« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月30日

火線式

【調査会NEWS1301】(25.1.30)

 1月10日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」1面トップは社説「党事業を1970年代のように火線式に転換させよう」でした。これは1970年代のように党の専従者が人民の中に入って熱心に活動し、成果を出そうというもので、裏を返すと党の末端が機能しなくなっている様子が分かります。ちなみに「火線」とは北朝鮮独特の言葉ですが、日本語で言えば戦闘における最前線ということになるでしょうか。

 「1970年代の党事業は(中略)空虚なスローガンや無駄をなくし生きた現実の中で実感をもって行われた抗日遊撃隊式、火線式だった」

 「すべての党幹部・活動家は事務室に座って机上の空論を弄する『机主義者』になるのではなく、いつでも大衆の中に入って大衆と苦楽を共にされ、新たな時代を開かれる敬愛する元帥様の革命方式、創造方式を徹底して具現しなければならない」

 といった言葉は現在の労働党が「空虚なスローガンや無駄」に満ちており、「事務室に座って机上の空論を弄する」幹部ばかりになっているということでしょう。

 もっとも、人の国のことは言えないもので、最近政府が拉致問題でテレビコマーシャルをやりそうだという話が入って来ています。本当であればこれこそ机上の空論というか、無駄の最たるものではないでしょうか。

 もしコマーシャルをやるなら北朝鮮のテレビで流すとか、労働新聞に広告でも出したらどうでしょう。もちろんできる可能性はほぼゼロですが、そういうことであれば意味があるでしょうし、中国の国境地帯の新聞、「延辺日報」あたりに情報収集への協力を求めるなら(これも現実には難しいでしょうが)まだ分かりますが、日本人の見る日本のメディアに広告を出すのではとても意味があるとは思えません。誰か一人でも取り返すとか、持っている重要な情報でも出せば頼まなくてもコマーシャルの何倍もの時間を使ってマスコミが報道してくれるでしょう。政府もこの際「労働新聞」社説をしっかり受け止めて、救出活動を「火線式」に転換してもらいたいものです。

 それにしてもこの「1970年代のように」という言葉はちょっと気になります。北朝鮮内部の葛藤が表出したのかも知れません。

|

Dscn0233

 調査会の曽田常務理事が製作した水中スクーターのレプリカ。今日から三宅博衆議院議員(写真)の国会事務所(第2議員会館)に鎮座することになりました。これまでイベントなどでご覧になった方もおられると思いますが、三宅事務所においでの際はぜひご覧下さい。搬入するときに衛視さんから何か言われないかヒヤヒヤでしたが、水中スクーター自体はカバーを被せてあったので何事もありませんでした。ただ、工作員の人形の方には眼が釘付けになっていた人もいましたが。
 このレプリカは平成13年の奄美沖の事案で沈没した北朝鮮工作船に搭載されていたものを忠実に再現したものです。本物は横浜の海上保安庁資料館に置かれています。

|

2013年1月29日

金剛山電鉄

Photo 1月10日付「労働新聞」2面に掲載された写真。「祖国の二本の鉄路の上に刻まれている白頭山偉人(金日成のこと。金正日も入っているかも知れない)の高潔な足跡を胸の奥に刻み込んでいるー鉄道省革命史跡館にてー 本社記者 林ハクラク撮影」とあります。
 白頭山偉人には申し訳ないのですが、この電車は白頭山ではなく金剛山を走っていた電車です。日本時代の私鉄、金剛山電鉄の車両で当時としては非常に高性能な車両でした。ちょっと近鉄の2200とか新京阪(阪急京都線)のデイ100と似ています。
 それにしても、若いころ「こういう電車が見られますよ。ただ、北朝鮮は国交がないのでちょっと特別な行き方をしなければなりませんが…」とか言われたらついていってしまったかも知れません。そうであれば今は特定失踪者としてポスターに載っていたかも。
 早いところまともな国になってもらって(こっちもそのための努力をしなければなりませんが)、正面から入ってこの電車にもご対面したいと思います。

|

2013年1月28日

特定失踪者家族と大臣の面会

【調査会NEWS1300】(25.1.28)

 ちょっと古いニュースになってしまいましたが、先週金曜、1月25日に特定失踪者家族18人と古屋圭司・拉致問題担当大臣との面会が行われました。西村康稔内閣府副大臣、亀岡偉民政務官も同席しました。

 終了後の記者会見の模様を(株)NetLiveのご厚意で同社のサイトに載せてあります。オンデマンドで見ることができます。

http://www.netlive.ne.jp/archive/SII/index.html

 参加された家族は下記の通りでした(参加家族・失踪者氏名・失踪者との関係・家族居住地 失踪時期順 敬称略)。

天内みどり 木村かほる 姉 青森
西島恵美子 井上征子 妹 大阪
花牟礼薫 日高信夫 家族代理 鹿児島
早坂胞吉 早坂勝男 弟 千葉・宮城
前山光秋 園田一・トシ子 娘婿 鹿児島
生島馨子 生島孝子 姉 東京
竹下珠路 古川了子 姉 千葉
大澤昭一・茂樹 大澤孝司 兄 新潟・神奈川
矢島文恵 荒谷敏生 妹 東京
池田欣一 山下春夫 家族代理 福井
藤田隆司 藤田進 弟 埼玉
高野美幸 高野清文 妹 東京
村岡育世 田中正道 妹 鹿児島
植村照光 植村留美 父 大阪
安西茂雄 安西正博 父 栃木
澤香苗 宮内和也 義兄 福井

 調査会からは代表荒木他5名が参加し、後掲の要請文書を大臣にお渡ししました。また、家族を代表して大澤昭一さんから大臣に署名(30,221筆…当日発表したものに若干計算間違いがありました)を提出しました。

大澤孝司さんと再会を果たす会 18,850筆
中村三奈子さんをさがす会 7,070筆
山口幸子さん(大屋敷正行さん姉) 1,770筆
日本青少年(香川県) 1,151筆
救う会福岡(加藤久美子さんに関する署名) 1,380筆
合計 30,221筆

 ちょうどこの日、朝の閣議で対策本部の強化等が決められましたが、要請文にあるとおり、現在の仕組みのままで陣容だけ大きくしても効果は薄いと言わざるを得ません。今後もシステム自体を変えていくための努力を続けて参ります。よろしくお願いします。なお、要請文書の第1項目で「図の赤丸」となっているのは荒木のブログに掲載してある下記の図です。これについては古屋大臣に確認を取りました。

http://araki.way-nifty.com/araki/2013/01/post-9350.html

(要請文書)

平成25年1月25日

内閣総理大臣 安倍晋三様
拉致問題担当大臣 古屋圭司様 

       特定失踪者問題調査会代表 荒木和博

     拉致問題解決に関わる要請

1、認識についての確認

 特定失踪者のご家族が最も心配しているのは、拉致認定されている被害者だけで幕引きになるのではないかということです。総理・古屋大臣ともに「すべての拉致被害者」と強調しておられることからも、未認定であることをもって除外してはいないと思いますが、救出の対象となるのはご家族からの要請がない方、身寄りのない方も含めてすべての拉致被害者であることは明らかです。つきましては図の赤丸の中が日本政府の責任を持つ拉致被害者であるということをご確認願います。

2、枠組みの再構築について

 現在の①警察による捜査→②内閣による支援法を根拠とした拉致認定→③外務省の交渉、という基本的な枠組みはこの10年間ほとんど効果を挙げていません。この仕組みをそのままにして対策本部の予算やスタッフを強化しても効果は限定的なものでしかないはずです。今次政権交代をきっかけに一旦対策本部の機構を白紙にして再構築されるよう希望します。

 なお、枠組みの問題と関連しますが現在拉致被害者の救出にはほとんど防衛省・自衛隊が関与していません。すべての可能性を考えたとき、情報収集や非常時の邦人保護等、積極的に活用すべきなのは当然です。新たな枠組みの中で明確な位置づけをされるよう望みます。その第一歩として外部及び自衛隊内部に対する広報啓発活動として護衛艦・自衛隊機・車両等にブルーリボンのマークを掲示されるよう要請します。

3、拉致認定について

(1)藤田進さん(埼玉)

 川口市から昭和51年に失踪した藤田進さんの弟である藤田隆司さんは昨年12月18日、埼玉県警の担当者から、平成16年報道機関が入手し、藤田進さんであるとされてきた写真について、警察による鑑定結果3点を提示されました。その内容は以下のようなものでした。

①警察庁・科研による鑑定(平成16年8月11日付) 結論は「同一人物と考えられる」
②埼玉県警による鑑定(平成16年10月4日付)結論は「同一人物と推定される」
③写真の合成・加工の有無に関する鑑定(平成17年5月10日付)結論は「合成・加工の痕跡は認められない。
写真の印画紙はベルギーのアグファ製である」

 藤田さんの写真が最初に報道されたのは平成16年8月1日、調査会として記者会見・政府要請を行ったのは翌2日です。それから間もなく警察は鑑定をやっていたにもかかわらず、その結果が家族に伝えられたのは8年を経た昨年12月でした。このような重大な情報の秘匿は「拉致問題を政府は隠しているのではないか」という国民の疑問をさらに強くするものと言えます。本件に関し次の諸点について明らかにしていただきたくお願い致します。

①なぜ家族への報告が遅れたのか。
②藤田進さんの写真がそのように鑑定されたなら、当然同様の鑑定が行われているであろう同じ情報源からの加瀬テル子さんと思われる写真についての鑑定結果はどうだったのか。
③同様他の写真で特定失踪者や認定被害者で「同一人物と考えられる」ものはないのか。
④鑑定結果からして藤田進さんが拉致被害者として認定されるのは当然であると考えられるが政府としてはどのように対応するのか。




(2)高姉弟及び渡辺秀子さん

 高姉弟は第1次安倍内閣当時の平成19年4月、警察が拉致と断定しているにもかかわらず、支援法の国籍規定のため拉致被害者となっていません。しかしこれは手続き上の問題であり拉致は明らかです。速やかに法改正をして認定被害者とするよう希望します。また渡辺秀子さんについては子供二人が拉致と断定されており、かつ本人の消息が分からないのですから、曽我ミヨシさんと同じ扱いで、政府としては当然拉致認定されるべきと考えます。是非とも迅速な対処をお願いします。

4、警察の発表したリストについて

 先般救う会徳島・陶久代表の情報開示請求に対し警察庁は867人プラス1人という人数を発表しました。これについては関係各方面で非常に強い関心を寄せています。つきましては以下のように明らかにしていただきたくお願いします。

(1)867人のうち調査会の公開非公開のリストと重複するのは誰であるか、明らかにして下さい。

(2)867人が失踪年別に何人ずついるのか明らかにして下さい。

(3)プラス1人が福留貴美子さんであることは明らかですが、警察がこの案件をなぜ別扱いにしているのかを明らかにして下さい。

(4)868人と政府認定被害者17人の数の差は極めて大きいと思いますが、この間を埋める(拉致であれば認定する、拉致以外で失踪した人はリストから削除する)具体的な方法を提示して下さい。

5、山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件の真相究明について

 本件は現在日弁連への人権救済申立が行われ、審査中ですが、警察の発表に重大な矛盾があり、拉致問題を隠蔽しようとするものであることは明らかです。本件は拉致問題全体に関わることであり、新政権には一刻も早くこの問題の真相究明を実現されるよう要請します。特に古屋大臣には衆院拉致特委において刑事訴訟法の例外規定からDNAデータの公開を求めて下さった経緯もあり、これを一刻も早く実現されるようお願いする次第です。昨年12月26日には最高裁司法研修所がDNA鑑定など科学的証拠を刑事裁判で扱う注意点について研究報告書を発表しましたが、そこでも「科学万能」という過度の思い込みが公正な評価をゆがめる危険性があり、他の証拠との総合評価が必要であるとしています。本件の真相究明のためぜひ踏み込んだ対応をお願い致します。

6、しおかぜの中波送信実施について

 北朝鮮の国内向けラジオ放送は中波及び短波で送信されており、北朝鮮内でのラジオ保有数が300万台以上との情報もあります。帰国した拉致被害者や脱北者の情報からも閉ざされた北朝鮮の中で拉致被害者は希望の光としてラジオを聞いていることは明らかです。短波、中波の受信機の分類は把握できていませんが、中波帯を中心としたラジオの方が入手も容易である事は言うまでもありません。

 調査会では、出来るだけ多くの情報を伝え救出に繋げる努力が必要と考え、これまでも中波による放送を模索し続けて来ました。第1次安倍政権では政治決断により「しおかぜ」の国内からの発信を実現した経緯があります。この際「しおかぜ」の中波放送実施に向けて積極的なご協力をお願いする次第です。

7、大臣の失踪現場の視察について

 既に大臣は鹿児島の市川さん・増元さん拉致現場を訪れています。これは大変重要なことと思います。ぜひ特定失踪者についても失踪関連現場を直接訪れていただくようお願いする次第です。特定失踪者問題調査会の現地調査にご同行いただければ大変ありがたいですが、当然ながら大臣が希望の場所・日程があれば調査会としても調整をして可能な限り対応します。

8、懸賞金による情報収集について

 未解決の刑事事件について懸賞金をつけて情報を集めているように、懸賞金による情報収集を実行して下さい。対策本部の情報収集にかかわる費用が相当額未消化という状態でもあり、ぜひ活用いただきたくお願いします。

          以上

|

2013年1月27日

アルジェリア事件と飯倉公館事件

【調査会NEWS1299】(25.1.27)

 アルジェリアで亡くなられた方々のご遺体と生存者の方々が政府専用機で帰国したシーンは日本中の方が見ていたと思います。そして氏名の発表、この様子を見ていてふと11年前の光景がフラッシュバックしました。

 今回政府は亡くなられた方々とそのご家族に配慮して、政府専用機で遺体が日本に戻り、ご家族と対面されるまで氏名を公開しませんでした。一部マスコミは報道しましたが、政府が発表するまで多くのマスコミも自粛していました。細かいことは分かりませんが、私はこの対応は正しかったと思います。

 しかし、その様子を見ながら平成14年9月17日、小泉訪朝の日のこと、いわゆる「飯倉公館事件」が頭に浮かんだのです。あのときは家族会の方々と救う会の佐藤会長(当時)と事務局長だった私、拉致議連の自民党役員3人がバスで外務省の飯倉公館に事実上軟禁状態になり、マスコミや他の人々から切り離された状態で「亡くなりました」「生存しています」という宣告を受けたのです。

 そしてその一方でテレビには「蓮池薫さん生存」「横田めぐみさん死亡」といった報道が、選挙の開票速報のようにして流れていました。北朝鮮がそう言ってきたというだけで、何の確認もしていなかったのに、です。ちなみに、今日川口での集会でお会いした家族会の飯塚代表は小泉訪朝当時は家族会に入っていなかったので飯倉公館には来ておらず、携帯に外務省から「お気の毒ですが田口八重子さんは亡くなっています」と極めて事務的な電話がかかってきただけだったそうです。

 この違いは何だったのか。政府として当然やるべき対応は今回のような慎重の上にも慎重を期すものだったはずです。北朝鮮が死亡と言っても確認できないなら家族に伝えることはもちろん、マスコミが断定的に報道することを押さえるべきでしたし、それは決して難しくはないはずです。私たちが何も外に意思表示を出来ない状態のときに一気に報道させ、既成事実化しようとしたのは、単なるミスで流れてしまったというのではなく、意図的なリークであり、拉致問題をこれで終わらせようという積極的な行為だったということです。それをやったのが日本政府だったことを忘れてはなりません。

 同様のやり口は山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件でも使われています。今回の事件での政府の対応を見ていて、国家権力というものの恐ろしさと、私たちがそこから目を離してはいけないということを痛感しました。

|

2013年1月25日

特定失踪者リスト公開(0番台リスト・第47次)

Photo

【調査会NEWS1298】(25.1.25)

 本日古屋大臣と特定失踪者のご家族の面会が行われましたが、終了後の記者会見で0番代リスト1名を公開しました。

氏名:宮脇 留義(みやわき とめよし)

性別:男

生年月日:昭和14(1939)年3月14日

失踪年月日:昭和41(1966)年9月中旬〜下旬

当時の年齢:27歳

当時の身分:製鉄所勤務・起重機運転工

失踪場所:山口県光市 市内

身体的特徴:
 身長165cm、中肉中背、骨組みがっちり、手足大きめ、左目尻に1センチくらいの傷あり。右足膝下に5センチくらいの切り傷あり。話し方に時々鹿児島弁なまりが出る。

失踪の経緯 :
 鹿児島県出身。福岡や名古屋の会社で働いた後、山口県光市の八幡製鉄所(現在の新日鉄住金)で昭和38年から勤務していたが昭和41年9月下旬、会社から「居なくなったが、帰省していないか」旨の手紙が実家に届き、失踪が判明した。事後の調べで郵便貯金が同年9月30日付で全額引き出されていたが、本人が引き出したかは判明していない。

|

2013年1月24日

25日の要請事項

Photo
(写真は昨年12月になって8年前の警察の鑑定結果が伝えられた川口の藤田進さんの北朝鮮から出た写真)

【調査会NEWS1296】(25.1.24)

 25日の大臣面会の際は古屋大臣に下記の内容の要請文書(総理及び担当大臣宛)をお渡しする予定です。どれも極めて重要な問題であり、政府が真摯に対応することを切に希望しています。調査会としての活動も今後この線にそって行って参ります。

1、認識についての確認

 特定失踪者のご家族が最も心配しているのは、拉致認定されている被害者だけで幕引きになるのではないかということです。総理・古屋大臣ともに「すべての拉致被害者」と強調しておられることからも、未認定であることをもって除外してはいないと思いますが、救出の対象となるのはご家族からの要請がない方、身寄りのない方も含めてすべての拉致被害者であることは明らかです。つきましては図の赤丸の中が日本政府の責任を持つ拉致被害者であるということをご確認願います。

2、枠組みの再構築について

 現在の①警察による捜査→②内閣による支援法を根拠とした拉致認定→③外務省の交渉、という基本的な枠組みはこの10年間ほとんど効果を挙げていません。この仕組みをそのままにして対策本部の予算やスタッフを強化しても効果は限定的なものでしかないはずです。今次政権交代をきっかけに一旦対策本部の機構を白紙にして再構築されるよう希望します。

 なお、枠組みの問題と関連しますが現在拉致被害者の救出にはほとんど防衛省・自衛隊が関与していません。すべての可能性を考えたとき、情報収集や非常時の邦人保護等、積極的に活用すべきなのは当然です。新たな枠組みの中で明確な位置づけをされるよう望みます。その第一歩として外部及び自衛隊内部に対する広報啓発活動として護衛艦・自衛隊機・車両等にブルーリボンのマークを掲示されるよう要請します。

3、拉致認定について

(1)藤田進さん(埼玉)

 川口市から昭和51年に失踪した藤田進さんの弟である藤田隆司さんは昨年12月18日、埼玉県警の担当者から、平成16年報道機関が入手し、藤田進さんであるとされてきた写真について、警察による鑑定結果3点を提示されました。その内容は以下のようなものでした。

[1]警察庁・科研による鑑定(平成16年8月11日付) 結論は「同一人物と考えられる」

[2]埼玉県警による鑑定(平成16年10月4日付)結論は「同一人物と推定される」

[3]写真の合成・加工の有無に関する鑑定(平成17年5月10日付)結論は「合成・加工の痕跡は認められない。写真の印画紙はベルギーのアグファ製である」

 藤田さんの写真が最初に報道されたのは平成16年8月1日、調査会として記者会見・政府要請を行ったのは翌2日です。それから間もなく警察は鑑定をやっていたにもかかわらず、その結果が家族に伝えられたのは8年を経た昨年12月でした。このような重大な情報の秘匿は「拉致問題を政府は隠しているのではないか」という国民の疑問をさらに強くするものと言えます。本件に関し次の諸点について明らかにしていただきたくお願い致します。

[1]なぜ家族への報告が遅れたのか。

[2]藤田進さんの写真がそのように鑑定されたなら、当然同様の鑑定が行われているであろう同じ情報源からの加瀬テル子さんと思われる写真についての鑑定結果はどうだったのか。

[3]同様他の写真で特定失踪者や認定被害者で「同一人物と考えられる」ものはないのか。

[4]鑑定結果からして藤田進さんが拉致被害者として認定されるのは当然であると考えられるが政府としてはどのように対応するのか。

(2)高姉弟及び渡辺秀子さん

 高姉弟は第1次安倍内閣当時の平成19年4月、警察が拉致と断定しているにもかかわらず、支援法の国籍規定のため拉致被害者となっていません。しかしこれは手続き上の問題であり拉致は明らかです。速やかに法改正をして認定被害者とするよう希望します。また渡辺秀子さんについては子供二人が拉致と断定されており、かつ本人の消息が分からないのですから、曽我ミヨシさんと同じ扱いで、政府としては当然拉致認定されるべきと考えます。是非とも迅速な対処をお願いします。

4、警察の発表したリストについて

 先般救う会徳島・陶久代表の情報開示請求に対し警察庁は867人プラス1人という人数を発表しました。これについては関係各方面で非常に強い関心を寄せています。つきましては以下のように明らかにしていただきたくお願いします。

(1)867人のうち調査会の公開非公開のリストと重複するのは誰であるか、明らかにして下さい。

(2)867人が失踪年別に何人ずついるのか明らかにして下さい。

(3)プラス1人が福留貴美子さんであることは明らかですが、警察がこの案件をなぜ別扱いにしているのかを明らかにして下さい。

(4)868人と政府認定被害者17人の数の差は極めて大きいと思いますが、この間を埋める(拉致であれば認定する、拉致以外で失踪した人はリストから削除する)具体的な方法を提示して下さい。

5、山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件の真相究明について

 本件は現在日弁連への人権救済申立が行われ、審査中ですが、警察の発表に重大な矛盾があり、拉致問題を隠蔽しようとするものであることは明らかです。本件は拉致問題全体に関わることであり、新政権には一刻も早くこの問題の真相究明を実現されるよう要請します。特に古屋大臣には衆院拉致特委において刑事訴訟法の例外規定からDNAデータの公開を求めて下さった経緯もあり、これを一刻も早く実現されるようお願いする次第です。昨年12月26日には最高裁司法研修所がDNA鑑定など科学的証拠を刑事裁判で扱う注意点について研究報告書を発表しましたが、そこでも「科学万能」という過度の思い込みが公正な評価をゆがめる危険性があり、他の証拠との総合評価が必要であるとしています。本件の真相究明のためぜひ踏み込んだ対応をお願い致します。


6、しおかぜの中波送信実施について

 北朝鮮の国内向けラジオ放送は中波及び短波で送信されており、北朝鮮内でのラジオ保有数が300万台以上との情報もあります。帰国した拉致被害者や脱北者の情報からも閉ざされた北朝鮮の中で拉致被害者は希望の光としてラジオを聞いていることは明らかです。短波、中波の受信機の分類は把握できていませんが、中波帯を中心としたラジオの方が入手も容易である事は言うまでもありません。

 調査会では、出来るだけ多くの情報を伝え救出に繋げる努力が必要と考え、これまでも中波による放送を模索し続けて来ました。第1次安倍政権では政治決断により「しおかぜ」の国内からの発信を実現した経緯があります。この際「しおかぜ」の中波放送実施に向けて積極的なご協力をお願いする次第です。

7、大臣の失踪現場の視察について

 既に大臣は鹿児島の市川さん・増元さん拉致現場を訪れています。これは大変重要なことと思います。ぜひ特定失踪者についても失踪関連現場を直接訪れていただくようお願いする次第です。特定失踪者問題調査会の現地調査にご同行いただければ大変ありがたいですが、当然ながら大臣が希望の場所・日程があれば調査会としても調整をして可能な限り対応します。

8、懸賞金による情報収集について

 未解決の刑事事件について懸賞金をつけて情報を集めているように、懸賞金による情報収集を実行して下さい。対策本部の情報収集にかかわる費用が相当額未消化という状態でもあり、ぜひ活用いただきたくお願いします。

250110


|

2013年1月23日

大臣面会及び記者会見について

【調査会NEWS1295】(25.1.23)

 25日(金)の古屋拉致問題担当大臣と特定失踪者家族の面会の日程等は下記の通りです。関係各位のご協力をよろしくお願いします。

14:00 家族集合(衆議院第1議員会館第5会議室)・打ち合わせ

14:40頃 内閣府に移動

15:00〜16:00 古屋大臣面会

17:30頃 記者会見(衆議院第1議員会館第5会議室。時間は面会時間によって若干前後する可能性がありますので予めご了承下さい)

現在の参加予定者は次の通りです(参加家族・失踪者氏名・失踪者との関係・家族居住地 失踪時期順 敬称略)。調査会からは代表荒木他5名が参加します。

天内みどり 木村かほる 姉 青森
西島恵美子 井上征子 妹 大阪
花牟礼薫 日高信夫 家族代理 鹿児島
早坂勇治・胞吉 早坂勝男 兄 千葉・宮城
前山光秋 園田一・トシ子 娘婿 鹿児島
生島馨子 生島孝子 姉 東京
竹下珠路 古川了子 姉 千葉
大澤昭一・茂樹 大澤孝司 兄 新潟・神奈川
矢島文恵 荒谷敏生 妹 東京
池田欣一 山下春夫 家族代理 福井
藤田隆司 藤田進 弟 埼玉
高野美幸 高野清文 妹 東京
村岡育世 田中正道 妹 鹿児島
植村照光 植村留美 父 大阪
安西茂雄 安西正博 父 栃木
澤香苗 宮内和也 義兄 福井

※内閣府内の取材については拉致問題対策本部事務局にお問い合わせ下さい。

※記者会見では大臣面会についての報告とあわせ、0番代リスト1名の発表を行います。

※会議室の通信環境が不明のため、この会見については中継は行わず、後に映像をネット上で閲覧できるようにします。

※要請文書の内容は次のニュースで流します。

■調査会人事について

 去る19日に特定失踪者問題調査会の理事会が開催されました。この場で先般の総選挙において当選した三宅博常務理事の退任及び新任理事2名の追加が決定しました。

退任常務理事 三宅博

新任理事 上野一彦(高知)・小畑邦夫(静岡)

|

2013年1月22日

現地調査(静岡)報告

Dscn0183

(大屋敷正行さんが失踪した沼津市大瀬崎。駐車場のあたりにバンガローがありました)

【調査会NEWS1294】(25.1.22)

 以下、特定失踪者問題調査会1万キロ現地調査第13回(静岡県沼津市・袋井市)の概要の報告です。ご協力下さった皆様ありがとうございました。

1.現地調査の目的
?(1)現地調査により個々の事件及び北朝鮮による拉致・工作活動への認識を深める。
(2)広報啓発活動を通し今後の工作活動を抑止する。
(3)現地で特定失踪者家族から北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」のメッセージを収録する。

2.参加者

(1)調査会役員 荒木・岡田・村尾・杉野・曽田
(2)橘邦彦さん・大屋敷正行さん・鈴木清江さんのご家族・支援者

3.日程

1月20日(日)08:45沼津駅南口スタート

旧橘邦彦さん宅:ご両親・哲夫さん、智子さんの説明聴取・しおかぜ収録
千本浜海岸:非公開Aさんの最終失踪関連地点確認・状況説明
大瀬崎海岸:大屋敷正行さん最終失踪関連地点確認。姉・山口幸子さんの説明聴取。姉・山口さん、姪・岩田さんのしおかぜ収録。
袋井市宇刈:鈴木清江さん最終失踪関連地点での状況確認。母・たみ江さん、妹・とよみさんのしおかぜ収録。実家周辺の状況確認。

4.調査対象者

□氏名:橘邦彦(たちばなくにひこ)さん
生年:1972(昭和47)年
当時住所:静岡県沼津市岡宮
当時身分:専門学校生
失踪日:1991(平成3)年10月15日(当時19歳)
最終失踪関連地点:静岡県沼津市の自宅
特記事項:10月15日夜、「木村」と名乗る中年男性から電話があり、当初、母・智子さんが応対した後、邦彦さんに代わるが、長い時間(約10分間)応対していた。
その後、外出して所在不明となる。
※2008(平成20)年10月30日、1000番リスト(第14次)発表。

□氏名:非公開(男性)
生年:1943(昭和18)年
当時住所:静岡県沼津市
当時身分:会社員
失踪日:1969(昭和44)年7月(当時25歳)
最終失踪関連地点:静岡県沼津市千本浜海岸
特記事項:千本浜海岸でボートに乗っていたがボート内にサンダルなどを残して所在不明となる。
ボートは漂流していた。

□氏名:大屋敷正行(おおやしきまさゆき)さん
生年:1952(昭和27)年
当時住所:東京都江戸川区
当時身分:高校生
失踪日:1969(昭和44)年7月27日(当時16歳)
最終失踪関連地点:静岡県沼津市西浦江梨・大瀬崎海岸
特記事項:複数の友人と同海岸へバイクで海水浴に行き、夜中に「トイレに行く」と席を離れ所在不明となる。
※2003(平成15)年9月24日1000番リスト(第2次)発表。

□氏名:鈴木清江(すずききよえ)さん
生年:1958(昭和33)年
当時住所:静岡県袋井市
当時身分:会社員
失踪日:1982(昭和57)年2月5日(当時23歳)
最終失踪関連地点:静岡県袋井市の自宅周辺
特記事項:静岡県袋井市宇刈の路上で本人と見知らぬ男が立っているのを家族が目撃したのを最後に所在不明となる。
翌日、道路横の空き地に本人が乗っていた車両が鍵を掛けた状態で発見される。


5.調査結果の概要

(1)橘邦彦さん

○当時、邦彦さんが居住していた旧宅前でご両親から当時の周辺状況や失踪当日(10月15日)夜の直前にかかってきた電話やその後の邦彦さんの行動について説明を受け聴取を行った。邦彦さんの電話口での応対の様子から、「木村」と名乗った男は邦彦さんよりも年長者で、そんなには親しくない相手とみられ、長い電話(約10分間)は、「邦彦さんを家の外に呼び出すために何らかの説得に要した時間ではないか?」との推測に至った。

○電話を切った直後に外出しようとする邦彦さんに母・智子さんが「どこに行くの?」と声をかけたにも関わらず無言で家を出ていることから、他の特異な失踪者と同様に「小さな嘘」的な兆候が見られた。

○また、外出時の服装は普段着で手ぶら状態だったこと、失踪後に家族が室内を調べた結果、免許証などは机の上に置かれたままで、財布程度しか持ち出していないことから「ちょっとそこまで」程度のつもりで外出したものと考えられる。

〇本件については事件当初から関係しているのではないかと疑われた男性もいたが、警察が事情聴取等をしており、結果的には何も出てきていない。一旦この人物を視界の外に置いて検討をし直すことも必要かと思われる。

(2)非公開Aさん

○事前にご家族から現地で説明を受けていた事項と当時の報道に基づき、当日の状況について検証を行った。

○当時の報道から、失踪当日は千本浜海岸の状況として海岸にも海上にも多少の人出があったと考えられること、千本浜海岸一帯は、右は静岡市の美保(清水区)、左は西浦江梨(沼津市)の大瀬崎まで視界が開けた海岸であり、海上で暴力的に拉致することは難しいと思われる。拉致であれば考えられるのは例えば陸上で拉致し、ボートに乗っている間の事故ないし自殺を偽装するなどの方法ではないか。(非公開のため、失踪状況についての細部省略)

○また、同じ年月で大瀬崎海岸近くのキャンプ場から失踪し、後に脱北者が北朝鮮での目撃証言を行っている大屋敷正行さんとの関連性も考慮に入れて調査する必要性があるとの結論に至った。

(3)大屋敷正行さん

○当時、大屋敷さん一行がキャンプしていた大瀬崎の現地(現在は駐車場となっている元キャンプ場)で当時の状況について、正行さんの姉・山口幸子さんの説明・聴取を行った。

○姉・幸子さんから、当会が把握していた「バイクでキャンプに行った」との情報について訂正があり、正行さんたち一行は東京から電車で沼津まで来たあと、沼津港から渡船に乗って大瀬崎海岸に来ていたことが確認された。

○前記の結果から失踪当時、正行さんが夜中に単独でキャンプ場から出て何処かに行こうとしても、使える交通手段は徒歩、または第3者の車両に乗って行くしかないと考えられ、地理的な問題(大瀬崎〜沼津間約30キロ)や道路状況(現在のように舗装はされていなかった)から徒歩での移動は無理だったと推測される。

○当時の沼津市の状況は、既に海開き(7月13日)も終わり、海水浴客等で賑わう反面、水難事故も多発していて、各海水浴場等で水難者の捜索が行われたことが当時の報道で確認されているが、姉・幸子さんからは「当時、沼津警察署に捜索願を出したが、捜索してくれなかった」との証言があり、キャンプ場=陸上での失踪については重要と判断されなかったことが確認された。

〇関連の有無は不明だが、大瀬崎の宿にはかつてときどきロシア人が宿泊したことがあり、それを警察が監視していたという。大瀬崎の反対側(外海側)には防衛省技術研究所の大瀬実験場(旧海軍音響研究部大瀬崎臨海実験所)がある。

(4)鈴木清江さん

○最終失踪関連地点で母・たみ江さん、妹・とよみさんの目撃した状況について検証を行った。

○検証の結果、清江さんの私有車(紺色のシビック)が自宅近くの県道271号線沿いにあるJA遠州中央宇刈支店前に差し掛かった地点で同支店前に停車していたか、徐行していた車を追い越した直後、その車が今度は清江さんの車を追い抜きざまに停車して清江さんの車を停止させた様子であることが確認された。また、その後清江さんの車が駐車された状態で発見された場所は、清江さんが停止した位置の直ぐ脇の空き地で、清江さんが停止させられた位置とほとんど変わらない場所であることも判明した。当時、この県道を行き来する車両は非常に少なかく、清江さんの場合、待ち伏せされていた可能性が非常に高いことが検証で判明した。

○清江さんの実家で、失踪前に不審な男たちが夜中に敷地内に入っていたという状況を確認し、また、当時清江さんが使用していたシビックが保管されていたことから、その状況についても検証を行った。

〇当時警察はかなり綿密な捜査を行っており、県警本部からも派遣されて指揮をとっていた。関係のあると思われる知友人には事情聴取もしており、袋井での関係で狙われたというよりは、それ以前に一時期住んだ京都等の関係をより注目すべきとの意見も出された。

6.走行距離 230km(累計3,357km)

以上

|

2013年1月17日

静岡現地調査日程一部変更

【調査会NEWS1293】(25.1.17)

 昨日お知らせした現地調査の日程で一部時間が変更になりましたのでお知らせします。報道関係の方等ご確認いただければ幸いです。

平成25年1月20日(日)

08:45 JR沼津駅南口スタート
○沼津市岡宮地区(橘邦彦さんの最終失踪関連地点)
○沼津市千本浜海岸(非公開A(男性)さんの最終失踪関連地点)
○沼津市西浦江梨・大瀬崎海岸(大屋敷正行さんの最終失踪関連地点)

(新東名経由で袋井へ 途中昼食)

15:00頃 〇鈴木清江さん自宅(袋井市)
○袋井市宇刈(鈴木清江さんの最終失踪関連地点)

18:00頃 JR浜松駅前解散予定

|

2013年1月16日

1万キロ現地調査(第13回・静岡)

【調査会NEWS1292】(25.1.16)

 本年最初の1万キロ現地調査は下記の通り行います。静岡県には伊豆半島南部(及び行政区は東京都ですが伊豆七島)にも北朝鮮による拉致の可能性のある失踪者がいますが今回の調査は沼津と袋井を中心に行います。

1.現地調査の目的
(1)現地調査により個々の事件及び北朝鮮による拉致・工作活動への認識を深める。
(2)広報啓発活動を通し今後の工作活動を抑止する。
(3)現地で特定失踪者家族から北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」のメッセージを収録する。

2.参加者
(1)調査会役員
  代表・荒木、副代表・岡田、専務理事・村尾、常務理事・杉野、曽田
(2)御家族
  橘邦彦さん・大屋敷正行さん・鈴木清江さんのご家族

3.日程

  平成25年1月20日(日)

※以下の日程は変更の可能性があります。取材等で同行される場合はご確認下さい。

09:00 JR沼津駅南口スタート
○沼津市岡宮地区(橘邦彦さんの最終失踪関連地点)
○沼津市千本浜海岸(非公開A(男性)さんの最終失踪関連地点)
○沼津市西浦江梨・大瀬崎海岸(大屋敷正行さんの最終失踪関連地点)

14:30頃 〇鈴木清江さん自宅(袋井市)
○袋井市宇刈地区(鈴木清江さんの最終失踪関連地点)

17:00 JR浜松駅前解散

3.調査対象者

□氏名:橘  邦彦(たちばな くにひこ)
生年:1972(昭和47)年
当時住所:静岡県沼津市岡宮
当時身分:専門学校生
失踪日:1991(平成3)年10月15日(当時19歳)
最終失踪関連地点:静岡県沼津市の自宅
特記事項:10月15日夜、「木村」と名乗る中年男性から電話があり、当初、母・智子さんが応対した後、邦彦さんに代わるが、長い時間応対していた。
         その後、外出して所在不明となる。

□氏名:非公開(男性)
生年:1943(昭和18)年
当時住所:静岡県沼津市
当時身分:会社員
失踪日:1969(昭和44)年7月(当時20代)
最終失踪関連地点:静岡県沼津市
特記事項:海岸でボートに乗っていたがボート内にサンダルだけ残して所在不明となる。ボートは漂流していた。

□氏名:大屋敷 正行(おおやしき まさゆき)
生年:1952(昭和27)年
当時住所:東京都江戸川区
当時身分:高校生
失踪日:1969(昭和44)年 7月27日(当時16歳)
最終失踪関連地点:静岡県沼津市西浦江梨・大瀬崎海岸
特記事項:複数の友人と同海岸へバイクで海水浴に行き、夜中に「トイレに行く」と席を離れ所在不明となる。

□氏名:鈴木 清江(すずき きよえ)
生年:1958(昭和33)年
当時住所:静岡県袋井市
当時身分:会社員
失踪日:1982(昭和57)年 2月5日(当時23歳)
最終失踪関連地点:静岡県袋井市の自宅周辺
特記事項:静岡県袋井市の路上で本人と見知らぬ男が立っているのを家族が目撃したのを最後に所在不明となる。
翌日、道路横の空き地に本人が乗っていた車両が鍵を掛けた状態で発見される。

|

2013年1月15日

25日に古屋拉致担当大臣と面会

【調査会NEWS1291】(25.1.15)

 昨年の安倍内閣組閣にあたり、安倍晋三総理及び古屋圭司拉致問題担当大臣と特定失踪者家族の面会を要請していましたが、古屋大臣との面会が下記のように決まりました。

1月25日(金) 15:00〜16:00 於内閣府

 御多忙な中大臣が時間をとっていただくことには大変感謝していますが、一方で認定被害者のご家族とは組閣3日後の12月28日に総理・担当大臣及び外相が面会していることと比べれば、やはり認識のギャップを感じざるを得ません。調査会では19日に理事会を開催し今後の方針を協議しますが、25日の面会でも単に「よろしくお願いします」「分かりました。対策本部を強化してがんばります」で終わらせるのではなく、具体的に新たな対応を進めてもらうような要請にする予定です。

 なお、大臣面会の後記者会見を行います。報道関係各位のご協力をよろしくお願いします。

記者会見 16:30頃 於衆議院第1議員会館第5会議室
(面会終了後速やかに行いますので若干時間が前後すると思います)

|

2013年1月11日

特定失踪者問題調査会 活動の記録

【調査会NEWS1290】(25.1.11)

 昨日の記者会見で配布した資料です。ご参考まで。
----------------------------------------------------------
 平成15(2003)年

・1月10日 特定失踪者問題調査会発足。0番台リスト(第1次)40名を公開
・2月10日 0番台リスト(第2次)44名を公開
・2月12日 内閣府・警察庁・公安調査庁・海上保安庁に要請(28日回答受領)
・3月26日 ポスター(第1版)作成・配付
・5月6日 ポスター(第2版)作成・配付
・5月30日 0番台リスト(第3次)62名を公開
・7月30日 0番台リスト(第4次)21名を公開・拉致の可能性の高い失踪者(1000番台リスト)6名を発表(第1次)
・9月24日 0番台リスト(第5次)15名を公開・1000番台リスト(第2次)6名を発表
・10月24日 特定失踪者家族支援委員会設立
・11月1日 ポスター(第3版)作成・配付
・11月21日 0番台リスト(第6次)5名を公開・1000番台リスト(第3次)4名を発表
・11月27日 1000番台リスト家族、拉致被害者家族支援室及び拉致議連へ要請
・12月30日 公式ホームページ設置

 平成16(2004)年

・1月29日 1000番台リスト13名(既に告発済みの3名を除く)について一斉告発・1000番台リスト16名について、日弁連に人権救済の申立て
・3月10日 0番台リスト(第7次)7名を公開・1000番台リスト(第4次)2名を発表
・4月30日 ポスター(第4版)作成・配付
・5月1日 失踪者家族に対する説明会
・5月21日 小泉総理訪朝に対し、1000番台リスト失踪者による緊急集会・要請行動・0番台リスト(第8次)6名を公開・1000番台リスト(第5次)10名を発表
・7月29日 0番台リスト(第9次)2名を公開・1000番台リスト(第6次)3名を発表
・8月2日 1000番台リスト(第7次)1名(藤田進)を発表・未認定拉致被害者の認定を求める要請書を政府に対して提出
・9月17日 0番台リスト(第10次)6名を公開・1000番台リスト(第8次)1名を発表
・9月27日〜10月1日 1000番台リスト15名について、刑事告発を行う。
・10月29日 第3回日朝実務者協議を前に、家族有志により外務省に要請活動
・11月2日 国際シンポジウム「北朝鮮に人権を!」(主催・法律家の会)を共催
・11月9日 家族有志が家族会メンバーなどとともに官邸前・街頭でアピール行動
・12月11日 大阪市内で関西地区特定失踪者家族懇談会を開催
・12月27日 0番台リスト(第11次)10名を公開

 平成17(2005)年

・1月28日 ポスター(第5版)作成・配付
・2月25日 0番台リスト(第12次)18名を公開
・3月29日 日弁連人権委員会が1000番台リスト16名(16年1月29日に人権救済申立)に対し、「拉致の疑いがある」として政府・警察庁に要望書。
・4月13日 特定失踪者・古川了子について、政府に認定を求める行政訴訟
・4月24日 特定失踪者家族懇談会(東京・日比谷)・国民大集会に参加
・4月28日 連合中央メーデーで「拉致問題ブース」を開設、パネル展を開催
・5月14日〜15日 法律家の会が特定失踪者現地調査団派遣(鳥取県米子市)
・5月27日 0番台リスト(第13次)5名を公開
・6月3日 0番台リスト(第14次)1名を公開
・6月24日〜26日  経済制裁発動を求める座り込み行動に参加
・6月27日 0番台リスト(第15次)3名を公開
・7月25日 0番台リスト(第16次)2名を公開
・8月1日 「北朝鮮難民と人権に関する国際議員連盟」第2回総会(東京)に参加
・9月30日 0番台リスト(第17次)6名を公開・1000番台リスト(第9次)1名を発表
・10月26日 0番台リスト(第18次)2名を公開
・10月30日 北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」放送開始
・11月01日 ポスター(第6版)作成・配付
・11月25日 0番台リスト(第19次)1名を公開
・12月8日 「しおかぜ」の放送時間を拡大
・12月16日 大阪市で家族懇談会・国民大集会関西大会に参加
・12月22日 東京都で家族懇談会・国民大集会東京大会に参加
・12月26日 0番台リスト(第20次)1名を公開

 平成18(2006)年

・1月16日 古川認定訴訟を前に街頭行動
・1月26日 0番台リスト(第21次)1名を公開
・2月9日 0番台リスト(第22次)2名を公開
・2月10日 山梨県甲府市で家族懇談会
・2月27日 ポスター(第7版)作成・配付
・3月10日 山口県山口市で家族懇談会
・3月15日 静岡市で家族懇談会 静岡県知事・県警に対し要請活動
・3月24日 0番台リスト(第23次)1名を公開
・4月22日 米ホワイトハウス前でのコンサート、ラリーに家族会とともに参加
・4月28日 0番台リスト(第24次)1名を公開
・4月29日 連合中央メーデーに参加
・5月5日 「しおかぜ」に妨害電波を確認
・5月12日 北朝鮮人権法案に対し6団体で関係各党・国会議員に要望書提出
・5月27日〜29日 「法律家の会」が特定失踪者現地調査団派遣(北海道)
・5月28日 国民大集会に参加
・5月31日 0番台リスト(第25次)2名を公開
・6月15日 「しおかぜ」新たな周波数・時間帯に改変・0番台リスト(第26次)1名を公開
・7月31日 0番台リスト(第27次)1名を公開
・8月3日 政府に対し、関連7団体で北朝鮮人権侵害啓発週間に関する要請
・9月5日 0番台リスト(第28次)1名を公開
・10月13日 1000番台リスト1名を発表
・10月23日 神奈川県知事、神奈川県警、横浜市等に特定失踪者家族が要請活動
・11月9日 塩崎官房長官(拉致担当大臣)・拉致議連に対し拉致被害者救出を要請
・11月20日 政府が松本京子さんを拉致被害者と認定
・12月10日〜16日 写真・パネル展を東京都庁展望室で開催
・12月16日 「しおかぜ」公開録音を陸上自衛隊公報センターにて行う。
・12月20日 0番台リスト(第29次)1名を公開
・12月26日 政府より6者協議に関して説明を受ける。対北朝鮮放送に関する提言を発表。政府・議連・NHK(27日)に対して要望書を提出

 平成19(2007)年

・1月23日 0番台リスト(第30次)1名を公開
・2月6日 ポスター(第8版)作成・配付
・2月15日 1000番台リスト(第11次)1名を発表
・3月13日 政府より6者協議作業部会に関して説明
・3月22日 0番台リスト(第31次)1名を公開・調査会が無線局としての免許を交付される。
・3月26日 「JSRしおかぜ」開局。第一放送を国内から送信開始。
・4月10日 北朝鮮に向けビラを飛ばすプロジェクト(バルーン・プロジェクト)を開始
・4月20日 0番台リスト(第32次)1名を公開 高姉弟拉致に関し、政府等に要請活動
・4月26日 古川認定訴訟で和解
・4月28日 連合中央メーデーに参加
・5月18日 特定失踪者等を取り上げた「消えた277人」が出版される。
・5月23日 0番台リスト(第33次)2名を公開
・6月6日 1000番台リスト(第12次)2名を発表
・6月29日 0番台リスト(第34次)2名を公開
・8月28日〜30日 北朝鮮難民の人権問題に関する国際議員連盟第4回総会(ソウル)に参加
・9月17日〜18日 北朝鮮の人権状況に関する国際会議(タイ・バンコク)に参加
・10月14日 「しおかぜ支援」フリーマーケット(東京都練馬区)に出店
・10月28日 「しおかぜ」全放送を国内からの送信に切り替え
・10月31日 政府に対し特定失踪者に対する対応について要請文書を提出
・11月28日 0番台リスト(第35次)1名を公開
・12月9日〜15日 東京都庁で写真・パネル展を開催
・12月16日 「しおかぜの集い」を東京・大阪で開催
  
 平成20(2008)年

・1月18日 「しおかぜの集い」で採択した要請文を政府に提出
・1月30日 ポスター(第9版)作成・配付
・2月25日 韓国新大統領就任にあたり、新政権に対するアピール文を発表
・3月26日 0番台(第36次)1名を公開 1000番台(第13次)1名を発表
・3月30日 「しおかぜ」複数周波数による妨害電波対策「猫の目作戦」開始
・4月25日 0番台(第37次)4名を公開
・4月26日 連合中央メーデーに参加
・4月27日 拉致被害者救出国民大集会に参加
・4月30日 ポスター(第10版)作成・配付
・5月14日 拉致問題解決に向けた緊急集会を開催
・5月23〜24日 バルーン・プロジェクト(韓国・江華島他)
・5月30日 しおかぜネットワークが発足
・6月13日 日朝実務者協議の結果を受けて声明を発表
・7月11日 「国交正常化より北朝鮮と日本の正常化を!集会」開催
・8月22日 「公開大討論会」開催
・9月11日 拉致議連(平沼会長ら議連幹部)への要請活動)・0番台(第38次)1名を公開
・10月20日 タイのチュラロンコン大学で開かれた「北朝鮮人権セミナー」に参加
・10月30日 1000番台(第14次)32名を発表。
・11月19日 1000番台(第15次)2 名を発表
・12月10日 東京都、家族会、救う会などとともに東京都庁でシンポジウムを開催
・12月10日〜16日東京都庁で写真パネル展を開催
・ 12月14日 守る会、難民救援基金、法律家の会、RENK、ノーフェンスと合同で「拉致・収容所・脱北 北朝鮮テロ全体主義国家の実状を訴える集会」開催
・12月17日 1000番台(第16次)1名を発表

 平成21(2009)年

・1月23日 0番台(第39次)2名を公開
・2月1日 「しおかぜ」で増元家族会事務局長による「救出への道」放送開始
・2月18日 拉致問題解説DVD「拉致問題...「何故?」に答える」を制作
・2月25日 FAXプロジェクト開始
・2月28日 ポスター(第11版)作成・配付
・3月17日 拉致議連に対し要請活動
・3月18日 0番台(第40次)1名を公開
・4月29日 連合中央メーデーに参加
・5月22日 山梨県警に質問状
・7月1日 官房長官要請
・7月13日 山本美保さんに関わる「DNAデータ偽造疑惑事件」解説DVD発売
・7月17日 海上保安庁に要請
・7月30日 0番台(第41次)1名を公開
・8月25日 北朝鮮人権問題に関わる9団体で官房長官宛に「国の人権教育・啓発に関する基本計画の見直しについて」と題する要望書提出
・9月2日 基金・守る会とともに民主党に要請・関連団体とともに「北朝鮮人権問題国際キャンペーン」の推進を発表
・11月2日 鳩山総理大臣、平野官房長官・中井拉致担当大臣と面会
・10月1日 ポスター(第11版改訂版)作成・配布
・10月9日 DVD「拉致・潜入シミュレーション」を発売
・10月16日 朝鮮総連を中心に行った「海外同胞大会」に対し、関連団体とともに抗議行動に参加
・10月27日 ソウルで開かれた「反人道犯罪根絶のための国際人権セミナー」に参加
・11月2日 特定失踪者家族が中井拉致問題担当大臣に面会、要請
・11月6日 鹿児島市で家族懇談会を開催、頴娃海岸工作員侵入現場視察
・11月17日 拉致議連総会で要請
・12月10〜16日 東京都庁で写真・パネル展を開催(家族会・救う会と共催)
・12月12日 アジア人権人道学会総会
・12月22日 0番台(第42次)2名を発表
 
 平成22(2010)年

・1月6日  韓国語リスト作成、政府に提出
・1月26日 0番台(第43次)1名を発表
・3月18日 0番台(第44次)1名を発表
・4月5日 黄ジョンヨプ元北朝鮮労働党書記との懇談会に参加
・4月15日 ポスター(第12版)作成・配布
・4月25日 国民集会に参加
・4月29日 連合中央メーデーに参加
・5月7日 韓国哨戒艦撃沈事件に関連し、北朝鮮混乱時の拉致被害者保護等対応の準備を求め中井拉致問題担当大臣に要請書を提出
・5月15日 防衛省に対し、情報収集から被害者保護までの対応を求め要請
・5月20日 0番台(第45次)発表
・6月   「しおかぜ」で「政府からのメッセージ」の送信開始
・6月10日 拉致被害者救出緊急国民集会に参加
・10月10日 ポスター(第13版)作成・配布
・10月22日 集会を前に、新宿、渋谷の街頭活動に参加
・10月23日 「拉致被害者救出のための集い」を東京都、東京都議会拉致議連とともに開催
・11月4日 衆議院拉致問題特別委員会で荒木調査会代表が参考人陳述
・11月10日 山梨県警に山本美保さんと山形県内の漂着遺体のDNA鑑定書公開を要請
・11月12日 DVD「10・23北朝鮮による拉致被害者救出のための集い」作成
・12月10〜16日 東京都庁で写真・パネル展を開催

平成23(2011)年

・1月28日 1000番台(第16次)2名を発表
・6月2日 0番台(第46次)1名を発表
・6月10〜12日 1000キロ現地調査第1回(富山、石川、福井)
・7月2日 東海ブロック家族懇談会
・8月20日 北海道東北ブロック家族懇談会
・9月24〜25日 1000キロ現地調査第2回(秋田、青森)
・11月4〜5日 10000キロ現地調査(注・名称変更)第3回(兵庫、京都、福井)
・11月12〜13日 10000キロ現地調査第4回(鹿児島、宮崎)
・12月4日 ポスター(第14版)作成・配布
・12月16日 四国ブロック家族懇談会
・12月20日 金正日死亡の報を受け、緊急記者会見で対処方針を発表

平成24(2012)年

・1月18〜19日 10000キロ現地調査第5回(千葉)
・2月15日 特定失踪者家族が松原仁拉致問題担当大臣と面会・要請
・3月1日 大阪府庁において松井知事に対し特定失踪者家族らが要請を行う
・3月1〜2日 10000キロ現地調査第6回(大阪・兵庫)
・3月5日 山本美保さんに関し、日弁連人権擁護委員会に対し、人権救済の申し立てを行う。「山本美保さんに関わるDNAデータ捏造事件 緊急後援会」を開催(文京区)
・3月21日 神奈川県庁において黒岩知事に対し特定失踪者家族らが要請を行う
・3月23日 特定失踪者7件8名に関し、日弁連に対して人権救済の申し立てを行う
・4月4日 10000キロ現地調査第7回(神奈川)
・4月10日 渡辺義彦衆議院議員が質問主意書(5月10日、6月10日に再質問主意書提出)
・4月28日 中央メーデーに参加・国民大集会に参加
・5月10日 荒木代表が衆議院拉致問題特別委員会で参考人として意見陳述
・6月2〜3日 10000キロ現地調査第8回(北海道)
・6月27日 渡辺義彦衆議院議員が質問主意書
・7月12日 特定失踪者・藤田進の家族が国連人権委員会作業部会において実情を説明
・7月14〜15日 10000キロ現地調査第9回(佐渡)
・8月25〜26日 10000キロ現地調査第10回(山梨・長野・新潟)
・9月2日 国民大集会に参加 家族懇談会を開催(東京)
・9月18日 ポスター(第15版)作成・配布
・9月19日 10000キロ現地調査第10回(東京池袋・埼玉川口)
・10月20〜21日 10000キロ現地調査第11回(鳥取)
・11月8日 スイス・ジュネーブにおいて政府主催の国際啓発活動に参加・スイスにおいて現地調査を行う
・12月10〜16日 東京都庁において写真・パネル展を開催
・12月27日 「新政権出発にあたって」発表

公開リスト集計------------------------------------------


平成25年1月10日現在

現時点での公開者:269名(うち1000番台リスト73名、0番代リスト196名)

これまで公開した人(第46次まで):294名
  うち国内での消息が確認された人:21名(うち1名死亡)
  うち政府認定(警察断定2名を含む)された人:3名
  うち公開から外れた人:1名

非公開者:約200名
  国内での消息が確認された人27名(うち2名死亡)

現時点での特定失踪者リスト総数:約470名

|

2013年1月10日

拉致被害者の概念図

 拉致被害者についての概念図。今日の記者会見で発表したものです。救出すべきは調査会の約470名でも警察の868名でも認定者12人でもなく、この図でいう赤い丸の中にいる人全てです。

250110

|

本日の記者会見の中継について

 本日(1月10日)の記者会見は(株)NetLiveのご厚意によりインターネット中継を行います。終了後も1〜2日の間にオンデマンドで見ることが可能になりますのでご覧いただければ幸いです。

http://www.netlive.ne.jp/archive/SII/index.html

■記者会見のお知らせ

 調査会は1月10日、設立十周年を迎えます。この間誰一人として取り返すことができていない責任を痛感しつつ、これまでの総括と今後の対応についてけじめの意味で記者会見を行い、見解を明らかにしておきたいと存じます。

 報道関係各位には御多忙中恐縮ですが対応賜りますようお願い申しあげます。

1、日時 1月10日(木曜)15:00〜

2、場所 文京区小石川運動場会議室(文京区後楽1−8−23 03-3811-4507)

 http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_sports_shisetsu_koishikawa.html

3、内容
 (1)調査会10年についての総括と今後の活動
 (2)特定失踪者家族と総理・担当大臣の面会について
 (3)次回現地調査について
 (4)KDDI八俣送信所の見学について
 (5)その他

|

2013年1月 7日

記者会見のお知らせ

【調査会NEWS1288】(25.1.7)

 調査会は1月10日、設立十周年を迎えます。この間誰一人として取り返すことができていない責任を痛感しつつ、これまでの総括と今後の対応についてけじめの意味で記者会見を行い、見解を明らかにしておきたいと存じます。

 報道関係各位には御多忙中恐縮ですが対応賜りますようお願い申しあげます。

1、日時 1月10日(木曜)15:00〜

2、場所 文京区小石川運動場会議室(文京区後楽1−8−23 03-3811-4507)

 http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_sports_shisetsu_koishikawa.html

3、内容
 (1)調査会10年についての総括と今後の活動
 (2)特定失踪者家族と総理・担当大臣の面会について
 (3)次回現地調査について
 (4)KDDI八俣送信所の見学について
 (5)その他

|

2013年1月 6日

チャンネル桜

 昨日(1月5日)放送されたチャンネル桜の「新春SP討論」に参加しました。長いので話した方より視聴者の方がくたびれると思いますがよろしかったらご覧下さい。3回に分かれています。

|

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »