「麻酔薬」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 麻酔薬とは

2024-12-02

anond:20241202161713

どこかの三次病院みたいにいたるところに簡単な手術はその場でできるキットを置いておくしかないんだろうなあ…

このどこかの病院は金庫に入れておくべき麻酔薬とかどうやって管理してるのか知らんけど…

あと、脳性まひとか1生涯にわたる後遺症が続くケースで積極的安楽死ができてもいい気はする

後遺症を背負った側はマジで苦しいんよ

2024-10-02

なぜ、日本国憲法戦争禁止が定められたのか

第二章 戦争放棄

戦争放棄と戦力及び交戦権否認

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力行使は、国際紛争解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

それは簡単なことで、一度、戦争及び武力行使を認めると、テロリスト住宅地にいるという理由住宅地すべてを焼き払い、たとえ難民キャンプだろうと例外ではないからだ。

例えば、日本重慶爆撃でかのようなことをやらかしアメリカマニラの戦いで同じようなことをし、イスラエルガザのあたり一帯を焼き払い、レバノンに対しても同じことをするから

その結果、多数の死傷者が生まれ戦前日本では無麻酔の手術を強いられ、ガザでも同じようなことが起き、野戦病院となったからだ。

https://www.buzzfeed.com/jp/kenjiando/gaza-report-1-1

動画画像集】「麻酔薬なしで手術」と訴えるガザ医師空爆破壊された救急車の姿

https://www.cnn.co.jp/world/35211131.html

命がけの出産子育て麻酔なしの帝王切開も 苦境深まるガザ女性たち

https://jp.reuters.com/world/security/KHUZM5WZ2NMM7MIYN4XOQV2GE4-2024-01-09/

アングルガザ四肢切断の子ども1000人、不十分な医療苦痛喪失感

一度足を失うと義手義足というものあるし、車いすもあるが、日常生活にはかなりの制約を受け、車いす生活する家を見つけるのはかなり厳しい。

また、足を失ったことにより、生活保護を受けるはめになったり、収入最低賃金程度にまで落ち込み、生活はズタボロになり、住宅扶助範囲内で車いすOKの家を見つけるのは無理だ。

もちろん、そういう人でも住居を見つけることができるが、一言でいうとシェアハウスだ。

シェアハウス人間関係が非常にきつく、シャワー時間かぶりやすく、そういう意味ストレスたまる

インターネット回線も共有で、回線は往々にしてほそく、GTff14動画の視聴も満足にすることができない。

ただ、これはまだましなほうで、ひどいところだとシャワー掃除は月1、インターネットはなし、テレビはあるが古いやつで、住宅扶助範囲内で入れるところほどこういう傾向が強い。

なぜかのようなことが起きるのかというと、こういうところは従業員給料も低く、やる気がないからだ。

かといってまともな人材を集めるために賃金を上げても、赤字になってしまうからだ。

から戦争なんてものはするべきではないし、戦争憲法禁止すべきなのだ

なお、戦争を起こしたり、防衛したがわのトップ戦争に負けない限り、シェアハウスで暮らすこともないし、生活もズタボロになることはない。

戦争に負けたら戦争犯罪を起こしたり、テロを主導したなどの理由死刑になる)

2024-08-30

anond:20240830230540

でもそれって。

「光の質量ゼロを求める心の麻酔薬」を皆んなで助け合って製造する、社会的マインクラフトなんじゃないか

anond:20240830224049

ぼくの先っぽも麻酔薬を分泌しそうです

anond:20240830224049

おれで笑う

きっと「希望を求める心の麻酔薬」を脳が分泌するようになるんだ。

アインシュタイン人生意味ない?

これはメモ

モヤモヤが収まらないので、日記として書き留めとく。

半年前、3人目の身内が死んだ。

俺は思うんだが、多分、人って最期死ぬのが怖くなくなる。

きっと「希望を求める心の麻酔薬」を脳が分泌するようになるんだ。

人生に悩み。

生きる目的理由に疑問を持つ誰かの前には。

人生には意味なんてないよ、という慰めの言葉が掛けられる。

「そうだ」「そうだ」と

たくさんの賛同で飾られて。

でもそれって。

希望を求める心の麻酔薬」を皆んなで助け合って製造する、社会的システムなんじゃないか

もしマインクラフトがアプデもなく新しいダンジョンも増えなかったらどうだ。

村人が暮らしやすくなるために村を整備し続けるようなゲームプレイに憧れるか?

「満足するクスリ」を脳に投与され。

希望する心を麻痺させられてさ。

アインシュタインベートーベン人生にも、意味はないと考えるなら辻褄は合う。

でもそうじゃないでしょう?

誤解のないように言っておくと、慰めのためのアドバイスが悪意から出てるとは決して思わない。

だけど、

だけど皆んな。

まり人生諦め過ぎてね?

2024-08-23

anond:20240823160437

言うて増田危険な職についてないだろ‥

自衛隊消防士が言うなら説得力あるけど

無痛分娩って言葉に語弊があるけど、普通に痛いよ

無痛分娩は分娩の瞬間だけ麻酔できるけど、陣痛はこないといけないので当たり前に痛い

軽く叫ぶくらいには

  

無痛分娩指定してても、産めずに帝王切開になったら産むとき麻酔わからんが、術後ほんまに痛い

ちょんぎられた股は麻酔が切れたらめちゃ痛いし

産科常識の影響で減ってるから麻酔できる産院少ないし、田舎だと選択できないこともある

当客でも、無痛を予約していても土日に産気づいたら医師がいなくて普通分娩になるなどもある 

しかも今は麻酔薬不足で急に無痛分娩自体ができない人が出ることもある

悪阻で何を口にしても吐きまくるのは本当に地獄だし、悪阻母体が死にかけておろしたりすることもある

妊娠出産はマジモンの苦役だよ 早く危険作業をする完全なヒューマノイドと人工子宮ができれば皆幸せになるのにね‥

2024-08-22

anond:20240822132819

医師でなくても麻酔をかけることができる者がいる

それは、本人である

自分自身に対するいかなる行為医師法に違反しない

から自分自分麻酔をかけて、じゃあ切ってください〜👋とやれば麻酔科医は一切不要である

ただし薬機法違反しないためには、予め麻酔薬を処方する必要がある

2024-05-13

anond:20240513131945

傷口から菌が入ると悪化するから痔の薬を塗りたくっといた方が良いよ

先輩からアドバイス

麻酔薬アレルギーがある場合注意

2024-04-09

anond:20240409192405

これ初めて知った。増田と同じような動機の人がそれなりにいるから?

麻酔科医は他の診療科医師より自殺率が高い。

麻酔科医、外科医救急医は麻薬中毒になる医師が多い。

自殺手段として麻酔科医の半数以上は麻酔薬を使っているという、特殊事情がある。

麻酔科医のメンタルヘルスの現状と支援策に関する研究

https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-22591711/22591711seika.pdf

死ぬか人を殺す人間になりたい

ずっと自殺たかった。気がついたら医学部にいた。友人はできたが人と向き合うのが怖く一人でいることが多かった。今でも自殺したいと思っている。解剖用のメスを買い、実習先からいらないシリンダーと針をもらい、管理の甘くなりがちな麻酔薬置き場まで把握した。あとは適当麻酔して動脈を掻っ切れば絶対死ねる。無麻酔でも痛いだろうが頸動脈を切ればすぐに落ちるだろう。

人に話すと止められた。止めた人も離れて行った。なぜ止めたのだろう。あなた人生に私は不要だったでしょう?私がずっと死ななかったら、麻酔科医になって独立した暁には、安楽死をする人間になりたい。それだけが過去自分への追悼になるだろう。死にたいという欲望肯定してあげたい。

2023-07-27

anond:20230727203110

ちんぽ切断するとなると医療技術を使ったという理由医師免許をとりあげられる可能性があったんでは?麻酔薬なしにちんぽカットは無理なんで。

2023-06-29

わたしアンチ無痛分娩

無痛分娩って「あらゆるリスクがあるけれども、まさか自分にはそんなトラブルが起きないだろう」っていう気楽さがないとできないものなんだ

無痛分娩したママが「吸引分娩で大変だった」「鉗子分娩でたいへんだった」と苦労アピールすることがあるんだけども

いやいや、無痛分娩を選ばなければあなたは吸引、鉗子分娩にはならなかったのかもよ?と言いたい

陣痛が完全になくなって、助産師モニター見ながら「はい、今息んでください」って指示する出産は、よくよく考えたら怖くないですか?自分からだのことなのに息むタイミングすらわからなくなるって怖くない?

無痛分娩を選んだら鉗子分娩になり、自分赤ちゃんが血まみれになって「こんなことな普通分娩にすればよかった」と泣いて後悔する人もいる

さらに怖いのは無痛分娩のための麻酔をうったことにより髄液がもれて頭痛の症状がでること

どんなに気を付けていても、まれことなんだけど髄液が漏れ頭痛の症状がでるというのは、可能性を0%にすることができない

まぁ、これが起きるのはほんとうにまれことなんだけども

楽をするために無痛分娩を選んだのに髄液がもれてひどい頭痛に苦しんで、入院中ずっと横になることになって赤ちゃんのお世話ができないっていやだと思わない?

無痛分娩もっとひろまってほしい」「無痛分娩は最高なんだよ」と言っている人は無知なんだと思う。自分がするのはいいけど、リスクがある出産方法他人安易にすすめるな

それから計画分娩と無痛分娩を組み合わせることによって、

計画分娩のデメリット無痛分娩デメリットがあわさって難産になることがある

人工的に起こす陣痛自然陣痛よりも弱くなる傾向があり、無痛分娩に使う麻酔薬がさら陣痛を弱めて赤ちゃんを押し出す力を弱めたりする

それで、陣痛が遠退いて緊急帝王切開になってしまったりする

無痛分娩選択するときは、あらゆるリスクはあるけれど、自分に限ってはトラブルなんて起きるはずがない

トラブルが起きる確率は低いんだからまさか自分が危ない目にあうはずがない

っていう根拠のない自信を持っていないとできない

無痛分娩麻酔をうった部分が、産後もずっと何の感覚もない、背中麻痺が残ったって言ってるママもいるみたい

2023-06-15

昨日親知らずを抜いた。痛みがひどいかな?などと心配をしていたが思ったほどひどくはなく、しかも抜いた日露戦争の戦傷などが原因で痛み止めで抑えられている今の時でも痛みが残るかもしれないと医師に言われたほどだった。麻酔薬も効いて痛みはほとんどなかった。5分もすれば終わるらしい。痛さは想像していた通りだった。手持ちの鎮痛剤は少なかったがなるべく早く回復させたかったのと、以前にも何度も内服薬など飲んだことがある薬なのでなんとか対処した。鎮痛剤が効いているせいか食欲

Anond AI作成

2023-06-10

遺書

遺書

地球上のあらゆる生命の中で自殺を行うのは人間だけだと言われている。しかし本当にその言説は正しいのだろうか?研究が進んでいる人間細胞だけでも、遺伝子に異常が生じた細胞自死を選ぶ作用アポトーシスはよく知られている。

ダーウィン進化の仕組みに関して、適者生存原則を唱えた。多様な個体が産まれ、また自然淘汰によって収斂が起こるというものだ。これはラマルク的進化とは反対に、種々の様々な遺伝子変異を前提としたことが特徴である。ラマルク的進化では、特定環境に置かれた生物遺伝子変異特定領域しか意味がないのに対し、ダーウィン進化ではそれぞれの変異未来につながるという意味での意味を持っていると捉えることもできる。これらの実績は菌類実験成果によっても示されている。

さて、ここで人類について話を戻す。人類はその類まれなる創造から地球上の万物の霊長たる資格を手にした。その支配領域は他の種を凌ぎ、今や総個体数は80億に達しようとしている。これは昆虫匹敵する数である。少なくとも先進国において、人間はあらゆる人権保障され、種々の遺伝子変異は──たとえそれが障害をもたらすものであったとしても──保護されるのがrightとなっている。それは人権によるもので、人権というのは生まれながらにして与えられるらしい。与える主体というのは議論余地があるが、この世の人類ではない神とするならば、中世王権神授説と何ら本質的な変わりはない。

であるからして、わたし人権保障という考え方は実態がなく、一種革命のようなもので覆されかねない概念だと考える。

市民による革命が起こったように、どれほど優れた思想であっても人の内心を侵すことはできない。現代社会特に日本においては自殺はいけないこととされているが、自殺者が多数いることからもこれを抑制できていないことがわかる。

私たち細胞は、どのような時にアポトーシスを行うのだろうか?

たとえば、寿命を迎え、DNAの複製ができなくなった時

たとえば、遺伝子の修復ができず、正常にDNAを残せなくなった時

たとえば、ウイルス感染して、自身を複製するのではなく異常なもの(ここではウイルス)を産生するようになった時

これらが示すのは、すべて正常な子孫が残せなくなった時に自己死を選ぶ、ということである

人類がここまで発展した以上、このシステム有効性は疑うべきところがないはずである(ほんと?)。人類マクロで見た時、アポトーシス選択すべき人間はここまでの考え方から確実に一定数いて、それは現代人権思想などでは到底語り得ないはずである

私はこれまでの人生において、自分死ぬべきだと思っており、また因果関係証明できないが異性に求められたこともない。以上よりアポトーシスに値すると考え、これから死に至るものである

自分自身身体の行先は自分の脳が判断するものであり、その脳になんらかの異常が起きていたとしても、他の人間にはそれを尊重する義務があると考える。

私は麻酔薬をいっぱい投与されて、意識のないうちに逝きたい。アポトーシスならそれぐらい許して欲しい。

2023-03-04

無痛分娩、本当に大丈夫?疑問点

妊娠中は母親は薬を使ってはいけないはずなのに、麻酔薬は許されるの?

母体とつながっている子供麻酔薬の影響は本当に無いの?

麻酔のもの問題 

~「どうして女は苦しまなきゃならないと思うの(キーッ)」とか言ってくるのだけはやめてね

2022-12-25

シモの話で申し訳ないが、セックスしてもブツが真ん中から先にはいらず、ものすごく痛い

濡れてないから…みたいな話じゃなくてなんか多分膜があり、本当に痛すぎてなんかそんな漫画みたいな愛でなんとかなるみたいなレベルじゃない

その上、翌日も血が止まらない、でコンボなんだけど、これなんか…慣れたら良くなるもの

それかなんか麻酔薬的なものを塗る??とか???

なんか痛くなくなる方法調べたら手術で筋を切ればOK!!みたいな回答出てきて恐怖に慄いているんだけど

あんまり他人に聞く話題でもないから本当に困る、単純にめちゃくちゃ痛いから本当は全くやりたくないんだが、向こうが慣れて欲しい感を出しているので毎回本当にしんどい

早く終わってくれという一心で頑張って力も抜いてるはずなんだけど ガチで痛いし気持ち悪いしつらすぎる

出産予定日死産がつらかったので書く(男性視点

 タイトルそのままの内容なので閲覧には注意されたい。一部の人にはつらい記憶を思い出させてしまうかもしれない。女性視点体験記は数多くある一方で、男性視点のものは少ない。妻が妊娠すると男性覚悟を決める。しかし、(過去自分も含めて)何が起こり得るかはぼんやりしか想像できない。稚拙ながらも自分体験と後悔を書き残しておけば、その解像度が上がるかもしれない。そう思い投稿する。

 分娩室。妻につながれた医療モニタが歪なサインカーブを描いていた。正確にはサイン波の絶対値のような概形でゼロ区間が長い。波形がピークに近づくにつれて妻のうめき声が大きくなる。これが陣痛発作だ。間欠的な小休止を挟みつつ、数分おきに発作が起こる。モニタの値が妻の痛みを表している。全力で妻をサポートしたいなら、助産師の動きを脳裏に焼き付けて、完全に模倣すればよい。一挙手一投足に意味がある。プロの動きを邪魔しないように、分娩室の俯瞰映像想像して立ち振る舞う男性は手が大きいので、より効果的にさすることができる。胎児心臓が止まっていると分かったのは、6時間前のことだった。

 妻がついに妊娠した。待望の我が子で、出産月のコントロールなどとうに諦めていた。妊娠後の検査は全て正常、胎児推定体重は発育曲線のど真ん中。妊娠週数を横軸としたグラフ推定体重書き込み、発育曲線なる2本の曲線の間にあれば正常とされる。何も定量的説明はなかったが、胎児体重はおそらく正規分布に従うので、上下の発育曲線は平均±数σを表しているのだろう。曲線の離れ具合から、発育が進むにつれて分散が大きくなると読み取れる。ちょうどそのど真ん中で、初めての我が子は順調に育っていた。早々に名前をつけて、膨れ上がった妻のお腹毎日のように話しかけた。

 無痛分娩に興味があった。背骨脊髄の間にあるわずかな空間麻酔薬を注入して分娩にともなう母体苦痛を軽減する。一定リスクはあるが、メリットが大きく上回る。無痛分娩のためには麻酔科医の予定を抑える必要がある(※後で知ったがこれは産院によるらしい)。出産予定日は3月末だった。つまり無痛分娩選択することで子の早生まれが確定する。ひょっとしたら4月まれになる可能性もある。そんな淡い期待を胸に、私たち自然分娩を選択した。

 私は3月まれであることがずっとコンプレックスだった。早産の早生まれ、背の順は常に先頭、鬼ごっこはいつも鬼、50m走のタイム肥満児より遅く、ドッジボールではただの的、組体操ピラミッドでは頂上から落ちて何度も死ぬ思い。身体的・精神的な発達の遅れに由来する傾向は「相対年齢効果」と呼ばれ、特に男子場合生涯賃金観点で一生の足枷となる。これは歴然たる統計的事実として知られている(ちなみに、女子もしくは学力上位の男子ならばこの呪い例外となる。興味があればGoogle Scholar検索してみてほしい)。子の幸せを願う親として、自分と同じ思いをさせてはならないという使命感が、自然分娩の選択を後押しした。

 出産予定日に陣痛が起こり、病院に着いてから胎児心臓が止まっていると分かった。1週間前の検診では何も異常がなかったため、その間のどこかで突然死したことになる。我が子の突然死。目の前の現実を受け入れられず、ただただ夫婦二人でむせび泣いた。

 分娩室。妻から我が子が押し出されてきて、一瞬の静寂が広がる。子はすぐに医師がどこかに連れて行ってしまった。分娩室は静まりかえっている。蘇生可能性はゼロ。突然、遠くから赤ちゃんの元気な泣き声が聞こえてきた。我が子の声ではない。不快な、怒りに近い感情が湧き上がる。元気な泣き声がナイフのように心に突き刺さる。どうしてうちの子は。心に深い闇が広がる。妻の一言で、自分が強い嫉妬感情を抱いていることに気づかされた。「向こうの子は無事に生まれて良かったね」妻はいつの間にか、すべてを受け入れていた。

 妻と私、そして布で丁寧に包まれた我が子。一晩を一緒に過ごすことになった。「かわいいお顔を見せてくれてありがとう」口ではそう言いつつ、顔が明らかに赤黒く変色し、傷ついた皮膚から血が流れているのに言葉を失った。病室に来る助産師達はしきりにスキンシップ沐浴を勧めてくる。私はこれが全く理解できなかった。腐敗防止のために徹底的に冷やされている我が子を触り、その金属的な冷たさを感じるだけで心が締め付けられる。おくるみの下にはきっとドライアイスがあるのだろう。定期的に交換してくれている。なぜ進んで苦しい思いをする必要があるのか。言語化できない恐怖感があった。あまりにも触らないためか、助産師手形と足形を取ってくださった。このとき抱いていたのは恐怖感ではなく、エゴ由来のただの現実逃避であったと後に気づく。

 役所での手続き事務的には簡単で、精神的には苦痛しかない。病院で受け取った死産届に記入し、役所に提出すると火葬許可証が発行される。予め出生届の記入方法を調べていた。死産届の様式出生届とほぼ同じであるのに気づきスムーズに記入できたが、子の名前を書く欄はない。様式から現実を突き付けられた。火葬業者によっては、代理で届けを出してくれるらしい。

 火葬場では地獄のような時間を過ごした。大人と違って赤ちゃんの棺はとても小さい。100サイズ段ボール箱とちょうど同じくらいの大きさだ。棺は私が運んだ。今でも100サイズの同じくらいの重さの段ボール箱を持つと当時の記憶フラッシュバックして涙が出る。火葬後のお骨上げはただただ拷問のようだった。赤ちゃんの骨は割り箸のように細く脆い。頭蓋骨割れプラスチックの破片のようだ。「産道を通るために赤ちゃんの頭は形が変わるようになっている」という知識が目の前の現実と急に結びつく。赤ちゃん用の骨壺はすぐには入手できない。仕方なく、急ぎホームセンターで入れ物を購入した。「こんなのでごめんね」

 我が国における年間の自然死産数は約8000程度で推移している。その他、新生児死亡や乳児死亡も含めると、毎年約1万人を超える赤ちゃんが旅立っている。これほどまでにつらく悲しいことがあるのかと、絶望に打ちひしがれていたが、同様の絶望人知れずそこら中で起こり、大きな悲しみを背負っている人達がたくさんいることを知った。死産を繰り返した人、出産で妻と子を同時に失った人。つらい経験をした家族達が集まって語り合う自助グループが数多くあり、「グリーフケア」という名称で様々な取り組みやビジネスがなされている。関連書籍も多く(「産声のない天使たち」「誕生死」等)、図書館には必ずあるだろう。供養の方法複数あり、水子供養場合はずらりと並んだ小さな骨壷を目にすることになる。「天国友達たくさんできるかな?」

 ポジティブに捉えると、妻と一緒に同じ苦難を乗り越えたことで、お互いの心の結びつきが一層強くなったように思う。妻との関係性が、これまでにない、かけがえのないものに変化した。妻の人柄や屈強なメンタルに、改めて敬意を抱いた。

 後悔は二つある。

 第一に、無痛分娩を選ぶべきだった。出産が遅れるほど分娩リスクは高くなる。無痛分娩であれば、出産予定日よりも前に強制的に分娩させられるため、リスク相対的に低いのではないか(正確には医師相談されたい)。本事例では、出産予定日の1週間前には無事であったため、無痛分娩であれば死産を避けられていた可能性がある。「4月まれになるかも」などという勝手わがままで我が子を間接的に殺したのでは、という自責の念に駆られている。

 第二に、我が子ともっと向き合うべきだった。完全に冷え切った子に触れるのには勇気がいる。スキンシップ沐浴を勧めてくる助産師サイコパスのようにさえ思えた。これは完全に誤りである夫婦水入らずで、最後の姿をまともに見られるのは、このタイミングしか残されていない。火葬したら骨になってしまう。家族写真手形・足形・遺骨だけでいいのか。せめてスキンシップだけでも、精一杯向き合って、家族の思い出を作るべきだった。

追記

 皆さん、心優しいコメントをどうもありがとうございます。お察しのとおり、子が旅立ったのはコロナ禍前です。ちゃん言葉にできるようになるまで、事実客観視できるようになるまで約2年半かかり、同時に、受容が進むにつれて記憶が薄れるのに気づき、一気に書き出しました。的確なご指摘が多く、勉強になると同時に、自分自身の認知の歪みにも気づかされ、励まされました。

 本記事へのトップコメントこちからご覧になれます。つらい思いをしている方が、少しでも前向きに、励まされることを願っていますhttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20221225220743

2022-07-06

anond:20220704194856

そうだね、貧相なガキ40人の盗撮なんてあり得ないよね

あれれぇ?警察ペン型カメラをみたら…

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220704/k10013701231000.html

うそう、あれれぇ?といえば麻酔薬だけど

https://news.yahoo.co.jp/articles/b8c748531e7ab3880464771f9a23da7a98188e5d

医者がヤリモクでのませちゃいけないよねえ?

https://nordot.app/916992610417557504?c=899922300288598016

ラリらせるだけで死なないとおもってたなんてもう論外だよねえ、まともな処方できないよこいつ

2022-05-26

法定通貨仮想通貨の違いは何だろうか。一般的には、中央銀行市場操作をしたり、あるいは金や外貨を準備していることが法定通貨の安定に繋がっていると考えられているだろうか。

仮想通貨には、退出障壁がない。ある日突然、その通貨を全て売り払ってしまっても、何事もなかったかのように日常生活を続けることができるだろう。

ところが、日本在住の日本人が急に円を使うのをやめようとしても、そんなことはできない。給料は円で支払われるし、納税も円だ。

それはもちろんドル建てではないから、円安になって物価が上がろうが輸出が好調だろうが、それだけでは金額は変わらない。

国民自国通貨にその人生を託しているからこそ、その価値が守られる。そこに縛られていて不自由だということもできるが、一方では自由である仮想通貨価値が安定しない。

しかし、もし仮想通貨が全くの幻想であれば一瞬で崩壊してしまってもおかしくはないし、逆に本当に理想的通貨であるならば価値無限に上昇し続けるはずだがそうもならない。

そのまた逆でドルも完全無欠の通貨ではありえず、かといって大量に発行したからといって今すぐ紙くずにはならない。

だとしたら、これからも双方の価格が均衡するポイント現実的範囲内に収まるはずだ。

今では信じられないことだが、リーマンショックを受けてQEが始まった頃、そんな小手先麻酔薬10年以上も株価が上がり続けるとは誰も考えていなかった。

誰もが考えるようなわかりやすい結果にもならないし、一発屋が喜ぶようなセンセーショナルな結果をもたらすとも限らない。

厚切りジェイソンみたいに、株価が上がってから買い煽りをしないことには誰も信じないだろうけどね。

2022-05-19

トリガーポイント注射麻酔薬を使わずとも効果があるので、麻酔科以外でもやって欲しい

あと、エコーを使えば画像は残るだろうが、患者指定した痛い部分にやるほうが効果がある気がする

2022-04-17

anond:20220417002301

恋人に正体を隠して同居ってどうなん

しかコナン君の体質のせいで恋人事件に巻き込まれまくりだし親父さんは麻酔常用状態だろう

殺人は悪い事として描かれているが、恋人に隠し事をしたり他人麻酔薬を勝手に注入するのはOKなんだよな

2022-03-13

動物園「肉食より草食獣のほうが事故起きる」なぜ

シマウマの蹴りは肉食獣を撃退することもある(写真:Dziewul/PIXTA

動物園飼育されている動物は野生より安全と思われがちですが、飼育員や獣医などはつねに危険と隣り合わせです。また、旭山動物園園長小菅正夫氏は、「動物園事故初心者ベテランが起こすことが多い」「肉食獣より草食獣のほうが事故は起きやすい」と言います。いったいなぜでしょうか。

獣医でもあり、『角川の集める図鑑GET!  危険生物』の哺乳類鳥類部分を担当した小菅氏が、国内外でヒヤリとした自身体験談を語ります

写真コンゴで遭遇したゴリラ

■一生のうちでいちばん長く感じた2~3分

 動物園で働いていた間、さまざまな動物危険な側面を目の当たりにしました。特に自分獣医だったので、動物たちを診療する際に、ひやりとすることが多かったです。動物園獣医はもちろん、大きくて力の強い、肉食獣だって診なくてはなりません。

 自分旭山動物園に入ってすぐ、ホッキョクグマ治療することになりました。もちろん檻に入る前に、麻酔を打ちます麻酔が効いて倒れて、もう大丈夫だなと確認をとって中に入ったのですが、治療を終えようとした頃、なんと眠ったはずのクマが起き上がるではないですか!  突然のことですごく慌てました。

 「やばい!」と思い、いちばん安全なところはどこかと思って、そうだクマ背中に乗ってしまえば、抱きつかれないと思い、そっと背中にしがみつきました。クマ朦朧としていて、体をゆっくりと左右に揺らしていました。2歳の若いホッキョクグマだったのですが、当時の自分が乗れるくらいの大きさはあったんです。

 クマ背中必死にしがみつきながら、外にいる人に「追加の麻酔薬をとってきてくれ!」と叫びました。動物園使用する麻酔薬は、最初から液体ではなくて、動物の大きさに合わせてその都度溶かさなくてはなりません。実際は2~3分だったと思うのですが、クマ背中で待つその時間の長いこと……。一生のうちでいちばん長く感じた2~3分でした。

https://toyokeizai.net/articles/-/535063

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