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2010年1月27日

めぐみへの誓い

 昨日初演の演劇「めぐみへの誓い」(劇団夜想会・脚本演出 野伏翔)を見てきました。マスコミでも報道されたのでご存じの方も多いと思いますが、タイトルからお分かりの通り拉致問題をテーマにした芝居です。

http://yasokai.world.coocan.jp/framepage2.htm

 私の役の役者さんも出てくるので何となく不思議な気分でしたが、短い時間ですから端折ってあるとは言え「そういえばあのときはこうだった」という記憶の蘇るシーンがいくつかありました。そして、それ以上に工作船の中や北朝鮮の精神病院、政治犯収容所(夢の中のシーンですが)などのシーンは、見ていて罪悪感すら感じました。もちろんそのままではないにせよ、向こうにいる人はこのような思いをしたことがあるはずだ、そしてそれを助けることができない、というより助けていない我々は今も罪を負っているのではないか、と。

 いくら自分を責めたところで、どうなるものでもないことは分かっているのですが。

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2010年1月13日

チャンネル桜(1月5日)

先日チャンネル桜「防人の道」での画像です。12月の予備役ブルーリボンの会シンポジウムのことなどについて話していますが、番組キャスターの葛城奈海さんはシンポジウムでも司会をしていただきました。

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2010年1月 1日

明けましておめでとうございます

※元旦付けの調査会NEWS 885号に書いたものです。

 旧年中は大変お世話になりました。

 平成22年(2010年)は大きな動きの感じられる年です。大晦日に北朝鮮から伝えられた外貨使用禁止の発表などは11月末のデノミに引き続きさらに北朝鮮内部の混乱を大きくするでしょう。明らかに北朝鮮の体制は深刻な状態に向かいつつあります。このチャンスを傍観するのではなく、こちらのペースに巻き込んでいくようにもっていかなければなりません。

 救出運動がはじまって13年、この間に自分自身多くの事を学んできました。一時期に集中して起きた個別の事件と思っていた拉致が長期かつ広範囲にわたる安全保障上の問題であることに気付きました。そして拉致が北朝鮮のみならず日本の問題であること、その根源は戦後体制、根本的には他国に国民の安全を委ねてきたことにあり、さらに遡れば戦前まで含めた日本の抱える問題点にあると考えるに至りました。

 しかし、その戦前の問題点はある人によれば明治維新にまで遡るとのご意見もあります。堂々巡りをして、結局戻ってくるのは自分のところです。過去に責任を押しつけるのではなく、未来に委ねるのでもなく、現実はしっかり見つめ、教訓を得つつ、自分自身がやらなければならない、先人にも恥ずかしくないように、そして次の世代にも自信をもってこの国を渡せるように、自分の世代でこの問題を片付けなければならないと、あらためて感じています。

 毎年言っていることでもありますが、今年は新たな方法も模索して、すべての手段を動員し私達が知らない人たちも含め、全ての拉致被害者救出を今年こそ実現したく思います。

 あらためて皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申しあげます。

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