓い」を北朝鮮の人たちが見られるようにする

 詳しくは冒頭記載のトークライブをご覧下さい(後からもアーカイブでご覧になれます)

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

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<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

 

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・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

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https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

 

★5月22日(土)午前 北九州(加藤久美子さん)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

 

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」

 地下鉄赤坂駅徒歩4分(福岡市中央区鶴舞2-5-1)

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

 

★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

・熱田神宮文化殿

 名鉄神宮前徒歩3分(名古屋市熱田区神宮1-1-1)

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 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

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拉致被害者が帰ってきたときの対応について(R3.5.13)

 令和3年5月13日木曜日のショートメッセージ(Vol.406)。拉致被害者が帰ってきたときにどうするかというのは「捕らぬタヌキの皮算用」に思われるかもしれませんが、考えておいた方が良いことです。実際に7年前のストックホルム合意のときも色々ありました。このことについては山ほど色々なことがあるのですが、とりあえずさわりの話だけ。

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2021年5月12日

人民艦隊事件(日本における外事事件の歴史8)【調査会NEWS3436】(R3.5.12)

特定失踪者問題調査会特別調査班

 これまで紹介してきた「日本における外事事件の歴史」の内容は主に北朝鮮側によるものでしたが、今回紹介しますのは、当時の日本共産党によって起こされた「人民艦隊事件」と呼ばれる事件です(文中敬称略)。

 昭和25(1950)年にGHQ(日本を占領していた連合国の総司令部 司令官:ダグラス・マッカーサー)の指令によって日本共産党員とその同調者が公職などを追放されたことに起因して、共産党が“主流派”や“国際派”、あるいは“国際主義団”など幾つかに分派した時期があり、当時の主流派が昭和26(1951)年2月に開催した第4回全国協議会(4全協)において軍事方針を含む行動方針が採択され、同年10月に開催された第5回全国協議会(5全協)によって「51年綱領」とされる武装闘争不可避論、武装闘争路線、暴力革命路線と「軍事方針」が採択されたことにより、全国各地で様々な事件が生起しました。

 この流れの中で起きた事件であることから、「当時の日本共産党によって…」と表記したのですが、実はこの事件自体は後に開かれた裁判によって「無罪」の判決がなされた事件です。したがって本来なら事件として扱うのを避けるべきかもしれませんが、戦後に日本国内を舞台とした外事事件、特に北朝鮮関連を追及していく際にどうしても避けて通れない事件であるため、あえて紹介する次第です。

 昭和27(1952)年5月上旬、山口県下関港から中国に向けて密出国をしようとした日本共産党員16名が検挙されるという事件があり、密航に使用する予定だった漁船は逃走しましたがその後の調べで漁船は「第3白山丸」と推定されましたこの第3白山丸は以前に中国側に拿捕された経緯もある漁船でした。

 この事件から5年後の昭和32(1957)年12月2日、「北鮮密航グループ手入れ 17人の逮捕開始 全国37か所を捜索」という報道記事が出ます。内容は、警察庁がかねてから日本と北朝鮮間での密航や密貿易グループの解明を全国の警察に指示していた結果、その一端が明らかになったので海上保安庁とも協力して大阪、京都、新潟、山口、鳥取、島根、兵庫、広島、愛媛などの県警を動員し全国37カ所を出入国管理令、外国為替、外国貿易管理法、関税法などの違反容疑で一斉捜索し逮捕者も12名だったというものです。

 記事によれば警察庁は過去2年間にわたってこのグループを追い続け、11月に山口県警が出入国管理令、船員船舶法違反で検挙した船員の取調べから7月に北朝鮮の新浦から日本共産党の袴田里見常任幹部会員や河田賢治中央委員を兵庫県の香住港に上陸させたことや、漁船10数隻で常習的に日本と北朝鮮の間を往復し、日本共産党の非合法財政組織に一役買い、北朝鮮や中国からの資金や指令の伝達に関係した他、日本共産党の秘密党員や北朝鮮の工作員など3、40人を運んでいたことなどが判明したということでした。また密航だけでなく、密貿易も手掛け、一往復で700~2000万円の荒稼ぎで、総額は数億円にのぼるとも推定されているとのことでした。

 これを機に朝総連内朝鮮劇団事務局長で元日共民族対策部幹部、李太宇こと金忠権(38)と同部員の趙鐘培(29)2人を出入国管理令違反容疑で全国に指名手配していたところ、12月23日に趙が栃木県宇都宮市内で逮捕されます。趙と金は昭和30(1955)年12月に北朝鮮への密航するため日本の漁船で山口県の下関港を出港し、翌昭和31(1956)年1月に愛媛県八幡浜港に密入国していたもので、趙自身は北朝鮮によるスパイ事件にも関連があった人物で対日工作員とみられているとのことでした。

 年が明けた昭和33(1958)年1月30日、海上保安庁は第6海上保安部(広島)を中心として在日朝鮮人を含む日本共産党員の北朝鮮との密輸グループに対する一斉手入れを行い首謀者とみられる日本共産党員・芝村憲三(30)(大阪市西成区津守町)ら党員5人を含む10人を外国為替、外国貿易管理法、関税法、検疫法等違反容疑で逮捕、東京、大阪、下関、門司、厳原、愛媛など20数ヶ所を捜索したと発表しました。

 海上保安庁の調べでは昨年12月2日に検挙された事件と同様、容疑者たちが昭和31(1957)年12月ごろから吉祥丸(51.46トン)、第6金比羅丸(49.3トン)、第8明栄丸(35.56トン)などの小型船を使用して表面は日本と韓国間の合法貿易を装いながら北朝鮮に船を回し密貿易をしていたもので、特に注目されるのは、北朝鮮の対日工作員を日本から脱出させるなどの秘密連絡にあたっていた疑いがあるとのことでした。

 この事件は日本共産党指揮のもとに“海上区常任”として活躍した同党員が主力となってこれらの船に乗組み、北朝鮮の某有力対日工作員の国外脱出にあたっては船長以下の乗組員全部を日共党員で固め、送還したりしていたということで、北朝鮮当局はその役割を高く評価していたというものです。

 この2か月後の3月22日、警視庁公安部は静岡県警、千葉県警の協力を得て日本共産党の海上オルグによる日本と中国間の密航などを内偵していた結果、その一端が判明したとして宮城、栃木、長野、愛媛、神奈川など各県警の応援を得て、同組織の有力船として活躍していた「第1勝漁丸」の元船長はじめ乗組員10人を出入国管理令違反の疑いで一斉検挙するとともに、これらの自宅、アジトなど全国で37カ所を家宅捜索しました。

 このグループは一時潜行していた日共幹部の野坂、志田、紺野らを中共から日本に運んだものとみられ、捜査によって当時の日本共産党の密出入国秘密ルートの全容が明らかになるものとみられるということでした。

 報道によれば、当局の調べで日本共産党は昭和25(1950)年6月、徳田、野坂ら中央委員が追放されたあと、しばらくの間小型漁船などを利用してこれらの幹部を国外へ脱出させ、あるいは中国、北朝鮮などから帰国潜入させていたといわれていますが、「当局の追及が厳しくなったので党専用の海外秘密連絡船が必要となり、この結果“人民艦隊”と呼ぶ小型船数隻を約1000万円で建造、漁船や運搬船にカムフラージュして密出入国に関わっていた」というもので、元全労連幹部・金子健太、元全逓委員長・土橋一吉、日共中央委員・河田賢治らが海外に潜行した密出入国はすべてこれら“人民艦隊”の手によるもので、今度の「第1勝漁丸」はその代表的なものだと当局ではみていました。

 この「第1勝漁丸」は、報道によると「みかけは普通の漁船と変わりないが、漁船にはふさわしくない120馬力という強力なエンジンを持ち、優秀な無線通信機を備えていた」と書かれており、何か北朝鮮の「高速工作船」に通ずるような気もしてきます。この船の乗組員は船長以下15人でみな党員で、「うち数人は他人の名をかたって船員手帳を不正入手していた」ということです。

 同船は昭和30(1955)年春、日本共産党が静岡県伊東港で建造、翌31(1956)年秋ごろまで同港や焼津港を基地として数回、中国との間を往復、日本共産党員などを輸送していたものとみられ、特に昭和30(1955)年8月11日、日本青年館で開かれた日本共産党の政策発表演説会に突然現れた野坂、紺野、志田らはこの第1勝漁丸で中国から日本に運ばれてきたものと当局は見ているとのことでした。

 この検挙の端緒は、警視庁が日本共産党の追放幹部を捜査中、その追放幹部のレポに元船員が多いところから“人民艦隊”の活動と、その乗組員グループの存在をキャッチ、第1勝漁丸が捜査線上に浮かんできたもの。第1勝漁丸は昭和31(1956)年の秋には「任務」を解かれ、乗組員は陸上の党機関に移ったり、一般商社の貨物船に乗り込んでいたということです。

 

 また報道では同22日午後、日本共産党中央委員会常任幹部会は「22日警視庁公安1課は党の幹部が出入国管理令に違反したと称し、多数の善良な市民諸君をほう助罪で逮捕した。これは総選挙を間近に控えて、わが党と人民大衆との間を離間しようとする破壊活動である。わが党は岸反動政府に対し厳重に抗議する」という抗議声明を出した旨も掲載しています。

 この第1勝漁丸に関しては同22日夜には愛知県で元甲板長が逮捕され、翌月の4月3日には福岡県で元甲板員が、4月6日には神奈川県で元機関士が相次いで逮捕され計13名の逮捕者を出しました。この取調べから4月12日、警視庁公安1課は最高責任者とみられる日本共産党中央委員、書記局員・岡田文吉、同元海上オルグ、中国地方委員、海事検定協会横浜支部検定員・谷水清、元日共北九州地区委員長・渡辺武、同長崎県ビューローキャップ、千葉ゴム産業経理部長・古庄邦三の4人を出入国管理令違反の疑いで逮捕するとともに自宅等14カ所を一斉家宅捜索しました。また両国はじめ5カ所の郵便局の関係郵便物を差し押さえています。同日午前、袴田里見、西沢隆二、岩間栄一、青柳盛雄らが警視庁を訪れ、三井公安1課長に対し「今回の手入れは当局のデッチ上げであり、岡田の逮捕は選挙妨害である」など数項目にわたり厳重抗議しました。

 4月12日、警視庁は第1勝漁丸の乗組員を取調べた結果、昭和27(1952)年1月び北海道札幌市内で当時、札幌市警の警備課長だった白鳥一雄警部(当時36)が帰宅途中、後ろから短銃で射殺されたいわゆる「白鳥事件」に関して、事件の関係者として全国指名手配中の日本共産党元札幌中核自衛隊員・佐藤博(34)、同門脇戌(27)、同大林昇(30)、党員・桂川良伸(26)の4人を昭和30(1955)年春と秋の2回にかけて、第1勝漁丸で中国に脱出させた事実を確認したと12日発表しました。

 4月14日、警視庁は日本共産党によるいわゆる「人民艦隊事件」に関して、日本共産党の関係者ばかりでなく、日本に潜入していた北朝鮮の工作員も国外に脱出させていたことを確認した旨の報道記事が出ました。それによると第1勝漁丸の僚船・第8明栄丸(35.5トン)は昭和32(1957)年8月から9月にかけて日本と北朝鮮の間をを往復した際、北朝鮮のスパイ・青木こと李京春(朝鮮人民共和国労働党幹部)を北鮮に脱出させたというもので、第8明栄丸は李京春を脱出させた功績で北朝鮮政府から賞与を受けたとされているといいます。

 また警視庁が昭和28(1953)年に手入れした“北鮮第1次スパイ事件”の大物・朴石鼓少佐を神戸から北鮮へ逃がしたのをはじめ、去る2月20、神奈川県警に捕まった元日共幹部、民対指導部キャップ・李太宇こと金忠権(38)の数回にわたる北鮮密航を助けたのも“人民艦隊”のグループであるとされており、この「人民艦隊」とされる漁船や運搬船、16隻の船名も明らかにしています。

 この年4月19日、日本共産党中央委員、常任幹部会員・紺野与次郎(48)、同西沢隆二(54)の両が「検疫法」違反容疑ならびに「出入国管理令」違反事件の参考人として警視庁公安1課の取調べに任意で応じましたが、終始「黙秘権」を行使しています。4月22日、警視庁公安1課は東京都北区西ヶ原、日本共産党本部家族対策キャップ・杉本ハマ(38)を出入国管理令違反ほう助の疑いで逮捕、同人宅と大田区入新井、中野区立第9中学校教諭・穴沢勝(31)、墨田区吾嬬町、ハマの実兄・臼井麿枝(40)宅の3カ所を家宅捜索しました。

 杉本ハマは前衛画家・杉本博さんの妻で、人民艦隊事件では中国への渡航者のアジト設定、レポ、第1勝漁丸船員の留守家族救援活動を行っており、今度逮捕された容疑は昭和30(1955)年6月、第1勝漁丸の第二回中共渡航の際、“氏名不詳”の日本人夫婦ら数人の渡航準備を手伝ったものとされ、家宅捜索を受けた穴沢、臼井宅は「渡航者の分宿所にあてられていた」とされています。また同日午後、日本共産党中央委員・河田賢治(58)、同常任幹部会員・袴田里見(55)、同調査部員・安斎庫治(52)の3人が検疫法違反の疑い、ならびに出入国管理令違反事件の参考人として警視庁公安1課に任意出頭して取調べを受けましたが3人はいずれも黙秘権を行使しています。

 5月20日、警視庁公安3課は北朝鮮の麻薬密輸団の拠点とされる東京都墨田区大平町の美容室経営者、忠原むめおこと李和恵(40)を麻薬取締法違反の疑いで逮捕し、さらにその調べから韓国系を装った麻薬密売による資金工作に関わっていた密入国北鮮人グループの存在をつかみ、27日早朝、北多摩郡国立町東区、黒住三郎こと朝鮮人、李玩春(33)、東京都渋谷区千駄ヶ谷、野々宮健友こと朱珍基(44)の2人を逮捕、家宅捜索して一味のレポ文書など証拠文書を押収しました。この手入れにより当局は密輸団が北鮮政府派遣の政治工作員と密接な関係を持っていた確証を握ったとしています。

 同課の調べによると忠原は昭和32(1957)年6月から11月まで密輸団の首領、李壮烈(35)に自宅をアジトとして提供し、李はここを密売ルートの根城として「赤ネタ」といわれる未精製ヘロインを都内、横浜、阪神、中国、北九州の各地に売りさばき、同課で判っただけでも2キロ(1グラム約1万円)にのぼる麻薬が美容室に隠匿され、その一部を忠原自身も李○満(既検挙)らを通じ密売していました。

 忠原はこの美容室を昭和28(1953)年7月から経営し、表向きは普通の美容店のように装っていましたが、実態は北朝鮮の対日工作の拠点としていたもので、当局では北鮮スパイ団の大物である元日共幹部、民対指導部キャップ、李太宇こと金忠権(38)と関係の深い北鮮政府派遣の政治工作員・某が同所に出入りしていたことを確認していたといいます。また同じく工作員の高某もここに潜伏し、北朝鮮に脱出するなど、同美容室は北朝鮮の対日工作の拠点となっていました。

 6月18日、警視庁公安3課は山口県下関市と広島県呉市で日本と北朝鮮間の密航などを手伝っていた第2吉栄丸(30トン)を摘発し、同船船主ら船員など4人を関税法違反容疑で逮捕、取調べを行うと同時に、北朝鮮政府が偽造した韓国の出国証明書など連絡文書多数を押収しました。公安3課の調べによると、さきに麻薬取締法違反容疑で逮捕した北鮮の対日工作員・李壮烈(35)の取調べから判ったもので、李は昭和32(1957)年4月23日、第2吉栄丸を船主から20万円でチャーター契約し、同月25日、山口県萩港を出港、北鮮興南港に入港、6月10日に韓国注文津港からのニセ出港証明書をもって同13日、北松浦郡生月港に帰港したもので、この際、李は多量のヘロインを北朝鮮から持ち帰り約2ポンドを東京、横浜方面で密売、対日工作資金の一部にしていたということです。

 また同課ではこの麻薬の密売先として、さきに検挙した前述李和恵(40)の手先である東京都中野区本町通、朝鮮人・徐丙俊(32)、埼玉県北足立郡足立町字志木、同・金徹(44)を逮捕しました。同人らは李和恵から受け取ったヘロイン75グラムを新宿、朝霞などで夜の女たちなど麻薬の末端密売者に流していたということです。

 昭和33(1958)年12月22日、東京地裁で人民艦隊事件の第1勝漁丸関連の裁判が初公判を迎えました。罪状は「白鳥事件」の容疑者、元札幌軍事委・中核自衛隊員・大林昴(30)ら4人を同艦隊の第一勝漁丸(34.6トン)で中共へ密出国させた密出国ほう助罪で、罪状認否では殆どの被告が起訴事実を否認したのに対し1名だけが起訴事実を認め注目されました。

 初公判から約1年3か月後の昭和35(1960)年3月31日、13被告に「無罪」の判決が下されました。無罪の理由は「この事件の本筋である密出国者がはっきりしないのに、その出国を助けた“補助役”だけを処罰するのには証拠が不十分」というもので、要するに白鳥事件の容疑者を中国まで運んだ件について「供述しているのは2名だけで、その供述も疑わしい…」というのが判決の要旨でした。この判決に対して検察側は控訴を検討したものの、結局控訴を断念し最終的に「無罪」が確定しました。

 最初に「この事件は避けて通れない…」と書いたのは裁判の結果がどうあれ、当時の警察による捜査の過程で北朝鮮の工作員も運んでいたという事実や、麻薬などの密輸、新たに建造した船が「漁船にはふさわしくない120馬力…」の性能を持っていたことなどと合わせ、日本国内で摘発された北朝鮮関係の事件のいくつかがこの人民艦隊事件の関係者とも関連性を持つことなどが報道記事を見ていく中で次々と浮上し、終戦間もない時期から北朝鮮側に協力していたということでした。

 過去の事件を掘り返していくと、私たちが想像する以上に北朝鮮による日本への潜入などは日本側の協力によって基盤が作られていたとも思えます。日本人を北朝鮮に連れ出すのも日本側の協力者がいれば簡単だったであろうと推測できます。

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参考記事

◆読売新聞  1952(昭和27)年5月7日 夕刊

追放幹部も関係か - 中共密航 取調べの山本検事発表

【門司発】

 下関の中共向け密出国未遂事件につき山口地検下関支部山本検事は7日朝、次のような見解を発表した。

① 密出国の目的は現在の捜査段階では北京メーデー参加と中共労働運動の視察にあると思われ、とくに重要な使命は持っていないようだ。

② 容疑者はいずれも日共党員で、追放8幹部と接近している者もあると考えられる。

③ 彼らがそれぞれの家を出てから検挙されるまで約半月間を経ているが、なお所持金は多いもので1人40万円も所持している点からみて、中共との連絡による計画的密航と考えられる。

④ 彼らが乗船予定の白山丸は逃走したと思われるが、先に中共側に拿捕された福岡市広田漁業の漁船・第三白山丸ではないかと思われる。

 なお、既報10名中、7日朝までに氏名年齢の確認されたもの次の通り。

 ▽関谷幸雄(20歳位)こと鈴木登・東京都全日本出版労組

 ▽藤川一栄(28歳)会社員 ・ 東京日本映画サークル協会

 ▽和田幸男(40歳位)東京日本映画サークル

 ▽山崎幸夫(25歳)こと渡辺享、狩野隆・国鉄吹田操車場勤務

 また、推定される者に

 ▽大和田三郎(21歳)工員・東京都世田谷区世田谷5-514がある。

 

◆読売新聞 1952(昭和27)年5月8日  朝刊

周到な計画  密航一味自供

【門司発】

 下関市警が逮捕、6日夜11時半、出入国管理法違反容疑で書類送検された日共党員16名の密出国事件について同署では7日も密航の背後関係に重点をおいて追及を続けているが、同日午後、一味のうち高松労組第一渋長・串田花王丸(40)元日共門司地区委員長・長江副誠二(34)は、密航計画の一端を自供した。

 それによると一味は5月3日の博多ドンタク祭りの混雑に紛れて博多港から出港の計画で準備を進めたが、船の都合で延びたらしく、この計画は元日共門司地区委員長・井上誠二を中心に下関日共海上突撃隊によって周到に進められ、密航船も下関―上海、博多―上海、佐世保―鹿児島―沖縄など関門、九州各港のコースが研究討議されたもので問題の白山丸の船長・小緑朝祐(27)は約1ヶ月前から下関市大和町市厚生会館に泊り海上突撃隊と数回にわたって密会し、4月末には江副とも会っている事実が判明した。

 

◆読売新聞  1957(昭和32)年12月2日 夕刊記事

北鮮密航グループ手入れ  17人の逮捕開始  全国37か所を捜索

 

 警察庁ではかねてから日本―北鮮を結ぶ密航、密易グループの究明を全国の警察に指示していたが、このほどその一端をつかんだので2日朝海上保安庁と協力、大阪、京都をはじめ新潟、山口、鳥取、島根、兵庫、広島、愛媛など各県警を動員、各地のアジト37か所を出入国管理令、外国為替および外国貿易管理法、関税法違反の疑いで一斉に捜索、関係者17人の逮捕に乗り出し、正午現在までに12人を逮捕した。

 

“漁船10数隻使う” 日共党員ら30余人運ぶ

 

 同庁はこのグループについては2年間にわたり追及していたが、去る11月14日山口県警が栄漁丸(17.8トン)の船員大津栄三(29)ほか1人を出入国管令、船員船舶法違反で検挙、取調べた結果、

① 大津ら5人は去る2月23日北鮮の新甫から昇運丸(29トン)で島根県に密入国した。

② 大津らは去る7月13日北鮮の新甫から日共の袴田里見常任幹部会員、河田賢治中央委員を栄漁丸で兵庫県

の香住港に上陸させた。

③ 使用した船はいずれも漁船で山口県下の西徳丸、昇運丸、丸美丸、栄漁丸のほか10数隻にのぼっている。

④ この組織は常習的に北鮮―日本間を往復、日共非合法財政組織に一役買い北鮮、中共からの資金、指令の提供に関係し日共秘密党員や北鮮労働党工作員を今まで3、40人運んでいた。

⑤ 密航のほか密易も手がけ、1往復700万―2000万円の荒稼ぎをやり、その総額は数億円にのぼるものと推定されている。

 など事件の輪郭が判明したため、こんどの手入れとなったものである。

主な捜索個所は次の通り。

警察庁関係=

大阪市東成区深江中4-26  「向陽産業」会社、

大阪市生野区生野2-73    西日本民対キャップ 陳東武(32)

大阪市東成区中道広町2-12  朝総連大阪府本部副社会部長 鄭時斗(29)

京都市左京区田中里之内町11-3 「向陽産業」社長  呂祚(36)

海上保安庁関係=

尼崎市広浜町4-13    元「太陽交易」監査役 金海順(41)

神戸市長田区         元会社重役  白石正一(50)

 

“袴田、河田(日共)両氏呼ぶ” 7月に来た鮮から密航の疑い

 

 警視庁公安3課では2日朝、日共幹部袴田里見常任幹部会員、河田賢治中央委員に対して出入国管理令違反事件の参考人として任意出頭を求めた。両氏は午後3時に出頭すると党本部ではいっている。

当局の調べによると既に逮捕された別稿の栄漁丸船員 大津栄三(29)らの自供によるもので、山口県警と警視庁で対策を協議し公安3課が調べることになったもの。

 当局としては両氏の帰国ルートについてはわかったが出入管令は26年10月に施行され、それ以前の占領法規では日本人の密入国について取り締まっていたが同令では日本人の入国については取締りの条項はないので出国の時期が施行後か、それ以前のものか不明のため逮捕状の請求はしていない。

 

◆読売新聞 1957.12.4 

「北鮮密輸の1人逮捕」

 

【門司発】

 門司海上保安部はかねて第5管区海上保安本部(神戸)からの手配で日共の北鮮密輸組織で活躍した1人として捜査中だった下関市大坪町、機帆船・昇運丸の乗組員・川口繁喜(32)を3日夜10時、自宅に帰ったところを関税法、出入国管理令違反容疑で逮捕した。

 川口は日本共産党下関地区海上オルグ・大津幸三(逮捕済み)とともに日共の北鮮ルートに使われた昇運丸に乗り込み、前後数回にわたって日本と北鮮間を往復、日共幹部・袴田、里見氏らを運ぶなど密輸に協力した疑い。

 

◆読売新聞  1957(昭和32)年12月23日 夕刊記事

手配の趙を逮捕  北鮮密航事件を追及

 

 日本―北鮮を結ぶ密航ルートを追及している警察庁、山口、愛媛県警はさる21日、東京都新宿区信濃町25 朝総連内朝鮮劇団事務局長 元日共民族対策部幹部 李太宇こと金忠権(38)と同部員 趙鐘培(29)の2人を出入国管理令違反容疑で全国に指名手配していたが、23日午前9時すぎ趙を宇都宮市江野3112さきで山口、栃木両県警係員が逮捕した。

 調べによると趙はさる30年11月1日北鮮に密航するため鳥取県網代港を出港、同県境港、浜田港などを回航、12月1日 第3大竹丸で金とともに下関港から北鮮へむけ出国、31年1月21日愛媛県八幡浜港に密入国したもの。趙は北鮮スパイ事件にも重要関連のあった人物で、対日工作員と当局ではみている。趙は宇都宮市内に自宅を新築中だった。

 

◆読売新聞 1957(昭和32)年12月23日  夕刊記事

“逃走の元日共委員ら捕わる” 官庁の経済関係スパイ?

 

 警視庁公安1課では23日までに鎌倉市乱橋材木座492 日本興信所代表 汐見石太郎(55)を犯人隠匿容疑で、同人方 元日共関西地方委員、日共党員 山下義雄こと堀江壮一(51)を東京地検の強盗罪による収監状でそれぞれ逮捕した。

 調べによると堀江は25年8月大阪市曽根崎町の大阪出版販売会社、桜橋書店の労働争議の際に両社の帳簿、書籍などを強奪し26年3月大阪地裁から強盗罪で懲役2年半の判決を受け、その後28年2月最高裁で上告棄却となり刑が確定してからも保釈のまま逃走、汐見方に身を寄せていたもので、来年2月5日には時効だった。

 同課では堀江が経済関係の官庁、重要産業の日共オルグと連絡、地下活動をしていたので内偵したところ逃走中の犯人と判明。

 汐見方を家宅捜索したところ官庁の機密書類が多数発見されたのでこれを提供した関係官庁の係官を公務員法違反で捜査している。

 

◆読売新聞  1958(昭和33)年1月30日  夕刊記事

日共の北鮮ルート急襲  20数か所捜索  党員ら10人逮捕

 

 海上保安庁では30日午前7時を期し第6管区海上保安本部を中心とした在日朝鮮人を含む日共党員の北鮮との密輸グループについて一斉手入れを行ったが、同正午 首謀者とみられる日共党員 芝村憲三(30)(大阪市西成区津守町)ら党員5人を含む10人を外国為替、外国貿易管理法、関税法、検疫法等違反容疑で逮捕、東京、大阪、下関、門司、厳原、愛媛など20数ヶ所を捜索したと発表した。

 当局の調べでは、この事件は昨年12月2日検挙した昇運丸、第3大黒丸事件と同様、容疑者たちが31年12月ごろから吉祥丸(51.46トン)、第6金比羅丸(49.3トン)、第8明栄丸(35.56トン)などの小型船を使用、表面は日本と韓国間の合法貿易を装いながら北鮮に船を回し密貿易をしていたもの。特に注目されるのは、北鮮の対日工作員を日本から脱出させるなど秘密連絡にあたっていた疑いがある。この事件は日共指揮のもとに“海上区常任”として活躍した同党員が主力となってこれらの船に乗組み、北鮮の某有力対日工作員の国外脱出にあたっては船長以下の乗組員全部を日共党員でかため、送還したりしていた。このため北鮮当局はその役割を高く評価していたという。

逮捕者は次の通り。

【第8明栄丸】関係

 日共党員・村上義明(28) 愛媛県越智郡下田水3739

 日共党員・神野朝次(29) 愛媛県新居浜市金子乙1378

【吉祥丸】関係

 日共党員・芝村憲三(30) 大阪府大阪市西成区津守町

        金秉洙(38) 山口県下関市彦島

        康巳善(36) 長崎県上県郡上対馬

        梁正吉(38) 長崎県上県郡上対馬

【第6金比羅丸】関係

        平山禎造(53) 山口県下関市竹崎町

        江口亀夫(29) 山口県下関市大和町

  日共党員・頼木 伝(39) 福岡県若松市浜5番町5

  日共党員・武田博文(27) 大阪府大阪市港区八幡屋松野町2-20

 

◆読売新聞 1958.3.22

「日共の“人民艦隊”手入れー元船長ら10人捕るー“赤い密航路”の第1勝漁丸」

 

 警視庁公安部は静岡、千葉両県警と協力、かねてから日本―中共を結ぶ日共の海上オルグ“人民艦隊”の実態について内偵していたが、このほどその一端をつかんだので22日朝宮城、栃木、長野、愛媛、神奈川など各県警の応援を得て、同組織の有力船として活躍していた「第1勝漁丸」の元船長はじめ乗組員10人を出入国管理令違反の疑いで一斉検挙するとともに、これらの自宅、アジトなど全国で37カ所を家宅捜索した。

 このグループは一時潜行していた日共幹部の野坂、志田、紺野氏らを中共から日本に運んだものとみられ、この捜査によって当時の日共の密出入国秘密ルートの全容が明らかになるものとみられる。

 

野坂氏らも運ぶ? 中共へ数回往復の専用船

 当局の調べによると日共は25年6月、徳田、野坂氏ら中央委員が追放されたあと、しばらくの間小型漁船などを利用してこれらの幹部を国外へ脱出させ、あるいは中共、北鮮などから帰国潜入させていたといわれるが、当局の追及が厳しくなったので党専用の海外秘密連絡船が必要となった。この結果“人民艦隊”と呼ぶ小型船数隻を約1000万円で建造、漁船や運搬船にカムフラージュして密出入国に関わっていた。

 元全労連幹部・金子健太、元全逓委員長・土橋一吉、日共中央委員・河田賢治氏らが海外に潜行した密出入国はすべてこれら“人民艦隊”の手によるもので、今度の「第1勝漁丸」はその代表的なものだと当局ではいっている。同船はみかけは普通の漁船と変わりないが、漁船にはふさわしくない120馬力という強力なエンジンを持ち、優秀な無線通信機を備えていた。乗組員は伊藤船長以下15人でみな党員、うち数人は他人の名をかたって船員手帳を不正入手していた。

 同船は30年春、日共が静岡県伊東港で建造、31年秋ごろまで同港や焼津港を基地として数回、中共との間を往復、日共党員、オルグを輸送していたものとみられ、特に30年8月11日、日本青年館で開かれた日共の政策発表演説会に突然現れた野坂、紺野、志田氏らはこの第1勝漁丸で中共から日本に運ばれてきたものと当局は見ている。この手入れの糸口は警視庁が追放幹部を捜査中、その追放幹部のレポに元船員が多いところから“人民艦隊”の活動と、その乗組員グループの存在をキャッチ、第1勝漁丸が捜査線上に浮かんできたものである。

 同船は31年秋、任務を解かれ、乗組員は陸上の党機関に移ったり、一般商社の貨物船に乗り込んでいた。

 この事件に関する検挙者氏名次のとおり。

▽千葉県館山市館山14-3 元第1勝漁丸船主、船長・伊藤勝志(46)

▽神奈川県相模原市清兵衛新田157-3, 元同船甲板員・富樫繁夫(33)

▽東京都北区十条仲原1-7 同日共中央海上オルグ・前谷寅男(31)

▽東京都江東区北砂町5-824 福井荘内 日共中央海上オルグ・冨永慈郎(30)

▽栃木県下都賀郡大平村富田1471 同日共神戸市委員・藤本治郎(33)

▽愛媛県新居浜市金子乙138 同神野朝二(29)

▽長野県松本市上土町7 中信地区委員会内機関員・日共愛知県財政部長・小川原朝次(34)

▽神奈川県川崎市溝ノ口下作延340 無線長・日共宮城県オルグ・遠藤敬吾(37)

▽愛媛県越智郡吉海町名甲3739 機関士・村上義明(27)

▽神奈川県横浜市南区三春台33 甲板長・日共愛知県東三河地区委員・鈴木登(33)

党から家屋提供か 立山の伊藤元船長の家

 

【千葉発】

 第1勝漁丸の船長兼船主の伊藤勝志(46)は宮城県桃生郡生まれ、小学校卒業後すぐ船員となったが昭和16年、船舶兵として応召、17年サイゴンで除隊後輸送船乗組員として終戦まで働いていた。

23年帰国、石巻市の市営住宅に住んだが病弱で一時は民生委員の世話になった。29年末、同市から焼津市小浜に移ったが、このころから日共と関係が出来たものとみられ、31年1月以降館山市に移った。この時には立派な家に住み、捜査本部では同家屋は党から提供を受けたものとみている。

 

日共 抗議声明

 人民艦隊の摘発について日共中央委員会常任幹部会は22日午後、次のような声明を発表した。

 「22日警視庁公安1課は党の幹部が出入国管理令に違反したと称し、多数の善良な市民諸君をほう助罪で逮捕した。これは総選挙を間近に控えて、わが党と人民大衆との間を離間しようとする破壊活動である。わが党は岸反動政府に対し厳重に抗議する」

 

◆読売新聞 1958.3.23 

「さらに1人逮捕、日共の人民艦隊」

 

 日共の人民艦隊摘発に乗り出した警視庁公安部は22日朝の一斉検挙に続き、同夜さらに愛知県警と協力、愛知県西尾道市道光寺天皇下10、元「第1勝漁丸」甲板長・可児登志夫(30)を出入国管理令違反の疑いで逮捕。同事件の逮捕者はこれで11人となった。

 

◆読売新聞 1958.4.4

「さらに元甲板員逮捕-日共の人民艦隊事件」

 

 日共の“人民艦隊”を追及中の警視庁公安部は福岡県警と協力、3日昼、元第1勝漁丸甲板員・宮地哲士郎(29)を出入国管理令違反の疑いで逮捕した。同人は31年秋ごろまで兵庫県海上オルグ、横浜地区海上オルグを経て日共所属の第1勝漁丸に甲板員として乗り込み、中共、日本を往復したもの。その後、国光汽船珠島丸船員として勤務。

 

◆読売新聞 1958.4.6

「さらに元機関士逮捕-日共“人民艦隊”事件」

 

 日共の“人民艦隊”を追及中の警視庁公安部では愛知県警と協力、6日朝、第1勝漁丸機関士・神原秀雄(29、横浜市鶴見区平安町1-9)を出入国管理令違反の疑いで逮捕した。同人はさる30年ごろ日共所属の第1勝漁丸に乗組んでいたもので、現在林兼株式会社所属・第32播州丸2等機関士をつとめ、シンガポール、上海を回り同日朝8時半、名古屋港に入港したところを逮捕されたもの。

 

◆読売新聞 1958.4.12

「日共人民艦隊の指揮者逮捕-岡田中央委員ら4党員-トラック部隊と関連か」

 

 日共“人民艦隊”の摘発に乗り出した経緯士長公安1課は、さきに逮捕した日共の密航専用船、第1勝漁丸(34.6トン)船長・伊藤勝志(46)はじめ乗組員13人の取調べから“人民艦隊”による対外秘密連絡の計画指令系統をつかんだので12日朝、その最高責任者とみられる日共中央委員、書記局員・岡田文吉(56、東京都渋谷区千駄ヶ谷4-823)、日共元海上オルグ、中国地方委員、海事検定協会横浜支部検定員・谷水清(36、大田区新井宿6-655)、元日共北九州地区委員長・渡辺武(43、文京区林町84)、日共長崎県ビューローキャップ、千葉ゴム産業経理部長・古庄邦三(43、中央区日本橋両国38,千葉ゴム産業内)の4人を出入国管理令違反の疑いで逮捕するとともに自宅等14カ所を一斉家宅捜索し、また両国はじめ5カ所の郵便局の関係郵便物を差し押さえた。

 逮捕された岡田文吉は当局が昨年夏以来追及中のトラック部隊のリーダーとみられているだけに人民艦隊、官庁スパイ事件の捜査とともに全国のトラック部隊を指揮していた日共中央部摘発の重要な足掛かりとして追及を進めるものとみられる。

 同課の調べによると岡田は30年春から31年春にかけて日共の対外秘密連絡の最高責任者となり古庄、渡辺はその参謀格だった。3人はしばしば都内で会合を持ち、第1勝漁丸の伊藤船長を招いて党の重要人物の密航について指示を与え、また谷水はこの指令によって密航者を党機関から預かり、勝漁丸が停泊していた静岡県焼津港まで案内した。当局が確認しただけでも30年春から1年間にわたり中共―日本の密航ルートを4回往復、10数人を中共に送り、10人を日本に上陸させている。

 これら密航した人物が誰であるかは当局でもまだつかんでいないが、同船が30年11月中旬、中共の呉淞港に4人を密航させた際は女1人がふくまれていたという。

 岡田中央委員に対する逮捕状は11日夜出され、警視庁公安1課員2人が居宅に張り込んだ。岡田宅は薬局を経営しているが12日午前3時半ごろ岡田が現れ路地に消えると、入れ違いに4人の屈強な男が店に入り、風呂敷包みのようなものを抱いて岡田の後に続いた。張込み員が逮捕しようと追跡したときは岡田らは待たせていた乗用車で逃げてしまった。

 同6時半、当局は家宅捜索だけ行うため、岡田宅に赴いたが、隣家の日共中央委員・松本一三氏や岩田英一、谷村直雄氏らが現れ捜索令状に書かれた岡田宅の番地が「渋谷区千駄ヶ谷4-82」となっており、末尾の「3」の数字が落ちていたのを指摘して抗議、2時間にわたってすったもんだのあげく、結局当局が折れて係官が逮捕令状の書き換えに引揚げた。ところが皮肉にもその直後の同8時半ごろ岡田はタクシーで帰宅した。

 “岡田帰宅”の報告に当局は慌ててとって返し、同9時35分自宅で逮捕状を執行した。岡田は令状の容疑内容を付き添ってきた弁護士・青柳盛雄氏ら党関係者とゆっくり読み下したのち警視庁に連行された。つめかけた報道陣に対し「こんどの検挙は選挙を前にした当局の陰謀だ。逮捕状には30年11月、氏名不詳の男3人、女1人を呉淞に送った密出国容疑とあるが、当時第1勝漁丸は日本海で操業しており、いくらでも反証をあげることができる」と語った。

 

◆読売新聞 1958.4.13

「社会・文化:日共手入れ、人民艦隊・官庁スパイ」

 

 警視庁公安1課は11日、日共の“官庁スパイ事件”で経済企画庁総合計画局計画官・林裕次郎(41)、同局専門調査員・矢島不二男(33)、農林省愛知用水公団監理官補佐・早野正夫(45)、大蔵省管財局管理課・小林昭治(30)の4人を国家公務員法違反の疑いで逮捕、さらに翌12日“人民艦隊”“の最高責任者とみられる日共中央委員、書記局員・岡田文吉(56)、元中国地方委員、同海上オルグ、海事検定協会横浜支部検定員・谷水清(36)、元北九州地区委員長・渡辺武(43)、長崎県ビューローキャップ、千葉ゴム産業経理部長・古庄邦三(43)の4人を出入国管理令違反容疑で逮捕、それぞれ自宅、役所などの関係場所の家宅捜索を行った。

 官庁スパイは昨年暮れ逮捕された元日共関西地方委員・堀江壮一(51)に「公務員として知りえた」秘密情報を流していたもので、とくに林は30年5月、経済産業長の調査官時代、日比賠償のリストなどの外交機密をもらしていたという。また人民艦隊のグループはさきに摘発された非合法資金獲得のトラック部隊ともかんれんがあるものとして追及している。

 

◆読売新聞 1958.4.14

「人民艦隊は16隻-当局、資金面の証拠もつかむ」

 

 人民艦隊の“旗艦”ともいえる第1勝漁丸は当局の捜査によって4回にわたる中共密航で往路、白鳥事件主犯・佐藤博ら9人ないし11人、帰路、野坂氏ら4人の重要人物を運んだことが明らかになったが、当局ではこうした日共の対外秘密連絡の任務をおびた“人民艦隊”は25年ごろから16隻にのぼっているとみている。

 このうち第1勝漁丸グループの最高責任者は岡田中央委員で、資金担当のリーダーは12日の朝、岡田とともに逮捕された日共長崎県ビューローキャップ、千葉ゴム産業会社経理部長・古庄邦三(43)であるとみている。

 古庄は当局が捜査中の日共非合法財政組織“トラック部隊”のメンバーであり、30年10月トラック部隊第2隊長、長橋正太郎(中共へ密出国)が乗っ取った千葉ゴム産業に経理部長として送り込まれ、その収奪資金を“艦隊”の直接の会計責任者・宮地鉄士郎(29、既逮捕)に渡していたという。

 当局では“人民艦隊”の資金面と党中央を結ぶ事実を裏付ける証拠として32年6月、第1勝漁丸操機長・小原茂氏(30)が病死した際、同人の実家に送られてきた党中央委員会名義の見舞金の現金書留封書、香典の包み及び党の「病死をいたずらに任務の過剰という理由にするのは誤りだが、党機関が下部の保健に留意しなかったことは認める」との批判書など多数の有力証拠を押収しているという。

 

野坂氏ら近く喚問-便乗を確認

 

 日共の“人民艦隊”事件を追及中の警視庁公安1課は日共の密航専用船だった第1勝漁丸(34.6トン)を利用して日本―中共間を密出入国した人物の割出しを急いでいたが、13日までに日共第1書記・野坂参三(66)、同中央委員、常任幹部会員・紺野与次郎(48)、同・西沢隆二(54)、同調査部員・安斎庫治(52)の4氏が同船で中共から帰国したことを確認、近く4氏の任意出頭を求め参考人として事情を聞くことになった。またこれまでの乗組員の取調べなどから同船の運営資金面や4回にわたる密航の模様などもほぼ明らかになった。

 同課の調べによると第1勝漁丸は初航の30年4月中旬、白鳥事件の容疑者・佐藤博、門脇成を乗せて静岡県焼津港を出港、1週間後上海呉淞(ウースン)港に入ったが、帰航の際紺野、西沢両氏を乗せて5月中旬焼津港に帰ってきた。両氏はテク組織(党幹部防衛の秘密組織)の出迎えを待ちくたびれて指令を待たず国鉄で東京御徒町駅までゆき姿を消した。(のちに両氏のこの単独行動は人民艦隊の最高責任者である岡田文吉中央委員=12日逮捕=から責められ2人は自己批判したといわれる)

また同年6月から7月下旬にかけての第2航では往路2人あるいは4人(うち1人は軍事委員とみられる)の人物を運び、帰りは同じく呉淞港から野坂、安斎両氏を乗せた。

 2人は船員が宿泊していた上海の宿舎にあらわれて挨拶し、出港の際は中共の警備艇に上海沖の花鳥山灯台まで見送られた。船が静岡県伊東港に着くと両氏は船内で着ていた作業服をぬぎ、中共から持ってきた背広に着替えて上陸、出迎えの高級車に乗り東京方面に向かったという。当局では野坂氏はその直後の7月25日に開かれた6全協に出席したものとみている。

 同年11月初旬から12月初旬にかけての第3航では白鳥事件容疑者・大林昇、桂川良伸のほか男1人、女1人を乗密出国させているが、帰りに人を預かってきたかどうかはいまのところ不明である。

さらに第4航の31年3月から4月にかけては同船運営面の指導部員で、乗組員でもある糸川渉(28)(三重県尾鷲市曽根町56)を上海に残してきた。

 糸川は仲間の乗組員たちに「帰ったらしっかりやれ」と激励していたという。当局では野坂氏らが日本を脱出したのは25年6月のマ司令部追放指令後間もなくのこととみており、当時の密出国取締りのポツダム政令は失効しているため、密出国については刑事責任は不問となるが、検疫法第5条にふれるので、もし参考人としての出頭要求を拒んだ場合は同条を適用する意向のようである。

 

警視庁・三井公安1課長談

 「野坂氏ら4氏はいずれ事件の参考人および検疫法違反の容疑者として事情を聞くつもりだが、いまのところ逮捕状の執行は考えていない」

 

デッチあげだ-紺野氏語る

 “人民艦隊”で当局に名前を挙げられた1人、日共中央委員、常任幹部会員・紺野与次郎氏(48、東京都世田谷区3-2091)は13日の夜自宅で「いっさいは当局のデッチあげだ」と次のように語った。

「第1勝漁丸などという船は見たことも聞いたこともない。国会解散を前に、国民の注意をもっと重要なことからそらすために、一連の反共デモを当局が作り出したとボクは考えている。すべてネツ造ですよ」

 

◆読売新聞 1958(昭和33)年4月15日  朝刊記事

北鮮スパイも運ぶ 人民艦隊

 

 日共の“人民艦隊”事件を追及中の警視庁公安1課は16隻にのぼる“艦隊”の行動を調べていたが、14日これらの密航船が党関係者ばかりでなく、日本に潜入した北鮮の特殊工作員を国外に脱出させていたことを確認、北鮮スパイと“人民艦隊”の結びつきが明らかになった。

 同課の調べによると第1勝漁丸の僚船・第8明栄丸(35.5トン)は昨年8月から9月にかけて北鮮を往復、この際北鮮スパイ・青木こと李京春(朝鮮人民共和国労働党幹部)を北鮮に脱出させた。また警視庁が28年手入れした北鮮第1次スパイの大物・朴石鼓少佐を神戸から北鮮へ逃がしたのをはじめ去る2月20、神奈川県警に捕まった元日共幹部、民対指導部キャップ・李太宇こと金忠権(38)の数回にわたる北鮮密航を助けたのも“人民艦隊”のグループである。ことに第8明栄丸は李京春を脱出させた功績で平壌政府から賞与を受けたといわれている。

 いままで判明した16隻の“艦隊”は

①千代丸

②源丸

③日進丸

④祝丸

⑤第3惣開丸

⑥常晴丸

⑦第3高浜丸

⑧喜九丸

⑨栄漁丸

⑩吉祥丸

⑪琴平丸

⑫第8明栄丸

⑬第6品栄丸

⑭太陽丸

⑮第1勝漁丸

⑯幸福丸

 で、いずれも10トンから35トン程度の漁船または運搬船。千代丸は鹿児島港から元全労連幹部・金子健太氏、日進丸は長崎港から前進座俳優・中村翫右衛門丈、元産別副議長・亀田東伍氏を中共に運び、第3高浜丸は日共“トラック部隊”初代キャップ・大村英之助(52)を中共から、栄漁丸は日共中央委員・袴田里見、同河田賢治の両氏を北鮮から日本に運んだことを確認。

 

◆読売新聞 1958.4.19

「紺野、西沢両氏が出頭-人民艦隊の密入国に黙秘権」

 

 日共中央委員、常任幹部会員・紺野与次郎(48)、同西沢隆二(54)の両氏は19日午前8時半、検疫法違反容疑ならびに出入国管理令違反事件の参考人として警視庁公安1課に任意出頭し渡部係長、三栖警部の取調べを受けた。両氏はいずれも黙秘権を行使し、同11時取調べを終わって引揚げた。

 同課の調べによると両氏は去る30年5月“人民艦隊”の第1勝漁丸で中共から帰国したが、この際、検疫法第5条に違反したという疑いで18日出頭を求められていた。同課では近く同じ容疑で野坂第1書記も参考人として出頭を求める方針だという。

 

紺野与次郎氏談

 「第1勝漁丸の件については何も知らないので供述を拒否した。すべては当局のデッチ上げで、警視庁の係官は上層部のファッショ化の意図も知らずわれわれを弾圧しているのだ」

 

◆読売新聞 1958.4.22

「密航のアジトを作る-人民艦隊 女キャップを逮捕」

 

 日共の“人民艦隊”事件を追及中の警視庁公安1課は22日午前7時、東京都北区西ヶ原1-48、党本部家族対策キャップ・杉本ハマ(38)を出入国管理令違反ほう助の疑いで逮捕、同人宅と大田区入新井4-58、中野区立第9中学校教諭・穴沢勝さん(31)、墨田区吾嬬町1-20、ハマの実兄・臼井麿枝さん(40)宅の3カ所を家宅捜索した。

 当局の調べによるとハマは前衛画家・杉本博さんの妻で、人民艦隊事件では中共への渡航者のアジト設定、レポ、第1勝漁丸船員の留守家族救援活動を行っており、今度逮捕された容疑は30年6月、第1勝漁丸の第二回中共渡航の際、“氏名不詳”の日本人夫婦ら数人の渡航準備を手伝ったもの。

また家宅捜索を受けた穴沢、臼井さん宅は渡航者の分宿所にあてられていた。

 

◆読売新聞 1958.4.23

「河田氏ら3人出頭-“人民艦隊”で密入国の疑い」

 

 日共中央委員・河田賢治(58)、同常任幹部会員・袴田里見(55)、同調査部員・安斎庫治(52)の3氏は22日午後4時、検疫法違反の疑い、ならびに出入国管理令違反事件の参考人として警視庁公安1課に任意出頭し、渡部係長、三栖警部、仲村警部補の取調べを受けた。

3氏はいずれも黙秘権を行使し、同6時すぎ引揚げた。

 同課では河田、袴田両氏は昨年7月13日“人民艦隊”の栄漁丸(17.8トン)で北鮮新甫から兵庫県香住港に、また安斎氏は30年7月下旬、同じく第1勝漁丸(34.6トン)で中共、呉淞から静岡県伊東港にそれぞれ密入国、この際検疫法に違反した疑い。

 

◆読売新聞 1958.5.12

「北鮮麻薬密輸団手入れ-主犯ら10人逮捕-全国で18か所を捜索-対日工作の資金ルート」

 

 北鮮からの大掛かりな麻薬密輸ルートを内偵していた警視庁公安3課はこのほどその実態をつかんだので山口、兵庫各県警の協力のもとに同課・黒沢2係長ら係官70人を動員、12日朝6時を期して首謀者の北鮮人・忠原健こと李壮烈(35、下関市竹崎町282貿易会社・中央公司社長)ら女4人を含む一味10人を麻薬取締法違反容疑並びに同現行犯で一斉検挙するとともに都内はじめ横浜、大阪、神戸、下関など全国18カ所のアジトを家宅捜索、証拠書類多数と麻薬若干を押収した。

 当局ではこの一味の麻薬密売総額は約6キロ(10数ポンド)数千万円にのぼり、その利益の大部分が来た鮮から対日工作任務をおびて潜入してきた在日北鮮諜報組織の活動資金に流されていたものとみており、このp手入れによって事件はさる26年9月の第1次以来2次、3次と検挙し続けている北鮮スパイ団の“第4次”摘発にまではってんするものとみられる。

 

対日工作の資金ルート

 同課の調べによると一味は北鮮系朝鮮人で、その組織は数十人にのぼり27年ごろから、日本―北鮮間をしばしば密航、赤ネタという特殊麻薬(ディ・アセチル・モルヒネ)を密輸入、日本人を手先にして1グラム1万円ぐらいで売りさばき、その利得を北鮮対日工作員の活動資金としていたもの。

 

◆読売新聞  1958(昭和33)年5月27日 夕刊記事

対日工作の拠点つく  北鮮麻薬密輸団 3人逮捕

 

 北鮮麻薬密輸団を追及中の警視庁公安3課はさる20日 密輸団の拠点である東京都墨田区大平町3-5 由枝美容室経営者 忠原むめおこと李和恵(40)を麻薬取締法違反の疑いで逮捕、さらにその調べから韓国系を装った麻薬密売による資金工作におどっていた密入国北鮮人グループの存在をつかみ、27日早朝 北多摩郡国立町東区34 黒住三郎こと朝鮮人 李玩春(33)、東京都渋谷区千駄ヶ谷2-414 野々宮健友こと朱珍基(44)の2人を逮捕、家宅捜索して一味のレポ文書など証拠文書を押収した。この手入れで当局は密輸団が北鮮政府派遣の政治工作員と密接な関係を持っていた確証を握ったと言っている。

 同課の調べによると忠原は昨年6月から11月まで密輸団の首領、李壮烈(35)に自宅をアジトとして提供、李はここを密売ルートの根城としていわゆる“赤ネタ”という未精製ヘロインを都内、横浜、阪神、中国、北九州の各地に売りさばき、同課で判っただけでも2キロ(1グラム約1万円)にのぼる麻薬が同美容室に隠匿され、その一部を忠原自身も李○満(既検挙)らを通じ密売していた。

 忠原はこの美容室を28年7月から経営、表向きは普通の美容店のように装って北鮮の対日工作の拠点としていたもので、当局では北鮮スパイ団の大物である元日共幹部、民対指導部キャップ 李太宇こと金忠権(38)と関係の深い北鮮政府派遣の政治工作員・某が同所に出入りしていたことを確認。また同じく工作員の高 某もここに潜伏し、北鮮に脱出するなど同美容室は北鮮の対日工作の拠点となっていた。

 またこの朝逮捕した李玩春と朱珍基は昨年7、8月ごろ、“赤ネタ”約100グラムを買い入れ密売、その利益を工作資金としていたもので、両人とも北鮮からの密入国者でありながら偽名を使い韓国系の在日居留民団員を装って李壮烈の手先となり資金工作を行っていたと当局ではいっている。 

 

◆読売新聞 1958.6.12

「志田重男氏現る-昭島に-人民艦隊で取調べ」

 

 去る31年1月以来、地下に潜行、“第2共産党”結成の動きなどを見せていた日共中央委員、同常任幹部会員・志田重男氏(46)について治安当局ではその行方をさがしていたが、このほど昭島市中神町1171のアジトに潜んでいることがわかり、12日正午、警視庁公安1課・渡部係長らが急行、とりあえず東京都下青梅線中神駅前の旅館「つたや」に任意出頭を求め“人民艦隊”“トラック部隊”などを指導した疑いで取り調べた。

 

“新党”は無根-公然活動する-記者団と問答

 なお志田氏は取り調べに対し事件の焦点については黙秘した。記者団との一問一答は次の通り

党を除名されたことについてどう思うか

 「ノーコメントだ。しかし明らかに党規約を破って行方を明かせなかったことは認める。なぜ規約を破らなければなかったかは歴史が証明するだろう」

 潜行中、共産党の第二新党を結成することを続けてきたというが。

「事実無根だ」

 最近表面に姿を見せるつもりだったのか。

「党大会前に世間に姿を現すつもりだった。きょうから公然活動を続ける。党を中傷するようなことはしない。

 現在の党のあり方をどう思うか。

「ここで言えない。しかし党を強化することと人民の力を強化することは一つの問題だ。その立場を離れると党は偏向する」

 

昨年から近郊を転々

 当局の調べによる志田氏の潜行後の足取りは次の通り。

 31年7月に山梨県に姿を現し、同8月、静岡県長岡で開かれた古奈会議に出席して“第二共産党”の死だ草案を発表、その後大阪へ向かった。

 32年初めには上京、都内あるいは都心から1時間以内の所にアジトをつくり転々としていた。

 また30年8月11日、野坂、紺野両氏が現れた当時は日本橋の上田旅館にいたのを確認しているが、昨年12月2日、同旅館がトラック部隊事件で手入れを受けた当時は埼玉県南埼玉郡八汐村鶴ケ曽根の農家の一室を借りて転居、元高校教師という名目で住み込んだ。

 頭を刈りこんでチョビ髭をつくり、二色のメガネをたえずかけかえ“トニー谷のオジさん”と近所の子供たちから呼ばれていた。

 最近は都内にいるとの情報を入手、当局は刑事を都内各所に張り込ませたところ、さる10日神田明神境内に現れたところを確認、尾行を続けた結果、昭島市中神町1171のアジトに身を潜めていることが判った。

 

トラック部隊三代目隊長逮捕

日共の秘密財政組織“トラック部隊”を追及中の警視庁公安1課は12日朝、同部隊三代目隊長・一色こと山崎忠男(49、東京都世田谷区下馬町1-104)を特別背任の疑いで逮捕、同人宅、中央区日本橋〇町1-7、メリヤス会館内、日本繊維経済研究所など5カ所を捜索した。

 

◆読売新聞 1958.12.22

「人民艦隊-第一勝漁丸-初公判ひらく 足並乱れた被告-富樫だけ罪状認める」

 

 日共の海外秘密連絡ルート「人民艦隊事件」に関連して「白鳥警部射殺事件」の容疑者、元札幌軍事委・中核自衛隊員・大林昴(30)ら4人を同艦隊の第一勝漁丸(34.6トン)で中共へ密出国させ、密出国ほう助罪で起訴された日共中央委員・岡田文吉(56、東京都渋谷区千駄ヶ谷4-823)、元第一勝漁丸船長・伊藤勝志(46)ら13被告に対する第1回公判は22日午前11時から東京地裁・横川裁判長係で開かれた。殆どの被告が起訴事実を否認したのに対し元同船員・富樫繁夫被告(34)だけが起訴事実を認め注目された。

 この日全被告が出廷、傍聴席には志賀義雄代議士ら約20人が姿をみせた。公判は横川裁判長の人定尋問についで起訴状朗読が行われた後、罪状認否に入ったが、岡田被告らは「この事件は日共を弾圧しようとする政治的な意図をもってでっちあげられたもので、全く事実無根のものである」と全面的に否認したが、富樫被告は「他の被告の事はしらないが、私は起訴状にある4人を運んだことはある」と起訴事実を認めた。

 日共に関連した事件で被告団が公判当初から足並みを乱したケースはめずらしいことで、一瞬法廷を動揺させ、正午休憩に入った。

関係被告はつぎのとおり

▽岡田文吉

▽伊藤勝志

▽愛知県西尾市道光寺町、船員・可児登志夫(31)

▽神奈川県相模原市清兵衛新田、無職・富樫繁夫(34)

▽愛媛県新居浜市金子乙、同・神野朝二(30)

▽東京都北区十条仲原1-7、同・前谷重男(33)

▽川崎市下作延、船員・遠藤敬吾(39)

▽愛媛県越智郡吉海町、無職・村上義明(28)

▽栃木県下都賀郡大平村、製図工・藤本治郎(30)

▽長野県松本市岡ノ宮、無職・小川原今朝次(35)

▽横浜市鶴見区平安町、船員・神原秀雄(30)

▽・・・

 

◆読売新聞 1960.3.31

「人民艦隊に無罪、全員の証拠不十分と-東京地裁判決」

 

 東京地裁刑事8部、横川敏雄裁判長はさる30年11月、札幌市警・白鳥警部射殺事件の容疑者らを中共に運び、出入国管理令違反ほう助罪で起訴された、いわゆる“人民艦隊事件”の日共中央委員・岡田文吉氏(58)ら13被告に対し31日午前10時20分、全員無罪の判決を下した。「この事件の本筋である密出国者がはっきりしないのに、その出国を助けた“補助役”だけを処罰するのには将校が不十分」というのが無罪理由。

 日共の海外秘密連絡ルートとして騒がれたこの事件も結局は“ゆうれい艦隊”と決めつけられたわけである。横川裁判長は同じ密出国ケースの白山丸事件に対しても先月26日、全員に裁判打ち切りの公訴棄却判決を言い渡しており、かさなる黒星に検察側は直ちに検事控訴の検討をはじめた。なお村上被告はこの日欠席したので、あらためて無罪が言い渡される。

被告人氏名は次の通り

▽日共中央委員・岡田文吉(58)

▽第1勝漁丸、元船長・伊藤勝志(48)

▽無職・古庄邦三(45)

▽海事検定協会支部職員・谷水清(37)

▽元船員・可児登志男(32)

(以上いずれも求刑懲役6カ月)

▽無職・富樫繁夫(35)

▽会社員・神野朝二(31)

▽元船員・前谷寅男(33)

▽船員・遠藤敬吾(39)

▽製図工・藤本次郎(34)

▽船員・村上義明(29)

▽団体役員・小川原今朝次(36)

▽船員・神原秀雄(31)

(以上いずれも求刑懲役5カ月)

【判決要旨】

 被告人らの行為は「従犯」として罰せられる事案だから一番重要なのは「本犯」すなわち密出国した乗客の事だ。証拠によると伊藤被告らが30年11月13日ごろから12月上旬まで第1勝漁丸に乗って航海に出ていたことは推定されるが、その際客を乗せて中共に行ったとの証拠は富樫被告の供述と村上被告の検察官調書以外にはない。しかし富樫供述には不審な点が多く架空の物語と思われる部分さえある。しかも富樫には警官から金品を送られ、または報酬を約束されて情報提供者となっていた疑いがある。村上の調書も不審な点が多く新婚の身を拘置され弱い性格から迎合的供述をした疑いがあ・・・

 

野村東京地検検事正の話

 「思想的な事件は団結が固いから、仲間から離れ自白する場合、生命の危険を感じているはずだ。それをある程度警察が保護するのはやむを得ない。今度の場合、多少反故に行き過ぎがあったとしてもそれだけで供述が信用できないというのは心外だ。こういうことではこの種の事件が捜査できなくなるおそれもあり、十分検討して控訴したい」

 

寺本弁護人の話

 「実際に中共に行ってないのだから無罪は当然だ。これで検察当局のデッチあげが証明されたわけだ。横川裁判長はよく真実を見抜いてくれたと思う」

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・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

https://www.chosa-kai.jp/goods

 

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

・増元照明調査会副代表(前家族会事務局長がゲスト)

https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

 

★5月13日(木) 18:30 5.13仰天集会(調査会主催)

・会場が使えなくなったため無観客で実施します

・調査会・特定失踪者家族会役員が参加

YouTubeでライブ中継します

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

★5月22日(土)午前 北九州(加藤久美子さん)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

 

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」

 地下鉄赤坂駅徒歩4分(福岡市中央区鶴舞2-5-1)

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

 

★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

・熱田神宮文化殿

 名鉄神宮前徒歩3分(名古屋市熱田区神宮1-1-1)

・調査会代表荒木が参加

・問合せ 熱田神宮文化殿(052-671-0852)

 

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

幹事長村尾がパーソナリティー  

現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

 

★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

----------- 

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

////////////////////////////////////////////////////////// 

北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

http://araki.way-nifty.com/araki/2021/01/post-2e613f.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

_________________________________________ 

特定失踪者問題調査会ニュース 

--------------------------------------------------------- 

〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 

Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059 

email:comjansite2003■chosa-kai.jp 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/ 

YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A 

発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は 

kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

■特定失踪者問題調査会■ 

●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 

●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

(銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) 

■特定失踪者家族会■ 

郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会

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韓国軍捕虜と拉致被害者の話(R3.5.12)

 令和3年5月12日水曜日のショートメッセージ(Vol.405)。北朝鮮にいる拉致被害者がどんな思いでいるだろうかということで、同様の立場の韓国軍捕虜(朝鮮戦争で捕虜になった韓国の軍人)のことについてお話ししました。北朝鮮で事業をやり、後にスパイとして逮捕されて2018年に解放された金東哲(ドンチョル・キム)博士の体験です。

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2021年5月11日

5月13日「仰天集会」についてのお知らせ

5月13日の「仰天集会」は緊急事態宣言にともない会場が使用できなくなったため無観客でYouTubeライブのみ行います。そちらをご覧下さい。なお、報道関係の方等で当日取材等を希望される場合はご連絡下さい。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 

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しおかぜ応援クラウドファンディング・YouTubeにCM配信【調査会NEWS3435】(R3.5.11)

特定失踪者問題調査会幹事長 村尾建兒

 これまでも多くの皆様に支えられ、北朝鮮当局の妨害電波と闘いながら放送を続けて来た「しおかぜ」は、本年2月より番組内容の改編、放送スケジュールの見直しなど、北朝鮮への更なる情報注入拡大に邁進してまいりましたが、この度、放送基盤の強化と安定した運営確保を図るため、クラウドファンディングを立ち上げます。題して『北朝鮮向けラジオ放送「しおかぜ」応援プロジェクト』。

 具体的には「しおかぜ」1ヶ月分の送信を皆さんの手で北朝鮮に送るために力をお借りします。目標金額は220万円(1ヶ月分送信費用+クラウド会社手数料)、募集期間は58日間、スタート日は2021年5月14日(金)10時から2021年7月11日(日)23時まで。目標額に達した際は、2021年10月分の放送に充填する予定です。

 今回の応援プロジェクトは、YouTubeへ告知CMを2パターン13日昼より配信、幅広い世代への訴求効果を図ります。またリターンには、「しおかぜ」テーマ曲の「しおかぜに乗せて」CDや、支援者の方から熱望されていた屋外仕様「しおかぜステッカー」をクラウド開始記念として用意しました。是非クラウドサイトでご確認下さい。

https://readyfor.jp/projects/61998

 映画「めぐみへの誓い」制作にも多大な反響と募金を集めたクラウドファンディング。この企画を機に、北朝鮮向けラジオ放送の重要性や必要性を知って頂きたいとともに、これまで拉致問題に触れてこなかった皆様へ「しおかぜ」はもとより、拉致の可能性がある「特定失踪者」の存在も周知したいと考えています。そのひとつとしてクラウド開催中に特設サイトを開設。特定失踪者や調査会の活動について見やすく掲載しています。是非、拡散へのご協力をお願い致します。

https://www.shiokaze.work/

 今だから出来ること、今やらなくてはならないこと、今後も被害者救出、問題周知のため行動して参ります。たくさんの皆様のご理解とご支援、ご参加何卒よろしくお願い申し上げます。

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

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<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

・増元照明調査会副代表(前家族会事務局長がゲスト)

https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

★5月13日(木) 18:30 5.13仰天集会(調査会主催)

・会場が使えなくなったため無観客で実施します

・調査会・特定失踪者家族会役員が参加

YouTubeでライブ中継します

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)午前 北九州(加藤久美子さん)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

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・福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」

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・熱田神宮文化殿

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・調査会代表荒木が参加

・問合せ 熱田神宮文化殿(052-671-0852)

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

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 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

幹事長村尾がパーソナリティー  

現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

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着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

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発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は 

kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

■特定失踪者問題調査会■ 

●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 

●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

(銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) 

■特定失踪者家族会■ 

郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会

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拉致被害者は北朝鮮でどうしているのか(R3.5.11)

 令和3年5月11日火曜日のショートメッセージ(vol.404)。拉致被害者が北朝鮮でどうしているのかについては正直私も断片的な情報しかありませんが、間違いなく言えるのはお花畑で暮らしているわけではないということです。だからこそ一刻も早く取り返さなければなりません。

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2021年5月10日

必要は法律を越える(R3.5.10)

令和3年5月10日月曜日のショートメッセージ(Vol.403)。昨日発信した特定失踪者問題調査会の「調査会NEWS」3434号の内容と重なりますのでそちらも御一読いただければ幸いです。
http://araki.way-nifty.com/araki/2021/05/post-6f590b.html

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2021年5月 9日

必要は法律を越える【調査会NEWS3434】(R3.5.9)

 「必要は法律を越える」という言葉は昨年予備役ブルーリボンの会のシンポジウムで渡辺周・元防衛副大臣が語った言葉です。要は拉致被害者救出が必要であれば自衛隊が使えるということですが、昨晩救う会兵庫の島尾副代表からワクチン接種に関する厚労省の文書を教えてもらってさらにその意を強くしました。

 https://www.mhlw.go.jp/content/000773564.pdf

 これは厚労省から自治体に出された「新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種のための筋肉内注射の歯科医師による実施について」というもので、平たく言えば「歯科医師がワクチン注射をするのは医師法違反だけどこんなご時世だから認めますよ」ということです。もちろん法律を変えるわけではなく、「公衆衛生上の観点からやむを得ないものとして、医師法第17条との関係では違法性が阻却され得るものと考えられる」として単なる事務連絡で片付けてしまっています。

 この状況ですから(ワクチン自体の是非は別として)、その対応自体は別に問題ないと思いますし、この措置に「医師法違反だから反対」という人もいないでしょう。だったら「北朝鮮に拉致された国民を救出するという観点からやむを得ないものとして、憲法及び自衛隊法との関係では違法性が阻却され得るものと考えられる」として片付ければ良いのではないでしょうか。防衛省が厚さ8センチの資料を出そうがなんだろうが、法律が国民の命に優先するはずはありません。

 何かこんなことを考えていくと、結局これまで大きな壁だと思い続けてきた法律が、実は大した壁ではなかったのだなと実感します。これは拉致認定なども同様なのですが。

 政府も「緊急事態」と言っているこの時期ですから、あらためて本当に必要なことは何なのか考えてみるべきではないでしょうか。そして、必要なら「法律を越える」こともしていかなければならないと思う次第です。13日の「仰天集会」ではそのあたりのことも含めて発表をしようと考えています。

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

https://www.chosa-kai.jp/goods

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

・増元照明調査会副代表(前家族会事務局長がゲスト)

https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

★5月13日(木) 18:30 5.13仰天集会(調査会主催)

・小石川運動場会議室(文京区後楽1-8-23 03-3811-4507)

 飯田橋駅下車徒歩3~8分

・調査会・特定失踪者家族会役員が参加

YouTubeでライブ中継します

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)午前 北九州(加藤久美子さん)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」

 地下鉄赤坂駅徒歩4分(福岡市中央区鶴舞2-5-1)

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

 

★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

・熱田神宮文化殿

 名鉄神宮前徒歩3分(名古屋市熱田区神宮1-1-1)

・調査会代表荒木が参加

・問合せ 熱田神宮文化殿(052-671-0852)

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

幹事長村尾がパーソナリティー  

現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

http://araki.way-nifty.com/araki/2021/01/post-2e613f.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

_________________________________________ 

特定失踪者問題調査会ニュース 

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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 

Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059 

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※■を半角の@に置き換えて下さい。 

調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/ 

YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A 

発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は 

kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) 

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<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

■特定失踪者問題調査会■ 

●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 

●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

(銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) 

■特定失踪者家族会■ 

郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会

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カメラの話(R3.5.9)

 令和3年5月9日日曜日のショートメッセージ(Vol.402)。バックは都電荒川線ですが、今日はフィルムカメラを持ってきました。OLYMPUS PEN EEDという半世紀前のカメラです。フィルムなのでデジカメのように撮ってすぐ見ることもできませんし、コストもかかります。その不便さがまた面白い。あくまで個人の感想ですが。

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2021年5月 8日

田口八重子さんについて(R3.5.8)

 令和3年5月8日土曜日のショートメッセージ(Vol.401)。1週間後の5月15日で埼玉県警が田口八重子さんについて発表(報道は匿名を条件)してから30年になります。そのことについてお話ししました

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2021年5月 7日

役所は信じられるのか【調査会NEWS3433】(R03.5.7)

 緊急事態宣言で連休中鉄道会社に本数を減らせとの指示がありました。小学生が考えても本数を減らせば電車が混むのは当たり前です。これ考えたのは相当頭の悪い人だろうと思います。各社適当にごまかしたようですが、こんなことをやっていたら狼少年の話のように、本当の危機のときにお上の言うことを誰も信じなくなるのではないでしょうか。

 そもそも、飲み屋をいくらいじめても入国外国人の待機について管理をいい加減にやっていたら何の意味もありません。それ以外のことを含め、結局締め上げやすいところを締め付けて、面倒なところは放置しているように見えるのです。

 先日の調査会NEWSでも書きましたが、防衛省への情報開示要求で出てきた文書を読んで、どう考えても国民を守る意志は感じられませんでした。私たちは何より拉致被害者を救出しなければならないということを前提に考え、そのために障害になる法的制約をどうやったらクリアできるか考え、発信してきました。しかし文書を読んで思ったのはまず「救わない」というのが前提にあって、その理屈に法律を作っているということでした。

 歴史の教科書によく出てくる言葉ですが大正2年(1913)2月、衆議院本会議で尾崎行雄が桂太郎内閣を批判して言った言葉「玉座(天皇の権威)をもって胸壁となし、詔勅(天皇の意思を表明する文書)をもって弾丸に代え」に例えれば「憲法をもって胸壁となし、法律をもって弾丸に代え」ということです。

 せめてこれが防衛省でも内局の役人だけであれば良いのですが、実際には制服を着ていても役人みたいな人はいます。そうでなくても自衛官は国民を守る前に法律の制約を絶対視する風土の中で暮らしていますから、極論すれば「国民を救わない組織」になっているのではないかとすら思うのです。

 もちろん文字取り粉骨砕身、苦労している公務員も防衛省に限らず各省庁沢山いるわけで、お役所全てを批判するつもりはありません。しかし明らかに間違っていることまで全て認めていたら、そういう真面目な人たちこそが報われなくなります。

 役人は政治家と異なり選挙の洗礼を受けるわけではありません。防衛省の文書はその役人が国民を救うための立法をするなと国会議員に言おうとしていたということです。ならば、国民の側もそれなりの対応をすべきではないでしょうか。13日の「仰天集会」ではそれを含めていくつかの「仰天」を発表する予定です。

 追伸「密を減らすために電車を減らせ」とのアホな指示に真面目に従わなかった鉄道会社に敬意を表したいと思います。

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

https://www.chosa-kai.jp/goods

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

・増元照明調査会副代表(前家族会事務局長がゲスト)

https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

★5月13日(木) 18:30 5.13仰天集会(仮称・調査会主催)

・小石川運動場会議室(文京区後楽1-8-23 03-3811-4507)

 飯田橋駅下車徒歩3~8分

・調査会・特定失踪者家族会役員が参加

YouTubeでライブ中継します

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)午前 北九州(加藤久美子さん)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」

 地下鉄赤坂駅徒歩4分(福岡市中央区鶴舞2-5-1)

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

★9月11日(土)14:00 熱田神宮文化講座(熱田神宮主催)

・熱田神宮文化殿

 名鉄神宮前徒歩3分(名古屋市熱田区神宮1-1-1)

・調査会代表荒木が参加

・問合せ 熱田神宮文化殿(052-671-0852)

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

幹事長村尾がパーソナリティー  

現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

----------- 

※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

////////////////////////////////////////////////////////// 

北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

http://araki.way-nifty.com/araki/2021/01/post-2e613f.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

_________________________________________ 

特定失踪者問題調査会ニュース 

--------------------------------------------------------- 

〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 

Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059 

email:comjansite2003■chosa-kai.jp 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/ 

YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A 

発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は 

kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい) 

※■を半角の@に置き換えて下さい。 

<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

■特定失踪者問題調査会■ 

●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会 

●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会 

●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

(銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) 

■特定失踪者家族会■ 

郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会

_____________________________________________________

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北朝鮮軍は南侵するか?という話(Vol.400)

 令和3年5月7日金曜日のショートメッセージ。今日のお話は北朝鮮の人民軍が南侵するかという話。結論から言えばしません。ただし挑発をする可能性はあります。そのからみで見てみていただきたいのがたびたび紹介した韓国映画「ノーザン・リミット・ライン」です。コメントで書いて下さった方がおられて知ったのですが動画配信サイトのGyaOで5月14日まで無料で見られます。これと、可能であれば拙著『靖國の宴』を読んでいただくと私の申し上げたいことは分かるのではないかと思います。拙著はともかくとりあえず映画をご覧いただければ幸いです。
https://gyao.yahoo.co.jp/title/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%80%80%E5%8D%97%E5%8C%97%E6%B5%B7%E6%88%A6/601770c2-32a5-4fbb-9cb7-8081b1e23568


 なお、お陰様で400回になりました(収録してから気付いたので動画の中では言ってません)。この間のご支援にあらためて御礼申し上げます。

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2021年5月 6日

Military Facilities and North Korean Abduction in Japan

Military Facilities and North Korean Abduction in Japan

Shoji Sugino, Deputy Secretary-General of COMJAN

   North Korea has always thought of the U.S as its enemy since the nation was established in 1948.

The U.S has been North Korea’s biggest enemy even though there have been big changes in the situation such as the Cold War in the West and East, the division of the Korean Peninsula and the collapse of the Soviet Union.

   North Korea has seen South Korea as a puppet of the U.S and so has Japan which has been one of the U.S’s allies. Especially Japan has no laws to control foreign agents, and it is difficult for westerners to distinguish Japanese and North Koreans both of whom are Asians on their appearance.

There are many Korean-Japanese agents for North Korea who were born in Japan before the World War II and speak Japanese fluently. They can do espionage activities integrating themselves in the Korean-Japanese community. In a word, convenient conditions exist for North Korean agents.

U.S Military Information Is Crucial for the Very Existence of North Korea

It can be said that the deployment of the U.S military forces, the founding of the Japan Self Defense Forces and military alliance between Japan and the U.S have been crucial for the very existence of North Korea as a member of the Eastern Bloc.

North Korea has penetrated in Japan and conducted espionage activities in the 1940s when the state was established. Most North Korean agents who have been arrested in action in Japan

confessed that they had tried to acquire information on Japanese politics, economy, diplomatic relations with foreign nations and military information of Japan and the U.S.

   For example, Megumi Yao, the spouse of a Yodo-go hijacker, opened a bar in Yokosuka City, Kanagawa Prefecture in 1988 where high ranking officials of the Bureau of National Defense, students of the National Defense Academy visited as customers. It can be said that not only North Korean agents but also Japanese ones have shared a mission to collect information.  

What kind of military strategy do the U.S forces follow against USSR and North Korea? How are they deployed? Do they communicate smoothly with the Japan Self Defense Forces? Do they bring nuclear weapons into Japan? How do they detect the whereabouts of submarines? Will they attack Pyongyang, the capital of North Korea? Although the quality of information is varied, North Korean espionage network continuously collects, organized and analyze the acquired information.

North Korean agents have been incessantly trying collect information: the Defense White Book published by the Ministry of Defense, newspaper and weekly magazine articles as well as those written by experts and transcripts of lectures. They are likely to amass an incredibly large amount of information and carefully analize it.

Missing Japanese Related to Military Facilities

Quite a large number of missing cases has occurred near the facilities of the U.S forces and the Japan Defense Force. Among rougly 470 missing Japanese identified in COMJAN’s lists 100+ disappeared and/or lived near the military facilities including a former member of the Japan Self Defense Force. Another person whose family members have lost contact after he had asked them to send his family register document in order to work for a U.S base. Although we do not assert those missing were all abducted for obtaining military related information, we have to investigate those cases keeping its possibility in mind.

For what purpose have they been implemented if indeed done done by North Korean agents?

(1) In order to know what kind of military strategy the U.S and Japanese forces follow againt the Eastern Bloc and North Korea, the agents approach and abduct in some cases those knowledgeable about the deployment of combat planes and aircraft carriers, the development of new weapons, human resources and security situations at military facilities.

(2) Members of the Japan Self Defense Force have special skills and licenses which are not available for ordinary citizens such as flying fighter jets, sailing warships and controlling wireless transmitters.

The agents try to not only acquire know-how but also abduct those persons themselves in some cases.  

(3) The agents can reasonably guess the deployment of the air force through the observation of departure and arrival of fighter jets and patrol planes if they live near the air base; they can pick the sudden increase of transmission and reception though it is next to impossible to intercept and decipher the encrypted wireless communications by US forces.  The Eastern Bloc and/or North Korea would be able to sabotage US military actions if the antenna had been damaged in the case of emergency.

(4) In order to execute the activities above, the agents need to grasp the security conditions and geographical situations around the military bases and facilities, and have abducted local residents to facilitate their operations.

(5) It is probable that some non-related persons have been “accidentally” abducted because they saw espionage activities. Even those who did not see anything but by whom the agents mistakenly believed to be seen may have been abducted.

North Korea Never Gives up Nuclear Weapons and Missiles

The U.S. is by the most important player and resided in the center stage in the world. Not only North Korea but also any other countries are eager to acquire information on the world strongest military, while the U.S. makes every effort to keep its vital information from outside eyes. Effectively the U.S. has led the world in not just military but economic and societal aspects. Although communism was raging in the 20th century, the Cold War was over by the collapse of the Soviet Union.

However, North Korea has survived the collapse of the Soviet Union. It is true that Chinese and Russian support is one of the reason for North Korea’s existence, but it is far less than in the Cold War years. It may be the case that China and Russia do not want to let North Korea collapse but make it a threat to them. This lukewarm attitude of both countries is one of the factors contributing to North Korea’s unending poverty and famine in the last few decades.

It is better to understand that North Korea is a totalitarian country under the Kim dynasty rather than a communist one. The collapse of the country means that of the regime, consequently the conviction of Kim family. Therefore Kim family and its accomplices are desperate to keep the regime intact and will never give up the development of nuclear weapons and missiles no matter how friendly Kim Jong-Eun makes hugs with former US President Donald Trump or South Korean President Moon Je-In saying “I will give up nuclear weapons.” Upon renouncing nuclear weapons, the Kim dynasty immediately collapse.

Recently North Korea has launched the missiles. Whether military or civilian, information and technology transmitted to North Korea will be utilized for weapon development and espionage activities.

Compared to the previous Nodon and Tepodon missiles, the shooting range and precision of the current ones have been dramatically improved, and the size of nuclear war heads has become more compacts. The highly technical knowledge of abducted Japanese may contribute to such improvement.

 Because we have given the monster named North Korea leeway for years, it has developed missiles reaching the North American Continent and the space.

(Translated by Yuki Yakabe, Executive member of COMJAN, 

Supported by Yoshitaka Fukui, Professor of Aoyama Gakuin University)

 

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英文での情報発信にご協力を【調査会NEWS3432】(R03.5.6)

 以下は副幹事長の杉野が4月6日付3421号に書いた「軍事施設と拉致」を英訳したものです。私は英語は全くだめなので、ご協力いただける方、ぜひ国外への情報発信にご協力お願いします。別途英文のみの投稿をします。

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Military Facilities and North Korean Abduction in Japan

Deputy Secretary-General Shoji Sugino

   North Korea has always thought of the U.S as its enemy since the nation was established in 1948.

The U.S has been North Korea’s biggest enemy even though there have been big changes in the situation such as the Cold War in the West and East, the division of the Korean Peninsula and the collapse of the Soviet Union.

   North Korea has seen South Korea as a puppet of the U.S and so has Japan which has been one of the U.S’s allies. Especially Japan has no laws to control foreign agents, and it is difficult for westerners to distinguish Japanese and North Koreans both of whom are Asians on their appearance.

There are many Korean-Japanese agents for North Korea who were born in Japan before the World War II and speak Japanese fluently. They can do espionage activities integrating themselves in the Korean-Japanese community. In a word, convenient conditions exist for North Korean agents.

 

U.S Military Information Is Crucial for the Very Existence of North Korea

 

It can be said that the deployment of the U.S military forces, the founding of the Japan Self Defense Forces and military alliance between Japan and the U.S have been crucial for the very existence of North Korea as a member of the Eastern Bloc.

North Korea has penetrated in Japan and conducted espionage activities in the 1940s when the state was established. Most North Korean agents who have been arrested in action in Japan

confessed that they had tried to acquire information on Japanese politics, economy, diplomatic relations with foreign nations and military information of Japan and the U.S.

   For example, Megumi Yao, the spouse of a Yodo-go hijacker, opened a bar in Yokosuka City, Kanagawa Prefecture in 1988 where high ranking officials of the Bureau of National Defense, students of the National Defense Academy visited as customers. It can be said that not only North Korean agents but also Japanese ones have shared a mission to collect information.  

What kind of military strategy do the U.S forces follow against USSR and North Korea? How are they deployed? Do they communicate smoothly with the Japan Self Defense Forces? Do they bring nuclear weapons into Japan? How do they detect the whereabouts of submarines? Will they attack Pyongyang, the capital of North Korea? Although the quality of information is varied, North Korean espionage network continuously collects, organized and analyze the acquired information.

North Korean agents have been incessantly trying collect information: the Defense White Book published by the Ministry of Defense, newspaper and weekly magazine articles as well as those written by experts and transcripts of lectures. They are likely to amass an incredibly large amount of information and carefully analize it.

Missing Japanese Related to Military Facilities

Quite a large number of missing cases has occurred near the facilities of the U.S forces and the Japan Defense Force. Among rougly 470 missing Japanese identified in COMJAN’s lists 100+ disappeared and/or lived near the military facilities including a former member of the Japan Self Defense Force. Another person whose family members have lost contact after he had asked them to send his family register document in order to work for a U.S base. Although we do not assert those missing were all abducted for obtaining military related information, we have to investigate those cases keeping its possibility in mind.

For what purpose have they been implemented if indeed done done by North Korean agents?

(1) In order to know what kind of military strategy the U.S and Japanese forces follow againt the Eastern Bloc and North Korea, the agents approach and abduct in some cases those knowledgeable about the deployment of combat planes and aircraft carriers, the development of new weapons, human resources and security situations at military facilities.

(2) Members of the Japan Self Defense Force have special skills and licenses which are not available for ordinary citizens such as flying fighter jets, sailing warships and controlling wireless transmitters.

The agents try to not only acquire know-how but also abduct those persons themselves in some cases.  

(3) The agents can reasonably guess the deployment of the air force through the observation of departure and arrival of fighter jets and patrol planes if they live near the air base; they can pick the sudden increase of transmission and reception though it is next to impossible to intercept and decipher the encrypted wireless communications by US forces.  The Eastern Bloc and/or North Korea would be able to sabotage US military actions if the antenna had been damaged in the case of emergency.

(4) In order to execute the activities above, the agents need to grasp the security conditions and geographical situations around the military bases and facilities, and have abducted local residents to facilitate their operations.

(5) It is probable that some non-related persons have been “accidentally” abducted because they saw espionage activities. Even those who did not see anything but by whom the agents mistakenly believed to be seen may have been abducted.

North Korea Never Gives up Nuclear Weapons and Missiles

   The U.S. is by the most important player and resided in the center stage in the world. Not only North Korea but also any other countries are eager to acquire information on the world strongest military, while the U.S. makes every effort to keep its vital information from outside eyes. Effectively the U.S. has led the world in not just military but economic and societal aspects. Although communism was raging in the 20th century, the Cold War was over by the collapse of the Soviet Union.

However, North Korea has survived the collapse of the Soviet Union. It is true that Chinese and Russian support is one of the reason for North Korea’s existence, but it is far less than in the Cold War years. It may be the case that China and Russia do not want to let North Korea collapse but make it a threat to them. This lukewarm attitude of both countries is one of the factors contributing to North Korea’s unending poverty and famine in the last few decades.

It is better to understand that North Korea is a totalitarian country under the Kim dynasty rather than a communist one. The collapse of the country means that of the regime, consequently the conviction of Kim family. Therefore Kim family and its accomplices are desperate to keep the regime intact and will never give up the development of nuclear weapons and missiles no matter how friendly Kim Jong-Eun makes hugs with former US President Donald Trump or South Korean President Moon Je-In saying “I will give up nuclear weapons.” Upon renouncing nuclear weapons, the Kim dynasty immediately collapse.

Recently North Korea has launched the missiles. Whether military or civilian, information and technology transmitted to North Korea will be utilized for weapon development and espionage activities.

Compared to the previous Nodon and Tepodon missiles, the shooting range and precision of the current ones have been dramatically improved, and the size of nuclear war heads has become more compacts. The highly technical knowledge of abducted Japanese may contribute to such improvement.

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(Translated by Yuki Yakabe, Executive member of COMJAN, 

Supported by Yoshitaka Fukui, Professor of Aoyama Gakuin University)

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

https://www.chosa-kai.jp/goods

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

・増元照明調査会副代表(前家族会事務局長がゲスト)

https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

★5月13日(木) 18:30 5.13仰天集会(仮称・調査会主催)

・小石川運動場会議室(文京区後楽1-8-23 03-3811-4507)

 飯田橋駅下車徒歩3~8分

・調査会・特定失踪者家族会役員が参加

★5月22日(土)午前 北九州(加藤久美子さん)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」

 地下鉄赤坂駅徒歩4分(福岡市中央区鶴舞2-5-1)

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

 

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301 

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周囲が拉致の話を聞いてくれないときどうするかという話(R3.5.6)

 令和3年5月6日木曜日のショートメッセージ(Vol.399)。いただいたコメントで「周りの人が拉致問題についての話を聞いてくれない」というのがありました。答えにはなってませんがそれについてお話ししました。

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2021年5月 5日

分断固定化の話(R3.5.5)

 令和3年5月5日水曜日のショートメッセージ(Vol.398)。昨日の続きのような話で、朝鮮半島における二つの国家の対峙と、そこからおきる様々なトラブルを解消するにはどうすべきかというお話しです。現実にはできるとは思えないのですが、一方で本当にトラブルを解消したいならこれしかないと思います。

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2021年5月 3日

憲法と拉致(R3.5.3)

 令和3年5月3日月曜日のショートメッセージ(Vol.396)。憲法記念日なので憲法にちなんだ話を。まあ個人の感想?ですが。

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男鹿湯の尻漁港漂着船現地了解(R3.5.1)

 救う会秋田の皆さんの協力で男鹿市の湯の尻漁港近くに漂着している北朝鮮木造船を「現地了解」してきました。下手な撮影と編集で見にくいと思いますが、多少とも実感をもっていただければ幸いです。

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2021年5月 2日

五能線の話(R3.5.2)

 令和3年5月2日日曜日のショートメッセージ(Vol.395)。4月30日金曜日のライブでも五能線沿線で様々な事件が起きているとお話ししましたが、かつてはそんなことを全く知らずに写真を撮りに行っていました。そんなお話しです。あと五能線を走っていたSL、8620(ハチロク)のことも少し。

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2021年5月 1日

木村かほるさん失踪の秋田市内での現場ライブ(R3.5.1)

 昭和35年(1960)2月27日に寮を出て失踪した日赤秋田高等看護学院学生木村かほるさんの現場ライブです。看護師の失踪は時期場所を問わず起きています。救う会秋田の皆さんのご協力をいただきました。ありがとうございました。

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いくつか朴正煕のエピソード(R03.5.1)

 令和3年5月1日土曜日のショートメッセージ(Vol.394)。昨日の続きです。朴正煕のエピソードをいくつか。朴正煕は満州国の軍官学校予科を出て日本の陸士に留学します。陸士では57期相当になり、私の父と同期です。面識はないのですが、子供の頃から韓国の大統領が同期生だとは聞かされてきました。そこから私の韓国政治の研究も始まっています。

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長距離の移動と偽装工作【調査会NEWS3431】(R03.5.1)

特定失踪者問題調査会副幹事長 杉野正治

◆都道府県をまたぐと捜索は困難になる

 遠山文子さんは昭和48(1973)年、交際中の男性(非公開)と東京の会社を退職し、北海道、福岡、山口、大阪、石川など日本国内の様々な場所を訪れ、そのときの写真や航空券、訪れた先の施設の入場券の領収証などをノートに貼り付け、遠山さんの友人に送ったまま行方がわからなくなっています。

 尾上民公乃さんは昭和62(1987)年6月6日未明、大阪市で失踪。翌日の早朝、大阪府内の家族は「さっき車が博多湾の桟橋から海に落ちたのを釣り人が目撃した」との連絡を受けました。車は勤務先の同僚の女性のもので、その友人からの電話でした。

 松永正樹(当時30歳)さんは香川県善通寺市に家族とともに住んでいました。平成7(1995)年8月28日の深夜、自室で誰かと電話で話をしていましたが、翌朝家族が自室に行くと「福井に10日から2周間仕事で行ってくる」とだけ書き置きが残されていました。9月15日、松永さんから本人宛で封筒が届き、中から車の番号、印鑑、車の鍵などが入っていました。そしてその年の12月、松永さんの車は北海道の苫小牧市で見つかったのです。

 いずれも都道府県をまたいで長距離を移動した足跡を残していました。警察は親族等からの捜索願を受け、遺留品をもとにこれらの行方を追いかけていくことになります。

 日本の警察は都道府県単位に分かれていて、さらにその下で警察署ごとに管轄が分かれています。複数の都道府県警察を跨ぐと、単独のそれと比べて情報の共有はどうしても弱くなり、時間もかかってしまいます。最後に訪れたと思われる場所を管轄する警察署は、照会をかけたり関係する場所に話を聞いたりなどして、それを遠く離れた家族が居住する警察署に知らせます。ここに挙げた3名のケースに限らず、ここで情報の共有や伝達には大きな時間を費やすことになるでしょう。

 日本で出された捜索願の数は年間におよそ10万件近くにものぼります。これを受けるのは、各都道府県警察の生活安全課です。全国で保護した家出人や身元不明のご遺体があれば家族に確認をとりますが、積極的に捜索を行うことは物理的にも困難です。成人であれば家出や駆け落ちなど「本人の意志」が重視されることになります。

 尾上さんのように事故や事件の可能性があれば警察もそれなりに調べますが、都道府県を跨げばその情報の共有は一段と稀薄となるでしょう。さらにはこれらの中で拉致の可能性を感じたときに、ようやく公安・警備など外事関係の捜査員が動き出すことになります。

◆これが偽装工作だとしたら… 

 さて松永正樹さんは、香川県の自宅に書き置きを残したまま、深夜にいなくなりました。クレジットカードの使用履歴を取り寄せると福井や北海道内で何度か給油をしたことが判明します。そして乗っていった車は北海道の苫小牧で発見ました。香川から福井まで陸路で行き、そこで給油して敦賀あたりからフェリーで北海道に渡ったと想像されます。香川、福井、北海道それぞれの警察が、残された痕跡をもとに一定の捜査をすることになります。

 これを拉致の観点から調べていると、ある疑念が湧いてきます。

 「松永さん本人は、車で苫小牧まで来たのだろうか? そもそも北陸まで行ったのだろうか?」

 つまり松永さん本人ではなく、別の人物が車を苫小牧まで運んできたのではないだろうかということです。もしかしたら全く別の場所で拉致をされた可能性だって考えられる。北海道で車が発見されれば、当然北海道の警察が北海道を重点的に探すことになる。このことを見越した工作員が、例えば誰かに頼んで松永さんの車を敦賀からフェリーに乗せて苫小牧まで運んだかもしれません。もしかすると車を運んだ人物も自分が拉致に関わっている自覚はなかったかもしれない。これが偽装工作だと考えたら、松永さんの行方は最初から全く違う見方をしなければならなくなるのです。

 例えば尾上民公乃さんは、博多湾まで行っていないかもしれない。最後に見かけられたのは大阪市の繁華街ということになっていましたが、あるいはそこにさえ行っていなかったのかもしれない。

 遠山文子さんは男性と二人で国内あちこちを訪れた様子をノートにつづり、そのノートを友人に送りつけています。写真もあるので本人がそこを訪れたのは間違いないでしょう。ノートの最後は石川県の海水浴場で過ごす姿の写真が貼りつけられていました。大方の人はこれを見て「駆け落ち前の思い出づくり」と考えるでしょう。でももしこれが拉致であって工作員による偽装工作だとしたら、全く話は違ってくる。北海道や博多湾や石川県の海水浴場に注目させておいて、実は全く違う場所で拉致された可能性も十分に考えられるのです。調査会があえて「失踪場所」ではなく「最終失踪関連地点」とするのはこうした理由からです。

 長距離の移動に限らず、拉致のかなりのケースで北朝鮮工作員は二重三重の偽装工作を施してきたはずです。拉致を実行する際、必ずと言っていいほど彼らはこうした偽装工作を施すことを考えるでしょう。拉致だと感づかれにくくし、万一感づかれたとしても、その頃には実行犯は悠々と姿をくらまし、被害者本人はすでに海の向こうの北朝鮮に連れ去られていってしまっているのです。

 北朝鮮は日本の警察が都道府県単位に分かれ、担当する部署がきちんと分かれていることのデメリットを十分に把握した上で、拉致や工作活動を繰り返してきたのです。

◆拉致の情報

 ずい分前に捜査機関のOBの方からこんな話を聞いたことがあります。

 ―こんな大事な情報、上に報告したら握りつぶされてしまう―

 半ば冗談口調でしたが、十分に有り得る話です。現場の遺留品などから得た情報から北朝鮮による拉致の可能性を感じたとしても「国際問題になるから」と報告を上げない、あるいは報告を上げてもなかったこととして扱われる。結果的には長期間にわたって北朝鮮の拉致が世に出ることがなかったのではないでしょうか。

 500名近くの特定失踪者のなかで、失踪当時に拉致の観点から調べられたケースはどれだけあったでしょうか? おそらくほんの僅かだったと思われます。最近まで「北朝鮮が日本人を拉致していることを把握していなかった」(ことになっている)のですから。

 平成22(2010)年から、捜索願は「行方不明者届」と名称が改められました。失踪者に対する認識を改める意識の表れの一環だと思いたいものです。

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■マスク・ポスターVer. 24と特定失踪者・拉致被害者パンフレット改訂版好評発売中(迷彩マスクは販売終了しました)

・マスク(2枚+マスクケース):1セット2000円

・ポスター(A1版):1枚100円

・パンフレット(A4版20ページ・特定失踪者・政府認定拉致被害者・警察断定拉致被害者・救う会認定拉致被害者の写真と簡単なデータが記載):1冊200円。

 いずれも調査会ホームページからインターネットでご購入いただけます。

https://www.chosa-kai.jp/goods

 

<調査会役員・特定失踪者家族会三役等の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等> 

※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。 

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)

・竹下珠路特定失踪者家族会事務局長兼調査会副代表がゲスト

https://youtu.be/KmJaSVAb9E8

・増元照明調査会副代表(前家族会事務局長がゲスト)

https://youtu.be/u3OjhdYrb2o

★5月1日(土)9:00 秋田(木村かほるさん)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月1日(土)14:00 男鹿市(男鹿脇本事件)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月3日(月)16:00 トークライブ

・代表荒木が参加

※チャットでの質問に答えます(事前にメールをいただければ冒頭お答えします)。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月13日(木) 18:30 5.13仰天集会(仮称・調査会主催)

・小石川運動場会議室(文京区後楽1-8-23 03-3811-4507)

 飯田橋駅下車徒歩3~8分

・調査会・特定失踪者家族会役員が参加

YouTubeでの中継を行います。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)午前 北九州(加藤久美子さん)現場ライブ

・代表荒木が参加

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

★5月22日(土)14:00 北朝鮮人権シネマフォーラム in 鳥栖(特定非営利活動法人武闘塾主催)

・鳥栖市民文化ホール

 バス文化会館徒歩1分(鳥栖市宿町807 0942-85-3645)

・調査会代表荒木・幹事石原が参加

★5月23日(日)13:30 北朝鮮人権シネマフォーラム in福岡(救う会福岡・調査会主催)

・福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」

 地下鉄赤坂駅徒歩4分(福岡市中央区鶴舞2-5-1)

・特定失踪者家族会吉見副会長・調査会代表荒木・幹事冨永が参加

・問合せ 救う会福岡(https://sukuukai-fukuoka.jp/mail)

★代表荒木のYouTubeチャンネル

 毎日5~10分配信しています。RadioTalk・GooglePodcastなどでは音声配信で聞くことができます。

https://www.youtube.com/channel/UCSa3H61PRYDyRy4aHvF_VSA

 ★FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」 

毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌) 他

幹事長村尾がパーソナリティー  

現在休止していますがバックナンバーはYouTube Office Movementのチャンネルからはいつでも聴取できます。

https://www.youtube.com/channel/UCTtzOOIcIOa22_gnLubk8Dg

★インターネット放送 channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回26分の番組の前半は無料で視聴していただけます。 

http://ajer.jp 

★予備役ブルーリボンの会の動画配信「レブラ君とあやしい仲間たち」

・代表荒木がキャスターをつとめています。

https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg

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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。 

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北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(令和3年1月22日現在確認分)

http://araki.way-nifty.com/araki/2021/01/post-2e613f.html

着岸漂流一覧と失踪関連地点マップ

https://drive.google.com/open?id=1Nsd5Xf9dqDa6AsYv5_4VspEFmeNh95qS&usp=sharing

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特定失踪者問題調査会ニュース 

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発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は 

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<カンパのご協力をよろしくお願いします> 

■特定失踪者問題調査会■ 

●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。 https://www.chosa-kai.jp/net_de_kifu

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●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博 

(銀行口座のカンパで領収書のご入用な場合はご連絡下さい) 

■特定失踪者家族会■ 

郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会 

銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128(イチニハチ) 口座番号4097270 特定失踪者家族会

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