「線形空間」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 線形空間とは

2025-11-08

超弦理論の今(2025年後半)注目されている最新の動向

まず一言でまとめると、場の論理幾何の高次的融合が進んでおり、境界の再定義重力整合性算術的制約(swampland 系)、散乱振幅の解析的・代数的構造という三つの潮流が互いに反響しあっている、というのが現在最前線の構図。

1. 境界の再概念

2. Swampland

3. 散乱振幅の代数性とストリング必然性に関する手がかり

4. アンサンブル解釈とベイビー宇宙問題

5. まとめ

現在の進行は低次元代数的不変量(モチーフ、モジュラーデータ)+∞-圏的対称性+コバーティズム的整合性という三つ組が、量子重力理論(および弦理論)が満たすべき基本的公理になりつつあることを示す。

これらは従来の場の理論が与えてきた有限生成的対象ではなく、ホモトピー型の不変量と算術整合性を前提にした新しい分類論を必要とする。

2025-06-12

dorawii

大学数学の本って最初の方の分野なら高校数学を全て理解してなくてもわかる内容なんだよね。

具体的に言えば微分積分学(解析学の初歩)の本だ。(線形代数は今の高校カリキュラム行列を扱ってないので当たり前っちゃ当たり前)

大学への数学に登場するようなテクニックを既知としていないのがうれしい。

はみ出し削り論法なんて知らなくてもおそらくそ論法に相当するものが推論に必要証明では、当然では済ませずきちんとその論法の(おそらくより一般化されたもの)の紹介とその証明をその前後提示してくれるものだろう。

しかしこれが保形関数とか学部上級生の内容になるとダメだ。

俺は最初の一行目の「M2(R)はR上の線形空間としての自然位相もつ」でもう打ちのめされた。

M2定義は既知なのか。eman物理でSL2とかの群の存在を知ってるからとりあえず群の一種ということ以外何もわからん

三上洋一の数論幾何入門と言う本はわかりやすいというレビューが多かったからそれなら理解できるのかなあ。

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2025-03-23

位相M理論位相的弦理論、TQFT

現代理論物理学では、「位相的」と名の付く理論は、物理系のダイナミクス局所的な振る舞いよりも、背景となる空間の形(トポロジー)そのものに注目します。

これらの理論は、計量(距離や角度などの幾何学情報)に依存せず、空間切り貼り境界の接合や分解)を通じた情報や不変量を扱います

1. TQFT(位相的量子場理論

TQFTは、数学的に「ボルディズム圏」と呼ばれる空間切り貼り構造と、そこから割り当てられる線形空間ヒルベルト空間や有限次元ベクトル空間)との間の関手として定式化されます

この理論の特徴は、物理的な「動き」や「時間発展」ではなく、空間トポロジーに基づいた不変量を計算する点にあります。つまり、たとえばある閉じた多様体に対するTQFTの配分関数は、その空間の「形」が変わっても変わらず、純粋にトポロジカルな情報を反映します。

2. 位相的弦理論

位相的弦理論は、通常の弦理論特定方法で「ツイスト」して、物理的な局所自由度(例えば振動モードの詳細な数値やエネルギー)よりも、世界面やターゲット空間トポロジーに注目する理論です。

具体的には、2種類のモデル(AモデルとBモデル)に分かれ、Aモデルは主に対象空間のシンプレクティック構造から、Bモデルは複素構造の変形から不変量を抽出します。

これらの結果は、例えば曲線の数え上げやホモロジーの変化といった、幾何学的な不変量として現れ、またTQFTの枠組みと密接に結びついています

3. 位相M理論

位相M理論は、通常のM理論位相的側面を抽出したものとして考えられています

M理論自体11次元記述される統一理論候補ですが、位相M理論はその中で、空間局所的な計量情報無視し、むしろ全体のトポロジーや膜の振る舞い(特にG₂ホロノミーを持つ7次元多様体など)に注目します。

この理論は、位相的弦理論のより高次元版とも捉えられ、例えば6次元空間に対するサークルバンドルを通じて、2次元の弦理論還元できると予想されています

まり位相M理論は、異なる位相的弦理論やTQFTの背後にある「統一的な枠組み」としての役割が期待されています

2025-01-26

次元データ空間における幾何学構造

次元データ空間幾何学構造は、情報科学におけるテーマであり、非線形性、トポロジーリーマン多様体などの数学概念必要とする。

非線形多様体とその埋め込み

次元データはしばしば非線形多様体としてモデル化される。

このような多様体は、局所的には線形空間として振る舞うが、全体としては非線形構造を持つ。

例えば、データがN次元ユークリッド空間に埋め込まれている場合、その埋め込みは必ずしもユークリッド距離に基づくものではなく、リーマン計量を用いた距離関数適用されることが多い。

このアプローチは、確率分布パラメータ空間リーマン多様体として扱うことで、統計的推定機械学習アルゴリズム設計に新たな視点提供する。

フィッシャー情報行列と曲率

リーマン多様体上の最適化問題を扱う際には、フィッシャー情報行列重要役割を果たす。

フィッシャー情報行列は、パラメータ空間内の点での曲率を測定し、その逆行列最適化アルゴリズムにおける収束速度に影響を与える。

具体的には、フィッシャー情報行列固有値分解を通じて、多様体上の最適化問題における局所的な最適解の安定性や収束性を評価することが可能となる。

ポロジカルデータ解析(TDA

ポロジカルデータ解析は、高次元データ幾何学構造理解するための強力な手法である

特に、持続的ホモロジーやベッチ数といったトポロジー概念を用いることで、高次元空間内でのデータポイント間の関係性を捉えることができる。

持続的ホモロジーは、データセットが持つトポロジカル特徴を抽出し、その変化を追跡する手法であり、多様体の形状や穴の数などを定量化することが可能である

スケール不変性とフィルタリング

TDAでは、スケール不変性が重要特性となる。

これは、異なるスケールデータを観察しても同じトポロジカル特徴が得られることを意味する。

具体的には、フィルタリング手法(例:距離行列やk近傍グラフ)を用いてデータポイント間の関係性を構築し、その後持続的ホモロジー計算することで、高次元空間内でのデータ構造を明らかにする。

次元空間における距離関数とその最適化

次元空間では、距離関数選択が極めて重要である

ユークリッド距離だけでなく、マンハッタン距離コサイン類似度など、多様な距離関数存在し、それぞれ異なる幾何学特性を反映する。

特に、高次元空間における距離関数選択は、クラスタリングアルゴリズムや分類器の性能に直結するため、その理論根拠実用的応用について深く考察する必要がある。

構造化された距離関数

さらに進んだアプローチとして、構造化された距離関数(例:Mahalanobis距離)やカーネル法による非線形変換が挙げられる。

これらは、高次元空間内でのデータポイント間の関係性をより正確に捉えるために設計されており、多様体学習カーネル主成分分析(KPCA)などで活用されている。

2022-12-13

anond:20221213162631

例えばアルゴリズム作るときベクトル空間(計量線形空間)とか多様体とか微分方程式とかそういう言葉もたくさん出てくるんだけど、そんなのをいちいち「誰にでもわかる言葉」になんてしてたら仕事にならないんだよね。

2020-12-29

anond:20201229125554

物理ベクトル」というのがちょっと分からんけど、高校数学かに出てくるような単純なベクトル(=有限次元線形空間)に比べると物理の方が遥かに数学的に高度な概念を実は使ってるよ。

2018-09-20

anond:20180919164125

統計必要なら統計だけやればいいと思うけど。

大学数学って理系ですらびっくらこいて半分くらいはドロップアウトする代物だから、まあなんというかがんばれ。

大事なのは手を動かすこと。

写経かよってくらい書くこと。

でも写経のようにただ移すのではなくて、式の変形や論理自分理解しながら進めること。

でもわからないときは思い切って飛ばすこと。半年一年くらい頭の中に置いておくとなぜか突然腑に落ちたりする。

単に線形代数と言っても、工学系は行列計算理系線形空間とやることが全く違ったりする。

確率統計理論計算全然違う。

自分必要なのがなんなのかわからないなら計算ばかりやっておくと理論理解の助けにはなるかもしれない。

2016-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20160218110504

てかマジで言ってたの???読んでないんじゃなくて???

理解に苦しむなあ。射影空間についてでもググってくればいいんじゃないかな。

あるいはグラスマ多様体って知ってる?埋め込まれた低次元線形空間の全体が作る多様体ことなんだけど。あの辺を少し知ると雰囲気理解できるんじゃないかな。

2016-01-05

http://anond.hatelabo.jp/20160105040730

あん関係ないけど、自分高校時代を思い出すと、高校数学教師って有り得ないくら数学分かってない人多くない?

俺の高校が低レベルだったからなのかな。中には分かってそうな人もいたけど、簡単な微分方程式すら解けなそうなやつとか、線形空間公理すら理解してなさそうな奴とかいた気がする。

2015-01-28

http://anond.hatelabo.jp/20150127103835

そのslideshareの人はただのgiftedなのでもう少し他のを参考にした方がいいと思う。

機械学習に興味を持ってビショップ本に行くのもあまりお勧めできない。

過剰にベイジアンだし実際問題あそこまで徹底的にベイズにする必要は無いことも多いから

よく知らんけどMRIとかの方面もだいぶ魑魅魍魎なので(DTIとか微分幾何学的な話がモリモリ出てくる)、

近づくなら覚悟と見通しを持ってやった方がいいんじゃないかなあという気はする。

オライリーの本は読んだことないけど悪くなさそう。「わかパタ」とか「続パタ」とかは定番でよい。

ビッグデータがどうとか世間では言ってるけど、データビッグさはあんま気にしなくていいと思う。

ビッグデータを処理するためのインフラ技術というものはあるけど、数理的な手法としては別に大して変わらない。

オンライン学習とか分散学習とかの手法はあるけど、わざわざそっち方面に行く意味も無いと思う。

超大規模遺伝子データベースからパターン検出したい、とかだとその辺が必要かもしれないけど…)

数学については、線形代数は本当に全ての基礎なのでやはり分かっておくとよい。

キーポイント線形代数」とか「なっとくする行列ベクトル」とか、他にも色々わかりやすいいい本がある。

(まあ固有値固有ベクトル計算できて計量線形空間イメージがわかって行列式とかトレースとかにまつわる計算が手に馴染むくらい。ジョルダン標準形とかは別にいらん)

プログラミングはそのくらいやってるならそれでいいんじゃないか、という気はする。行列演算が入る適当アルゴリズムカルマンフィルタとか)が書けるくらいか。かく言う俺もあまり人の事は言えないけど。

処理をなるべく簡潔かつ構造的に関数に分割したり、抽象化して(同じ処理をする)異なるアルゴリズムに対するインターフェースを共通化したりとかのプログラミング技術的なところも意識できるとなおよい。

ggplot2は独自世界観ですげえ構造化してあるんだけどやりすぎてて逆に使いづらい…と俺は思う…。

遺伝子ネットワークとかなんかそれ系の話をし出すと離散数学的なアルゴリズム必要になってきて一気に辛くなるが、必要性を感じるまでは無視かなあ。

プログラミング学習は向き不向きが本当に強烈で、個々人の脳の傾向によってどうしたらいいかが結構異なる気がしてる。

向いてるなら割とホイホイ書けるようになっちゃうし、向いてないなら(俺もだけど)試行錯誤必要になる。

まあせいぜい頑張りましょう。

2013-09-18

http://anond.hatelabo.jp/20130918042535

普通に大学院の在学中の人だけで集まっても、そこで「二階微分」どうこうの例え出したらひきますがな。。。

それはさすがにレベル低過ぎじゃね???

俺が学生の頃は「あの子内積とりたい」とか(ディラックブラケットを思い浮かべること)、数少ない女の子に群がる男を見て「ボーズアインシュタイン凝縮してる」とか、そういうのが普通に日常会話だったが。

今は社会に出てるので線形代数あたりのネタが多いな。内積も当然線形空間ネタなんだが、なんというか、ディラック記法を踏まえた文脈かどうかの違いが本質的物理系のヒルベルト空間必然的にその上に作用する作用素とセットだから

数学科人間なら二階微分なんて雑魚い例えしないし、

2階微分は2階微分であって、雑魚もなにもないでしょ。

そもそも例えじゃなくて文化資本格差時間関数と見たときの厳密な表現だぞ。

他の科ならわざわざ数学に例えるなんてひくわぁ

文系ならそうだろうけど、理系でそれ言うと自分馬鹿さ加減を宣伝してることになるぞ。

まともな理系の知識持ってる人間だったら「2階微分」で意味不明と思うなんて有り得ないよ。

うちの会社とか、どう逆立ちしても入社すらできないだろうなあ。

しかしこういう「勉強ダセェw」みたいな子、10年ぶりくらいに見たな…。なんか懐かしい感じ。どういうバックグラウンドの子なんだろう。

2013-08-09

http://anond.hatelabo.jp/20130809025733

そもそも空間内積が入ってるというのは、内積から自然に誘導されるノルムや距離や位相がある空間だということだ。

ノルム、距離、位相だけでは記述できない、内積によって規定される構造というのは、角度であり特に重要なのは直交という概念だね。

直交性というのは、その(線形空間の中である意味「お互いに独立」な要素を決める。

n次元ユークリッド空間なら、n本の直交ベクトル定義することができて、空間中の点はそれぞれのベクトルの方向に、「他のベクトルの方向には影響を与えず」独立に動かすことができる。

逆に、平行なベクトル同士では、互いに完全に影響を与え合う形でしか動かすことができない。平行性も内積によって定義される性質であり、これを従属と言う。

n本以下の平行でない適当ベクトルの組を持ってきたときに、内積を使って直交したベクトルの組を得ることもできる。グラムシュミットの直交化とかで。

空間中の直交ベクトルの組を見出すということは、空間の性質をかなり詳しく知るということになっていて、そのための演算として空間定義された内積は超重要

ベクトルに関する操作は、和、スカラー倍、ノルム、そして内積くらいしか高校では使っていない。内積という操作を禁止すると何ができなくなるかを考えてみるといい。

ちなみに内積は標準内積と呼ばれる高校で習う定義に限るものではなくて、内積公理を満たす演算ならなんでもいい。

これは逆に空間にどういう構造を入れるか?というユーザの意思や物理要請から決まるもの内積定義が各点で変わるような空間もあって、これは空間が曲がっているということに対応する。

ユークリッド空間みたいに平坦で内積が一様な空間というのは特別な空間ということだな。

また、線形空間という概念は実はユークリッド空間に限ったものでもなくて、空間の元に対して和やスカラー倍、単位元や逆元が定義されていて、いくつかの性質を満たせばよい。

これは例えば関数をたくさん集めてきた関数空間についても成り立つことがあって、そこに内積定義することでユークリッド空間ベクトルの議論と完全に同じ話をすることができる。

互いに直交関数達を見出して、それらの「独立な」線形和でその空間内の任意関数表現できたりするわけだ。

http://anond.hatelabo.jp/20130809024711

俺の高校時代物理の教師はまだマシだったかな。それでも今にして思えば分かってねーなというところはあるが。

数学教師の方が数が圧倒的に多いから、変なのに当たる確率も高かったのかもしれない。

それにしても計量線形空間やらヒルベルト空間なんて、数学科なら線形代数関数解析最初の1コマ目でやるレベルだろうに。

どんな落ちこぼれだろうとそのくらいは理解しろマジでって思う。

http://anond.hatelabo.jp/20130809020458

それを説明するのにどれだけの前提が必要になるか、

あんたがもしほんとに計量線形空間ヒルベルト空間概念を理解してるなら分かるだろう?

まあ、きっちり説明出来ない先生が大多数なのは事実だけど、

それらを本気で教えようと思ったら、

授業の話しどころではなく、個人的に何日にもかけて教える必要がある。

それくらい分かるだろう?

それとも貴方は1時間程度で高校生ベクトル内積存在意義を教えられます

簡単で良いので書いてもらいたい。

http://anond.hatelabo.jp/20130809005103

高校の時、ベクトル内積存在意義がわからなくて何度も先生を問い詰めたが「道具だからそういうもんだと思え」しか言わなかったのを思い出す。

あいうのは最悪だね。高校数学教えるくらいなら、計量線形空間ヒルベルト空間概念くらい理解して高校生にも教えられるようにしとけと言いたい。今なら。

往々にして教師もレベルが低すぎるんだよ。

2013-05-02

http://anond.hatelabo.jp/20130502135149

「別ベクトル」という表現普通思いつくのは「別の線形空間を張るベクトルであるはずで、増田みたいな変な解釈ちゃう人は数学分かってないと思ったんだよね。

 
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