ウィリアム・ブレイク 作 吉田 甲子太郎 訳 笑いの歌読み手:幡山 睦実(2023年) |
緑の森がよろこびの声で笑い
波だつ小川が笑いながら走ってゆく、
空気までが私たちの愉快な常談で笑い
緑の丘がその声で笑い出す。
牧場がいきいきした緑で笑い
きりぎりすが楽しい景色の中で笑う、
メアリとスーザンとエミリとが
可愛い口をまるくしてハ・ハ・ヒと歌う。
私たちが桜んぼとくるみの御馳走をならべると
その樹の蔭できれいな鳥が笑っている、
さぁ元気で愉快に手をつなぎましょう
うれしいハ・ハ・ヒを合唱しましょう。