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2009年2月25日

FAXプロジェクトへのご協力のお願い

 すでにメールニュースでも流しておりますが、調査会では短波放送「しおかぜ」、バルーンプロジェクトに加えて北朝鮮にFAXを送る「FAXプロジェクト」を実施することになりました。これは調査会のみで行うものではなく、趣旨に賛同する団体、個人とともに行うものです。各位におかれましても可能なところはご協力をお願いします。
 なお、これまでにも何度かFAXの送信は行っております(中にはかなり厳しい内容のものもあります)が、北朝鮮側から特別な妨害、嫌がらせ等はありません。ただし、絶対に大丈夫という保障はしかねますのでご了承ください。とりあえずFAXの上に表示されるヘッダなどは消してお送りになった方が無難です。

(以下メールニュースの記事)
■FAXプロジェクトの実施について

これまでも北朝鮮へのFAX送信は断続的に行われてきたが、このたびさらに組織的なFAX送信
を行い、「しおかぜ」「バルーンプロジェクト」や連合などの行っているハガキ送付とともに北朝
鮮内部への情報注入を目指す。


1、概要 調査会及び趣旨に賛同する団体(しおかぜネットワーク他)・個人が北朝鮮のFAX番
号を共有し、そこに適時FAXにて拉致問題などの情報を流す。内容は自由。

2、時期 特に定めず

3、効果 FAXであるから確実にどこかの官庁・軍・事業所などに届く。受け取った側は当然治
安機関に通告するので、その情報が広がると思われる。

4、費用 各自が負担。

5、電話番号 現在までFAXが通じたことのある番号は別紙の通り。これに各自が見つけたFA
X番号を公開し(調査会で連絡を受け調査会ニュースなどで告知)、そこにまたFAXを送る。

以下はこれまで一度でもFAXが届いたことがある平壌市の番号(現在は使えない番号のある可能
性があります。850は北朝鮮の国番号、2は平壌の市外局番、381は市内局番)
850-2-381-2100
850-2-381-4007
850-2-381-4010
850-2-381-4020
850-2-381-4021
850-2-381-4031
850-2-381-4033
850-2-381-4034
850-2-381-4035
850-2-381-4041
850-2-381-4042
850-2-381-4043
850-2-381-4047
850-2-381-4050
850-2-381-4051
850-2-381-4056
850-2-381-4060
850-2-381-4066
850-2-381-4067
850-2-381-4071
850-2-381-4074
850-2-381-4075
850-2-381-4080
850-2-381-4083
850-2-381-4096
850-2-381-4098
850-2-381-4150
850-2-381-4316
850-2-381-4377
850-2-381-4405
850-2-381-4407
850-2-381-4408
850-2-381-4411
850-2-381-4412
850-2-381-4413
850-2-381-4418
850-2-381-4422
850-2-381-4426
850-2-381-4431
850-2-381-4432
850-2-381-4435
850-2-381-4440
850-2-381-4440
850-2-381-4443
850-2-381-4444
850-2-381-4445
850-2-381-4446
850-2-381-4448
850-2-381-4449
850-2-381-4451
850-2-381-4454
850-2-381-4461
850-2-381-4462
850-2-381-4464
850-2-381-4467
850-2-381-4470
850-2-381-4474
850-2-381-4475
850-2-381-4476
850-2-381-4477
850-2-381-4479
850-2-381-4482
850-2-381-4488
850-2-381-4489
850-2-381-4489
850-2-381-4490
850-2-381-4493
850-2-381-4494
850-2-381-4495
850-2-381-4498
850-2-381-4502
850-2-381-4505
850-2-381-4506
850-2-381-4507
850-2-381-4508
850-2-381-4517
850-2-381-4525
850-2-381-4526
850-2-381-4527
850-2-381-4528
850-2-381-4531
850-2-381-4531
850-2-381-4533
850-2-381-4534
850-2-381-4536
850-2-381-4538
850-2-381-4542
850-2-381-4543
850-2-381-4546
850-2-381-4548
850-2-381-4549
850-2-381-4551
850-2-381-4558
850-2-381-4560
850-2-381-4563
850-2-381-4565
850-2-381-4567
850-2-381-4569
850-2-381-4574
850-2-381-4576
850-2-381-4581
850-2-381-4585
850-2-381-4592
850-2-381-4597
850-2-381-4603
850-2-381-4606
850-2-381-4607
850-2-381-4608
850-2-381-4611
850-2-381-4615
850-2-381-4617
850-2-381-4618
850-2-381-4619
850-2-381-4621
850-2-381-4621
850-2-381-4621
850-2-381-4622
850-2-381-4623
850-2-381-4624
850-2-381-4626
850-2-381-4627
850-2-381-4629
850-2-381-4632
850-2-381-4633
850-2-381-4637
850-2-381-4642
850-2-381-4644
850-2-381-4646
850-2-381-4647
850-2-381-4648
850-2-381-4651
850-2-381-4652
850-2-381-4652
850-2-381-4652
850-2-381-4657
850-2-381-4660
850-2-381-4663
850-2-381-4665
850-2-381-4668
850-2-381-4670
850-2-381-4672
850-2-381-4674
850-2-381-4676
850-2-381-4677
850-2-381-4679
850-2-381-4685
850-2-381-4687
850-2-381-4688
850-2-381-4691
850-2-381-4692
850-2-381-4695
850-2-381-4707
850-2-381-4709
850-2-381-4712
850-2-381-4715
850-2-381-4715
850-2-381-4718
850-2-381-4720
850-2-381-4722
850-2-381-4723
850-2-381-4726
850-2-381-4728
850-2-381-4732
850-2-381-4734
850-2-381-4737
850-2-381-4745
850-2-381-4747
850-2-381-4748
850-2-381-4750
850-2-381-4755
850-2-381-4757
850-2-381-4759
850-2-381-4760
850-2-381-4765
850-2-381-4770
850-2-381-4771
850-2-381-4772
850-2-381-4774
850-2-381-4777
850-2-381-4783
850-2-381-4785
850-2-381-4788
850-2-381-4793
850-2-381-4795
850-2-381-4799
850-2-381-5274
850-2-381-7607
(これ以外に番号を見つけられた方はお知らせください)

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2009年2月19日

拉致問題のDVDを作りました

Dvd
 このところ「拉致問題の概要を簡単に分かるものはないか」とのお問い合せをたびたび受けています。確かに書いたものでも映像でもその概要が分かるものはあまり見つかりません。そんなことで「しおかぜネットワーク」の一員でもある映像教育研究会の稲川代表に無理をお願いしてDVDを作りました。タイトルは「拉致問題…『何故?』に答える」、時間は20分30秒です。僭越ながら私が解説する形で

・なぜ北朝鮮は拉致をしたのか
・拉致はいつ行われたのか
・拉致被害者を救出しなければならない理由
・なぜ拉致問題を解決できないのか
・なぜ政府は特定失踪者を拉致認定しないのか(日本政府の対応の問題点)
・しおかぜプロジェクト(短波放送・バルーンプロジェクト・情報収集)について
・救出のために何ができるか

 などの内容になっています。価格は一般には2000円(送料・カンパ込み)ですが、しおかぜネットワーク参加団体と特定失踪者家族・認定者家族には1000円(送料込み)で販売します。ご入り用の方は調査会までお申し込み下さい。

 「お前が喋っているんだったら本人が来ればいいではないか」と言われそうですが、少人数の集まりやご家庭で使っていただくとか、小回りのきく使い方をしていただければ幸いです。なお、私の顔がずっと出ていますので観るときはお食事の時間の前後は避けた方が無難です。

 このDVDには、イメージカットとして稲川さんが取りためた貴重な映像が色々入っています。注意しないと分かりませんが、運動の初めの頃、10年以上前の映像で、大阪堺市の街頭活動中、横田滋・前家族会代表が差し出したビラを歩いてきた女性がはたき落とすシーンも出てきます。写っている顔は皆まだ若く(私も)、色々な意味で時が経ったことを感じさせます。

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DVDwo

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2009年2月15日

旦那の夢

※本日15日付調査会NEWS 750号に書いたものです。

 平成12(2000)年10月、平壌を訪れたのはオルブライト国務長官、あのハリウッ
ド映画の魔女のようなオバサンでした。金正日はべったりとくっついて、その前
から来ていた中国の遅浩田国防相をほっぽらかしてご満悦の様子でした。オルブ
ライトの方も平壌からソウルに着いたときは大変興奮していたとのこと。

 お二人の仲がどうであろうと関知するところではありませんが、あのときアメ
リカ政府の対北朝鮮前のめりは相当なもので、ヒラリー現国務長官の旦那である
ビル・クリントン大統領は今にも平壌に乗り込もうという意欲満々でした。直後
の大統領選挙で共和党が勝っても未練が残っていたことはまだ記憶に新しいとこ
ろです。

 クリントン国務長官のこのところの発言は、どう考えても核も含めて懸案を実
質棚上げし、米朝国交正常化をしたいと思えてなりません。クリントン政権時代
、ジュネーブ合意が有名無実化していたのに、北朝鮮の核開発情報を得ながら隠
し続けてきたことは忘れるべきではないと思います。さらに、今のアメリカ政府
の北朝鮮核問題についての関心は拡散であり保持ではありません。つまり、アメ
リカやイスラエルに敵対する国や勢力に核兵器や技術を移転しなければ、持って
いてもかまわないというのが現在の米国の姿勢です。

 核でさえその調子なのに、外国人の拉致問題で本気になるか、そんなことは絶
対にありえません。逆に、家族会の人たちに会うことも、おそらく米朝国交正常
化のための障害除去のパフォーマンスに使おうとするのではないか、正直なとこ
ろ非常に懸念を感じます。17日の会見が旦那の夢を実現するための拉致棚上げパ
フォーマンスに使われないことを切に希望する次第です。

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2009年2月14日

アメリカに経済制裁を

※2月14日付調査会NEWS 749号に書いたものです。

 来日するヒラリー・クリントン米国務長官に家族会の皆さんが会うことになったようです。お骨折りいただいた関係者の皆さんには敬意を表し、また成果があることを祈っていますが、何かいま一つしっくりこないものがあるのも事実です。

 それが何なのか、考えてみたのですが、つきつめてみると「せっかく『日本の問題だから、自力でやるしかない』という雰囲気になりつつあるのに、またアメリカ頼みか」ということだと思います。

 何度も言っているように、この問題は本来日本が自力で解決すべきことですし、アジアの安全保障に関わる問題という意味では他の国の拉致被害者や、北朝鮮の人権問題についても日本が本来積極的に関与すべき責任を負っているはずです。それをせず、政府自身が日本人拉致被害者だけの「帰国を求める」などという姿勢でいて、あとは米国頼みというのでは、アメリカ政府も含めて外国で誰も本気にすることはないでしょう(そうでなくても誰も本気になるとは思えませんが)。

 そもそも、国務長官の旦那の対北政策が間違ったことも今日の状況を作っているのですし、前任者のテロ支援国指定解除や六者協議でのごまかしは当然非難されてしかるべきだと思います。家族会の皆さんは国務長官には「お願い」するのではなく、アメリカの対北政策の変更によって拉致も核も解決が遠ざかっていることを厳しく質していただきたいと思います。総理外相はじめ政府の皆さんは「これ以上拉致問題解決にマイナスになるようなことをやったら日本はアメリカに経済制裁する」とぐらい言ってもいいのではないでしょうか。

 そうしないと、単に国務長官に会ったという、派手で中身のない「成果」だけが残り、また政府も国民も他人任せの状態が続くように思えてならないのです。これは私たち自身の問題です。そのことは絶対に忘れてはなりません。

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2009年2月12日

仁川にて

今仁川国際空港でこの文を書いています。

 いるうちに田口八重子さんをめぐる一連の報道が流れてこちらにまで問い合わせがありましたが、「可能性はあります」とぐらいしか答えようがなく、それ以上の情報もありません。可能性があるというのは、横田めぐみさんも一時期韓国人拉致被害者の金英男氏と結婚しており、同様の可能性はあるだろうという程度のことです。

 いずれにしても飯塚さんと金賢姫さんが会うことはかないそうですので、こちらはいろいろな面でプラスがあると思います。韓国国内では盧武鉉政権当時、金賢姫が偽物であるといった情報が故意に流され、マスコミも特にテレビが集中攻撃するなど、ひどい状態が続いていました。飯塚さんと会えるのは彼女にとっても心強いと思います。

 空港に行くバスの中で北朝鮮人民軍の人事が代わり、金英春が国防省になったとの報道がありました。本当なら2月16日の金正日誕生日に向けて何かが起きている可能性もあります。

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2009年2月 1日

戦略情報研究所講演会のご案内(矢野義昭氏)

次回の戦略情報研究所講演会は今週金曜日に開催されます。核問題です。戦略のプロのお話にご期待下さい。

1、日程:2月6日(金)18:30~20:30

2、場所:UIゼンセン会館2階会議室(千代田区九段南4-8-16 tel03-3288-3549)
 ※市ケ谷駅下車3分 日本棋院斜向い

http://www.uizensen.or.jp/about/index.html

3、講師:矢野義昭氏(元陸将補)

 昭和25年大阪生まれ、京都大学卒。昭和49年陸上自衛隊幹部候補生学校入校。第6普通科連隊長、第1師団副師団長兼練馬駐屯地司令等を歴任。平成18年12月、小平学校副校長をもって退官(陸将補)。著書『日本はすでに北朝鮮核ミサイル200基の射程下にある』(平成20年・光人社)はじめ論文等多数。

4、テーマ:「アメリカの核の傘は機能するか?」

5、参加費 2000円(戦略情報研究所会員は無料)。

6、参加申し込み 事前のお申し込みは不用です。そのまま会場においで下さい。

7、インターネット中継 地方在住の方等でご覧になれない方はインターネットでの生中継を行います(18:30~19:30頃まで)のでそちらをご覧下さい。

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