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はてなキーワード: 高野山とは

2024-11-30

anond:20241130020714

イヤなら織田信長みたいに線香の灰を仏壇になげつければ

高野山を焼き討ちする手は僧兵にやられるからおすすめしないけど

2024-10-29

地獄の沙汰も金次第

法事高野山へ行った

法要が済んだ後、空海が祀られている奥之院へお参りに行った

奥の院入口までは寺の坊さんが車で送ってくれた

そこからは砂利や土の参道を徒歩でしか行けない

車を降り、参道を歩きき始めるとまず目につくのは錚々たる企業墓所である

さら参道を奥へ進むと、今度は錚々たる戦国武将たちの墓所や供養塔が現れる

武田信玄上杉謙信織田信長石田三成明智光秀豊臣秀吉伊達政宗前田利家松平秀康...

不謹慎かもしれないが、冒頭の言葉が心の中をよぎった

2024-08-12

派遣おっさん高野山に行ったら「拝観料(2800円)が高い」と言い出して中に入らず外で待っててドン引きした…ケチすぎるだろ…

昨日お盆休みから派遣おっさんと俺とお姉さん先輩(49歳)と2人で日帰り旅行でもしようかってことになって

世界遺産20周年なのでみんなで高野山金剛峯寺に行くことになった


学文路駅から申し訳程度に高野山の町石道を歩いて頂上についた


とりあえず奥の院の方に行って

有名な戦国武将の墓(織田信長いとの墓とかあった)を鑑賞してお詣りして

せっかくだし他の施設も見ようかということになった


霊宝館でも行くかあって思って受付に行ったら

派遣おっさんが値段を見て

「外で待っとくわ」って言い出した


俺とお姉さん先輩はびっくりした

お姉さん先輩「せっかくだし入りなよお」って言ったが頑なに入らなかった


結局俺とお姉さん先輩が入って難しい文章とか絵を見て楽しんできた

派遣おっさんは近くのベンチで休んでたようだ


その後も金剛峯寺とか、根本大塔かに派遣おっさん見学しなかった

ベンチでコンビニで買ったレモンハイを飲んでた


帰りの電車の中で派遣おっさんが「あそこの拝観料(1300円)が高かったよねw」って言い出して俺とお姉さん先輩はドン引きした…

金剛峯寺(1000円)も根本大塔(500円)高いので入らなかったようだった

全部足しても2800円、1時間残業すれば稼げる金額なのに

ボロを着ても心は錦って言葉も知らないんだろうか?

2024-08-04

anond:20240803191239

わかる。極まれに良い瞬間や体験はあるので、その体験がまた出来たらいいなと思っているが、労働の枷が厳しくて帰って惣菜食べてアニメ見て寝る暮らしが続くといろいろどうでもよくなってくる。旬の農産物野菜果物)、海産物(魚介、貝、海苔など)や飲み物(新酒など)は生きる喜び。自分はあまりできる環境にないが、おじさんたちにサウナ流行っているのも身体から元気づけようとする努力なのかなと思う。自然や神仏との縁も生きやすくなる手段だとおもうけれど、都会のワンルームだとそういう縁も遠い。いい天気の日に友達シーカヤック体験で近場の景色の良いところを少し漕いでみたり、ダイビング体験タコ握手してみたりするのも良かった。こういうのは一人より二人の方がより楽しめる。例えば熊野大社伊勢神宮出雲大社など参詣したときの爽やかな感じや、高野山で香のかおりに包まれて気分が高揚する感じの体験はあって、時間ができたら時々そういうところに行きたいなって思う。部屋で伽羅を焚くとかローズマリーグレープフルーツ香り、杉やヒノキのアロマ香水香りを嗅ぐくらいは都会のワンルームでもできる。近所の子供と遊んでいて、ちょっとしたことの伝授に成功して、子供の顔が新発見に輝くと、ああ、人間は少しずつ進歩する余地があるな、と思う。

2024-07-04

浄土真宗真言宗比較

浄土真宗真言宗は、いずれも日本仏教の一派ですが、その教義修行方法歴史的背景などに多くの違いがあります

1. 教義の違い

浄土真宗:
真言宗:

2. 修行方法の違い

浄土真宗:
真言宗:

3. 歴史的背景の違い

浄土真宗:
真言宗:

4. 組織信者の違い

浄土真宗:
真言宗:

まとめ

浄土真宗阿弥陀仏の慈悲に頼る他力本願信仰を基盤とし、念仏を唱えることを中心とするシンプルな教えです。一方、真言宗大日如来を中心とする密教の教えに基づき、複雑な儀式修行を行い、即身成仏を目指します。これらの違いは、各宗派修行方法信仰実践歴史的背景に反映されています

2024-06-30

関西ミュージアム巡り

関西に限ってみるぜ! 行ったことがある中で、特に印象に残ったところ(あるいは定期的に足を運んでるところ)をリストアップ増田は今は阪神間在住なので行きやすいところがどうしても多くなる。

京都府

京都国立博物館
企画展もいいし、コレクションとしても優品たくさん持ってるんだけど、いかんせん明治古都館の耐震工事の目処が立たないので常設展企画展どっちかしか開催できないのが痛い。近世歴史的遺構(方広寺)の上に近代歴史的建築明治古都館)建てるんじゃないよ全く。
京都市京セラ美術館
ここもMUCA展とかキュビスム展みたいにいい企画展がどんどん回ってくるけど、やっぱりコレクションも見たいので、コレクション展やってないとちょっと落胆する。年パスコスパよくて、ミュージアムズ・フォーが割引になるのも嬉しい(特にかいのMoMAK)。
京都国立近代美術館
ここもコレクションがいい。でもMoMATみたいなところかと思って行くと小ささにびっくりするとは思う。
京都鉄道博物館
さいたまに劣らず展示は充実してると思う。京都水族館が近い。
宇治市源氏物語ミュージアム
鳳凰堂行くついでに寄りたくなる。最近大河ドラマで混んでるのかな。
神社仏閣の宝物館
これを入れると、もう京都市なんかどれだけ行っても尽きない。まずは延暦寺は当然。あと、広隆寺とかもいい。

大阪府

国立民族学博物館
大正義首都圏ミュージアムが集積してることに対する嫉妬を「吹田には民博あるもん!」って収めることができる。とにかく面積広くて収蔵品が多いだけじゃなくて、ビデオテークとかでみれるAV資料も充実してる。先日は仮面展のついでに、桃太郎の各地方言の朗読聴いて、「地元にはこんな綺麗な方言しゃべる人いなくなっちゃったなー」って物寂しくなってた。タクティクスオウガ聖地としても知られる。
JT生命誌研究館
小さいけどかなり展示がしっかりしてる。入館料無料も嬉しい。
大阪市立東洋陶磁美術館
油滴天目もいいんだけど、なんというか、コレクション全体を通じてかつての大阪経済の力を感じる。
中之島香雪美術館
近くにいっぱい公立ミュージアムあって、しか中之島とか年パスコスパがいいので、比べると高いなーとか思っちゃうんだけど、つい企画展に行っちゃう
大阪市立中之島美術館
市の持ってる現代美術駐車場に置いてるくらいなので、企画展しかやってないのが気に食わないが、結構いいのが回ってきたりしてる。テート展もとても良かった。TRIO展楽しみ。
国立国際美術館
企画展もいいが、関西現代美術常設展見るとしたらまずはここ。と思ってメキシコ展帰りに常設展見てきたが、気づいたら常設展中之島美術館との間の橋作る工事のせいの雨漏りのため突然中止、会場閉鎖になってた。いつ開くのだろうか……?
大阪市立科学
現在改装中でもうすぐ開く予定。科博とか名古屋ほどじゃないけど、関西随一の科学館としての格はある。神戸市青少年科学館が改装でどんどん壊れた実験器具捨てて映像ばかりの展示になってるのが誠に遺憾なのだけど、大阪がそうならないことを願ってる。
海遊館
わざわざ大阪まで水族展示見に来る価値はあるよね。環太平洋っていうテーマ設定も良い。
大阪歴史博物館
ここも江戸東京博物館ほどではないにせよ、難波宮大極殿復元とか、大阪歴史博物館として一度は見てみていい。
大阪市立美術館
来年春まで休館中。ここもかつての大阪経済の力で成立。中之島と市立美術館2館体制になってどういう感じで棲み分けるんだろう。
あべのハルカス美術館
中之島香雪に同じ。
大阪市立自然博物館
ちょっと展示の古さが気になるし(キャプション更新されてる)、子どもが多いけど、関西一の自然史系博物館。今度はクジラ骨格標本作らせてもらえて、しか費用も半額以下で済んでよかったね。
堺市博物館
堺も歴史ある街だし、しかもここに来ると必然的大仙古墳も一緒に見ることになるのでいい。大仙古墳は外から一周回って「デカっ!」って言うだけだけど。

兵庫県

伊丹市昆虫
阪神間には結構特色ある小規模ミュージアムがいくつもあって良い。
西宮市大谷記念美術館
小さい美術館だけど、日本画が充実してて個人的にはすごく好き。
芦屋市美術博物館
上に同じ。芦屋は「具体」の聖地なので、こっちは現代美術大谷記念から2kmないので、増田はよく歩いてハシゴしてる。
灘の酒造資料
菊正宗とか白鶴とか各社色々ある。入館料無料楽しい
兵庫県美術館
ここもキース・ヘリングみたいにいい企画展たくさん来てる(ゴッホアライブみたいにクソなのも来てる)が、やっぱりコレクションがいい。
阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター
元祖災害伝承館。増田震災後に阪神間移住したけど、何年かに一回は行かなあかんなあと思った。県美のすぐ近く。
竹中大工道具館
増田神社仏閣とか城郭かに行くのも好きなので、なるほどこんなふうに作ってるのかとすげえ面白い
神戸市博物館
リニューアル前は大英博物館展みたいな大型企画展がたくさん来てたけど、リニューアルして歴史展示が微妙になった気がする。企画展も、洋物は今度のデ・キリコ展くらいから?
明石市天文科学
テーマ系の科学館としてはここもいい。プラネタリウムが実働機で日本最古だとか。

奈良県

大和文華館
ハルカスと同じく近鉄系列だけど、ハルカスよりもオタク向け展示でよい。
奈良国立博物館
正倉院展はやっぱり毎年行くよね。解説読んでると、ちょっと仏像見方が分かってくる気がする。京博とか行くとだいたい曼荼羅展示してあるけど、こないだ空海展に行って初めて曼荼羅見方が分かった。
平城宮跡の展示施設
いくつかある。京都と違って一旦都の跡が忘れ去られたおかげで色々掘り出せて良い。
奈良文化研究所資料館(平城宮飛鳥
平城宮上記かぶる。考古資料が見たくなったらとりあえず奈文研行っとき安心感はある。
神社仏閣の宝物館
とりあえず南都七大寺春日大社鉄板。定期的にしか開かないけど、彫刻好きなら北円堂の無著・世親像は一度は見ておくべきだと思う。法隆寺は混んでても、隣の中宮寺は空いてるので、教科書の半跏像を気が済むまで堪能できる。

その他

京阪神奈良以外は日頃の行動範囲に入ってないので、だいぶ適当

滋賀県立琵琶湖博物館
公共交通機関でのアクセスはとても悪いけど、自然から人文から水族展示まで、琵琶湖を題材に色んな角度でまとめてて秀逸。
伊賀流忍者博物館
展示は古いが、面白かった。近くに芭蕉翁記念館があるのも良い。
神社仏閣
高野山吉野三井寺あたりは外せない。石山とか粉河とかも気になるけどまだ行けてないのでなんとも。熊野はなおのこと。

こんなところからなあ。MIHOミュージアムは興味はあるが、遠くて行けてない。

疲れたので、また思い出したら追記する。

anond:20240629060352

2024-06-20

広告に「岩手山」ではなく「岩木山掲載

広告に「岩手山」ではなく「岩木山掲載 不動産会社謝罪 | NHK | 岩手県

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240620/k10014487311000.html

高尾山トリュフが見つかったニュース

高野山トリュフというとなんだか有難みがあるな」

勘違いしてる人がいたので稀によくあることだと思う

2024-06-19

石丸伸二の選対本部長が管長やってる寺ってなんなの?

小田全宏って人なんだけど、松下政経出身肩書多数の“社会教育家”で大臣もやってた自民党深谷隆司の娘婿。

公式サイトにも掲載されてる多数の肩書の一つに“真言宗 大本山 弘法寺 管長”というのがある。

で、この弘法寺にもずいぶんきれいな公式サイトがあって、そこの“僧侶紹介”をみると、僧侶としては小田全眞と名乗っているのがわかる。で、奥さんも尼僧の小田海光として載ってる。

で、この弘法寺という寺、同じ住所に龍生院という寺があったようで、で、この龍生院という寺についてネットで調べていくと、デイリー新潮の“永代供養落とし穴 高野山名刹「120億円」納骨堂ビジネス破綻”という記事にヒットする。日付は2017年11月07日。

これは一体何があったたんだろ?

ちなみにGoogleストリートビュー弘法寺の住所を見てみると、6年前の画像で“龍生院”と書かれたお寺が見えた。

なにがどうしてどうなっているのか知りたいなぁ。

どっかの週刊誌で深掘りしてくれないかな?

もしかしてやや日刊カルト新聞”あたりの出番だったりして?

まさかね。

2024-06-18

石丸伸二氏の都知事選の布陣

なかなか強力な布陣で選挙に臨むらしいと聞いたので、取り急ぎ以下のお二方について調べてみました。

選挙対策本部長・小田全宏(おだぜんこう)

1958年まれ東大法学部卒。松下政経塾出身。「陽転思考」なるものを掲げて講演活動を広く行う一方、「社会教育家」として肩書多数。

公式サイトによれば、肩書は以下の通り。



弘法寺公式サイトによれば、僧侶としては小田全眞と名乗っている模様。

公式サイト記載の住所に従ってグーグルストリート・ビューで見てみると寺は慶應三田キャンパスにほど近い路地裏にあり、およそ大本山という風情には見えず、なぜか“弘法寺”ではなく“高野山龍生院”という文字が見える。

ただし、ストリートビューは6年前の画像となっているので、現状ではどうなってるのかわからない。

また、真言宗といえば高野山真言宗東寺真言宗はじめ醍醐派だの豊山派だの分派が多いことで有名で、現在では50ほどの分派があるらしいが、この“大本山”がどこに属しているのかは未確認

妻は、元衆議院議員深谷隆司の次女で、弘法寺尼僧の小田海光。この人も寺の公式サイト顔写真入りで紹介されている。

選挙プランナー・藤川晋之助(ふじかわしんのすけ

1953年まれ東京大学出身安田闘争に感銘を受けた模様だが、出身大学不明

自民党田中派代議士秘書から大阪市議に当選、その後、小沢一郎が率いる新生党に参加。1996年に当時の民主党から衆院選に、1998年には三重県名張市長選に出馬するも落選

なお、当時は藤川基之という名義だった模様。

その後、インドネシア事業を手掛けるも、現地の紛争の余波で帰国。その後は民主党みんなの党選挙参謀や減税日本選挙対策事務局長東京維新の会の事務局長を務め、一部では“選挙神様”との異名を取る。

かつて埼玉県知事選挙野党候補一本化のために動き、現職の大野元裕知事誕生に貢献したのもこの人らしい。

(なお、大野初当選したとき自民党対立候補は当時は野球評論家青島健太地元では流石に埼玉県民舐めすぎだろ当選するわけないといわれ、事実落選した。そんな青島健太2022年参院選維新比例代表候補として出馬し、今はめでたく参院議員である



 

そんなわけで、お二方ともなかなかに個性的な経歴だが、これを踏まえて石丸氏どう評価して投票行動につなげるかは、あなた次第です。

こちらからは以上です

2024-02-26

anond:20231201214653

空海とかと同じレベルまで行くでしょ。

高野山ってまだ空海食事を運んでるし。

2024-01-21

anond:20240121113458

依存症罹患者が、高野山とか多摩宿坊にこもって下界から欲求対象から遠ざかるという環境としての機能も寺にはあるわけじゃんね。

色欲にも厳しいわけだし。

2023-10-28

[]紀伊国狐憑漆掻語

谷崎潤一郎

漆掻きと云ったって都会の人は御存知ないかも知れませんが、山の中へ這入って行って漆の樹からうるしの汁をしぼるんです。いいえ、なかなか、百姓の片手間ではありません。ちゃんとそれを専門にする者があったんで、近頃はめったに見かけませんけれども、外国の安い漆が輸入されるようになったそうですから、いまどきあんなことをしても手間ばかりかかって引き合わないんでしょうな。兎に角以前には私わたしの村なんかへもよく漆かきが奈良あたりからやって来たもんです。漆鉋うるしかんなと云って、鎌のようなもので先の曲った奴を持って、腰に三四合ぐらい這入る竹の筒を提げて、漆を見つけると、その鉋で皮へ傷をつける。それがあんまり深く傷をつけ過ぎてもいけないし、浅過ぎてもいけないし、呼吸物なんで、その傷口から松脂まつやにのようにどろりと滲しみ出て来る汁を箆へらですくって竹の筒へ入れる。そんな時にうっかり下手なことをやって汁が顔へはねかかったりすると、それこそ赤く脹れ上りますから、馴れた者でないと出来ない仕事なんでして、漆にカブレないように紺の手甲を着けて、すっかり紺装束で出掛ける。まあそんなことをする人間なんで、私の村にもその商売の者が一人住んでいましてね。此の男は遠くへ出稼ぎをするのでなく、村の近所の山へ這入ってはうるしを採ってくらしていましたが、或る夏の日に、その漆かきが一と仕事してから山の中でひるねをしていますと、夕立ちが来たもんですからふっと眼をさましました。そしてそのときに、ハテな、己はひょっとすると寝ていた間に狐に憑つかれやしなかったかなと、そう思ったと云うんです。それが別にどうと云う理由があるんではないんですけれど、淋しい所をひとりで歩いているときなんぞに憑かれることがよくあるんで、ただ何んとなくそういう感じがしたんでしょうな。で、まあ、家へ帰ってもそれが気になって仕方がない、どうも狐がついたようだから明神さまへお参りをして来てくれろとお袋ふくろに頼んだりして、友だちなんかにもそんなことを云っていましたが、そのうちにとうとう床について、飯も食わないようになったんです。それで先生布団をかぶって半病人のようにうつらうつらしながら、日が暮れると云うと、ああ、今夜あたりは狐が迎いに来やしないかな、今にきっと来やしないかなと、心待ちに待たれるような、妙にそれが楽しみのような気持ちでいると、案の定夜になってから友達のような男が三人ばかり表へやって来て、「さあ、行いこら」「さあ、行こら」と誘うんだそうです。尤も友達と云ったって見おぼえのある男ではないんで、みんなせいが三尺か四尺ぐらいの小男で、法被はっぴを着て、木や竹の杖をついていて、何か非常に面白そうに「行いこら行こら」と云うんですが、それを聞くと行きたくって行きたくってたまらなくなるんだそうです。けれどもアレは狐だから行くんではないぞ、あんな者に誘われてはならないぞと思ってじっと我慢していると、友だち共は仕方がなしに帰ってしまう。するとその後ろ姿に尻尾しっぽのようなものがチラチラ見えるようなんで、ああやっぱり行かないでいい事をしたと、そのときはそう思いながら、又あくる日のゆうがたになると、今夜も誘いに来やしないかなと心待ちに待つようになる。そうするうちに果たしてやって来て「行こら行こら」と誘うんですが、それがもう、さも面白そうなんで、ついうかうかと行きたくなるんだそうですな。しかしその晩も一生懸命我慢してしまったところが、三日目の晩の九時頃に、家の前に庭があって、庭の下が六尺ばかりの崖がけになっていて、崖から向うは一面に麻の畑でした。それが夏のことですから麻が高く伸びていて、ちょうどその庭と畑とが同じ平面に見える。で、その畑の方へ例の小男が三人連れ立ってやって来て、「さあ行こら」「さあ行こら」と云うんだそうです。よくよく見るとその男たちの着ている法被に何か圓い紋がついていたそうですけれども、どんな紋だったか、そこんところはハッキリ覚えていないんだそうで、いつもの通りめいめいが杖をついていて、しきりにそう云って誘うもんですから、とうとうその晩は我慢しきれなくなってしまった。それでそうっと家を抜け出ようとしたとき生憎親父が小便に起きたんで、こいつはいけないと思って、「行きたいんだけれど、親父に見付かると面倒だから己は止すよ」と云うと、「なあに己たちが一緒なら大丈夫だ、こうすれば親父に見つかりはしないから、まあ附いて来い」と云って、その三人の友達が手をつなぎ合って、輪をこしらえて、その輪の中へ丑次郎―――という名だったんですが、その漆掻きの男を入れた。そして、「さあこうすれば親父が見ても見えやしないか心配するな、附いて来い/\」と云って連れて行くんで、ちょうど便所から出て来た親父とすれちがいになったそうですけれども、成る程親父には此方の姿が見えないようなあんばいだった。それからその晩は麻の畑の中で遊んで、いろいろ御馳走をしてくれたりしただけで、明け方には無事に家へ帰してくれたそうですが、四日目の夕方は日が暮れないうちから楽しみで楽しみで、早く誘いに来てくれないかなと思っていると、やはり昨夜ゆうべと同じ刻限にやって来て「行こら、行こら」と云うんです。で、又附いて行きますと、今夜はいい所へ行こうと云って、家のじき近所にガータロのいる淵があるんですが、その淵の方へ出かけたと云います。え、ガータロですか。ガータロと云うのはあれは河童かっぱのことなんです。ぜんたい私共の村は高野山の南三里ばかりの山奥にあって、私の字あざは一方が山で一方が谷になったゆるやかな傾斜面のところどころに家がチラホラ建っている。丑次郎の家というのも山と山の間にある淋しい一軒家なんでして、前に三四枚の段々畑があって、その先が今云ったガータロのいる淵なんです。別に名前のあるような淵ではないんで、村の者はトチ淵ぶちトチ淵と云っていましたが、さあ、どう云う字を書きますかな。何しろ大滝だとか赤滝だとか云って、非常に滝の多いところでしてね、その滝壺の下流が今云った谷の底を流れていて、淵になっているのはほんのわずかなところなんですが、そこにはいつも水が真っ青に澱よどんでいて、まん中に平べったい一枚岩が出ていました。ガータロはその一枚岩の上にときどき姿を現わすことがありましたから、たしかにその淵に棲んでいたには違いないんで、見た人は大勢あるんです。ええ、ええ、私も一遍たことがありますよ。なんでも夏の日ざかりに山の上を通っていると、下の方にその淵が見えて、岩の上に変な奴がすわっているんで、「ああ、ガータロが出ているな」と思ったことがありました。さあ、そうですな、遠くから見たんだからよくは分りませんでしたけれど、人間よりは小さかったようで、まあ猿ぐらいでしょうかな。姿も猿に似かよっていて、ただ斯う、頭の上に妙な白いものが喰っ着いているんで、鳥打帽子を被っているように見えましたよ。ええ、ええ、よく人間に害をする奴なんで、私の知っている人でも、ガータロに見込まれて水の中へ引きずり込まれそうになったり、ほんとうに引きずり込まれて死んでしまったのもあるんです。これは餘談になりますが、その谷川の別なところに丸木橋がかかっていましてね。或る私の友人が夕方その橋をわたろうとすると、うっかり足を蹈み外して、水の中へ片足をついたのが、岸の方の浅瀬だったんですけれど、その片足を抜こうとしても水が粘ねばり着くようになって、どうしても抜けない。しきりに抜こうともがいているうちに、次第にずるずると深みへ引っ張られそうになるんで、ハテな、ガータロに見込まれると水が粘ると云う話だが、こりゃあガータロの仕業しわざだなと気が付いたんです。ところでガータロと云う奴は鉄気かなけを嫌うもんですから、そう云う時には、何んでも構わない、鉄気のものを水の中へ投げさえすれば助かるんで、ふっとそのことを思い出して、幸い腰にさしていた鎌を川の中へ投げた。そうしたら難なくすっと足が抜けたんで、真っ青になって帰って来て、実はたった今此れ此れだったと私共に話したことがありました。もうよっぽどの歳ですけれども、未だに達者な人でして、至って正直な、うそを云うような人間ではありませんから事実そんな目に遇ったに違いないんですな。しかし此の男はそう云う訳で命を取りとめましたけれども、もう一人今のトチ淵へ篏はまって死んだ者がありました。十四五になる可愛いい女の児でしたがね。なんでも同じ村の餘所よその家へ子守りに雇われていて、めったとひとりで遊びに出るようなことはなかったのに、その日に限って、赤ん坊の寝ている間に出て行って、二三人の友達と一緒にその淵の所で鮎を釣っていたと云うんです。それが、おかしいのは、淵によどんでいる水が、ほんの一間ばかりの間岩の下をくぐって、すぐその先の方へ行くと滝のようになって流れ落ちているんですが、その女の児は淵と早瀬との境目にある岩の上にしゃがんで、瀬の方で釣ればいいものを、淵の方を向いて釣っていた。すると、友達の女の児もみんな同じ所で釣っていたのに、どう云うものか外の者には一向釣れないで、その女の児の鈎はりにばかり魚がかかる。外の女の児たちは詰まらないもんですから、此処は止そうよ、何処か別の所へ行こうよと云うんですけれども、その女の児だけは面白いように釣れるんで、夢中になっていつ迄も釣っている。そのうちにだんだん日が暮れて来ましたが、もうおそいから帰ろうと云っても聴き入れないんで、外の者はその児を置き去りにして帰ってしまった。さあそうすると、晩になっても姿が見えないもんですから、主人の家では心配をして、親元の方を尋ねさせると、其方そっちへも来ていないと云うんで、大騒ぎになって、いろいろ心あたりを調べると、実は晝間これこれだったと云う。外の児たちは云えば叱られると思ったんで、聞かれる迄黙っていたんですな。で、早速みんながその淵のところへ行って見ると、ちゃん下駄が脱いであるんで、いよいよガータロに見込まれたんだと云うことになって、それから泳ぎの達者な者が体へ綱をつけましてね、ガータロが出たら合図をするから、そうしたら綱を引っ張って貰うように頼んで置いて、淵の底へもぐって行って、屍骸を引き上げたことがありましたよ。兎に角その女の児が鈎を垂れると、ほら釣れた、ほら釣れたと云うようにいくらでも釣れるんで、外の鈎にはちっとも寄って来なかったと云うんですから、そこが不思議なんですよ。あ、そう、そう、そう云えば、その前の日に、その女の児の親たちの家の屋根の上からその淵の方へ虹がかかっているのを、たしかに見た者があると云います。虹がそんなに近いところにある筈のものではないのに、ちょうどその家の上から出ているんで、何かあの家に変ったことでもあるんではないかと思っていたら、その明くる日にそう云うことがあったんだそうです。でまあ、そのガータロのいる淵の方へその漆かきは連れて行かれた訳なんですが、なぜだか知れないが死のうと云うことを考えて、今夜は一つあの淵へ身を投げてやろうと思いながら附いて行くと、大勢の人が提灯をつけて淵の方へぞろぞろやって来るんだそうです。それで暫く物蔭に隠れて窺がっていると、村長さんだの、伯父さんだの、伯母さんだの、親類の誰彼なんぞの顔が見えるんで、中にはもう死んでしまった人なんぞが交っているもんですからおかしいなあ、あの伯父さんは死んだ筈なのにまだ生きていたのかなあと、そんなことを考えながら待っていましたけれど、提灯の数が追い追いたくさんになって来て淵のまわりをウロウロしている。この様子じゃあとても駄目だと思ったんで、「どうも死ぬのに都合が悪いから、今夜はもう帰る」というと、「そんならもっと面白い所へ連れて行ってやるから、まあ一緒に来い」と云って、棕櫚山の方へ引っ張って行った。その辺はいったいに棕櫚が多いんでして、大概の山には、高いのになると三間ぐらい、普通二間ぐらいの棕櫚と、一丈ぐらいの薄のような草が生い茂っているんですが、その茂みの中を分けて行ったら、山の中途に大きな岩が突き出ていて、友達の連中はその岩の上へするすると身軽に登った。だが見たところ丑次郎には登れそうもないので、「己はそんな高い所へ上あがれないから止める」というと、「なあに己たちが手伝ってやるから大丈夫だよ、上って見ろ/\」と云って、三人の小男が上から引っ張ったり下から腰を押し上げたりした。お蔭でどうやら上れることは上れたけれども、上る拍子に脛を擦り剥いたんで、今度はそれが痛くってたまらない。「痛い痛い」と云うと、「よし、よし、つばきを附ければすぐに直る」と云って、つばきを附けてくれたらじきに痛みが止まった。すると又咽喉が渇かわいて来たんで、「水が飲みたい」と云うと、「じゃ、まあ、ここで休もう」と云って、道ばたに休んで、何処から持って来たのだか直ぐに水を飲ましてくれたが、なんだかその水が小便臭かったそうです。で、その山を越えると、私の家の方へ下りて来ることになるんで、ああ、そうだったな、此処はもう鈴木さんの家の近所だなと、はっとそのときに気が付いたらしくって、「もう己は帰る」と云い出したところが、「まあいいからもう少し遊ぼう」と云って、しきりに引っ張って行くんだそうです。それでも無理に帰ると云って、とうとう振り切って来たそうですが、その晩も、その前の晩も、家に戻ったのは夜中の三時ごろだったそうで、いつも夜の明ける迄には必ず帰してくれたと云います。さて五日目の晩に待っていると、又「行こら行こら」と云いながらやって来て、今夜は伊勢へ連れて行ってやると云う話で、伊勢松坂へ出かけて、何んとか云う料理屋の二階へ上ると、たいそう結構な朱塗りの高脚たかあしのお膳が出て、立派なお座敷で御馳走をたべた。それから街道を歩いて行ったら、此処はカノマツバラだと云うんで、見ると成る松原がある。けれども、その時に斯う、ぼんやりと分ったのは、私の村から有田郡ありたぐんの方へ抜ける山路にヤカンダニと云う谷があって、めったに人の通らない淋しい所なんですが、そこをその漆掻きは前に一遍あるいたことがある。で、そう云う時にもいくらかその記憶が残っていたものと見えて、カノマツバラだと云うけれども、どうも此処はヤカンダニのようだから、「ヤカンダニじゃあないか」と云うと、「なんだ、お前はヤカンダニを知っていたのか。ではもっと外の所へ行こう」と云って、又方々を歩き廻って、「さあ、どうだ、此処がカノマツバラだ」と云われて見ると、今度は覚えのない土地で、松がずうっと生えていて、たしか松原景色になっている。しかしそう云う間にもときどき正気に復かえるらしく、己は狐に欺されているんだと云う考えがふいと起ることがあって、三人の小男の様子なども、人間の姿をしているように思えながら、どうかした拍子に尻尾が見える。はっきり見えるんではなしに、チラチラと斯う、見えたり見えなかったりするような工合なんですな。要するにまあその時分からそろそろ意識回復して来たんで、ヤカンダニを通ってからも暫く何処か無茶苦茶に引っ張り廻されていたようですが、そのうちに、村にイカキ山と云って、笊いかきのような恰好をした山があるんで、そこを通った時は、此処はイカキ山だなと云うことが分ったと云いますしかしその山は松だの欅けやきだのいろいろな雑木ぞうきが生えている密林なんでして、その林のなかをぐる/\歩いているうちに、木に引っかかって、フンドシが解けた。で、「まあ、待ってくれ、フンドシが解けたから」と云うと、「そんなものは構わないから放って置け、ぐずぐずしていると夜が明けるから急がなくっちゃいけない」と云って引っ張って行くんで、「もう己は帰る」と云うと、「帰らないでもいいよ。それより何所か寝る所があったら、みんなで一緒に寝ようじゃないか」と云うんだそうです。するともう夜がしらみかかって来たもんですから、その漆かきも今更家うちへ帰りにくくなってしまって、私の家いえの近所にある阿弥陀堂の方へ行った。と云うのは、その阿弥陀堂なら四人で寝るのにちょうど都合がいい場所なので、そこへみんなを連れて行って寝ようという考えが、ちゃんとそのときに頭にあったらしいんですな。それで阿弥陀堂へ行くのには、私の家と隣りの家との間を通らなければならないんですが、隣りの家の庭に古い大きな柿の木があって、それが往来の方へ枝を出していた、その木の下を通った時分に、「ああ、此処は鈴木の家の側だから、もうすぐ其処が阿弥陀堂だ」と思ったそうです。その阿弥陀堂は草葺きのお堂なんでして、うしろの方に四尺に一間ぐらいな裏堂が附いていて、その中に村のお祭り盆踊りなんぞに使う提灯だの行燈だの莚だのが置いてあったんですが、その莚のことを覚えていて、あの裏堂で寝ようというつもりだった。ところがそこへ這入るのには屋根からでないと這入れない。今も云う通りいろいろな物が入れてあったもんですから子供なんぞがいたずらをしないように、扉を中から締めてしまって、屋根から出入りするようにしてあったんで、そのこともちゃんと覚えていて、屋根裏へ上った。尤もその時に矢張り小男の連中が上から引っ張ったり下から押し上げたりしてくれたそうで、上って見ると、そこに二尺ぐらいの幅の厚い欅の板が渡してある。これはお堂の中の品物を出し入れする時の足場に作ってあったんで、その板に腰かけて莚の上へ飛び降り料簡だったんですが、小男共は、「此処がいい、/\」と云って、草葺きですから、庇ひさしの裏の方から上ると、竹を編んだ屋根の土台が見える、その竹の棒に掴まって屋根の草の中へ体を突っ込んで、「此方へ来い、/\」と云うんだそうです。成る程その連中はみんなせいが低いんだから巧く草の中へもぐり込めますけれども、丑次郎には這入れる訳がないんで、「己は体が大きいから駄目だ、そんな所へ這入ったら足が出てしまう」と云うと、「まあ試しに這入って見ろ」と云うんで、這入って寝てみたら案の定足が出てしまった。「ほれ御覧、こんなに足が出たじゃないか」と云ったら、「では仕方がないから中へ這入ろう」と云うことになって、さっきの屋根からでなく、別な所へ穴をあけて、その穴から、一人ずつ莚の上へ飛び降りて、裏堂の中の狭い場所へ四人が並んで寝た。それから少しとろとろとしたと思うと、お堂のうしろの板が三寸四方ぐらい切り取ってある、それは以前に、泥坊が内部にしまってあるものを覗のぞこうとしてそんな穴を拵えたことがあるんで、もうすっかり夜が明けたらしく、そこから朝日がさし込んでいる。と、やがて表が騒々しくなったんで、その穴へ眼をつけて見ると、村の子供たちがお堂の前で遊んでいるので、ガヤガヤ/\云っていてとても眠れない。「どうもあの子供たちがうるさいな」と云うと、「よし、よし、己が彼奴等あいつらを追っ拂って来てやる」と云って、一人の小男が外へ出て行った様子でしたが、どんなことをしたのか知れませんけれども、兎に角その男が行ったら子供たちはいなくなってしまった。それでようよう落着いて寝ようとすると、生憎とまた小便が出たくなったんで、「一寸小便をして来る」と云ったら、「いや、出てはいけない、出てはいけない」と云って、一生懸命に止める。「出ると掴つかまるから出てはいけない。小便がしたければ此の中でしろ。さあ、己達も此処でするぞ」と云って、三人とも寝ながら小便をしてみせるんですが、丑次郎にはどうしてもそこでする気になれない。もう出たくってたまらなくなって来たんで、とうとう又その屋根の穴からお堂の外へ降りたところが、遠くに私が立っていて自分の方を見ているので、「あ、鈴木さんに見られたな」と、その時はっきりとそう感じた。そして私が近寄って行く間に、三人の小男どもは慌あわてて逃げ出してしまったのだそうです。

さあ、そうでしたね、掴まえたのは朝の九時頃でしたかね。何しろ丑次郎がいないと云うので、村では捜索隊を作って山狩りを始めていたんです。それが明神様のお告げでは丑寅うしとらの方の山手にいると云う訳なので、一間置きぐらいに人が立って、八方から山を囲んで登って行こうとしていました。私もその捜索隊に加わっていたのですが、みんな鎌だの鉈なただのを持っているのに、私は素手すでだったもんですからすこし気味が悪くなって、もう山へ登りかかっていたんですけれども、ちょっと家へ行って来ると云って、それを取りに戻って来た時に丑次郎がお堂の縁に立っているのを見たんです。なんでも斯う、縄の帯をしめて、両手をうしろへ廻して、前の晩に雨が降ったんで裾の方がびっしょり濡れた着物を着て立っていましたがね。「丑じゃないか」と云って、此方こっちも恐恐こわごわ声をかけながら近寄って行くと、急いでお堂の中へ逃げ込もうとするので、掴まえようとしたところが、えらい力で抵抗してなかなか云うことを聴きませんでしたよ。そのうちに大勢駈け付けて来て、やっとのことで押さえつけて家へ引っ張って行ったんですが、家の閾しきいを跨ぐまでは可なり元気に歩きましたね。それからそっと寝かしつけておいて、行者を呼んで御祈祷して貰ったら、一週間ぐらいですっかり正気に復かえりました。尤もっともその前から少しずつ意識が戻って来て、己はこんな目に遇ったとか、何処そこへ連れて行かれたとか、欺されていた間のことをぽつぽつしゃべり出しましたがね。ええ、そうなんです、今申し上げた話と云うのは、その時私がその本人から聞いたんですよ。後で念のためにお堂のところへ行ってみましたが、成る屋根大穴が開いているし、中には小便が垂れ流してあって、臭いと云ったらありませんでした。当人も、「そうそう、己はあの棕櫚山を上る時に怪我をした筈だが」と云って、脚を出して見ると、たしかに皮が擦り剥けている。フンドシの解けたのなんぞも、よっぽどたってからイカキ山へ芝刈りに行った女が、木の枝に引っかかっているのを見つけて、ひどく恐がって逃げて来たことがありました。その外何処でこういうことがあったと云う所を調べてみると、大体その地点に證拠が残っていたんですから、それを考えても出鱈目じゃあないんですな。縄の帯をしていたのも、歩いているうちに帯が解けたんで、無意識ながら縄を拾って締めたんでしょうな。そののちその男一年ぐらい多少ぼんやりしていましたが、今でも酔っ拂った時なんかに、「狐つきの話をしろ」と云うと、笑いながら話し出すんです。

2023-09-12

弘法大師は生きている。

弘法大師こと空海は、西暦835年4月22日高野山で亡くなりました。享年62歳でした。

真言宗では、入定とは単なる死ではなく、永遠に深い禅定に入ることを意味します。空海は、全てのことをやり終えた後、入定したとされています

高野山では、空海は今も生きているとされています奥の院には、空海が入定した御廟があり、毎日朝6時と10時半の2回、食事が運ばれています。この儀式は、空海の入定から現在まで1200年もの間脈々と続けられています

2023-09-08

これ読むとジャニー喜多川父親オーガナイザーとして優れた人だったんだね。ボーイスカウト設立してる


ジャニー喜多川さんの青春の地「高野山米国別院」、その父はエンターテインメントに「頭が切れる人だった」【命日に偲ぶ】(2022/07/09 17:00)|サイゾーウーマン

https://www.cyzowoman.com/2022/07/post_394348_1.html

2023-08-19

anond:20230819110233

清洲会議で有名な三法師なんか戦に負けて高野山に送られて出家させられたけど、祖父高野山攻撃してたからって迫害されまくって最後高野山追放されて自殺だもんね。

織田信長地獄で苦しんでるイメージ無いの凄いな

坊主山ほど殺した紛れもない仏敵なのに高野山に墓があるし、地獄いじめられたり成仏できずに苦しんでるイメージもない。

極楽に居るイメージもないが、地獄に落ちても第六天魔王とかで君臨してそうイメージしか無い。

紫式部なんか源氏物語書いたって理由だけで成仏できてないだの地獄に落ちただの観音様の化身だの好き放題言われているというのに、やっぱ第六天魔王名乗っとくもんだな。

2023-08-05

anond:20230805102102

まあそうなんだけど、それでも唐招提寺を見るとき鑑真お話を予習しておけば感動が2倍3倍味わえるし、高野山に行くとき弘法大師お話を予習しておけば感動が2倍3倍に味わえる。たぶんフランス観光でもイタリア観光でもギリシア観光でもシルクロード観光でも来歴を予習しておくと目の前の建物がただの石や木の組合せでなくなって物語舞台になる。いろんな、リアル物語を味わえる方がたぶん人生楽しいんじゃないかなって思う。

2023-07-31

anond:20230731154041

栃木人の知り合いが🐼は上野しかいないと信じ込んでいてショックだったな

和歌山高野山熊野古道イノブータン王国デスクリムゾン聖地那智の滝奇岩に行きたい。東京よりずっと行きたいところ多いな。唯一の問題は遠すぎること、、、

関西文化追記

anond:20230731103637

こういう棚卸し面白いな。関西も乗っかるわ。東京みたいに全部が一点に集中してないかエリア京阪神+αで許してや。

1 演劇

あんま詳しくないけど、なんつっても宝塚やな。大箱は梅田芸術劇場京都劇場オリックス劇場あたりかな。

それから、生き残ってる大衆演劇阪神地域が中心なんちゃうかな。

京都学生が多いから小劇団もいっぱいあるで。増田ヨーロッパ企画サマータイムマシンブルース西部講堂で見たのがちょっとした自慢や。

2 美術建築

建物が古いからな、世界遺産が5件あるで。姫路城法隆寺京都奈良百舌鳥古市古墳や。

建物の中にも美術品がたくさんあるから重文が町のそこらへんに転がっとるで。一見ただのベッドタウンでもいきなり西国三十三所に出くわす楽しみもあったりするしな。

曜変天目基準やと関西は2点あるから関東より多いで。

伝統建築だけやのうて、近代建築京都大阪神戸の中心地に点在してるな。京都南禅寺水路閣大阪中之島日銀神戸旧居留地増田の好みや。

もちろん現代建築も充実しとるで。ガラス張りの京都駅と梅田スカイビル原広司代表作やな。

国立美術館博物館やと、京都奈良博物館大阪の国際美術館、それから万博記念公園民族学博物館や。みんぱくはいいぞ

3 メセナ

さすがにこれは大企業が多い東京の方が有利や。サントリーはなんで東京でがんばってるんやろな?

ローム京セラ竹中工務店神戸製鋼あたりが有名なんかな。

4 伝統芸能

落語上方で成立して現代に至るからな、さすがに譲れんで。人形浄瑠璃もほぼ大阪独自芸能や。歌舞伎南座大阪松竹座で盛んにやっとるで。

能楽明治期に東京に行ったけど、華道茶道はほぼ京都文化ちゃうか?

5 サブカルチャー

関西やとほぼメインカルチャーな気もするけど、このカテゴリーお笑いを外すのはありえんな関西弁が方言の中で唯一全国どこでも意味が通じるのは7割ダウンタウンのおかげやと増田は思っとる。

増田経験から今も盛んか分からんけど、京都にはオシャレ~な本屋やら雑貨屋めっちゃあったで。

6 漫画アニメ

出版社テレビ局東京に集中しとるからこれは東京が強いな。ただ京都には有名なスタジオがあるで。

同人イベントコミケほどやないけどCOMIC CITYが大規模にやっとる。インテックス大阪でやるから通称インテやな。

7 音楽映画

元増田が書いてないけどこれも挙げとくで。箱の話がメインになるけどな。

増田クラシック畑やからいいホールが点在してる印象が強いんや。大阪シンフォニーホールフェスティバルホール西宮兵庫県立芸術文化センター京都京都コンサートホールあたりにはちょくちょくお世話になるで。でも海外オケの公演がなかなか来ないのは事実や。悲しいわ。

ポピュラーやと大阪ホールが一番有名やろ。ライブハウスがたくさんあるはずやけど、よく知ってる人が補完してくれるのを期待しとくわ。

ジャズ神戸かと思ったらなぜか高槻で盛んやな。

映画は(追記:単館が)京阪神合計で東京の半分くらいみたいやね。増田は行ったことないわ。

8 食

関西でこれを書かんと片手落ちや。

京都大阪懐石京都精進料理そばラーメン大阪粉もんスパイスカレー神戸鉄板焼き芦屋洋菓子、みんな最高やな。もちろんパンも充実しとるで。

追記

トラバブコメのおかげでいろんなこと知れたか増田は嬉しいわ!ブログでなく増田に書いてよかった!

トラバでも書いたけど、ゲーム活動範囲関西に収まってないかなって思って外したんや!アリスソフト好きやで!はてなあかんあかんお茶の一杯も出してから出直しや!

スポーツ野球とかラグビーとか考えたけどガンバのしょっぱい成績が頭をよぎって外してしまったわ!

エリア東京と比べるために京阪神+αに絞ったか滋賀和歌山は入れてないし奈良世界遺産しか入れてないんや!すまん!石山寺も黒壁スクエア高野山パンダも大好きや!

猛虎弁みたいな妙な関西弁は書き文字にするとなんかポロッと出てしまうんや!堪忍な!

2023-07-20

anond:20230720114651

大阪行くなら

万博公園 太陽の塔をひとしきり眺めた後民俗学博物館

通天閣界隈 登った後は界隈をぶらぶら歩くだけでもいいし、てきとうーに串カツ屋に入ってもいい 冷やし飴を売ってる店があれば買って飲んどき 元気なら阿倍野まで歩いてハルカス登っとき

大山緑地古墳 悪いことは言わんから言っとき

USJ 時間と金があるなら言っとき

奈良 寺と大仏とき 古い遺跡ごろごろしてるけどかなり散らばってるから車がないとしんどい

和歌山 那智勝浦あたりから熊野三山 この機会にいかないとたぶん一生行かないから行っとき 大阪から高野山から行くのでもいい

伊勢 せっかくだし伊勢も行っとこ 今行かないとたぶん一生行かないだろうし 今なら赤福氷がうまい

滋賀 自転車原付借りて一周すると良い。西の方に琵琶湖の中に鳥居が立ってる神社があったり、国宝ごろごろしてるのに廃墟みたいになってる三井寺かいいよ。ついでに比叡山も登ろう

2023-07-06

喜多川のあれ

なんでみんな被害を訴えてこなかったんだと思ってたけど、みんな加害者として加担させられたから言えなくなってんのね。代わりを用意したら自分は楽になるかもって思わせてる。

完全にヤクザのやり口

あと父親高野山のえらいさんということだけど、この父親そもそも同じことやってるよね。そんで、いい目をさせてやった知人に息子を差し出させてるのね。その地盤ジャニーが引き継いでんのね。

これに乗っかってきたメリーとかほんと腐ってるね

2023-05-23

anond:20230523202513

炊事場と風呂トイレのある、おてがるキャンプ場で楽しめばいいじゃない。いくらでも在るじゃない、そういう所。

うんこが溢れて疫病流行って滅亡しかけた街とか歴史でやんなかった?

とか

川の水に汚物まぜるのは環境破壊ですよ、高野山なんか歴史価値のある天然の水洗トイレだったのに、参拝客が増えて下流うんこまみれになりましたよ、とか。

そもそも現代の水質で川で食器洗うとか正気です?下痢したいの?

とか

ヘタに食えるもの残してくると野生動物境界超えてきて、サルが民家の窓から侵入して大暴れしたりする感じになるので山でポイ捨てはクソの所業

とか

他にもいろんな方面からツッコミ可能なので、自分とは価値観が違うっていうだけの事と思ってれば?

2023-05-17

ジャニー氏と稚児文化

下世話な徒然文です。

TVで、松潤の耳を齧る岡田信長を見て、ふと、ジャニー喜多川氏の墓は、高野山にあり、ジャニーズタレント墓参りに訪れている。ということを思い出した。

いつか、元ジャニーズ自分推しジャニー氏の墓参りへ行ったことをラジオで話していた。

その後、他にも名だたる元ジャニや現ジャニの人がジャニー氏の墓参りへ行っていることを何かで見知った。

ググったら、ジャニー喜多川氏の父は真言宗の僧で、かつては稚児だったとか。

僧の間の男娼文化がそこに蔓延っていたのかいなかったのか。

自分推しジャニ氏への親愛ぶりは有名。

記者会見では遺骨を披露していた。

ジャニー氏が倒れた時には、病床に様々なものを持ち込んで付き添っていたこともトーク番組で聞いた。

当人が性被害にあったかはわからないけど、少年期に合宿所にいたことは周知の事実で。

現在ジャニー氏のかつてのセクハラ、性被害を訴えている人たちは、その犯罪を責めているが、ジャニー自体は嫌いではない。という矛盾したコメントを発しているのが散見される。 

普通、性被害を訴える人が被疑者人格擁護する展開はあまりないように感じる。

自分子どもの時、2回同じ奴から痴漢被害にあったことがある。相手には今でも悲惨な死に方をして欲しいと思う位には、怨んだ感情をもっている) 

グルーミングというやつなんだろうか。

ジャニー氏の性被害問題は、被害者とそして外部がシュプレヒコールをあげているのと対照的に、

関連メディア事務所タレントが先日まで恐ろしく無反応な様子だった。

真言宗天台宗系の寺文化には、稚児にも、上稚児、中稚児、下稚児身分があったらしい。男色相手になるのは言わずもがな。ということは、ジャニー氏の中では、TV活躍しているタレントを上稚児感覚で捉えていたのではないかと、下世話ながら想像してしまった。だから被害声明今日まで表立っていなかったのでは。

芸能というのは、想像以上に奇々怪界世界なのだろう…。いずれにしてもそんな世界に入れようとする親はまともではない。

もちろん一番悪いのは、ノーと言えない環境を作り出して、性的行為強要させる支配者。

私自身は、ノンケだけれども、同性カップル全然構わない。一方、趣向で、恋愛メインのドラマに興味はなく、BLモノは生理的に受け付けない。老若男女問わず、人が上半身でも裸でTVに映っているとチャンネルを変えたくなる。裸や性的場面を公の場で見たくない。ジャニー氏の夜とか想像したくもない。

文頭の、耳を齧るシーンを見た時には、思わずチャンネルを変えてしまった。

とはいえ、それはそれ。

これから推し応援していくつもり。

推しがこれからどんな事をメディアの場で言っても応援できる自信がある。

(…結婚したら…ちょっと自信ない)

なんなら今まで、私の推しがいたグループ解散させた

かの事務所が大嫌いで、関連商品の購入や番組は避けていたけれども、

推しマインドを思うと、

しろこれからは、今逆風にあっている彼らのスポンサー商品積極的に買おうと思ってしまったくらいである。

演出が好きになれない今季大河を見ているのもその一つ)

こんな私もまた支配者層の思う壺なんだろう。

やっぱり、死ぬ前に糾弾されて欲しかったよ。

2023-04-26

anond:20230426013436

そりゃもちろん奈良高野山観光地だけど、何回も通う人はマニアだけだよなあ

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