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2018年12月31日

大晦日に【調査会NEWS2894】(30.12.31)

 今年は「何か動くのではないか」という期待と、「良い方向に動いてくれるのだろう」という不安が交錯した一年でした。結果的にはほとんど何も動きませんでしたが。

 調査会の設立は平成15年(2003)1月10日ですから、平成の時代のちょうど後半にあたります。それにしてもまさか15年続けるとは想像もしていませんでした。スタートの前後、失踪者のご家族からのご連絡が殺到し、「いったいどうなるのだろう」「どこまでいくのだろう」と、底なし沼に足を突っ込んだように感じたものですが、15年経ってこの状態という現実からすれば、底なし沼もあながち間違いではなかったのかもしれません。

 最近ではさすがに失踪の届けは少なくなりましたが、それでもときどきはあります。拉致ではないかと思いながらずっと言い出せずにいた方が連絡してこられる場合もあります。調査をしていくと何十年も前の事件でも新たな情報が出てきたりします。まだまだ自分たちの知っているのはごく一部だということを痛感します。

 先日の要請文書で、亡くなっている拉致被害者に関する項目について、政府の回答では「政府としては、全ての拉致被害者の方々の生存を前提に…」となっています。ということは亡くなった拉致被害者のことは何も考えていないということです。寺越昭二さんや外雄さんはまさにそれなのですが、この問題だけでも大変なことです。

 ですから拉致問題に「解決」はありません。全員が生きて一括で帰国するというのはもちろん願いであり、北朝鮮に求めるのもそうであるべきでしょうが、現実には不可能であり、様々なケースについて考え、準備をしておかなければならないと思います。

 いずれにしても他人頼みで一喜一憂するのではなく、やはり自力でやらなければならず、また、「解決」はなくても「進展」はさせなければなりません。昭和と平成に起きた事件を、何とか平成のうちに山を越したいという思いです。本年一年大変お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。

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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>

5、情報収集及び公開について

(4)DNAデータの収集について

<要請文書>
 本人確認のための資料として、また場合によっては本人や家族が死亡した後の確認作業のためにも失踪者家族ないし本人の臍の緒などのDNAデータを積極的に収集していただきたくお願いします。

<政府からの回答>
 DNA型鑑定資料の採取については、将来、北朝鮮から拉致被害者に関連する資料が出てきた場合において、本人確認に役立ち得るなどの観点から、御家族の御意向も十分に確認した上で、実施してきているところです。

<回答への見解>
 実施した結果が将来スクリーニングなどに利用できるよう、体制づくりを求めていきたい。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました)
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/12/301220-96bd.html
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<特定失踪者データ>
◎氏名:至極 透
◎よみかた:しごく とおる
◎生年月日:昭和28(1948)年7月26日
◎当時の年齢:29歳
◎失踪年月日:昭和53(1978)年7月13日
◎特徴:身長161センチ。体重63.5キロ。酒少々。耳の後ろに中耳炎の手術痕あり。昭和53年8月以降の休暇予定を記入。旅行好き。手帳にアリランの歌詞記入。競輪好き。移動式クレーン免許あり。
◎当時の身分:会社員(海洋土木建設社員)
◎最終失踪関連地点:和歌山県和歌山市の会社寮
◎当時の居住地:和歌山県和歌山市
◎失踪の状況:和歌山市の会社寮から、昭和53年(1978)7月13日付けまでの日記を記入した手帳のほか、船員手帳・年金手帳・健康保険証・定期積み立て預金通帳、実印・アルバムなども部屋に残したまま失踪。

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)

・2月9日(土)14:00「『北朝鮮拉致問題解結を願う都民の集い』コンサート」(東京都・政府拉致問題対策本部主催)
・なかのZERO小ホール(中野駅南口徒歩7分 中野区中野9-7)
・特定失踪者家族会生島幹事・調査会副代表村尾が参加
・問合せ先 東京都総務局人権部人権施策推進課(03-5388-2588)
 ※事前申込みが必要です。
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・定価1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
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<カンパのご協力をよろしくお願いします>
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●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。
●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
(郵便振替以外で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
■特定失踪者家族会■
郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会
銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一
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2018年12月30日

「能登半島沖」とはどこなのか【調査会NEWS2893】(30.12.30)

 前のニュースで「P3C」と書いたのは「P-1」の誤りです。お詫びして訂正します。

 ところで、防衛省の発表には事件の起きた位置が出ていません。「能登半島沖」とあるだけです。しかし映像には陸地は映っておらず、沖は沖でも能登半島からは相当離れているものと思います。日本のEEZの中であることは間違いないでしょうが。なぜそれを公開しないのかが不思議です。どこかに出ているようであれば教えていただけると幸いです。

 映像を見ると北朝鮮の船というのは日本海岸に流れ着いているのと同じ形の木造船のように見えます。それを韓国側は2隻のボートが挟んでいます。元海上保安官の一色正春氏は「通常救助に向かう場合、沈没の危機が迫っているというような特殊な事情以外は2隻しかない搭載艇を2隻とも使うということはなく、万が一のことを考え1隻は本船に残しておくのが常識です。一方、逃げる船を追いかけて止める場合は1隻で行うのは難しく停船させて乗り込むときも人数は多いにこしたことはありません。(救助の場合は相手が協力的ですから少ない人数で事足ります)」と言っています。

 あるいは広開土大王とサンボン5001からそれぞれ1隻ずつボートを出したのかも知れませんが、いずれにしても大騒ぎして捕まえなければならないとするような対象であれば木造船に載っているとも思えず、あとは脱北者であることが考えられます。

 北朝鮮海軍というのは、言ってみれば屁のようなもので、多少音がしたりすることがあってもほとんど海戦などできるレベルではありません。海保のような組織もなく、要は海の上で逃げ出されたら捕まえることはできません。それを韓国に取り締まってくれと求めたということなのかも。一方日本政府も脱北者・難民は受け入れたくないので目をつぶっていたのがレーダー照射をされたのでキレてしまったとか。まあこの間の旭日旗の問題もありますし。

 この話は漂着船とつながってきたように思います。また新たな情報等あれば流しますが、もしお気付きの点がありましたらお知らせ下さい。

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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>

5、情報収集及び公開について

(3)刑事告発についての捜査進捗状況の報告について

<要請文書>
 すでに刑事告発が行われている特定失踪者についてはその後捜査の状況が伝えられていません。あらためて一括ないし個々に捜査状況の報告をして戴くようお願いします。

<政府からの回答>
 北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案の解明に向けては、様々な情報収集を含め、捜査・調査を推進しているところであり、このような過程で把握した情報や経過等については、捜査・調査に支障のない範囲で、可能な限り御家族に対して説明をしているところです。今後とも、御家族のお気持ちを十分に受け止め、平素から連絡体制を維持しつつ、説明に当たってまいります。

<回答に対する見解>
 政府は何家族に対してこのような説明をしたか明らかにすべきである。大部分の家族は警察の担当者が接触しても「何かありませんか」と聞かれるだけで情報を提供されることはほとんどない。一方失踪者周辺に対して聞き込みをしている等の話も聞こえており、概略の全体像だけでも明らかにすべきだと考える。告発された案件への対応についてはあらためて法律家の会とも協議して具体的な対応を進めたい。

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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧(更新に伴い場所を移動しました)
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<特定失踪者データ>
※前の金武川さんと同じ船に乗っていた方々です。一括して掲載します。
◎氏名:牧志 孝司
◎よみかた:まきし たかし
◎生年月日:昭和12(1937)年11月9日
◎当時の年齢:40歳
◎当時の身分:漁船員(第8協洋丸船長)
◎当時の居住地:沖縄県中頭郡与那城村(現うるま市)
(以下共通)
◎失踪年月日:昭和52(1977)年11月24日
◎最終失踪関連地点:沖縄南方の海上
◎失踪の状況:乗組員7名で船ごと行方不明。11月8日にマグロはえなわ漁船第8協洋丸(19.9トン)で沖縄県那覇市の泊港を出航。波照間方面で操業後、18日宮古島の平良漁港に入港。24日、平良港で燃料補給し出航。船長、漁労長の話では北緯10度くらいまで下がって漁をすると言っていた。12月20日頃帰る予定が戻らず、行方不明となる。第11管区保安本部が海、空から捜索したが、船影、浮遊物など手がかりは全くなし。

◎氏名:田島 清光
◎よみかた:たじま せいこう
◎生年月日:昭和6年(1930)年5月19日
◎当時の年齢:46歳
◎特徴:身長174センチ。体重71キロ、たばこ好き。海にいると色黒だが海から離れるとすぐ白くなる。19トンまでの機関長の資格あり?
◎当時の身分:漁船員(第8協洋丸漁労長)
◎当時の居住地:沖縄県那覇市

◎氏名:儀間 隆
◎よみかた:ぎま たかし
◎生年月日:昭和17(1942)年10月2日
◎当時の年齢:35歳
◎特徴:身長170センチ
◎当時の身分:漁船員(第8協洋丸甲板員)
◎当時の居住地:沖縄県那覇市

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
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2018年12月29日

レーダー照射事件の謎【調査会NEWS2892】(30.12.29)

 今回の韓国軍駆逐艦「広開土大王」から海自P-1哨戒機へのレーダー照射の件について、いくつか分からないことがあります。もしご存じの方がいたら教えていただければ幸いです。

 広開土大王と一緒にいた韓国船は日本の海保にあたる海洋警察の警備救難艦「サムボン号」(5001号)です(報道で「サムボンギョ」となっていましたが、これはおそらく翻訳の間違いでしょう)。海洋水産部(省)に所属する海洋警察の艦艇と海軍の駆逐艦が一緒に行動するというのは通常ならあまり考えられず、当然大統領府の命令によるものであるはずです。

 で、やっていたのが北朝鮮の漁船の救難ということですが。これを日常的にやっていたのかどうか。ひょっとして何かうしろめたい理由があり、その現場を見られてしまったので「やばい」と思ってP-1を追い払おうと思わずレーダーを照射してしまったとか。だからP-1から問合せても答えられなかったということはないんでしょうか。

 今の文在寅政権なら金正恩から「うちの漁船が遭難して大変なんだけどさあ、ちょっと忙しくて救助とかしてられないんでうまいことやってよ」とか言われれば「はいはい喜んで。そのかわり早いところソウルに来て下さいよ」と言ってやってしまうかも知れません。まあ、あくまで想像の範囲を出るものではありませんが。

 ところでもう一つ、レーダー照射がいかなる理由であったかは別として、いくら韓国が左翼政権だと言っても広開土大王が本気でP-1を撃墜しようとしたはずはありません。このことについてこれだけ大事(おおごと)にするなら、11月の水産庁海洋調査船の中国漁船違法操業にかかわる事件とか海保の巡視船に北朝鮮漁船が接触してきた事件について、隠したりするのはどう考えてもおかしいと思います。

 何かレーダー照射事件については大事なところが外されているような気がします。私の思い過ごしなら良いのですが。

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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>

5、情報収集及び公開について

 (2)目撃情報・生存情報等公開について

<要請文書>
 北朝鮮における目撃情報、生存情報(写真等も含む)のある人々について、未確認情報も含め、情報の一覧を日本語・英語・朝鮮語(韓国語)で一括して公開し、さらなる情報を求めて下さい。

<政府からの回答>
 北朝鮮における拉致被害者を含む在留邦人の情報について、政府では、拉致被害者の方々の生存を前提に、米国、韓国を始めとする関係国や、関係省庁と緊密に連携を図りつつ、様々な情報収集を行っています。
 その具体的な内容については、これを明らかにすることにより、今後の情報収集等に支障を及ぼすおそれがあることから、公開することは差し控えさせていただきますが、政府としては、引き続き、情報収集・分析について、最大限の努力を続けてまいります。

<回答に対する見解>
 おそらくこういう回答だと予想していた。政府は情報を出せないということなので、あとは民間でやるしかないと考える。

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<特定失踪者データ>
◎氏名:金武川 栄輝
◎よみかた:きんがわ えいき
◎生年月日:昭和26(1951)年2月9日
◎当時の年齢:26歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年11月24日
◎特徴:身長164センチ。体重64キロ。血液型A型。右目か左目かのどちらかの白目に米粒半分位の茶色の斑点があった。バレーボールが得意で中学校で指導していた。たばこは2日に1箱くらい。機械をいじるのが好き。趣味はレコード鑑賞。
◎当時の身分:漁船員(第8協洋丸甲板員)
◎最終失踪関連地点:沖縄南方の海上
◎当時の居住地:沖縄県中頭郡与那城村(現うるま市)
◎失踪の状況:乗組員7名で船ごと行方不明。11月8日にマグロはえなわ漁船第8協洋丸(19.9トン)で沖縄県那覇市の泊港を出航。波照間方面で操業後、18日宮古島の平良漁港に入港。24日、平良港で燃料補給し出航。船長、漁労長の話では北緯10度くらいまで下がって漁をすると言っていた。12月20日頃帰る予定が戻らず、行方不明となる。第11管区保安本部が海、空から捜索したが、船影、浮遊物など手がかりは全くなし。

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2018年12月28日

日向特別検証の報告【調査会NEWS2891】(30.12.28)

 遅くなってしまいましたが去る11月30日行った宮崎県北部での特別検証の報告です。

第8回特別検証 『宮崎県北部』報告

平成30年12月28日
特定失踪者問題調査会

1 検証目的

 特定失踪者問題調査会では平成29年(2017)6月の宮崎県南部における第6回特別検証に続き、日向市を中心とした北部地域の特別検証を実施した。 

 今回の検証の中心は工作員黄成国が逮捕された、いわゆる「日向事件」である。黄成国は後述のように昭和55年(1980)、56年に日向市の海岸から密出入国を繰り返し、逮捕されている。政府認定拉致被害者原敕晁さんが青島海岸から拉致されたのが昭和55年6月であり、この頃から宮崎県が頻繁に密出入国に使われるようになったものと思われる。
 これは1970年代に日本海側の警備が厳しくなり、より安全な太平洋側に迂回して密出入国するルートを使うようになったものであろう。その場合ルートとしては北朝鮮西岸の南浦連絡所から種子島・屋久島周辺を通って太平洋側に出たと考えられる。その視点からの検証を行った。

2 日程

平成30年(2018)11月30日(金)

3 参加者

(1) 調査会 代表荒木、代表代行岡田、副代表村尾、常務理事杉野
(2) 特定失踪者家族会 水居徹(幹事・水居明氏子息)
(3) 拉致被害者家族連絡会 増元照明
(4) 支援者 救う会宮崎 別宮正司

4 検証

(1) 東臼杵郡門川町 五十鈴川河口部(昭和55年-1980-4月10日、工作員辛光洙が密入国)

 現地の人の話では河口部は昭和55年当時と比べて大きく変わっているとのこと。河口南側から全体を見たが、侵入に使うとすれば北側であろうと思われた。目印となる灯台があり、地形的にも適当で、また海岸近くに通常無人と思われる神社がある。日向駅にも近い。このとき案内人がいたのかどうかは分からない。日本生まれ日本育ちの辛光洙だから、一人で上陸して駅に向かう可能性もあるが、事件当時いたかどうかは別として上陸地点を決めるためにも地理に詳しい地元協力者は必要だったと思われる。なおこの年の8月、小住健蔵さんに背乗りした北朝鮮工作員・崔スンチョルが偵察目的で日本人内妻と家族で日向海岸・四国をドライブ旅行名目で訪れている。

(2) 日向事件(小倉ヶ浜海岸・金ヶ浜海岸)

 二つの海岸について、警察関係の資料をもとに検証内容を記述する。
 日向事件で逮捕された工作員黄成国は大正7年(1918)平壌生まれで学業優秀のため内地人(日本人)の通う中学校を卒業している。昭和18年(1943)から2年間広島の呉造船所に勤め解放後帰国。農業に従事するとともに昭和23年(1948)労働党に入党した。昭和28年(1953)市内の収売事業所に勤務したが昭和29年(1954)工作員として採用され、招待所で3年間日本語の訓練や理論学習を受けた。

 その後収売事業所に戻ったが昭和35年(1960)再度召喚され三か月間工作員教育を受けた後、ある在日朝鮮人と接触するため日本に潜入したものの目的を果たせずに帰国した。そのオペレーションについて帰国後批判したため慈江道の農村に左遷されたが、1年半後に平壌市の収売事業所に復帰した。

 昭和55年(1980)3月再度召還され日本での工作活動を命じられて日本に派遣されることになった。「別荘」と呼ばれた招待所で指導員と三か月間起居を共にしてマンツーマン方式で任務付与・今日行く訓練を受けた。任務は北朝鮮が主張していた「高麗民主連邦共和国」構想を実現するため、在日韓国人の中で指導的立場に立てる人物を選んで説得、教育して南に送り込むことや日本で活動している工作員を指導督励すること等だった。

 指導員と黄は上陸地の選定について検討を行い、最終的に日向市小倉ヶ浜を上陸地点に決定した。上陸後は南日向駅から列車で東京に向かうこと、東京に着いたらGという韓国籍の女性の家に定着することになった。日向市で下車したら古い旅館に泊まり宿泊名簿には「神戸市葺合区・光本成吉60歳」と書くことや東京行き特急「富士」の切符はみどりの窓口で買うこと等細かく指示された。

 黄は現金300万円、ラジオや乱数表など「七つ道具」と「李成吉(光本成吉)」と書かれた偽の外国人登録証を受け取り、昭和55年(1980)6月、南浦から日本漁船に偽装した工作船で日本に向かった。日向市沖に着くまで10日程かかった。暗くなってから船外機を付けた工作子船が降ろされ(つまり後ろが開く横浜展示工作船とはことなる構造ということ)案内人4人と乗り移った。

 子船は約40メートル位陸地に向けて進み、陸地から約50メートル手前でゴムボートに乗り換えた。乗ったのは黄と案内員2人である。このあたりの手順は昭和57年(1982)に山口県長門市に上陸した当時作戦部戦闘員李相哲(仮名)と同じである。ボートを砂浜に引き揚げ近くの防波堤の切れ目のところで背広の上に来ていた作業服を脱ぎ運動靴を革靴に履き替えてから近くの松林に身を潜めて安全を確認した。その後2人の案内人はゴムボートで子船に戻っていった。

 初めての土地なのでまごついたが南日向駅にたどり着き、しばらく便所に隠れて列車を待った。南日向駅から次の日向市まで一駅を普通列車で行き、一旦下車して駅前旅館に投宿した後翌日の寝台特急で上京した。

 東京駅で下車して山手線五反田駅で下車して定着先として指定されていたプラスチック加工工場経営者G(女性・当時52)宅を探したが見つけることができなかった。そこで協力者として指定された映画監督沢本隆男宅に電話した。沢本は元在日で姉弟が帰国していることによって工作活動への協力を求められ、昭和45年(1970)頃から工作活動に従事していた。

 やがて黄のいる喫茶店にGがやってきた。Gに対し帰国している夫のことをほのめかし、G宅を拠点とすることを認めさせた。G宅には次女と遠縁の女性が住み、近くに息子のKが住んでいた。ちなみに読売新聞昭和56年(1981)7月29日付夕刊の特集記事「老スパイの意外な背景」には「黄をかくまった疑いで大田区東馬込の食品店経営者韓尚一(32)を捕まえた」とある。この韓尚一はGの長男ではないかと思われる。同時にGも逮捕されている。

 黄はその後沢本や大阪在住の工作員Hの指導を行っていたが、昭和55年(1980)9月、A3放送による「労働党大会に出席せよ」との命令を受信し、9月28日沢本の案内で東京から空路宮崎入りした。9月30日沢本と別れて上陸場所と同じ小倉ケ浜海岸の松林の中に隠れてゴムボートの到着を待った。予定の午後9時、待ち合わせ地点に行くとゴムボートから下りた2人が歩いてきた。打石信号と合い言葉でお互いを確認し、ゴムボートに乗って日本を離れた。

 10月10日から開催された労働党大会に出席し、二日目の「高麗民主連邦共和国建設分科会」で「日本における対南工作の状況」について報告した。翌12日に「13日日本に向かうので準備するよう」と指示された。外国人登録証の表紙が変わったので新しい外国人登録証を渡された。日本円500万円も受け取った。

 日本に戻ったのは10月20日頃で、同じ小倉ヶ浜からだった。11月には大阪に入ってHに対し指導を行った。Hは昭和56年(1981)4月中旬韓国に行ったがその後何の連絡もしてこなかったので自宅に電話すると、妻から「韓国でスパイの疑いによって逮捕されたらしい」と聞かされた。

 Hの逮捕で自分にも危険が及ぶと思った黄は帰国命令を待った。5月3日本国から「帰国を命ず。脱出は6月22日午後9時、場所は小倉ヶ浜」と指令してきた。5月31日にG宅を出て箱根、湯河原、別府の旅館に投宿して6月21日別府で沢本と合流、翌日沢本の案内で日向市に入った。日向市で沢本と別れた黄は待ち合わせ地点に向かったが途中で道に迷った。台風5号の到来による悪天候でずぶ濡れになってさまよった揚げ句2日後の24日になって住民の通報で逮捕された。逮捕された場所については海岸で金が浜海岸でゴムボートを待っていたという説と民家(の庭?)で水を求めてうずくまっていたという説がある。
 
 検証では小倉ヶ浜の中程にある川の河口にも行ってみたが、当然当時とは地形が変わっており、決定的なものは見つけられなかった。ただしドローンによる空撮を行った結果、浜の南端、防波堤のあるあたりは見つけられにくく、上陸には好適であろうとの結論になった。黄成国は戦前日本での生活経験があり、このときも1年余り日本で暮らして、日本の事情もかなり分かっていたとは思うが、当時62歳で工作員としては高齢だった。田口八重子さんはこの事件の3年前に拉致され、後に工作員金賢姫の教育係になっているが、日本での生活経験を持つ工作員が高齢化し、新たな工作員を養成しなければならなくなったことが日本人拉致の一要因になっているとも言える。
 
(4) 青島海岸
※当初予定にはなかったが、検証を予定していた日向駅周辺が再開発で全く変貌していたため前回特別検証時にドローンでの上空からの撮影に失敗した青島海岸を上空から撮影することとした。今回は撮影に成功。原敕晁さん拉致現場などを確認することができた。

<参考資料 上記以外の宮崎県関連事案>

(1) 昭和46年(1971)12月30日 園田一・敏子さんが鹿児島県曽於郡の自宅から車で宮崎空港に夫妻で向かい車ごと失踪。

(2) 昭和51年(1976)頃? 夏の夕刻、現在の政府認定拉致被害者原敕晁さんを後に拉致し原さんに成り代わる北朝鮮工作員・辛光洙が東京の目黒中町で同居していた在日朝鮮人女性朴春仙さんを連れ大きなボストンバッグ2個を持って宮崎市の青島海岸を訪れたが、同地に到着すると朴さんを先に東京に帰らせ、辛光洙は2週間後に目黒中町に戻ってきた。青島海岸から北朝鮮に行っていた可能性もある。

(3) 昭和55年(1980)6月中旬夜、辛光洙が原敕晁さんを宮崎市青島海水浴場北端の海岸から拉致、自身も北朝鮮に戻る(辛光洙は6月20日夜の深夜放送で本国から「拉致実行の指令を受けた」とされており、原さんの拉致は20日過ぎの6月下旬と思われる)。

(4) 昭和57年(1982)3月 都城市で女性が失踪。

(5) 昭和58年(1983)6月19日 警察発表・黒木節男さんが日向市駅に知人を車で送った後、失踪。

(6) 昭和60年(1985)4月25日、日南市鵜戸崎の東南東約20kmの海上で北上している「第31幸栄丸」と書かれた白い不審船を県の漁業監視船が発見し、臨検しようとしたが高速で逃走され、海上保安庁の巡視艇で追跡したが種子島、屋久島の南方を経て東シナ海に入り、中国領海すれすれに北上し逃走、その後、韓国海軍のレーダーによって南浦港に入港したのが確認された。

(7) 昭和62年(1987)7月もしくは8月、高鍋町の男性が友人と二人で釣りに出ていたところ25mほどの船に追われる。その船には後部にクレーンがあった。(TBS報道特集)

(8) 昭和63年(1988)7月17日、林田幸男・水居明さんが宮崎市の大淀川河口の港から2人で釣りに出港後乗っていた遊漁船共擁丸(1トン)ごと失踪。

(9) 昭和63年(1988)8月初旬(大潮の日)日南市の設計士が鵜戸神宮北側の湾で貝採りをしていたところ、沖合いから漁船を偽装したと思われる船が高速で湾部に入ってきた。黒い服の3名が乗船していた。眼光鋭く恐怖感を覚えた。沖合いを海上保安庁の巡視船が通過するのを見て、また沖に出て行った。巡視船を避けたものと考えた。

(10) 昭和63年(1988)8月19日、和田幸二さんが南那珂郡南郷町で未明に飲食店から友人を車で送った後、失踪。

(11) 平成7年(1995)11月5日 岩本美代子さんが宮崎市佐土原町の石崎浜海岸に車を置いたまま失踪。

(12) 平成9年(1997)4月5日 日向市細島港に入港した北朝鮮貨物船「チソン2号」から58.6キロの覚醒剤や乱数表など発見。
 
<他、1980年代と思われる未確認情報>
◎ 日向市で「病院に行く」と出かけた50代男性1名が乗用車ごと不明、ダム湖などを探したが手がかり無し(調査会リストの和田幸二さんも警察発表の黒木節男さんも車ごと失踪している)
◎ 宮崎市一ツ葉海岸(現在のシーガイアあたり)で、乗用車内でデート中の20代男女がスーツ姿の男2名に追いかけられる。車に追いつくようなスピードで走ってきたが車を木々にこすりながらも脱出(鹿児島で類似の事例あり)。
◎ 宮崎市内で出産3ヵ月後の女性が行方不明に。宮崎市内海港にサンダルが見つかり入水自殺に。女性は内海出身。漁師は港に飛び込んだら絶対遺体が見つかると証言、また家庭は円満であり、育児ノイローゼはなかった。
◎ 新富町の海岸で、農家風の中高年女性が自転車の前かごから業務用無線機を取り出し、知らない言葉で話をしていたのをキス釣りに来た男性が目撃(キス釣りは通常、砂地の海岸で行う。児湯郡新富町の海岸一帯は確かに砂地の海岸で内陸近くには航空自衛隊・新田原基地もあり、一ツ瀬川を越えた隣接の佐土原地区は在日が多かったと言われている)。
◎ 宮崎港で夜釣りをしていた男性が、老人と子供を含む老若男女6名が歩いてきて、闇夜に待っていたゴムボートらしきものに乗り沖合いに向かった(ゴムボートであれば6名に操船してきた人間も加えると相当大型のゴムボートでなければならない)。
◎ 青島橘ホテル(平成2年-1990-廃業、昭和55年-1980-原敕晁さんが拉致される前に立ち寄る)の従業員が、深夜に外国語を話す複数名が海岸を歩いているのに気づく。
◎ 青島隣接こどもの国近くのパチンコ店屋上より、海に向かって懐中電灯が点滅するのを目撃した人がいる。
◎ 青島の西岸沖に黒い船が3日間停泊、いぶかしく思う漁師はいたが、以前よりたまに停泊していたので、気に留めない人が多かった。
以上

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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>

5、情報収集及び公開について


 (1)北朝鮮木造船乗組員等からの情報収集


<要請文書>
 昨冬の大量の北朝鮮木造船漂着は、今後難民の上陸などにもつながる可能性があり、拉致被害者の救出とも密接に関連しています。国民保護の視点から、本件への一元的対処ができる体制を構築するとともに、上陸した人々から拉致被害者及び北朝鮮の一般状況に関する詳細な聞き取りをし、情報を蓄積するようお願いします。そのために対策本部事務局の体制強化もお願いします。

 あわせて、北朝鮮木造船については昨冬漂着した船でもまだ処理されていないものがあり、最近も漂流漂着が確認されています。国民への啓蒙のためにも漂着船を東京都内、ないし横浜の海上保安資料館近くに展示していただきたくお願いする次第です。


<政府からの回答>
 北朝鮮からとみられる船舶の漂着事案であって、生存者がいた場合には、関係機関が多岐にわたることから、内閣官房を中心に関係省庁が緊密に連携し、情報の共有と対応の協議を行っているところです。また、これまで生存して発見された乗組員に対しては、関係機関が予断を持たずに、様々な事柄について事情聴取を行ってまいりました。今後とも、政府一体となって、関係法令に基づき、適切に対処してまいります。

 展示については、漂着した木造船は破損・劣化が激しく、展示に耐えられるものは殆どないのが実情であり、地方自治体により処分が行われています。仮に展示に耐え得る木造船があったとしても、劣化を防ぐために屋内の展示スペースが必要となりますが、海上保安資料館横浜館やその近く及び都内を含め、政府としてそのようなスペースは有しておらず、木造船を展示することは困難です。また、工作活動に関わったという証拠が認められていない木造船を同資料館等に展示することは、当該木造船が工作船であるかのような誤解を国民に与えるおそれがあり、適切ではないと考えております。

<回答に対する見解>
 警察と海保など、中央省庁でも「緊密な連携」とは言い難い。いわんや自治体にはほとんど情報は提供されておらず、対応もまちまちである。もちろん国民への情報開示もされていないことは、先日の巡視船への北朝鮮漁船接触に関する報道でも明らかである。逆にこのような回答をするということは重大な問題を政府が隠蔽しているのではないかとの疑惑を感じさせるものと言える。

 木造船の展示については、工作活動と言えるかは別として昨年11月の松前小島に上陸した10人の船が函館市内の民間倉庫に保管されており、少なくとも犯罪行為を行った船ではあるので展示をして国民の啓発にあてるべきと考える。長期間の展示もする必要はなく、横浜の資料館が無理なら屋外で1年程度の限定であっても問題はない(また来ると思われるので)。その程度の場所もないとは到底思えない。

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<特定失踪者データ>
◎氏名:古都 瑞子
◎よみかた:ふるいち みずこ
◎生年月日:昭和5(1930)年4月8日
◎当時の年齢:47歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年11月14日
◎特徴:身長148センチ。体重45キロ。色白で面長。靴のサイズ23.5センチ。
◎当時の身分:皆生温泉の仲居
◎最終失踪関連地点:鳥取県米子市皆生温泉街またはその周辺
◎当時の居住地:鳥取県米子市
◎失踪の状況:午後9時に旅館での仕事を終え、一時帰宅。その後普段着に着替え出かけるが、その後消息不明。歌や踊りに長け、地元ではよく知られている。自宅には近く東京へ行くための切符や、ハンドバッグ、現金、常に持ち歩くポケベルも置いたまま。通称・洋子(ようこ)
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
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・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
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・2月9日(土)14:00「『北朝鮮拉致問題解結を願う都民の集い』コンサート」(東京都・政府拉致問題対策本部主催)
・なかのZERO小ホール(中野駅南口徒歩7分 中野区中野9-7)
・特定失踪者家族会生島幹事・調査会副代表村尾が参加
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2018年12月27日

大本営発表【調査会NEWS2890】(30.12.27)

 先日ニュースでも書いた海保巡視船への北朝鮮漁船接触のニュースに続いて今度は水産庁の漁業取締船の事件が報道されました。日本の排他的経済水域内で違法操業していた中国漁船を取り締まろうとして立入検査に乗り込んだ水産庁の職員12人を載せたままその漁船は反日以上逃げ回り、さらに逃げ回りながら漁を続けたとのことです。

 12人も乗っていたなら強制的に止めることも可能だったのではないかと思います(元海上保安官の一色正春さんも「物理的に停船させることができたはず」と言っています)。ぶつけられた海保の巡視船もそうですが、事なかれ主義で事を荒立てたくない上からの指示だったのではないでしょうか。尖閣で日本の漁船の接近は絶対に阻止するのに中国船が近づくのは大目に見るているのと同じです。

 この事件が起きたのは11月5日とのことで、つまり2か月近く隠していたことになります。もういい加減にしてくれと言いたい。こうなると北朝鮮漁船の関係でも政府の発表は信じられません。実は海上でもっとひどいことがおきていたり、すでに相当数の人間が上陸していることが分かっていて、それを隠しているのではないでしょうか。昔風に言えば「大本営発表」です。

 かつての「大本営発表」も、最初の頃は戦果も損害もそう大きく間違ってはいなかったそうですが、ミッドウェー海戦で敗北し、それを海軍が天皇にも政府にも陸軍にも隠したために事実とかけはなれた発表になり、嘘をごまかすためにまた嘘をつくという連鎖が続きました。その結果日本がどうなったのか、すでに歴史が証明しています。

 それぞれの役所の担当者の方にもお願いしたいのですが、組織の論理で隠していれば、やがて国家の屋台骨が傾くかも知れません。政府の方針として隠すなら、個人の良識としてそれを明らかにするというのも、より国家に報いる道ではないかと思う次第です。ご協力を心よりお願い申し上げます。

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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>

4、対北放送について

<要請文書>
 総務大臣時代の大臣のご尽力もあり、短波放送「しおかぜ」は順調に送信を行っており、緊急時には24時間放送もできる体制になっています。また、北朝鮮当局の妨害電波対策と、さらなる短波放送強化のために、同一時間、別周波数の二重放送を今後の検討課題にしたく、お力添えをお願いします。
 一方、第三国から送信している中波放送については当該国の事情により送信が中止された状態です。つきましては外交ルートも使い送信再開を促して戴くとともに、NHK中波第二放送の空き時間利用へのご協力をよろしくお願いします。>

<政府からの回答>
 「しおかぜ」の短波放送については、現行の無線局の免許において、同一時間帯に周波数を3波指定しており、これらのうち2波を同時に使用して放送することは可能です。一方で、「しおかぜ」の設備使用の変更に当たっては、設備の所有者及び設備を共用する放送事業者との調整が必要になるものと承知しています。政府としては、このような要望があることを関係者にお伝えし、必要に応じ、検討を促してまいります。
 第三国から送信している北朝鮮向け中波放送の送信が中止している状況については、事実関係の把握に努めるなど適切に対応しているところであり、今後とも関連状況を注視してまいります。なお、NHK中波第二放送は、あくまで国内向けの放送として、国内をカバーするために必要な出力により実施しており、北朝鮮において受信することは困難と考えております。

<回答に対する見解>
 2波同時使用については既に総務省と交渉を進めており来年3月末から開始を前提に調整を行っている。それにともなう費用の増加については格段の対応を求めたい。
 また中波については国内の啓発に資することを大前提として、第二放送の空き時間に行うことを求めたい。

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<特定失踪者データ>
◎氏名:後藤 久二
◎よみかた:ごとう ひさじ
◎生年月日:大正3(1914)年2月8日
◎当時の年齢:63歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年10月30日
◎特徴:顎のえらが張っている。生真面目な性格
◎当時の身分:元国鉄職員
◎最終失踪関連地点:新潟県上越市の自宅近く
◎当時の居住地:新潟県上越市
◎失踪の状況:夕刻、身体の具合が悪かった奥さんに代わり、醤油を買いに出たまま消息不明となる。埼玉県の長女は、勤務先に毎日同じ道を通い、寄り道もしない、生真面目な姿をよく覚えていたので、後藤さんの妻から失踪の電話を受け、すぐに疑問を感じたという。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)

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毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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2018年12月26日

日本版CIA?【調査会NEWS2889】(30.12.26)

 よく「日本版CIAを作らなければならない」という声を耳にします。その意図するところは語る人によってまちまちですが、大雑把に言えば縦割行政で情報が十分に活かされていないから各省庁の情報部門を統合したような機関が必要ということに集約されるかと思います。

 だとすれば断言できます。絶対にそんな機関はできません。無い物ねだりなどすべきではありません。

 これまで拉致問題への政府の対応を見てきた者からすると、そんな機関を作ろうとすれば絶対にポストの取り合いが起きます。トップを警察が取るか外務省が取るかとか、この部門はどこの省庁のポストだとか。強い役所が良いところをとって、あと余りを自衛隊とか海上保安庁とか公安調査庁が入るとか。そして格好だけもっともらしくなりながら実質は何も変わらない、というよりさらに訳が分からなくなるのがオチでしょう。上にそれを真剣に使って国を守ろうという気がないのですから。

 戦前は今のような米国任せができなかった分、自分で情報活動をやらなければなりませんでした。その意味では今より情報機関は遥かに能力も権限もあったと思いますが、それも統合されたものではありませんでした。それは情報に限ったことではなく、東条内閣の時代、総理が陸軍大臣と参謀総長を兼任するという、帝国憲法にも反する可能性のある権力の集中を行なったのに、その東条総理は海軍に対しては指揮命令をすることができませんでした。

 何しろ日本は陸軍と海軍の仲が悪かったために陸軍が航空母艦や潜水艦を作ってしまった世界唯一の国です。「海陸全力を挙げて戦い、余力をもって米英に当たる」というのは冗談とばかりは言えませんでした。その伝統(?)は現代の自衛隊のみならず各省庁にも引き継がれています。

 戦前で日本の情報機関として特筆されるのは満鉄調査部とか特高警察とか陸軍中野学校などになるでしょうが、共通するのはどれも横断的機関ではなく、個々の機関の中の組織だということです。おそらく日本人にはその方が向いているのでしょう。だから現代も、今のままでもその気になればできることは山ほどあります。していないだけです

 百年河清を待つがごとき「日本版CIA」の夢を追うよりはそれぞれの機関がちゃんと機能するように世論を高めるべきでしょうし、民間でできることはどんどんやっていくべきだと思います。ネットに掲載している木造船の漂流着岸一覧にしても、これが日本で公表されている資料としては一番詳しいものだと思います。もちろん山ほど抜けているところがあり、私自身「少年探偵団」(少年ではありませんが)の域を出ていないことは分かっています。それでも大事なことはまず民間が始めなければ進まない、というのが現実である限り、やっていくしかないと思っている次第です。

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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>

3、自衛隊への任務付与について

<要請文書>
 拉致被害者救出のためにこれまで自衛隊にはほとんど任務が付与されてきませんでした。有事における邦人保護のため、あるいはその準備としての情報収集など、できること、しなければならないことは少なくありません。ぜひあらためて任務の付与をされますようお願い申し上げます。

<政府見解>
 政府としては、先般の平和安全法制の整備により、新たに、自衛隊による在外邦人等の救出や警護などの保護措置が実施できるようになったことは、一歩前進であると考えております。
 自衛隊は、平和安全法制で可能となった保護措置や各種の訓練についても順次実施しております。
 他方、自衛隊による救出活動には、国際法と我が国憲法上の制約があるため、これ以上の自衛隊の活用には限界があることは事実ですが、今後とも、政府全体として、拉致被害者の救出のために何ができるかについて、不断の検討を継続してまいります。
<回答に対する見解>
 現在必要なのは検討ではなく準備、そして実行である。特に地誌情報の収集などは自衛隊で行うのが最も適当であり、直ちに進めるべきと考える。また、北朝鮮に対する明確な国家としての意思表示のために日朝交渉に制服自衛官を同席させる等の措置の実現も求めたい。
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<特定失踪者データ>
◎氏名:前上 昌輝
◎よみかた:まえがみ まさてる
◎生年月日:昭和32(1957)年7月16日
◎当時の年齢:20歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年10月22日
◎特徴:身長173センチ。絵画、書道が得意。写真に興味がある。筋肉質の体格。大けがのため左目がやや小さい
◎当時の身分:無職(大学受験準備中)。6〜9月にかけ、富良野の牧場で働く
◎最終失踪関連地点:北海道旭川駅
◎当時の居住地:京都市左京区
◎失踪の状況:高校卒業後、美大を志望して東京で受験するも失敗。1浪して地元京都を中心に受験するが再び失敗した。「人生修業のために北海道に行きたい」と言って、4月に京都の自宅を出発し、2ヶ月ほど横浜で当面の資金を稼いで、母に「お金が貯まったので、いよいよ北海道へ行く」と電話をしてきた。北海道に渡り、道庁で紹介を受けた富良野の牧場で4ヶ月ほど働く。8月下旬に母に電話で「大学受験を決意した」と話し、9月20日に牧場を退職。国鉄旭川駅前のホテルに2泊宿泊し、22日午前10時頃、旭川駅の荷物一時預りにザックを預け、「3日間お願いします」と言って出かけたのが最後で行方不明になった。//////////////////////////////////////////////////
<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)

・2月9日(土)14:00「『北朝鮮拉致問題解結を願う都民の集い』コンサート」(東京都・政府拉致問題対策本部主催)
・なかのZERO小ホール(中野駅南口徒歩7分 中野区中野9-7)
・特定失踪者家族会生島幹事・調査会副代表村尾が参加
・問合せ先 東京都総務局人権部人権施策推進課(03-5388-2588)
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
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・定価1200円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
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調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
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発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
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郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会
銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一
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2018年12月25日

5億100万ドル【調査会NEWS2888】(30.12.25)

 北朝鮮で拘束され、解放直後に亡くなった米国人オットー・ワームビア氏のご家族が北朝鮮を訴え、ワシントンの連邦地裁が拘束中に拷問を受けた可能性が高いとの判断を示し、北朝鮮に対し5億100万ドル(約550億円)の支払いを命じたとのニュースが流れています。まあどうせ北朝鮮が従うわけないのだからこれくらいの判決をだしてやろうということなんでしょうか。それにしても米国らしい判決です。カルロス・ゴーンでも払えないでしょう。

 ところで、日本人拉致について北朝鮮はどれくらい賠償を出すのでしょうか。日本政府は「生存を前提として」と言っているのですから、死亡した人がいないして例えば十分の一の55億円を一人あたりで求めたとすれば警察の883人でかけると4兆8565億円ということになります。調査会リストの約470人でも2兆5850億円。「不幸な過去を清算」するなら北朝鮮から日本が受け取る金額の方が多くなります。これに日本国内でやってきた工作活動による被害額や朝銀に投入された公的資金、木造船の処理費用などを合わせると朝鮮総聯本部のビルや全国の資産はもちろん、核やミサイル・果ては麻薬・覚醒剤から偽札まで全部もらっても足りないでしょう。

 拉致被害者を返して大金が入ると思っている金正恩に莫大な請求書を突き付ける。「だって『不幸な過去を清算する』って言ったじゃない。これ払ってもらえないと明るい未来は描けませんよ。ねえ」と安倍総理が微笑んでとなりに海上自衛隊の制服姿で立つ河野統合幕僚長に同意を求めるシーンをぜひ見てみたいと思います。それでも「5億100万ドル」にくらべればよほど紳士的でしょう。

 なお、このところ特定失踪者リストの人数などを度々聞かれますので下に付けておきます。

特定失踪者問題調査会リスト 273名
うち拉致濃厚(1000番台)78名

救う会認定 5名(寺越事件3名、小住健蔵、福留貴美子)

警察断定 2名(高敬美・剛姉弟)

政府認定拉致被害者 17名(うち5名帰国)

警察庁発表 883名(北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案に係る方々)
うち公表に同意された方々 459名
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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>

2、政府広報物の記載について

<要請文書>
 政府のパンフレットには「1970年代から1980年代にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となった(中略)これらの事件の多くは北朝鮮による拉致の疑いが濃厚であることが明らかになった」と書かれています。しかし特定失踪者は60年代以前にも90年代以後にも存在します。家族会でも寺越事件は1960年代です。この記載は不適切であり、例えば「長年にわたって拉致が続けられ、特に70年代から80年代にかけて多くの日本人が拉致されている」といったように修正をしていただくようお願いします。
 また、「認定の有無にかかわらず」との方針であるにもかかわらず、広報物の記述はほとんどが認定被害者のことだけになっており、特定失踪者については「このほかにも」という、例外的扱いとなっています。この際抜本的な内容の見直しをしていただくようお願いします。

<政府からの回答>
政府としては、政府認定拉致被害者だけでなく、拉致の可能性を排除できない方々についても説明を行い、国民の関心を喚起するよう努めております。いただいた御提案も含め、拉致問題の一日も早い解決に向け、国民の皆様の理解促進や世論の喚起に資する広報・啓発活動のあり方について、これからも不断に検討してまいります。

<回答に対する見解>
 政府が行っている特定失踪者に関する説明は「そういう人もいます」というだけである。ただし、「不断に検討」とあるので、新たに印刷されるパンフレットでどのように変わるのか注視していきたい。
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<特定失踪者データ>
◎氏名:加藤 鈴勝
◎よみかた:かとう すずかつ
◎生年月日:大正11(1922)年2月1日
◎当時の年齢:
◎失踪年月日:昭和57(1977)年10月
◎特徴:身長170センチ。体重56キロ。背中に7センチくらいのお灸の痕が2つ。。1日1箱位喫煙。趣味は釣り。川釣り道具は、特注で小物は自分で作り楽しんでいた。
◎当時の身分:建築家
◎最終失踪関連地点:愛知県名古屋市
◎当時の居住地:愛知県名古屋市
◎失踪の状況:朝8時頃に本人から次女に電話があり、弾んだ声で何か伝えたいという感じだったが、仕事で出なければならないと伝えると、「そうか。頑張れよ」と言って電話を切った。その1〜2ヶ月後に次女は長男から「父がいない」と連絡を受けた。事件の疑いから警察に届けた結果、空き巣に何度も入られており、3人分ほどの土足の跡があった。車は残され、免許証、実印、通帳、鍵が机の上にあり、衣服、履物も残されていた。数日後、警察と再度室内の確認をすると、玄関のドアの金具のねじが外されており、鍵付きのたんすがこじ開けられていた。そして中にあるはずの株券がすべて無くなっていた。
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2018年12月23日

それぞれの戦場【調査会NEWS2887】(30.12.23)

 私自身は職業という意味で言えば大学の教員であり、研究と教育が本職です。とりあえず給料の分くらいは仕事をしていると思っていますが、仕事の中で拉致問題に関われるのは自分のテーマである「朝鮮半島と日本の安全保障関係」の研究の一部であり、また学生に対して拉致問題を含めて北朝鮮の問題を教えることに限られます。

 この点は誰にとっても同じで、警察・海保・自衛隊・外務省から内閣官房まで、あるいは自治体を含めお役所のそれぞれのポストの方々、あるいはマスコミの皆さん、様々な方々が拉致問題に関わっていますが、総理大臣まで含めて誰も一人ではできません。

 ボランティアという意味でも同様で、街頭で署名をする皆さん、集会を企画する皆さん、またインターネットを通じての情報発信をする方々それぞれがそれぞれの立場で活動をしています。歌手、役者、映画監督、カメラマンからなにから拉致問題に関わっている人は本当に多種多様です。もちろん私たちの活動も全体の中の一部に過ぎません。

 どうすべきかという意見も千差万別であり、もちろん政府と私たちは立場が異なりますし、政府の中でも省庁や部署によっても異なります。10年くらい前だったか、現在の拉致問題対策本部、当時の支援室で幹部二人とお話しをしていて、お一人が「政府は一丸となってやっています」と言ったので「どう考えてもそうは見えないんですが…」と返したら隣りにいたもう一人の幹部が深くうなずいていました。

 民間の中でも団体同士・個人同士それぞれ考え方もやることもまちまちです。しかし、ともかく拉致被害者を救出するという方向性が一緒であれば、あとは勝手に動いてもなんとかなるのが日本の長所だと思います。陸軍と海軍が大げんかしながら米国はじめ世界中の大国相手に4年近く戦争したのですから、自国民にろくにメシも食わせられない独裁国家相手に拉致された被害者を取り返せないというのはあり得ない話です。もう一度それぞれの「戦場」で、被害者救出のために、また北朝鮮で苦しんでいる人たち全てを救うためにできることを一歩進め、さらに一つ新しいことをやっていけないでしょうか。

 平成最後の天皇誕生日を迎えました。昭和から平成にかけて起きた拉致問題を、平成のうちには動かしたいと思いながら残りはすでに半年を切っています。あきらめてしまえばそれで終わりです。「人間には最後まで希望を持ち続ける権利がある。その権利を行使せよ」の思いでがんばります。

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<官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解>
※すでにニュースで全文流しましたが、長文だったのでこの後ニュースに1項目ずつ付けて掲載します。

 去る11月12日、官邸において大澤昭一・特定失踪者家族会会長から菅義偉内閣官房長官兼拉致問題担当大臣にお渡しした要請文書について拉致問題対策本部事務局から12月10日付で回答が届いた。
 回答まで1ヶ月を要したのは関係する省庁間の調整に時間を要したものと聞いており、要請文書が多岐にわたりまた具体的な内容だったため、取りまとめにあたった対策本部事務局及び関係各省庁の担当者各位のご努力に感謝申し上げる次第である。

 一方その内容については従来の政府見解の域を出るものではなく、様々な面で納得し難いと言わざるを得ない。

 第二次安倍政権成立以来既に6年が経過した。その間一人の拉致被害者も帰国していないばかりか拉致認定すら一人も行われず、新たな情報も提供されていない。今回の回答の中にも「全力を尽くす」「不断に」「適切に対処」「厳正に対処」「最大限に努力」などの言葉が羅列されているが、美辞麗句と6年間の結果の落差は重大な責任問題であると考える。私たちは今後国会での審議や報道機関との連携など様々な方法を用いて今回明らかになった問題点を正し、拉致問題を進展させるために努力していく。

     平成30年12月21日

特定失踪者問題調査会代表 荒木和博

1、拉致認定について

<要請文書>
 政府認定拉致被害者は松本京子さんが認定されて以来11年間1人も増えておらず、高姉弟を入れても19人に過ぎません。国連の文書にはNGOの試算としてではありますが、「100人以上」と書かれています。青山学院大の福井義高教授も「拉致濃厚な失踪者とそれ以外の失踪者を合わせて、少なくとも100人程度が北朝鮮に拉致されたことは合理的な疑いを超える事実である」と述べています。それが正しければ19人との差は単なる誤差にとどまるものではなく、大幅な違いがあること自体が責任問題と言えます。政府は拉致被害者の全体像を現在の19人+αと考えているのか、あるいは100人以上と考えているのか、それとも警察の発表している900人弱程度と考えているのか、それを明らかにしていただきたくお願いします。

<政府からの回答>
 政府は、これまでに17名を北朝鮮当局による拉致被害者として認定しておりますが、この他にも、日本国内における日本人以外(朝鮮籍)の拉致容疑事案や、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案があると認識しております。平成30年11月1日現在、883名に関して、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者として、国内外からの情報収集や捜査・調査を続けております。
 拉致被害者の認定については、北朝鮮側に反論する材料を与えることがないよう、慎重に対応しているところでありますが、政府としては、拉致問題の全面解決に向けて、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くすとともに、拉致に関する真相究明及び拉致実行犯の引渡しを引き続き追求してまいります。

<回答に対する見解>
 「北朝鮮に反論する材料を与えることがないよう」というが、もとより国際的にも嘘をつき続けてきた北朝鮮に対し「反論の材料」などという言葉自体が責任の放棄であると言わざるを得ない。また逆に、認定していなかった人が今後拉致被害者であったと分かったときには誰が認定しなかった責任をとるのか、「国民に批判する材料を与えることがないよう」明確にすべきである。「認定の有無にかかわらず」というのであれば、政府のパンフレットの記載の大部分が認定被害者のことに費やされており、しかも事実上の認定である高敬美・剛姉弟について認定被害者と同じ扱いになっていないことも矛盾する。「全力を尽くす」という言葉とこの間の結果の落差は明らかであり、それを見直して新たな施策を講じるべきであると考える。

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<特定失踪者データ>
◎氏名:安村(尹)文夫
◎よみかた:やすむら ふみお
◎生年月日:昭和29(1954)年9月3日
◎当時の年齢:23歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年9月16日
◎特徴:右手か左手かはっきりしないが手の甲に3センチ程度の傷。
◎当時の身分:朝鮮大学校中退後
◎最終失踪関連地点:山口県新下関駅
◎当時の居住地:山口県美祢市
◎失踪の状況:県立高校の普通科を卒業後、朝鮮大学校工学部に入学したが、言葉が通じないのと思想的な違和感から1年次に中退。実家の山口県美祢市に帰ったが、仕事がなく、父親と意見の衝突があり家を出た。以後外国人登録、運転免許も更新していない。
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北朝鮮船・船体の一部・遺体の着岸漂流一覧(移動しました)

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2018年12月21日

官房長官要請文書への回答について【調査会NEWS2886】(30.12.21)

 本日の記者会見で回答文書への調査会としての見解を次のように発表しました。ぜひ御一読下さい。

■官房長官への要請文書と政府からの回答及びそれに対する見解

 去る11月12日、官邸において大澤昭一・特定失踪者家族会会長から菅義偉内閣官房長官兼拉致問題担当大臣にお渡しした要請文書について拉致問題対策本部事務局から12月10日付で回答が届いた。
 回答まで1ヶ月を要したのは関係する省庁間の調整に時間を要したものと聞いており、要請文書が多岐にわたりまた具体的な内容だったため、取りまとめにあたった対策本部事務局及び関係各省庁の担当者各位のご努力に感謝申し上げる次第である。

 一方その内容については従来の政府見解の域を出るものではなく、様々な面で納得し難いと言わざるを得ない。

 第二次安倍政権成立以来既に6年が経過した。その間一人の拉致被害者も帰国していないばかりか拉致認定すら一人も行われず、新たな情報も提供されていない。今回の回答の中にも「全力を尽くす」「不断に」「適切に対処」「厳正に対処」「最大限に努力」などの言葉が羅列されているが、美辞麗句と6年間の結果の落差は重大な責任問題であると考える。私たちは今後国会での審議や報道機関との連携など様々な方法を用いて今回明らかになった問題点を正し、拉致問題を進展させるために努力していく。

     平成30年12月21日

特定失踪者問題調査会代表 荒木和博

1、拉致認定について

<要請文書>
 政府認定拉致被害者は松本京子さんが認定されて以来11年間1人も増えておらず、高姉弟を入れても19人に過ぎません。国連の文書にはNGOの試算としてではありますが、「100人以上」と書かれています。青山学院大の福井義高教授も「拉致濃厚な失踪者とそれ以外の失踪者を合わせて、少なくとも100人程度が北朝鮮に拉致されたことは合理的な疑いを超える事実である」と述べています。それが正しければ19人との差は単なる誤差にとどまるものではなく、大幅な違いがあること自体が責任問題と言えます。政府は拉致被害者の全体像を現在の19人+αと考えているのか、あるいは100人以上と考えているのか、それとも警察の発表している900人弱程度と考えているのか、それを明らかにしていただきたくお願いします。

<政府からの回答>
 政府は、これまでに17名を北朝鮮当局による拉致被害者として認定しておりますが、この他にも、日本国内における日本人以外(朝鮮籍)の拉致容疑事案や、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案があると認識しております。平成30年11月1日現在、883名に関して、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者として、国内外からの情報収集や捜査・調査を続けております。
 拉致被害者の認定については、北朝鮮側に反論する材料を与えることがないよう、慎重に対応しているところでありますが、政府としては、拉致問題の全面解決に向けて、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くすとともに、拉致に関する真相究明及び拉致実行犯の引渡しを引き続き追求してまいります。

<回答に対する見解>
 「北朝鮮に反論する材料を与えることがないよう」というが、もとより国際的にも嘘をつき続けてきた北朝鮮に対し「反論の材料」などという言葉自体が責任の放棄であると言わざるを得ない。また逆に、認定していなかった人が今後拉致被害者であったと分かったときには誰が認定しなかった責任をとるのか、「国民に批判する材料を与えることがないよう」明確にすべきである。「認定の有無にかかわらず」というのであれば、政府のパンフレットの記載の大部分が認定被害者のことに費やされており、しかも事実上の認定である高敬美・剛姉弟について認定被害者と同じ扱いになっていないことも矛盾する。「全力を尽くす」という言葉とこの間の結果の落差は明らかであり、それを見直して新たな施策を講じるべきであると考える。

2、政府広報物の記載について

<要請文書>
 政府のパンフレットには「1970年代から1980年代にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となった(中略)これらの事件の多くは北朝鮮による拉致の疑いが濃厚であることが明らかになった」と書かれています。しかし特定失踪者は60年代以前にも90年代以後にも存在します。家族会でも寺越事件は1960年代です。この記載は不適切であり、例えば「長年にわたって拉致が続けられ、特に70年代から80年代にかけて多くの日本人が拉致されている」といったように修正をしていただくようお願いします。
 また、「認定の有無にかかわらず」との方針であるにもかかわらず、広報物の記述はほとんどが認定被害者のことだけになっており、特定失踪者については「このほかにも」という、例外的扱いとなっています。この際抜本的な内容の見直しをしていただくようお願いします。

<政府からの回答>
政府としては、政府認定拉致被害者だけでなく、拉致の可能性を排除できない方々についても説明を行い、国民の関心を喚起するよう努めております。いただいた御提案も含め、拉致問題の一日も早い解決に向け、国民の皆様の理解促進や世論の喚起に資する広報・啓発活動のあり方について、これからも不断に検討してまいります。

<回答に対する見解>
 政府が行っている特定失踪者に関する説明は「そういう人もいます」というだけである。ただし、「不断に検討」とあるので、新たに印刷されるパンフレットでどのように変わるのか注視していきたい。

3、自衛隊への任務付与について

<要請文書>
 拉致被害者救出のためにこれまで自衛隊にはほとんど任務が付与されてきませんでした。有事における邦人保護のため、あるいはその準備としての情報収集など、できること、しなければならないことは少なくありません。ぜひあらためて任務の付与をされますようお願い申し上げます。

<政府見解>
 政府としては、先般の平和安全法制の整備により、新たに、自衛隊による在外邦人等の救出や警護などの保護措置が実施できるようになったことは、一歩前進であると考えております。
 自衛隊は、平和安全法制で可能となった保護措置や各種の訓練についても順次実施しております。
 他方、自衛隊による救出活動には、国際法と我が国憲法上の制約があるため、これ以上の自衛隊の活用には限界があることは事実ですが、今後とも、政府全体として、拉致被害者の救出のために何ができるかについて、不断の検討を継続してまいります。

<回答に対する見解>
 現在必要なのは検討ではなく準備、そして実行である。特に地誌情報の収集などは自衛隊で行うのが最も適当であり、直ちに進めるべきと考える。また、北朝鮮に対する明確な国家としての意思表示のために日朝交渉に制服自衛官を同席させる等の措置の実現も求めたい。

4、対北放送について

<要請文書>
 総務大臣時代の大臣のご尽力もあり、短波放送「しおかぜ」は順調に送信を行っており、緊急時には24時間放送もできる体制になっています。また、北朝鮮当局の妨害電波対策と、さらなる短波放送強化のために、同一時間、別周波数の二重放送を今後の検討課題にしたく、お力添えをお願いします。
 一方、第三国から送信している中波放送については当該国の事情により送信が中止された状態です。つきましては外交ルートも使い送信再開を促して戴くとともに、NHK中波第二放送の空き時間利用へのご協力をよろしくお願いします。>

<政府からの回答>
 「しおかぜ」の短波放送については、現行の無線局の免許において、同一時間帯に周波数を3波指定しており、これらのうち2波を同時に使用して放送することは可能です。一方で、「しおかぜ」の設備使用の変更に当たっては、設備の所有者及び設備を共用する放送事業者との調整が必要になるものと承知しています。政府としては、このような要望があることを関係者にお伝えし、必要に応じ、検討を促してまいります。
 第三国から送信している北朝鮮向け中波放送の送信が中止している状況については、事実関係の把握に努めるなど適切に対応しているところであり、今後とも関連状況を注視してまいります。なお、NHK中波第二放送は、あくまで国内向けの放送として、国内をカバーするために必要な出力により実施しており、北朝鮮において受信することは困難と考えております。

<回答に対する見解>
 2波同時使用については既に総務省と交渉を進めており来年3月末から開始を前提に調整を行っている。それにともなう費用の増加については格段の対応を求めたい。
 また中波については国内の啓発に資することを大前提として、第二放送の空き時間に行うことを求めたい。

5、情報収集及び公開について

 (1)北朝鮮木造船乗組員等からの情報収集

<要請文書>
 昨冬の大量の北朝鮮木造船漂着は、今後難民の上陸などにもつながる可能性があり、拉致被害者の救出とも密接に関連しています。国民保護の視点から、本件への一元的対処ができる体制を構築するとともに、上陸した人々から拉致被害者及び北朝鮮の一般状況に関する詳細な聞き取りをし、情報を蓄積するようお願いします。そのために対策本部事務局の体制強化もお願いします。
 あわせて、北朝鮮木造船については昨冬漂着した船でもまだ処理されていないものがあり、最近も漂流漂着が確認されています。国民への啓蒙のためにも漂着船を東京都内、ないし横浜の海上保安資料館近くに展示していただきたくお願いする次第です。

<政府からの回答>
 北朝鮮からとみられる船舶の漂着事案であって、生存者がいた場合には、関係機関が多岐にわたることから、内閣官房を中心に関係省庁が緊密に連携し、情報の共有と対応の協議を行っているところです。また、これまで生存して発見された乗組員に対しては、関係機関が予断を持たずに、様々な事柄について事情聴取を行ってまいりました。今後とも、政府一体となって、関係法令に基づき、適切に対処してまいります。
 展示については、漂着した木造船は破損・劣化が激しく、展示に耐えられるものは殆どないのが実情であり、地方自治体により処分が行われています。仮に展示に耐え得る木造船があったとしても、劣化を防ぐために屋内の展示スペースが必要となりますが、海上保安資料館横浜館やその近く及び都内を含め、政府としてそのようなスペースは有しておらず、木造船を展示することは困難です。また、工作活動に関わったという証拠が認められていない木造船を同資料館等に展示することは、当該木造船が工作船であるかのような誤解を国民に与えるおそれがあり、適切ではないと考えております。

<回答に対する見解>
 警察と海保など、中央省庁でも「緊密な連携」とは言い難い。いわんや自治体にはほとんど情報は提供されておらず、対応もまちまちである。もちろん国民への情報開示もされていないことは、先日の巡視船への北朝鮮漁船接触に関する報道でも明らかである。逆にこのような回答をするということは重大な問題を政府が隠蔽しているのではないかとの疑惑を感じさせるものと言える。
 木造船の展示については、工作活動と言えるかは別として昨年11月の松前小島に上陸した10人の船が函館市内の民間倉庫に保管されており、少なくとも犯罪行為を行った船ではあるので展示をして国民の啓発にあてるべきと考える。長期間の展示もする必要はなく、横浜の資料館が無理なら屋外で1年程度の限定であっても問題はない(また来ると思われるので)。その程度の場所もないとは到底思えない。

(2)目撃情報・生存情報等公開について

<要請文書>
 北朝鮮における目撃情報、生存情報(写真等も含む)のある人々について、未確認情報も含め、情報の一覧を日本語・英語・朝鮮語(韓国語)で一括して公開し、さらなる情報を求めて下さい。

<政府からの回答>
 北朝鮮における拉致被害者を含む在留邦人の情報について、政府では、拉致被害者の方々の生存を前提に、米国、韓国を始めとする関係国や、関係省庁と緊密に連携を図りつつ、様々な情報収集を行っています。
 その具体的な内容については、これを明らかにすることにより、今後の情報収集等に支障を及ぼすおそれがあることから、公開することは差し控えさせていただきますが、政府としては、引き続き、情報収集・分析について、最大限の努力を続けてまいります。

<回答に対する見解>
 おそらくこういう回答だと予想していた。政府は情報を出せないということなので、あとは民間でやるしかないと考える。

(3)刑事告発についての捜査進捗状況の報告について

<要請文書>
 すでに刑事告発が行われている特定失踪者についてはその後捜査の状況が伝えられていません。あらためて一括ないし個々に捜査状況の報告をして戴くようお願いします。

<政府からの回答>
 北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案の解明に向けては、様々な情報収集を含め、捜査・調査を推進しているところであり、このような過程で把握した情報や経過等については、捜査・調査に支障のない範囲で、可能な限り御家族に対して説明をしているところです。今後とも、御家族のお気持ちを十分に受け止め、平素から連絡体制を維持しつつ、説明に当たってまいります。

<回答に対する見解>
 政府は何家族に対してこのような説明をしたか明らかにすべきである。大部分の家族は警察の担当者が接触しても「何かありませんか」と聞かれるだけで情報を提供されることはほとんどない。一方失踪者周辺に対して聞き込みをしている等の話も聞こえており、概略の全体像だけでも明らかにすべきだと考える。告発された案件への対応についてはあらためて法律家の会とも協議して具体的な対応を進めたい。

(4)DNAデータの収集について

<要請文書>
 本人確認のための資料として、また場合によっては本人や家族が死亡した後の確認作業のためにも失踪者家族ないし本人の臍の緒などのDNAデータを積極的に収集していただきたくお願いします。

<政府からの回答>
 DNA型鑑定資料の採取については、将来、北朝鮮から拉致被害者に関連する資料が出てきた場合において、本人確認に役立ち得るなどの観点から、御家族の御意向も十分に確認した上で、実施してきているところです。

<回答への見解>
 実施した結果が将来スクリーニングなどに利用できるよう、体制づくりを求めていきたい。

6、山本美保さんDNA偽装事件について

<要請文書>
 本件については山梨県警の発表から既に14年が経過しており、疑問は全く解消されることなく、警察はただ「家族に説明したい」と繰り返すばかりです。本件の真相究明がなされないということは、他の認定・未認定の拉致事件についても政府・警察等による隠蔽が行われていることを証明することにもなります。
 実際横田めぐみさん拉致についても調査会の調べで失踪当時から政府・警察において本件を北朝鮮による拉致と認識していたことが確実視されています。過去に行われたそのような隠蔽は現在の担当者の責任ではなく、構造上隠蔽された状態を続けざるを得ないということは明らかです。私たちは現在の担当者の責任を問おうとするものではなく、救出の阻害要因を排除するべきだと考えている次第です。是非とも真相究明をしていただくようお願い申し上げます。>

<政府からの回答>
 山本美保さんの事案については、御家族から様々な御指摘がなされていることについては承知しており、御家族の御理解を求めるため、御家族側のお求めに応じて真摯に対応しております。今後とも、御家族の心情に配意しつつ説明を尽くしてまいります。

<回答への見解>
 山梨県警の家族に直接接触する担当者以外に「真摯に対応」された形跡はない。家族の心情に配意するなら真相を明らかにするのが当然である。またこの問題の真相究明が行われなければ他の事件も含め国内における拉致問題進展も妨げられる。あらためて全てを明らかにすることを求めたい。

7、国内での協力組織・個人への取締りについて

<要請文書>
 北朝鮮の拉致は今後も行われる可能性があります。日本国内の工作員・協力者は現在も行動しており、韓国の親北勢力とも連携をして公然・非公然にその活動を活発化させています。この際あらためて北朝鮮に協力的な組織及び個人に対して厳しい取締りを行い、可能な限り摘発をしていただきたくお願い申し上げます。

<政府からの回答>
 北朝鮮工作員による対日有害活動は、我が国の国益を侵害するとともに、国民の生命や身体に危険を及ぼすおそれのある重大な問題であると認識しております。引き続き、様々な情報収集活動を行うとともに、違法行為に対しては、法と証拠に基づき厳正に対処してまいります。

<回答への見解>
 「厳正に対処」するならそもそも朝鮮総聯を破産させるべきだと考える。

8、拉致途中及び北朝鮮での死亡者について

<要請文書>
 拉致被害者は全員が無事に帰ってくることがもちろん最も望ましいものの、寺越昭二さんがそうであるとされるように、拉致の途中で殺害された人もいることが想像されます。また寺越外雄さんのように北朝鮮で亡くなった人は年齢等から考えて相当数いると思われます。拉致問題は生存者の帰国のみで終わるものではありません。家族もすでに高齢のケースが多く、拉致被害者が日本国民として存在としていた事実が永久に失われてしまう可能性もないとは言えません。政府はすでに亡くなった方々についても情報を収集し、拉致については北朝鮮側に厳しくその責任をただされるよう希望します。

<政府からの回答>
 政府としては、全ての拉致被害者の方々の生存を前提に、関係省庁が緊密に連携し、米国、韓国を始めとする関係国とも協力を図りつつ、様々な情報収集を行っております。引き続き、認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くすとともに、拉致に関する真相究明及び拉致実行犯の引渡しを追求してまいります。

<回答への見解>
 全く答えになっていない。この回答は死亡した拉致被害者の問題について政府が考慮していないことを明らかにしたものであり、あるいは死亡者は被害者として扱われないという意味ともとれる。この点は今後あらためて追求していきたい。なお、拉致に関わった人間は被害者の生存死亡に関わらず逮捕し罪に問うべきである。警察にもあらためてその視点からの捜査を求めたい。

9、他の北朝鮮の人権問題について

<要請文書>
 韓国政府は政権交代以来北朝鮮人権問題について一切言及しなくなりました。日本人はおろか韓国人拉致被害者についても何もしておらず、逆に北朝鮮を救おうとする動きを強めるばかりです。生存している全ての拉致被害者を救出するためには北朝鮮の人権状況が抜本的に改善されることが必要不可欠です。総理はたびたび「拉致問題を解決しなければ北朝鮮は明るい未来を描けない」と発言しておられますが、逆に、一部拉致被害者の帰国が他の人々の人権を踏みにじることになってはなりません。
 日本政府として北朝鮮人権問題について、特に日本人妻や帰国者・戦後残留者及び強制収容所・公開処刑などの問題についてより踏み込んだ取り組みをされるようお願いします。

<政府からの回答>
 我が国は、国連において、欧州連合(EU)と共同で、北朝鮮人権状況決議を人権理事会と国連総会の双方に提出してきており、人権理事会では11年連続11回、国連総会では13年連続13回採択されています。
 その上で、いわゆる日本人配偶者や残留日本人に係る問題については、人道的な観点から取り組むべき問題と認識しており、ストックホルム合意に基づき日本人に関する全ての問題を解決すべく、引き続き最大限努力していく考えです。

<回答への見解>
 ストックホルム合意では日本人についての問題のみが合意されており、しかもその合意も北朝鮮側はすでに事実上反故にしている。日本人の生命・人権の問題を最優先するのは政府として当然であっても、それを実現するためにも他国の拉致被害者や北朝鮮の一般民衆の人権を保護するために日本政府が積極的に取り組むべきである。

10、連絡事務所の設置について

<要請文書>
 最近平壌への連絡事務所設置との話が聞こえてきます。自民党総裁選の折には石破候補がそれを発言し批判を受けました。北朝鮮内部の反政府組織などが拉致を行ったのであれば北朝鮮との間に関係を強めて問題の解決にあたるのは分かりますが、拉致をしたのは北朝鮮の国家機関です。北朝鮮に対しては圧力を強めていく以外に救出の方法はありません。国交正常化の動きにつながりかねない連絡事務所設置はされないようお願い申し上げます。

<政府からの回答>
 今後の政府の対応について様々な御意見があることは承知しておりますが、政府としては、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核・ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、北朝鮮との国交正常化を目指す考えであり、拉致問題の解決に向けて引き続き全力を尽くしてまいります。

<回答への見解>
 「引き続き」というのはこれまでのやり方を踏襲するということと理解するが、それでうまくいっていないことは明白である。「不幸な過去を清算」というアメだけで、「ムチ」が述べられていないことは、「全力を尽くしてまいります」という言葉と矛盾する。あらためて「ムチ」を強めるよう求める。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
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<特定失踪者データ>
◎氏名:鈴木 正昭
◎よみかた:すずき まさあき
◎生年月日:昭和27(1952)年5月29日
◎当時の年齢:25歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年8月30日
◎特徴:血液型A型
◎当時の身分:日中友好協会アルバイト
◎最終失踪関連地点:千葉県千葉市の自宅を出て
◎当時の居住地:千葉県千葉市
◎失踪の状況:1年契約で身障者施設の指導員をしていたが、3月に退職して日中友好協会にアルバイトで週4日勤務していた。8月30日の真夜中、元同僚が千葉市のアパートを訪ねたとき、路上で若い女性と話し込んでいた。それ以後の情報なし。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・定価1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
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発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一
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2018年12月19日

チャンネル北海道・漂着船特集

 救う会北海道代表の川田ただひさ前札幌市議がキャスターをつとめる「ch北海道」、大雪の中札幌から先週の北海道での調査に同行して下さいました。その模様を詳しく説明してくれています。

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工作船を見る会(30.12.8)

横浜の海上保安庁資料館に展示されている北朝鮮工作船。ご覧になったことのない方はこれを一度ご覧になって、ぜひ現物を見学してみて下さい。稲川和男・映像教育研究会代表が撮影・編集して下さいました。

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2018年12月18日

犯人捜し【調査会NEWS2885】(30.12.18)

 大和堆での不法操業を取り締まっていた海上保安庁の巡視船に北朝鮮船(漂着している木造船ではなく鉄鋼船)が故意に接触し、巡視船が一部破損したとのニュースが産経新聞などで流れています。昨日の事件かと思ったら「今秋」とのこと。つまりこれまで隠していたのでしょう。しかも既に20件も投石されていて、巡視船の窓ガラスに金網を張ったりしているそうです。初めて聞きました。海上保安庁の発表では放水などで北朝鮮の漁船を蹴散らしているかのような話だったと記憶しているのですが、こうなってくると何を信じて良いのかわからなくなります。巡視船の乗組員にけが人でも出ていないのでしょうか。

 想像ですが、こういうニュースが流れると役所が血眼になってやるのは犯人捜しです。「犯人」というのはぶつけてきた船ではなく、この事実をマスコミに伝えた人間です。これは8年前、尖閣での中国漁船が巡視船に衝突してきた映像を一色正春さんが流したときも同様でした。また、航空自衛隊の戦闘機に中国軍機が威嚇行為を行ったたと織田邦男元空将が発表したときも防衛省では「誰が情報を漏らしたのか」と犯人捜しが行われていました。

 「そのようなことはあってはならない。だからなかったことにしよう」という発想が拉致を誘発し、隠蔽し、そして救出を阻害してきました。「中学校1年生の少女が北朝鮮工作員に拉致されるなどあってはならないことだからなかったことにしよう」「官邸内部の人間がDNAデータを偽造して拉致問題の収束をはかるなどあってはならないことだからなかったことにしよう」等々。おそらく漂着船についても隠していることが相当あるのでしょう。現場では厳正に対処しようと考えたのかも知れませんが、上から命令が来れば従うしかありません。

 政府の発表を信じるか信じないかは個人の自由ですが、事実としてこれらのことが隠されていたのは知っておいて損はありません。さらに進んで、私たちもマスコミの皆さんも、隠蔽しようとした「犯人」を見つける必要があるのではないかと思います。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
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<特定失踪者データ>
◎氏名:新木 章
◎よみかた:あらき あきら
◎生年月日:昭和22(1947)年10月16日
◎当時の年齢:29歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年5月21日
◎特徴:血液型A型。中肉中背。眼鏡使用。当時黄色のチェックのシャツにジャケット着用。
◎当時の身分:銀行員。
◎最終失踪関連地点:埼玉県川口市の自宅を出て
◎当時の居住地:埼玉県川口市
◎失踪の状況:「買い物に行く。午後6時か7時には帰ってくる」と言って自宅を出たまま行方不明。仕事上の悩み、使い込みなどは全くなく、自殺、家出の原因等は全く存在しない。所持品は財布のみ。財布には免許証、クレジットカードが入っていたが、更新がされていないし、カードは使っていない。当時は池袋支店から事務部電子計算課へ行き、各支店をオンラインで結ぶための業務をしていた。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・12月21日(金)13:00 記者会見
・文京区小石川運動場会議室(文京区後楽1-8 03-3811-4507)
・代表荒木副代表村尾他調査会役員・大澤会長・竹下事務局長他特定失踪者家族会役員が参加
・(内容 官房長官要請文書に対する政府からの回答について・今後の共同公開収録への対応について・漂着船問題について・しおかぜについて・特別検証(宮崎県日向市)報告他 
・代表荒木のアカウントでFacebookでの中継を行います。遠方の方、一般の方はこちらをご覧下さい。

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
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<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・低下1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
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・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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『北朝鮮の漂着船』書評

Nkship


文藝評論家の蓮坊公爾さんが拙著の書評を書いて下さいました。

〈新刊紹介〉『北朝鮮の漂着船』荒木和博著作、草思社・本体1600円。

 荒木氏は、〈特定失踪者問題調査会〉代表として「拉致問題」の解決に全力投球して居る。と同時に、北朝鮮からの漂着船の急増が我が國の國防上脅威だと認識、此の問題点を実証検分してをる。ノー天気な政治家や國民は、〈海洋國〉神話に満足、隣國の危険性(半年百隻以上・不審船漂着)を意図的に拒絶して居る。然しだ、荒木氏の慧眼は〈拉致問題と漂着点〉関連性に着目、海からの侵略に警告(日本の海はガラ空き)を発して居る。予備自衛官・荒木和博陸曹は、軍人の心眼を通じ、日本國の安全保障が虫食いだらけの異常ー批判。我が國が、此の守るべく本質を避けて「他國の信義」に依る平和至上主義に寄り添う現状を、深刻に訴えて居る。北朝鮮は〈対岸〉ー工作員が直ぐに来る位置にあると。政府の隠蔽、押し寄せる難民パニック。専守防衛のまやかし等。北朝鮮への危機管理態勢に挑む姿勢を提言してくれた憂國の書である。拝きみちか

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2018年12月16日

いのち【調査会NEWS2884】(30.12.16)

 今日は政府主催の国際シンポジウムで、その第3部は「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録でした。

 「あなたを忘れない」を歌う会、「チームしおかぜ」の山口采希さん、宇佐美由美子さん、sayaさん、そして今回は立川七中の生徒さんも加わって盛りだくさんでしたが、途中流れた各地でのご家族からの「しおかぜ」収録の映像は、歌が流れるバックだっただけに正直しんどいものがありました。「あのお母さんも亡くなった」「このお父さんも亡くなってしまった」ということが思い出されました。人の「いのち」には限りがあることをあらためて痛感しています。

 ところで、ご家族ではありませんが、私はこのところ2人の友人をガンで失いました。一人はUAゼンセン大阪府支部長だった山阪光男さん。もう一人は予備役ブルーリボンの会の会員で元潜水艦艦長だった中村秀樹さんです。

 山阪さんはもともとニプログループ労連の出身で、上部団体であるUAゼンセンの専従になり、秋田県支部長当時救う会秋田立ち上げに加わりました。その後新潟県支部長在職当時も拉致問題に積極的に取り組んでくれました。温厚で人格識見ともに優れた労働運動のリーダーでした。病床に伏したまま9月に大阪府支部長に異動になっていたのですが、10月、新潟県支部の総会には病をおして新潟まで来られました。ちょうど私も総会の記念講演で呼ばれていたのでレセプションのときお会いしてお話ししましたが、結果的にはそれが最後となってしまいました。11月12日、特定失踪者家族と菅官房長官の面会が実現した日、終わって何人かのご家族と食事をしているときに訃報が入りました。私と同じ62歳。お通夜のとき飾られた遺影にはブルーリボンバッジが付いていました。

 中村秀樹さんはFacebookご本人の闘病記を綴っていました。自らの運命を悟りながら、一方で希望は失わず淡々と。特攻機が突入するときに電鍵を押しっぱなしにして、その音が消えたとき敵艦に突入したとされた話はよく聞きましたが、私にはFacebookの書き込みがそんな感じに思われました。最後の書き込みが11月15日。海軍さんらしい、ダンディな人でした。

 事務所に近い飯田橋の逓信病院に入院されてからも出張だ何だで1週間に1回くらいしかお見舞いに行けませんでした。逓信病院では最初から緩和ケア病棟でしたし、私も結構様々な人の死に向き合ってきたので大体どうなるかは想像がつきました。毎回「もう亡くなられました」と言われるのではないかと覚悟しながら見舞いに行っていましたが、4回目で現実になってしまいました。多数の著作があり、闘病中も自衛隊が拉致被害者を救出する小説を書いていました。資料を頼まれたのですが、果たすことなくお別れすることになりました。12月10日没。享年68歳。

 労働組合の役員と元海軍中佐、二人の間に面識はなかったはずですが、天国のどこかで会っていれば闘病中飲めなかった酒を酌み交わしているかもしれません。

 いのちはかけがえのないものですが、でも必ず終わりが来ます。ご家族にしろ山阪さんにしろ中村さんにしろ、先に逝った人たちに、やがて再会するときに恥ずかしくないようにしなければと考えている次第です。

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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/08/30816-64b3.html
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<特定失踪者データ>
◎氏名:仲里 次弘
◎よみかた:なかざと つぐひろ
◎生年月日:昭和25(1950)年11月15日
◎当時の年齢:26歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年5月
◎特徴:身長161〜162センチ。中肉、色白、髪は直毛で黒い。
◎当時の身分:前々年まで日産自動車工場勤務(神奈川県)。それ以前は陸上自衛隊大宮駐屯地(埼玉県)などに勤務。
◎最終失踪関連地点:神奈川県か?
◎当時の居住地:関東(前々年まで神奈川県横浜市)
◎失踪の状況:5月から20日間ほど神奈川県茅ヶ崎市の断食道場に滞在したあと行方不明となる。沖縄出身。集団就職で横浜市の製鉄会社に就職したあと、陸上自衛隊に入隊し、約2年後に除隊。いくつかの職を経て、日産自動車座間工場で季節工として4ヶ月勤務。その後、昭和52年5月、茅ヶ崎の断食道場に入場したと思われる。平成14年8月、沖縄の妹宅に標準語の男の声で「次弘さんは北朝鮮にいると思います」と不審な電話があった。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・12月21日(金)13:00 記者会見
・文京区小石川運動場会議室(文京区後楽1-8 03-3811-4507)
・代表荒木副代表村尾他調査会役員・大澤会長・竹下事務局長他特定失踪者家族会役員が参加
・(内容 官房長官要請文書に対する政府からの回答について・今後の共同公開収録への対応について・漂着船問題について・しおかぜについて・特別検証(宮崎県日向市)報告他 
・代表荒木のアカウントでFacebookでの中継を行います。遠方の方、一般の方はこちらをご覧下さい。

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・低下1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
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<カンパのご協力をよろしくお願いします>
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●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。
●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
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郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会
銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一
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2018年12月14日

拉致未遂に関する情報【調査会NEWS2883】(30.12.14)

 以下、都庁職員I氏から拉致未遂体験についての情報を得ましたのでお知らせします。同様の経験のある方はぜひお知らせ下さい。

●昭和55年(1980)5月3日の20:00頃。当時交際中だった奥さんと自分の車で能登に旅行した。当時は東京都西部に両親と住んでいた。事件は都庁に就職してからまもなくのこと。

●輪島市に宿がとってあったのでそこに向かう途中、国道279号線が山道を抜けて海に出るところで後ろから白いスカイラインに追尾されていることに気付いた。男が4人乗っていた。こちらが速度を上げるとその車も速度を上げ、緩めると相手も緩めた。

●気持ちが悪いので路肩に止めてやり過ごさせると通り過ぎるときこちらの車中をのぞき込むようにしていた。

●その後走り出すと数百メートル走ったところでスカイラインが道を塞ぐように止まっていた。

●こちらが止まると運転席から160センチもないくらいの小柄な男がサンダル履きで下りてきて窓越しに日本語ではない言葉で話しかけてきた。

●運転席の窓を10センチくらい開けた隙間から顔面めがけてストレートパンチを食らわせてきた。こちらは急なことで何もする余裕がなかった。一瞬意識を失ったがドアを開けようとする音で気がついた。すると男は喉を握ってきた。指が食い込み死ぬと思った。

●そのまま車を発進させ歩道の縁石に乗り上げてスカイラインの横を抜けた男は手を突っ込んだまま引きずられ、歩道から下りるときのショックで手が離れた。おそらく引きずられた男は相当の怪我をしたと思うがおそらくその男を放置して他の3人がスカイラインで追ってきた。

●100キロくらい出して逃げたのではないか。途中引き離したときに建設会社の倉庫があったので陰に隠れてやり過ごした。3~40分そこにいたと思う。

●そのまま宿泊予定の輪島の旅館に行った。血だらけだったので宿の人が驚いた。

●仲居さんが「今すぐ連絡します」と言ってくれたが連絡したのは警察ではなく「親父さん」と呼ばれていた地元暴力団の組長だった。仲居さんは「今夜中に犯人は捕まる」と言っていた。「親父さん」の連絡でやってきた車はいかにもヤクザ、暴走族という車ばかり。それから各地に散って一晩中捜索した。朝になって「この地域には白いスカイラインはない。この車はこのあたりの車ではない」という返事が返ってきた。「親父さん」は「このあたりでまた何かされたらこの名刺を出せ」と言って名刺をくれた。

●車の中も血だらけだった。旅館の人が車内の掃除を手伝ってくれた。ズボンも血だらけで、泊まり客の置いていったものをもらって着替えた。

●2泊3日の予定だったが1泊2日で帰って来た。

●2~3か月して病院に行ったら鼻が曲がっていると言われ手術した。

●当時「日本海岸で男女の変死体」という記事があった。

●昭和58年頃「週刊新潮」だったか「週刊文春」だったか、週刊誌に日本海側での失踪の記事が載っており確信した。

(荒木コメント)
●場所は249号線が山道を通って海辺に出るところとのことで、I氏によれば羽咋郡志賀町富来牛下あたりかもう少し北に上って輪島市門前町剱地ではないかとのことだが、Google mapで見たところ前者には歩道があり後者には見当たらないのでおそらく前者であると思われる。

●I氏の車に近づいて来た男の攻撃の仕方など非常に訓練された人間であると推測されることからほぼ間違いなく北朝鮮工作員であろう。

●待ち伏せの仕方などはかなり計画的な拉致未遂と考えられる。問題はどこで目を付けられたかだが、東京のI氏周辺に何かがあったのではないだろうか。

●都庁職員の特定失踪者は昭和57年(1982)9月18日に東大和市の自宅を出て失踪した永山正文さん(当時23歳)がいる。
●周辺での関連した失踪は昭和48年(1973)7月、東京都の遠山文子さん(当時21歳)が交際していた男性とともに羽咋市の柴垣海水浴場に1週間程滞在して失踪した事件と、石川県白山市白山町(現在)の安達俊之さんが職場の同僚女性と車で出かけたまま車ごと失踪した事件がある。
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<特定失踪者データ>
◎氏名:吉田 賢光
◎よみかた:よしだ けんこう
◎生年月日:昭和15(1940)年5月2日
◎当時の年齢:36歳
◎失踪年月日:昭和52(1977) 年3月12日
◎特徴:小柄で細身。特別上手ではないがスポーツは何でもこなす。
◎当時の身分:無職。前年まで東京都港区で団体職員。
◎最終失踪関連地点:国鉄(現JR)東北本線白石駅
◎当時の居住地:宮城県柴田町
◎失踪の状況:「大阪へ向かう」と言い、妹が宮城県の白石駅改札口にまで送ったあと不明。体調不良のため、神奈川県川崎市から次の転居予定地(大阪市)へ向かう前に約3ヶ月間、宮城県柴田町の伯父の寺へ居候。家族が「墓参りがてら実家である岩手へ帰って来い」と言っても来なかった。居候先の伯父の話では何か連絡を待っている様子だったと話したと聞いている。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。
・12月15日(土)14:00「国際シンポジウム」「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録」(政府主催)
・イイノホール(地下鉄霞ヶ関駅C4出口直結 千代田区内幸町2-1-1飯野ビル)
・特定失踪者家族会大澤会長他役員・調査会副代表村尾が参加
・内容・参加申込方法等はホームページで確認して下さい。
Https://www/abductees2018.jp
・12月21日(金)13:00 記者会見
・文京区小石川運動場会議室(文京区後楽1-8 03-3811-4507)
・代表荒木副代表村尾他調査会役員・大澤会長・竹下事務局長他特定失踪者家族会役員が参加
・(内容 官房長官要請文書に対する政府からの回答について・今後の共同公開収録への対応について・漂着船問題について・しおかぜについて・特別検証(宮崎県日向市)報告他 
・代表荒木のアカウントでFacebookでの中継を行います。遠方の方、一般の方はこちらをご覧下さい。
・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)
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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp
・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・低下1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
※■を半角の@に置き換えて下さい。
調査会ホームぺージ:http://www.chosa-kai.jp/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCECjVKicFLLut5-qCvIna9A
発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
<カンパのご協力をよろしくお願いします>
■特定失踪者問題調査会■
●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。
●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
(郵便振替以外で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
■特定失踪者家族会■
郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会
銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一
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2018年12月13日

FMオレがやらなきゃ誰がやる!【調査会NEWS2882】(30.12.13)

特定失踪者問題調査会副代表 村尾建兒

 先月から始まった調査会提供でお伝えするFMドラマシティの番組「たつ兄ゆみ姐のオレがやらなきゃ誰がやる!」では、今週の北朝鮮人権週間啓発週間に合わせて、本日13日21:00〜22:00札幌から生放送でスペシャル番組を放送します。
 ゲストに北海道雄武町で3人の息子さんと船ごと失踪された紙谷慶五郎さんの娘さんである北越優子さんをスタジオにお迎えし、お話を伺います。
 さらに、ミュージシャンであり、社会問題に敢然と立ち向かい行動する男、BOROさんが生出演。この北朝鮮人権週間に拉致は他人事ではない事を、しっかりと皆さんにお伝えしたいと思っています。
 そのほか、BOROさんの拉致被害者に向けて書き下ろした「春夏秋冬抱きしめて」や、定番の北海道グルメ情報など、民放ならではのスペシャルな1時間です。
 スマホにアプリ「リスラジ」をインストールすれば、全国どこでも聴取可能です。皆さま是非お聴き下さい。毎週木曜夜9時は「たつ兄ゆみ姐のオレがやらなきゃ誰がやる!」よろしくお願いします。
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<特定失踪者データ>
◎氏名:布施 範行
◎よみかた:ふせ のりゆき
◎生年月日:昭和29(1954)年2月9日
◎当時の年齢:23歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年3月
◎特徴:身長180センチ。やせ型。寡黙でおとなしい。
◎当時の身分:アルバイト(プレハブ工事現場)
◎最終失踪関連地点:愛知、沖縄?
◎当時の居住地:愛知県名古屋市
◎失踪の状況:前年に大学卒業後、名古屋市の会社に入社後、研修を経て岐阜支店に勤務したが、その年の12月に退社。失踪当時は名古屋のプレハブ工事現場で働く。3月に妹に手紙で「沖縄の友人宅に行く」と書いてあり4枚写真が同封されていた。3カ月前に実家で会ったときとは別人の様相をしていた。2カ月で帰るとあったが、その後何の連絡もない。預金通帳、印鑑も同封されていた。家財、布団など全て処分していた。2月までは実家に電話、手紙があった。
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・イイノホール(地下鉄霞ヶ関駅C4出口直結 千代田区内幸町2-1-1飯野ビル)
・特定失踪者家族会大澤会長他役員・調査会副代表村尾が参加
・内容・参加申込方法等はホームページで確認して下さい。
Https://www/abductees2018.jp
・12月21日(金)13:00 記者会見
・文京区小石川運動場会議室(文京区後楽1-8 03-3811-4507)
・代表荒木副代表村尾他調査会役員・大澤会長・竹下事務局長他特定失踪者家族会役員が参加
・(内容 官房長官要請文書に対する政府からの回答について・今後の共同公開収録への対応について・漂着船問題について・しおかぜについて・特別検証(宮崎県日向市)報告他 
・代表荒木のアカウントでFacebookでの中継を行います。遠方の方、一般の方はこちらをご覧下さい。
・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)
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・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
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●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
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2018年12月12日

記者会見のお知らせ【調査会NEWS2881】(30.12.12)

 下記の通り記者会見を行います。報道関係各位にはお忙しい所恐縮ですが取材賜りますようお願い申し上げます。

日時 12月21日(金)13:00
場所 文京区小石川運動場会議室(文京区行楽1-8- 03-3811-4507)
 http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_sports_shisetsu_koishikawa.html
参加者 代表荒木・副代表村尾他調査会役員
   特定失踪者家族会大澤会長・竹下事務局長他役員
内容 官房長官要請文書に対する政府からの回答について
今後の共同公開収録への対応について
漂着船問題について
しおかぜについて
   特別検証(宮崎県日向市)報告
   他 

※代表荒木のアカウントでFacebookでの中継を行います。遠方の方、一般の方はこちらをご覧下さい。
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<特定失踪者データ>
◎氏名:玉井 敏明
◎よみかた:たまい としあき
◎生年月日:昭和21(1946)年10月14日
◎当時の年齢:30歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年1月30日
◎特徴:身長185センチ。血液型AB型。
◎当時の身分:夫婦で飲食店経営。三菱ふそうでトラックの修理など。
◎最終失踪関連地点:大分県別府市の自宅近く
◎当時の居住地:大分県別府市
◎失踪の状況:夕刻、店を開けたあと、従業員に「ちょっと出てくるから」と言って店を出たまま行方不明。妻はとりあえず急用で何かあったのかもと思い,1ヶ月は待ってみたようだが,その後消息不明。

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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・12月12日(水)18:30「『その後』を考えるつどい7in函館—拉致と漂着船— 今、危機をどう乗り越えるか」(調査会主催)
・函館市地域交流まちづくりセンター(市電・バス十字街下車すぐ )
函館市末広町4-19Tel 0138-22-9700
・調査会代表荒木が参加
・問合せ 調査会

・12月15日(土)14:00「国際シンポジウム」「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録」(政府主催)
・イイノホール(地下鉄霞ヶ関駅C4出口直結 千代田区内幸町2-1-1飯野ビル)
・特定失踪者家族会大澤会長他役員・調査会副代表村尾が参加
・内容・参加申込方法等はホームページで確認して下さい。
Https://www/abductees2018.jp

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)

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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp

・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
<荒木著『北朝鮮の漂着船』(草思社刊)>
・低下1600円(税別)
<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
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2018年12月11日

大臣への要請文書に政府から回答【調査会NEWS2880】(30.12.11)

 去る11月12日、官邸において大澤昭一・特定失踪者家族会会長から菅義偉内閣官房長官兼拉致問題担当大臣にお渡しした要請文書について拉致問題対策本部事務局から以下の回答が届きました。

 回答まで1ヶ月を要したのは関係する省庁間の調整に時間を要したものと聞いており、要請文書が多岐にわたりまた具体的な内容だったため、対策本部事務局及び関係各省庁の担当者の皆さんには大変ご苦労をおかけしました。この場をお借りして御礼申しあげます。

 この内容から次に私たちがどうして行くかについては検討の上年内に記者会見を行って発表することになると思います。とりあえず論評抜きで内容をお知らせします。なお、<>内は元の要請文書です。

平成30年12月10日

特定失踪者家族会代表   大澤昭一様
特定失踪者問題調査会代表 荒木和博様

内閣官房拉致問題対策本部事務局

 貴会の要請(別添)について、菅拉致問題担当大臣の指示を受け、関係省庁と協議した結果を以下のとおり回答します。

<1、拉致認定について
 政府認定拉致被害者は松本京子さんが認定されて以来11年間1人も増えておらず、高姉弟を入れても19人に過ぎません。国連の文書にはNGOの試算としてではありますが、「100人以上」と書かれています。青山学院大の福井義高教授も「拉致濃厚な失踪者とそれ以外の失踪者を合わせて、少なくとも100人程度が北朝鮮に拉致されたことは合理的な疑いを超える事実である」と述べています。それが正しければ19人との差は単なる誤差にとどまるものではなく、大幅な違いがあること自体が責任問題と言えます。政府は拉致被害者の全体像を現在の19人+αと考えているのか、あるいは100人以上と考えているのか、それとも警察の発表している900人弱程度と考えているのか、それを明らかにしていただきたくお願いします。>

1について
 政府は、これまでに17名を北朝鮮当局による拉致被害者として認定しておりますが、この他にも、日本国内における日本人以外(朝鮮籍)の拉致容疑事案や、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案があると認識しております。平成30年11月1日現在、883名に関して、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者として、国内外からの情報収集や捜査・調査を続けております。
 拉致被害者の認定については、北朝鮮側に反論する材料を与えることがないよう、慎重に対応しているところでありますが、政府としては、拉致問題の全面解決に向けて、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くすとともに、拉致に関する真相究明及び拉致実行犯の引渡しを引き続き追求してまいります。
<2、政府広報物の記載について
 政府のパンフレットには「1970年代から1980年代にかけ、多くの日本人が不自然な形で行方不明となった(中略)これらの事件の多くは北朝鮮による拉致の疑いが濃厚であることが明らかになった」と書かれています。しかし特定失踪者は60年代以前にも90年代以後にも存在します。家族会でも寺越事件は1960年代です。この記載は不適切であり、例えば「長年にわたって拉致が続けられ、特に70年代から80年代にかけて多くの日本人が拉致されている」といったように修正をしていただくようお願いします。
 また、「認定の有無にかかわらず」との方針であるにもかかわらず、広報物の記述はほとんどが認定被害者のことだけになっており、特定失踪者については「このほかにも」という、例外的扱いとなっています。この際抜本的な内容の見直しをしていただくようお願いします。>
2について
政府としては、政府認定拉致被害者だけでなく、拉致の可能性を排除できない方々についても説明を行い、国民の関心を喚起するよう努めております。いただいた御提案も含め、拉致問題の一日も早い解決に向け、国民の皆様の理解促進や世論の喚起に資する広報・啓発活動のあり方について、これからも不断に検討してまいります。

<3、自衛隊への任務付与について
 拉致被害者救出のためにこれまで自衛隊にはほとんど任務が付与されてきませんでした。有事における邦人保護のため、あるいはその準備としての情報収集など、できること、しなければならないことは少なくありません。ぜひあらためて任務の付与をされますようお願い申し上げます。>

3について
政府としては、先般の平和安全法制の整備により、新たに、自衛隊による在外邦人等の救出や警護などの保護措置が実施できるようになったことは、一歩前進であると考えております。
自衛隊は、平和安全法制で可能となった保護措置や各種の訓練についても順次実施しております。
他方、自衛隊による救出活動には、国際法と我が国憲法上の制約があるため、これ以上の自衛隊の活用には限界があることは事実ですが、今後とも、政府全体として、拉致被害者の救出のために何ができるかについて、不断の検討を継続してまいります。

<4、対北放送について
 総務大臣時代の大臣のご尽力もあり、短波放送「しおかぜ」は順調に送信を行っており、緊急時には24時間放送もできる体制になっています。また、北朝鮮当局の妨害電波対策と、さらなる短波放送強化のために、同一時間、別周波数の二重放送を今後の検討課題にしたく、お力添えをお願いします。
 一方、第三国から送信している中波放送については当該国の事情により送信が中止された状態です。つきましては外交ルートも使い送信再開を促して戴くとともに、NHK中波第二放送の空き時間利用へのご協力をよろしくお願いします。>

4について
「しおかぜ」の短波放送については、現行の無線局の免許において、同一時間帯に周波数を3波指定しており、これらのうち2波を同時に使用して放送することは可能です。一方で、「しおかぜ」の設備使用の変更に当たっては、設備の所有者及び設備を共用する放送事業者との調整が必要になるものと承知しています。政府としては、このような要望があることを関係者にお伝えし、必要に応じ、検討を促してまいります。
第三国から送信している北朝鮮向け中波放送の送信が中止している状況については、事実関係の把握に努めるなど適切に対応しているところであり、今後とも関連状況を注視してまいります。なお、NHK中波第二放送は、あくまで国内向けの放送として、国内をカバーするために必要な出力により実施しており、北朝鮮において受信することは困難と考えております。
<5、情報収集及び公開について
 (1)北朝鮮木造船乗組員等からの情報収集
 昨冬の大量の北朝鮮木造船漂着は、今後難民の上陸などにもつながる可能性があり、拉致被害者の救出とも密接に関連しています。国民保護の視点から、本件への一元的対処ができる体制を構築するとともに、上陸した人々から拉致被害者及び北朝鮮の一般状況に関する詳細な聞き取りをし、情報を蓄積するようお願いします。そのために対策本部事務局の体制強化もお願いします。
 あわせて、北朝鮮木造船については昨冬漂着した船でもまだ処理されていないものがあり、最近も漂流漂着が確認されています。国民への啓蒙のためにも漂着船を東京都内、ないし横浜の海上保安資料館近くに展示していただきたくお願いする次第です。>
 
5(1)について
 北朝鮮からとみられる船舶の漂着事案であって、生存者がいた場合には、関係機関が多岐にわたることから、内閣官房を中心に関係省庁が緊密に連携し、情報の共有と対応の協議を行っているところです。また、これまで生存して発見された乗組員に対しては、関係機関が予断を持たずに、様々な事柄について事情聴取を行ってまいりました。今後とも、政府一体となって、関係法令に基づき、適切に対処してまいります。
展示については、漂着した木造船は破損・劣化が激しく、展示に耐えられるものは殆どないのが実情であり、地方自治体により処分が行われています。仮に展示に耐え得る木造船があったとしても、劣化を防ぐために屋内の展示スペースが必要となりますが、海上保安資料館横浜館やその近く及び都内を含め、政府としてそのようなスペースは有しておらず、木造船を展示することは困難です。また、工作活動に関わったという証拠が認められていない木造船を同資料館等に展示することは、当該木造船が工作船であるかのような誤解を国民に与えるおそれがあり、適切ではないと考えております。

< (2)目撃情報・生存情報等公開について
 北朝鮮における目撃情報、生存情報(写真等も含む)のある人々について、未確認情報も含め、情報の一覧を日本語・英語・朝鮮語(韓国語)で一括して公開し、さらなる情報を求めて下さい。>
5(2)について
  北朝鮮における拉致被害者を含む在留邦人の情報について、政府では、拉致被害者の方々の生存を前提に、米国、韓国を始めとする関係国や、関係省庁と緊密に連携を図りつつ、様々な情報収集を行っています。
  その具体的な内容については、これを明らかにすることにより、今後の情報収集等に支障を及ぼすおそれがあることから、公開することは差し控えさせていただきますが、政府としては、引き続き、情報収集・分析について、最大限の努力を続けてまいります。

< (3)刑事告発についての捜査進捗状況の報告について
 すでに刑事告発が行われている特定失踪者についてはその後捜査の状況が伝えられていません。あらためて一括ないし個々に捜査状況の報告をして戴くようお願いします。>
5(3)について
 北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案の解明に向けては、様々な情報収集を含め、捜査・調査を推進しているところであり、このような過程で把握した情報や経過等については、捜査・調査に支障のない範囲で、可能な限り御家族に対して説明をしているところです。今後とも、御家族のお気持ちを十分に受け止め、平素から連絡体制を維持しつつ、説明に当たってまいります。
< (4)DNAデータの収集について
 本人確認のための資料として、また場合によっては本人や家族が死亡した後の確認作業のためにも失踪者家族ないし本人の臍の緒などのDNAデータを積極的に収集していただきたくお願いします。>
5(4)について
 DNA型鑑定資料の採取については、将来、北朝鮮から拉致被害者に関連する資料が出てきた場合において、本人確認に役立ち得るなどの観点から、御家族の御意向も十分に確認した上で、実施してきているところです。

<6、山本美保さんDNA偽装事件について
 本件については山梨県警の発表から既に14年が経過しており、疑問は全く解消されることなく、警察はただ「家族に説明したい」と繰り返すばかりです。本件の真相究明がなされないということは、他の認定・未認定の拉致事件についても政府・警察等による隠蔽が行われていることを証明することにもなります。
 実際横田めぐみさん拉致についても調査会の調べで失踪当時から政府・警察において本件を北朝鮮による拉致と認識していたことが確実視されています。過去に行われたそのような隠蔽は現在の担当者の責任ではなく、構造上隠蔽された状態を続けざるを得ないということは明らかです。私たちは現在の担当者の責任を問おうとするものではなく、救出の阻害要因を排除するべきだと考えている次第です。是非とも真相究明をしていただくようお願い申し上げます。>
6について
 山本美保さんの事案については、御家族から様々な御指摘がなされていることについては承知しており、御家族の御理解を求めるため、御家族側のお求めに応じて真摯に対応しております。今後とも、御家族の心情に配意しつつ説明を尽くしてまいります。
<7、国内での協力組織・個人への取締りについて
 北朝鮮の拉致は今後も行われる可能性があります。日本国内の工作員・協力者は現在も行動しており、韓国の親北勢力とも連携をして公然・非公然にその活動を活発化させています。この際あらためて北朝鮮に協力的な組織及び個人に対して厳しい取締りを行い、可能な限り摘発をしていただきたくお願い申し上げます。>
7について
北朝鮮工作員による対日有害活動は、我が国の国益を侵害するとともに、国民の生命や身体に危険を及ぼすおそれのある重大な問題であると認識しております。引き続き、様々な情報収集活動を行うとともに、違法行為に対しては、法と証拠に基づき厳正に対処してまいります。
<8、拉致途中及び北朝鮮での死亡者について
 拉致被害者は全員が無事に帰ってくることがもちろん最も望ましいものの、寺越昭二さんがそうであるとされるように、拉致の途中で殺害された人もいることが想像されます。また寺越外雄さんのように北朝鮮で亡くなった人は年齢等から考えて相当数いると思われます。拉致問題は生存者の帰国のみで終わるものではありません。家族もすでに高齢のケースが多く、拉致被害者が日本国民として存在としていた事実が永久に失われてしまう可能性もないとは言えません。政府はすでに亡くなった方々についても情報を収集し、拉致については北朝鮮側に厳しくその責任をただされるよう希望します。>
8について
 政府としては、全ての拉致被害者の方々の生存を前提に、関係省庁が緊密に連携し、米国、韓国を始めとする関係国とも協力を図りつつ、様々な情報収集を行っております。引き続き、認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くすとともに、拉致に関する真相究明及び拉致実行犯の引渡しを追求してまいります。

<9、他の北朝鮮の人権問題について
 韓国政府は政権交代以来北朝鮮人権問題について一切言及しなくなりました。日本人はおろか韓国人拉致被害者についても何もしておらず、逆に北朝鮮を救おうとする動きを強めるばかりです。生存している全ての拉致被害者を救出するためには北朝鮮の人権状況が抜本的に改善されることが必要不可欠です。総理はたびたび「拉致問題を解決しなければ北朝鮮は明るい未来を描けない」と発言しておられますが、逆に、一部拉致被害者の帰国が他の人々の人権を踏みにじることになってはなりません。
 日本政府として北朝鮮人権問題について、特に日本人妻や帰国者・戦後残留者及び強制収容所・公開処刑などの問題についてより踏み込んだ取り組みをされるようお願いします。>
9について
  我が国は、国連において、欧州連合(EU)と共同で、北朝鮮人権状況決議を人権理事会と国連総会の双方に提出してきており、人権理事会では11年連続11回、国連総会では13年連続13回採択されています。
その上で、いわゆる日本人配偶者や残留日本人に係る問題については、人道的な観点から取り組むべき問題と認識しており、ストックホルム合意に基づき日本人に関する全ての問題を解決すべく、引き続き最大限努力していく考えです。

<10、連絡事務所の設置について
 最近平壌への連絡事務所設置との話が聞こえてきます。自民党総裁選の折には石破候補がそれを発言し批判を受けました。北朝鮮内部の反政府組織などが拉致を行ったのであれば北朝鮮との間に関係を強めて問題の解決にあたるのは分かりますが、拉致をしたのは北朝鮮の国家機関です。北朝鮮に対しては圧力を強めていく以外に救出の方法はありません。国交正常化の動きにつながりかねない連絡事務所設置はされないようお願い申し上げます。>

10について
 今後の政府の対応について様々な御意見があることは承知しておりますが、政府としては、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核・ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、北朝鮮との国交正常化を目指す考えであり、拉致問題の解決に向けて引き続き全力を尽くしてまいります。
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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
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<特定失踪者データ>
◎氏名:和智 博
◎よみかた:わち ひろし
◎生年月日:昭和13(1938)年8月10日
◎当時の年齢:38か39歳
◎失踪年月日:昭和52(1977)年
◎特徴:身長158センチ位。体重55キロ位。盲腸炎の傷痕。左上の犬歯がプラチナ。
◎当時の身分:建設作業員
◎最終失踪関連地点:福岡市内
◎当時の居住地:福岡県朝倉郡朝倉町(現朝倉市)
◎失踪の状況:福岡市内に住む姉が急死したあと、行方不明となる。当時住み込みで福岡県内の建設作業員として働いていた。最後に病院に姉を見舞った折に「遠くなるけどお金になるので行きたいと」言い残して失踪。行き先は不明。昭和41年〜44年まで4年間、広島市で母と一緒に住んでいた。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・12月12日(水)18:30「『その後』を考えるつどい7in函館—拉致と漂着船— 今、危機をどう乗り越えるか」(調査会主催)
・函館市地域交流まちづくりセンター(市電・バス十字街下車すぐ )
函館市末広町4-19Tel 0138-22-9700
・調査会代表荒木が参加
・問合せ 調査会

・12月15日(土)14:00「国際シンポジウム」「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録」(政府主催)
・イイノホール(地下鉄霞ヶ関駅C4出口直結 千代田区内幸町2-1-1飯野ビル)
・特定失踪者家族会大澤会長他役員・調査会副代表村尾が参加
・内容・参加申込方法等はホームページで確認して下さい。
Https://www/abductees2018.jp

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)

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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
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・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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2018年12月 8日

本日の「工作船を見る会」参加者の皆様へ【調査会NEWS2879】(30.12.8)

 既にお知らせしているように本日「工作船を見る会」を実施します。

 実施は予定通りなのですが、肝心の私が搭乗予定の便が急に欠航になり今まだ北九州空港にいます。約1時間遅れの便に切り替えたのですが、開始時間の15:00に間に合わない可能性があります。

 その場合は現地に杉野常務理事がいますので、その指示に従って下さい。開始時間に間に合わなければ先に見学をしてもらい、その後説明をすることになるかも知れません。当初予定では見学前に外で説明し、見学ののちにあらためて施設の外で説明をするつもりでした。

 なお、いずれにしても説明は屋外で行いますので防寒には充分ご注意下さい。行き当たりばったりが調査会の常とはいえ、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い申し上げます。
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<特定失踪者データ>
◎氏名:坂上 良則
◎よみかた:さかうえ よしのり
◎生年月日:昭和23(1948)年5月21日
◎当時の年齢:28歳
◎失踪年月日:昭和51(1976)年8月10日
◎特徴:身長170センチ位。やせ形。たばこは吸う。酒は好んで飲み、ほがらかになる方。人付き合いが良く話し好き。普通免許取得
◎当時の身分:ガソリンスタンド従業員
◎最終失踪関連地点:福島県原町市(現南相馬市)南町付近
◎当時の居住地:福島県原町市(現南相馬市)
◎失踪の状況:高校卒業後、昭和46年4月に叔父の紹介で福島県原町市のガソリンスタンドに勤務。出勤のため、普段と変わらずいつも持って歩く手提げバックを持ち下宿を出る。スタンドに出勤していないので叔父から下宿に連絡するが普段通り出ていったとのこと。北海道の親もとにも連絡があり、両親が下宿先に行き部屋を見ても何も持って出た様子もなく、今にもすぐ帰ってくる状態であった。生まれ育ちは北海道上川郡。当時本人は下宿。職場まで歩いて通勤していた。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・12月8日(土)15:00(海上保安資料館横浜館前集合)「工作船を見る会」(調査会主催)
・海上保安資料館横浜館( 横浜市中区新港1-2-1 みなとみらい線馬車道駅ないし日本大通り駅下車歩8分)
・調査会代表荒木が参加
・問合せ 調査会

・12月9日(日) 15:00「緊急トークセッション&上映会『キューポラのある街』から見える拉致」
・JazzBarサムライ(JR新宿駅東南口 徒歩2分 甲州街道ガード沿 新宿区新宿3丁目35-5 守ビル5F・03-3341-0383)
・特定失踪者家族会藤田隆司副会長・調査会代表荒木が参加

・12月12日(水)18:30「『その後』を考えるつどい7in函館—拉致と漂着船— 今、危機をどう乗り越えるか」(調査会主催)
・函館市地域交流まちづくりセンター(市電・バス十字街下車すぐ )
函館市末広町4-19Tel 0138-22-9700
・調査会代表荒木が参加
・問合せ 調査会

・12月15日(土)14:00「国際シンポジウム」「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録」(政府主催)
・イイノホール(地下鉄霞ヶ関駅C4出口直結 千代田区内幸町2-1-1飯野ビル)
・特定失踪者家族会大澤会長他役員・調査会副代表村尾が参加
・内容・参加申込方法等はホームページで確認して下さい。
Https://www/abductees2018.jp

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)

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2018年12月 6日

重大な関心【調査会NEWS2878】(30.12.6)

 12月4日の記者会見で菅官房長官は漂着船について今年の発見数が180件に上ったと明らかにしました。昨年の104件を大幅に上回っており、「北朝鮮の動向に重大な関心を持ち情報収集と分析に努めている」と強調したとのこと。このような表現を使うのはそれなりの危機意識を持っているということでしょうが、もはや情報収集と分析では済まない段階だと思います。一刻も早く自治体と連携して具体的な対応をする必要があるのではないでしょうか。

 12日から北海道に入り現地を見てきます。ともかくこの現状を少しでも知り、情報を発信しないとと思っている次第です。各地の漂着船情報等ありましたらぜひお送り下さい。

 以下は全くの作り話です。前に月刊「正論」で書いた論文の中に入れたショートストーリーを少し手直ししたもの。実在のお役所・個人とは関係ありません。長いので「重大な関心」をお持ちで、かつ、お時間のある方だけお読みいただければ幸いです。

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A県中浦市御園海岸 

 「あいつら何をしようとしてるんだ…」

 県警警備課警部補・安藤孝の口から出た言葉はかつて見た映画のセリフだった。

 麻生幾原作・石侍露堂監督の「宣戦布告」。敦賀半島で座礁して発見された北朝鮮潜水艦と、そこからほど近い原発を双眼鏡で見て福井県警本部長はこうつぶやいていたっけ。

 安藤が泊まり勤務中、中浦署からの電話を受けたのは昨晩11時過ぎだった。御園海岸に北朝鮮の木造船と思われる船が漂着したとの電話が付近の住民から警察にかかり、中浦署員が現場に到着したのは午前0時を回っていた。

 警備課長に電話したところ「またいつものやつだろう。これで今年はもう21隻か。いや22隻だったかな。とりあえず朝になったら中浦に行ってこい。死体でも乗ってたら面倒だが、変な感染症にかかって来るなよ」との冗談とも本気ともつかない指示だった。

 中浦まで県警本部から車で一時間半。現場に着いたときは午前八時になっていた。船は意外に大きく、長さ16メートルくらいあった。甲板にはイカを吊すヤグラがあり、ほとんど無傷ながらどす黒い、幽霊船のようにも見える気持ち悪い船体だった。安藤は船には詳しくなかったが、「それにしてもこんな船がどうしてここまで無傷でたどり着いたんだろう」とふと思った。

 そのとき後ろで大声がした「なに?潮崎の空き家に男」声の主は中浦署の警備課長だった。

 「人がいたんですか?」安藤が聞き返した。

 「こいつと関係あるかどうかは分かりません。ここから1キロほど行った住宅地です。おばあちゃんが亡くなって空き家になっている家の中で人の気配がしたので近所の人が電話してきたそうです」

 「行きましょう」

 二人が駆け付けると確かに「中村」と表札のある家の中には人影があった。胸の拳銃を確かめると安藤は外から声をかけた。

 「中にいるのは中村さんのご親戚ですか、ちょっと出てきていただけますか」

 声を聞いて男が出てきた。奥にはあと1人か2人いるようだ。男は黒いジャンパーと作業服のズボンを着ていて浅黒く屈強そうだった。この家の関係者でないことは一目で分かった。とりあえず声が聞こえたので出てきたという感じで、言葉を理解しているようには見えなかった。

 おそらく、と思った安藤はいきなり「オディソ オショッスムニカ」(どこから来られましたか)と声をかけてみた。男は一瞬驚いた様子だったが、ドスのきいた声で「コンファグゲソ ワッスダ」(共和国から来た)と答えた。

 「やはり北か」

 安藤は生唾を呑み込んだ。ともかくパトカーに乗せて署に送るしかないが、その前にひと言だけは聞いておかなければならなかった。

 「家の中にあと何人いるのか」

 「1人いる。私たちは漁に出て遭難した。ここに流れ着いたが食べるものがなく、仕方なくこの家に入った」

 「他の乗組員はどうした」

 「我々2人だけだ。他にはいない」

 安藤は護送されていく2人の乗ったパトカーの後ろについて中浦署に向かった。途中漂着船のある御園海岸の前を通ると遠目に船が見えた。

 「この船を2人だけで日本まで持ってこれるはずがない」。

 浜を過ぎて短いトンネルを抜けたとき、思わず安藤はつぶやいた。

 「あいつら何をしようとしてるんだ…」

 視線の先に見えたのは中浦原発だった。

 A県警で韓国語を話せる人間は10人に過ぎなかった。捜査に使える人間は7人程度。さらに北朝鮮訛りを何とか理解できるレベルとなると普段から使っている安藤も含めせいぜい数人。しかしまちがいなく他に上陸している人間がいるはずだ。それを一刻も早く見つけ出さないと…。安藤は携帯を手にして村岡署にいる後輩の田中晃を呼び出した。電話に出るなり田中は言った。

 「ひょっとして中浦ですか、先輩」

 「いいカンしてるじゃねえか。やっと使いたがってた朝鮮語が使えるぞ」

 田中は県警では異色の存在で、韓国への留学経験があった。しかも留学中に脱北者の友人を多数作っていたので北朝鮮の訛りにも精通していた。

 「確保したのが2人?他の連中はどうしたんです。イカの餌にでもなったとか?」

 「悪い冗談言ってる場合か。ともかくさっき聞いたときは自分たちだけだと言っていた。山狩りは機動隊にでもやってもらうとして、ともかくまずこの2人から聞き出すことだ。課長から回してもらうから出る準備しとけよ」

 「もちろん。この日が来るのをどれだけ待ってたことか。その代わり終わったら一杯お願いしますよ」

 安藤は態勢を整えなければと思った。県警の上と、場合によっては警察庁にも了解が必要だ。もっともそれは上のやることだが。ともかくまず課長に報告しよう。とりあえずの状況と2人から聞き取った内容をまとめてメールを送り、県警本部に戻ったら昼になっていた。課長は安藤の顔を見たとたん苦虫をかみつぶしたような顔になった。

 「課長、あの船の2人ですが…」

 「もういい」

 「え?」

 「あいつらは入管に引き渡すことになった。間もなく仙台の人間が中浦署に着くそうだ。今日は仙台に泊めて長崎の大村にあるセンターに送るってよ」

 「いや、あいつら2人じゃないですよ。しかも無傷の北朝鮮の船が原発の近くに着いたんですよ」
 
「分かってる。でも俺たちがどうこう言える話じゃないんだ。とりあえず中浦は目立たないように警戒をして、何かあったら直ぐに対応しろということだ。原発は俺たちと関係ない誰かが警戒をしてくれるそうだ」

 「何かあったらって… もう住居侵入してるんですよ。現行犯逮捕だってできたんです。あの2人、それに目つきとかどうみても普通の漁師じゃなかった。遭難したとか言ってた割には元気だったし。他にも絶対に上陸してますよ。だいたい去年もそうだったけど、このところの漂着の増え方は尋常じゃない。何か起きてる証拠じゃないですか。どうにかしないと」
 
「だから!」

 課長は机を叩いた。

 「だから、大村に送るんだってよ。北朝鮮に帰りたいって言ってるそうだ。いずれにしてももう俺たちの出番じゃないんだ。ずーっと『上』からの指示だ。本部長に呼ばれて言われた。『俺だってこれでいいとは思わん。しかしもう決まったことだ。とりあえず県警の責任が問われなくなったことを喜んどけ』とな」

 その晩、安藤は田中を行きつけのスナック「レイン」に呼び出した。誰かにぶつけないと気が済まなかったのだ。状況を聞いた田中も同じ気持ちだった。カウンターに並んで座り、ろくに口も聞かずに酎ハイをあおっていた。

 「主将、なに辛気くさい顔してるんですか。柄にもない」

 突然大きな声が聞こえて振り向くと、そこには安藤の高校水泳部のときのマネージャー、水谷しのぶが立っていた。

 「なんだお前、東京に行ってたんじゃないのか」

 「本庁から一週間前こっちに転勤になりました。ドタバタしていてご挨拶しなくてすみません。ここOB会で何度も使ってたでしょう。ちょっと来てみたくなって」

 「ちょうどいい。男二人で愚痴こぼし合って落ち込んでてたとこだ。しのぶでもいないよりましだ。一緒にやろう」

 「あいかわらず口が悪いわねえ。でも嬉しいわ。県警の敏腕警部補殿とご一緒は」

 しのぶは笑いながら安藤の隣りに座った。

 「こいつは県警の後輩で田中。高校の後輩で水谷。某国立大を出て今は海保のエリートだ」

 「エリートなんてとんでもない。使いっ走りもいいとこですよ。今日だって朝出勤したらいきなり中浦まで行ってこいって。今帰ってきたばっかり」

 「中浦?」安藤と田中は顔を見合わせた。

 「お前あの船のところに行ってたのか」

 「ええ。宇宙服みたいな防護服着てね。おかげで寒くなかったけど」

 「で、どうだったんだ?」

 「残念でした。ここからは企業秘密。だいたい私が行く前に警察来てたんだから大体分かってるんでしょ」

 安藤はこれまでの経緯を話した。2人を入管に渡したと聞いてしのぶの顔色が変わった。

 「嘘!」
 
 「嘘ついてどうすんだ。ただの漂流で本人たちが北朝鮮に帰りたいって言ってるから返すんだとよ。これで一見落着。船の処分も国の金でやるみたいだし、市も片付けちまえばそれまでだよ」

 「海図があったって聞かなかったんですか」

 「聞いたよ。やつらを尋問するんで中浦署に行ったから船の中は見なかったけど。海図ぐらいあるだろうさ。船なんだから」

 「このあたりの海図ですよ。イカ釣りならそんなものいらない。それにあの船機関故障なんかしてなかった」

 「ひと月前に清津を出て途中で時化にあって機関故障を起こした。しばらく漂流して陸地が見えたので何とかたどり着こうとしてエンジンを直したって話だったぞ」

 「2週間前、日本海は大荒れだったでしょ。あのボロ船で無傷でいられるわけありません。絶対に時化が収まった後で向こうの港を出てるはずです」

 「まさか…最初からそのつもりで?…」

 田中が口を挟もうとしたとき安藤の携帯が鳴った。課長からだった。

 「はい安藤です。もう終わったんじゃないんですか。え、中浦?。70歳?車を置いたままですか。はい。直ぐ戻ります。いま村岡署の田中も一緒にいるんですが連れて行っていいですか。朝鮮語のできるのが必要かも知れないんで。はい」

 電話を切って安藤がつぶやいた「その『まさか』だってよ。漁協の事務所が荒らされて、一人で残ってた副組合長がいなくなったそうだ」

(以上、全くの作り話でした)
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<特定失踪者データ>
◎氏名:佐賀 直香
◎よみかた:さが なおか
◎生年月日:昭和45(1970)年3月21日
◎当時の年齢:6歳
◎失踪年月日:昭和51(1976)年8月1日
◎特徴:血液型A型。左右不明だが臀部に火傷痕。一重まぶた。耳は大きい。
◎当時の身分:小学生
◎最終失踪関連地点:北海道根室市
◎当時の居住地:海道根室市
◎失踪の状況:当日は1時半頃、遊びに行くと言って、花柄のミディのスカートと白いブラウスを着て自宅を出た。根室市の自宅から10分位のところにあるデパートの前で木の枝のようなものを持っていたのを知人が目撃している。近くの海も潜ってもらったが何一つ見つからなかった。最初の連絡は小学校の同級生からメールが届いて行方不明であることが明らかになった。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

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・戸畑市民会館(戸畑駅徒歩2分 北九州市戸畑区汐井町1-6)
・特定失踪者家族会竹下事務局長・調査会荒木代表が参加
・問い合わせ 北九州市人権推進センター人権文化推進課(093-562-5010)

・12月8日(土)15:00(海上保安資料館横浜館前集合)「工作船を見る会」(調査会主催)
・海上保安資料館横浜館( 横浜市中区新港1-2-1 みなとみらい線馬車道駅ないし日本大通り駅下車歩8分)
・調査会代表荒木が参加
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・12月9日(日) 15:00「緊急トークセッション&上映会『キューポラのある街』から見える拉致」
・JazzBarサムライ(JR新宿駅東南口 徒歩2分 甲州街道ガード沿 新宿区新宿3丁目35-5 守ビル5F・03-3341-0383)
・特定失踪者家族会藤田隆司副会長・調査会代表荒木が参加

・12月12日(水)18:30「『その後』を考えるつどい7in函館—拉致と漂着船— 今、危機をどう乗り越えるか」(調査会主催)
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2018年12月 5日

下駄の雪【調査会NEWS2877】(30.12.5)

「踏みつけられても蹴られても、ついていきます下駄の雪」

 元々は都々逸(どどいつ)から来た言葉のようですが、下駄の2枚の歯の間に入った雪がなかなか取れないことから、恥も外聞もなくすがりつくことを揶揄した言葉になりました。今から四半世紀前、野党だった自民党が政権に返り咲くために手を握った社会党がこう揶揄されていたと記憶しています。

 さて、下駄の雪は今日では文在寅政権ということになるのでしょうか。今月中に金正恩がソウルを訪問するとかいう話が流れています。実現するかどうかは分かりませんが、文在寅としてはどんなことをしても金正恩の機嫌を損ねないために必死に制裁解除、米朝関係進展を実現させなければなりません。確かに金正恩のソウル訪問があればアピールにはなります。

 韓国では経済が悪化しており、自分たちが人気取りでやった最低賃金の引き上げは雇用を減らすこととなってますます不満は高まっています。文在寅政権を生み出した勢力の中でもパイの奪い合いが始まっていると先日韓国で聞きました。

 この上金正恩に捨てられれば文在寅政権の支持率はさらに急落し、学級崩壊状態になるでしょう。もともと文在寅という人はリーダーシップという点ではかなり問題がありましたから、崩れ始めればもろいと思います。

 その意味でも北朝鮮との関係は、少なくとも表向き良好でなければならないわけで、となれば文在寅は金正恩の言うことは何でも聞かざるを得ません。しかしそれにも限界があります。日本や米国をはじめとする国際社会の目もあります。

 さて、「下駄の雪」はどこまでついていけるでしょうか。
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<特定失踪者データ>
◎氏名:国広 富子
◎よみかた:くにひろ とみこ
◎生年月日:昭和27(1952)年2月9日
◎当時の年齢:24歳
◎失踪年月日:昭和51(1976)年8月2日
◎特徴:身長152センチ。体重48キロ、左こめかみから頬にかけうす茶色のあざ(化粧で隠れるほど)。ざっくばらんな性格。兄弟思い。グリーンのノースリーブシャツに薄黄色の7分丈のズボン、白いつっかけの軽装。
◎当時の身分:看護婦
◎最終失踪関連地点:山口県宇部市
◎当時の居住地:山口県宇部市
◎失踪の状況:母親にたばこを買いに行くのを頼まれ、夜8時半頃、近所の自動販売機でたばこを買うため、300円のみを持って家を出てそれきり消息不明。新しい病院に勤務し始めたばかり。
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2018年12月 4日

菅官房長官メッセージ収録【調査会NEWS2876】(30.12.3)

特定失踪者問題調査会副代表 村尾建兒

先日、特定失踪者家族会との面会の際にお願いした、菅官房長官による拉致被害者へ向けたメッセージ収録を、本日官邸にて政府「ふるさとの風」と共同で実施しました。

官房長官兼拉致問題担当大臣という多忙なスケジュールの中、ご対応本当にありがとうございました。

菅官房長官は、2006年総務大臣当時に、「しおかぜ」を国内の茨城県にあるKDDI八俣送信所から発信するために、ご尽力いただき、ご本人も北朝鮮向け放送には、大変思い入れがあると以前から仰っています。
今回の収録も毅然とした力強さと、拉致被害者とご家族に寄り添う素晴らしいメッセージです。

収録実施にあたり、ご協力下さった官邸、拉致問題対策本部の皆様に心より感謝申し上げます。

この模様は12月の北朝鮮人権週間中に繰り返し放送致します。

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<特定失踪者データ>
◎氏名:高野 清文
◎よみかた:たかの きよふみ
◎生年月日:昭和31(1956)10月31日
◎当時の年齢:19歳
◎失踪年月日:昭和56(1976)年7月30日
◎特徴:身長172センチ。中肉。血液型A型。丸顔で鼻は低い。口は大きい。眉が濃い。
◎当時の身分:大学2年生(電気通信大学)
◎最終失踪関連地点:東京都神津島村
◎当時の居住地:東京都調布市
◎失踪の状況:当日午後に大学の寮生合宿先の神津島で行方不明となる。失踪当日は13:45頃に宿を出たことが確認されている。夕刻から消防団、警察などが出て捜索。前日に山へ行くようなことを言っていたので神津島村の天上山を捜索するが発見できず。前日朝から神津島に滞在中だった。同時期に隣の式根島でも同様の失踪事件が起こっている。
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発行責任者荒木和博(送信を希望されない方、宛先の変更は
kumoha551■mac.com宛メールをお送り下さい)
※■を半角の@に置き換えて下さい。
<カンパのご協力をよろしくお願いします>
■特定失踪者問題調査会■
●クレジットカードでのカンパが可能です。ホームページから入って手続きできます。
●郵便振替口座00160-9-583587口座名義:特定失踪者問題調査会
●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
(郵便振替以外で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
■特定失踪者家族会■
郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会
銀行口座 ゆうちょ銀行 普通預金 店番128 口座番号4097270 特定失踪者家族会 代表者大澤昭一
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2018年12月 2日

本当の「オールジャパン」【調査会NEWS2875】(30.12.2)

 本日10時からインターネットの生放送「拉致被害者全員奪還ツイキャス」に出演します。お時間のある方はお聞き下さい。

http://twitcasting.tv/shellymamy1

 さて、それにしても久方ぶりに会う人ごとに「進まないねえ」「少しは進んでるのかな」と声をかけられます。何とも答えようがなく、情けない限りです。

 下の「特定失踪者データ」も失踪時期の順番から掲載してきてやっと昭和51年2月の藤田進さん(川口)です。いかに多いか痛感します。

 藤田さんにしても2枚の写真が北朝鮮から出てきており、警察の鑑定でも本人にほぼ間違いないという結果がでているのに拉致認定されるわけでもなく時間だけが過ぎています(連載しているデータは目撃証言については入れていません)。最近警察が特定失踪者についてかなり調べているという話は聞こえてきます。全部ではないと思いますが、複数の地域でそのような動きはあるようです。おそらく私たちが知らないところで苦労をされている方々はおられるのでしょう。心から敬意を表したいと思いますが、それにしても全体はなかなか動かない。

 でも、これは間違いなく言えると思うのですが、拉致問題の相当部分は日本の中の問題です。ですから北朝鮮が全く動かなかったとしても、様々なことを進めることはいくらでも可能です。そのためにはそれこそ「オールジャパン」でいかなければなりません。それは、立場は違っても「拉致被害者を救出する」ということでは皆が一致するということであり、政府のやり方に従うということでもなければ、もちろん私たちと同じことをして欲しいということでもありません。

 それぞれのいる場所で、自分のできることを自分の信念に基づいてやることが、結果的に事態を前に進めることになると思います。運動が衰えるとお互い傷をなめ合って批判を抑えるようになります。内輪げんかは控えるとしても、もっと様々なやり方があるのではないかと思っている次第です。それこそが本当の意味での「オールジャパン」ではないかと。

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最新の北朝鮮船・遺体着岸漂流一覧
http://araki.way-nifty.com/araki/2018/08/30816-64b3.html
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<特定失踪者データ>
◎氏名:藤田 進
◎よみかた:ふじた すすむ
◎生年月日:昭和31(1956)年6月16日
◎当時の年齢:19歳
◎失踪年月日:昭和51(1976)年2月7日
◎特徴:家ではあまりしゃべらないタイプ、ギターがうまかった。
◎当時の身分:大学1年生(東京学芸大学)
◎最終失踪関連地点:埼玉県川口市
◎当時の居住地:埼玉県川口市
◎失踪の状況:当日午後6時半〜7時頃、以前から言っていた新宿のガードマンのバイトに行くといって服を持って川口市の家を出たまま帰らず。のちに新宿にある全ての警備会社に電話で問い合わせたが全く手がかりがなかった。
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<調査会・特定失踪者家族会役員の参加するイベント(一般公開の拉致問題に関係するもの)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等>
※事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

・12月7日(金)13:30「北朝鮮人権侵害問題啓発週間講演会」 (北九州市主催)
・戸畑市民会館(戸畑駅徒歩2分 北九州市戸畑区汐井町1-6)
・特定失踪者家族会竹下事務局長・調査会荒木代表が参加
・問い合わせ 北九州市人権推進センター人権文化推進課(093-562-5010)

・12月8日(土)15:00(海上保安資料館横浜館前集合)「工作船を見る会」(調査会主催)
・海上保安資料館横浜館( 横浜市中区新港1-2-1 みなとみらい線馬車道駅ないし日本大通り駅下車歩8分)
・調査会代表荒木が参加
・問合せ 調査会

・12月9日(日) 15:00「緊急トークセッション&上映会『キューポラのある街』から見える拉致」
・JazzBarサムライ(JR新宿駅東南口 徒歩2分 甲州街道ガード沿 新宿区新宿3丁目35-5 守ビル5F・03-3341-0383)
・特定失踪者家族会藤田隆司副会長・調査会代表荒木が参加

・12月12日(水)18:30「『その後』を考えるつどい7in函館—拉致と漂着船— 今、危機をどう乗り越えるか」(調査会主催)
・函館市地域交流まちづくりセンター(市電・バス十字街下車すぐ )
函館市末広町4-19Tel 0138-22-9700
・調査会代表荒木が参加
・問合せ 調査会

・12月15日(土)14:00「国際シンポジウム」「『ふるさとの風』『しおかぜ』共同公開収録」(政府主催)
・イイノホール(地下鉄霞ヶ関駅C4出口直結 千代田区内幸町2-1-1飯野ビル)
・特定失踪者家族会大澤会長他役員・調査会副代表村尾が参加
・内容・参加申込方法等はホームページで確認して下さい。
Https://www/abductees2018.jp

・1月12日(土)13:30「拉致問題を考える川口の集い」(川口市主催)
・川口駅前市民ホール フレンディア(川口駅東口前、キュポラ4階)
・特定失踪者家族会藤田副代表・調査会代表荒木が参加
・問合せ先 川口市福祉部福祉総務課(048-259-7929)

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・FM「オレがやらなきゃ誰がやる!」
毎週木曜日21:00~、「RADIO TXT FM Dramacity 776.fm」(札幌)
副代表村尾がパーソナリティー
インターネット「ListenRadio」で札幌以外でもパソコン・スマホから聴取できます。
http://listenradio.jp

・channelAJER(チャンネル アジャ)では代表荒木の担当する番組『救い、守り、創る』を送信しています。会員制ですが1回30分の番組の前半は無料で視聴していただけます。
http://ajer.jp
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※特定失踪者に関わる報道は地域限定であってもできるだけ多くの方に知らせたいと思います。報道関係の皆様で特集記事掲載や特集番組放送などについて、可能であればメール(代表荒木アドレス宛)にてお知らせ下さい。
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<荒木共著『自衛隊幻想」』(産経新聞出版)>
・定価1200円(税別)
<荒木著『靖国の宴」』(高木書房刊)>
・定価1000円(税別)
<荒木著『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(展転社刊)>
・定価1800円(税別)
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特定失踪者問題調査会ニュース
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〒112-0004東京都文京区後楽2-3-8第6松屋ビル301
Tel03-5684-5058Fax03-5684-5059
email:comjansite2003■chosa-kai.jp
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●銀行口座 みずほ銀行 飯田橋支店 普通預金 2520933 名義 特定失踪者問題調査会
●労金口座 中央労働金庫 本郷支店 144093 名義 特定失踪者問題調査会代表 荒木和博
(郵便振替以外で領収書のご入用な場合はご連絡下さい)
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郵便振替口座 00290-8-104325 特定失踪者家族会
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