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2024-12-04

ME:I(ミーアイ)はジャニーズをやったらいいと思うんだ

先日、訳あって深夜に暇を極めていた私と友人はひたすらアイドルの話をしていた。

最近ハマっているバーチャルアイドルの話、タイプロの話、今のジュニアの停滞っぷり、この前行ったMAMA、昨今のオーディションインフレ投票の結果で組まれグループマーケティングのしようがないこと、そしてME:Iについてである

「今ME:Iがやってるコンセプトってメンバー個性殺してるよね」

これが10年以上某事務所オタクをやってきた私と、10年以上某事務所オタクをしながらここ5年ほど韓国アイドルに幅広く手を出してきた友人との間で一致した意見であった。

ME:Iの良さって、側から見ても一人一人が個性であることだと思う。「この人とこの人似てるよね」みたいなのがない。そして日本女子ドルよりも女子向けの売り方で、韓国のヨドルよりも健康的な見た目をしており、その上センターが桃奈のおかげで、めっちゃくちゃ健康健全に見えることも他とは一線を画す特徴だろう。

私のように界隈に疎い人間からすると、グループのコンセプトをガチガチに決めて外見の系統も近い人々で集められた韓国グループの子たちというのは、その固められた世界観が良さなのであろうが、正直グループ内でメンバーの見分けがつかない。綺麗なお姉さんの集まりLe Sserafim、一軍の先輩たちの集まりaespa、セーラームーンIVE。そしてみんな細すぎておばちゃん心配になる。生理止まってるんだろうなとか、骨粗鬆症になるよぉとか、そういう心配をしてしまうといくら笑顔を見せられても健全な眩しさとは遠くなる。

対して彼女たちはどうだろうか。まず外見からかなりの違いがあるように思う。というか、伝わるだろうか、「作画」が違うのだ。ME:Iはそれぞれの作画が違う。おそらく、それぞれが違う前世を持っていたり、持っていなかったりするからだろう。

たとえ同じ学校にいたとしても彼女たちはそれぞれ別の部活、別のコミュニティにいる。笠原桃奈バスケ部女子に人気がある先輩だし、石井蘭はダンス部の可愛くて人気がある先輩だし、加藤心は女子テニス部副部長だし、海老原鼓は軽音部の定期演奏会のたびに部内バンドボーカルとして中庭で歌を歌う隣のクラスの子で、一方文化祭バンド演奏で初めて校内で歌を披露して話題になるのが文寧で、櫻井美羽は入学した時から美人話題の特進クラス優等生で、同じく特進クラスにいて1ミリ校則守ってないけど頭がいいから許されてるのが恵子で、同じクラスにいて妙に存在感があるのが心菜なのである。そして多分山本すずと飯田栞月はその学校におらず近くの私立女子校に通っていて駅でよく見かける制服を着ているのだ。

ここまで聞いて諸君思い当たる節がないだろうか。聞いたことがないか?こういう話を。そう、彼女たちは

ジャニーズなのである

個性バラバラで、絶対にいないんだけど学校にいたような親近感があり、それぞれのキャラクターが強い。下積みが長い人もいればシンデレラ的に急にデビューを決めた人もおり、育ちもバラバラ

まごうことなジャニーズだ。

このことに気がついてからの我々の会話というのはそれはもう盛り上がった。

想像してみてくれ。

「好きなんだ、マジで!」と叫ぶ笠原桃奈

恵子、りのん、文寧による「美しい恋にするよ」からの桃奈による「約束するよ、チャンカパーナからの鼓の「チャンカパーナァ〜〜〜〜」の伸びやかなフェイク。

「愛が足りないのにそっと微笑んで、Japonicastyle、華麗に舞う花」と扇子を雅に動かしながら物憂げに歌う櫻井美羽。

キラキラ笑顔で「came on a my house??」する恵子。

「君にやっと辿り着いたスイート」まで普通に歌ったあと「アンサー」と囁いてお口をハートの形にして笑う加藤心と湧くオタク

文寧の舌打ちを皮切りにギリギリでいつも生きだす11人。

たった一つだけ願いが叶うならば君が欲しい蘭。

戻れない時を繰り返す流れる時間を止めて欲しい飯田栞月。

心、文寧、すず、鼓によるペトラ

文寧と心菜による硝子の少年

桃奈センター勇気100%

いけるやろ?????想像に容易いやろ??????性別うから色々立場ちゃうくね?とかは思うけど、伝わるやろ??????

上記は要するにジャニーズの「トンチキ成分」なのだが、これをこなすには条件がある。

1 トンチキに負けない個性があること

トンチキというクセの強いカレーの中でも、死なない具としての存在感必要である。口に入れた時にちゃんと具の味がしないと曲のことだけしか思い出せない。チャンカパーナと聞いたら金髪手越を思い出さないといけないし、セクシーローズと聞いたら佐藤勝利中島健人を思い出せないといけない。また個人キャラクターの完成度が高くないと「よくわかんない人達がよくわかんなことやってる」ことになるのであるキャラ確立していないとトンチキはこなせない。

2 陰気でないこと

キラキラしてないといけないんだ、トンチキは。圧倒的に健康フレッシュじゃないといけない。話題の新商品!みたいな明るさと希望を持って斜め上の方向に向かわないといけない。その眩しさで観客を正気に戻さないようにしなくてはいけない。正気に戻ったら、夜行バスから途中下車して始まるワンナイトも、カモナマイハウスラブカレーも、マイルド地球の裏側じゃワイルドになるのも、意味がわからなくてとも聞いていられないのであるパフォーマンス中、観客を正気に戻さないようにそのきらめきで「圧し」ないといけない。あまりきらめきで目が潰れ圧倒され切ったあとに正気に戻って「なんだったんだあれ」となるのがトンチキなのだ。歌っている途中に突っ込んだり馬鹿にするような隙を与えてはいけない。

要するに「コンセプト盛り耐性」だ。トンチキをやってトンチキに負けない盛り耐性がないと、トンチキは滑る。やらされてる、着られてる感じが出るからだ。でもME:Iならできる。グループのコンセプトに合わせて人を集めるKpopグループとも、昨今流行りのカワイイとも、48系が築いてきた大人グループ歴史とも一線を画す。バラバラ個性バラバラな背景の人たちを押しつぶして凸凹を揃えるのではなく、バラバラ果物をそのまま使って美味しいパフェを作る「ジャニーズ」をするべきだ。

ピコピコキラキラした曲も嫌いではないが、今の売り方は、バラバラ個性をなんとかまとめるためにフワッとした普遍的なコンセプトを持ってきている感じがして、その平坦なコンセプトで個々のよさがかなり死んでいる気がする。

日プオーデ用のオリ曲の方が個性が生きていたと思う。けどpopcornとかCHOPPYCHOPPYとか&MEとかって、割と#chauとかダイヤモンドスマイルから、要するにジャニーズだと思うんですよ。(真剣)

Dreams come trueあの夢まで止まらない止められない、12 123 GO CHOPPY……」←よく考えるとチョッピーって何??となるこの感じと、夢を歌う歌詞マイルドな嵐の嵐だ。

AtoZの「なんでかわからないけど時はすぎて行くから」のいきなり妙に焦ること言いだすのなんて「やりたいことやったもん勝ち」と歌った後に「青春なら」と現実を突きつけてくるあの感じとよく似ている。

トンチキにも種類があって、特にME:Iで見たいのは「ない日本」と「ないファンタジー」と「ない陽気」だ。ない日本というのはイントロからして和楽器の音が聞こえ、なんか歌詞は雅な恋愛をしていたりして衣装和装っぽいけど和服ではなくて和傘とか扇子とか持ってたりして、曲の最後に桜が降るようなやつのことだ。これがお笑いにならずにできるのはジャニーズだけだと思っていたが、ME:I、君たちならできる。何故って、「なんか何やってもたおやか」な品がある人と、華のある人が多いから。

ないファンタジーは、なんとなく中世とか人外とか半獣みたいなコンセプトだけど設定の詳細はわからず、なんかハロウィンぽいけど別にハロウィンの時期ではなくて、衣装ゴシック雰囲気だけど別にゴシックではないやつ。嵐のmonsterとか、JUMPのmasqueradeとか。美羽、すず、栞月、文寧、りのん中心部に据えたら映える。この人たちは作画ファンタジーなので。

ない陽気というのは、SMAPSHAKEや嵐のワイルドアットハート社歌と化したCandoCango勇気100%のような、何がそんなに楽しいねんみたいな曲。これは鼓と恵子と蘭ちゃんを真ん中に持ってくるべき。彼女たちの笑顔を見ていたら、なんか、日本未来も明るいような気がしてくる。そうだろう?

あー見たい、ME:Iのジャニーズ

絶対受けるって。だって投票してた人たちの2割は事務所問題で疲れてきたか浮気してみたジャニオタだもん。(体感です)

でも実際問題、現スタエンからはこのトンチキ要素を筆頭としたアイデンティティというのが失われつつあり、オタクジャニ離れも加速している。その上タイミング的に日プを見ていた人が多いとなれば、知ってる顔も多いというわけで、今ME:Iがジャニーズをやったら確実にかなりの客がそっちに流れるだろう。

ここまで考えてみたけど全然ME:Iは旧ジャニ現スタエンの所属じゃないし、このまま和製K-POPをやっていくんだろう。今の所マジで「ない話」なのが辛い。ここまで全て虚妄。むなしい。

虚しいのでこうやって書いてネットの海に投げるのだ。みんなもME:Iのジャニーズ想像しよう。そしてあわよくばいつか現実にして欲しい。

2024-10-25

ハロプロはお願いだからサブスク解禁してほしい

ハロー!プロジェクトを知っている増田はいるだろうか

モーニング娘。以外にもグループがいる

アンジュルム

Juice=Juice

つばきファクトリー

BEYOOOOONDS

OCHA NORMA

ロージークロニクル

他にも解散したグループ研修生がある

MVハロステ、アプカミの公開は凄く嬉しい

台風で中止になった時のコンサート動画ありがとう

ただ、ハロプロは頑なにサブスクを解禁してくれない

オタクは放っておいても勝手CDを買う

頼むからサブスクを解禁してほしい

増田コロナ禍でハロプロを知った

ファンになって3年ちょっと新規

好きなグループCDは手当たり次第に買ってコンサートも通っている

思いつく限りサブスクメリットを挙げる

1布教のしさすさ

 直接の友達に勧める場合MVだけだと、よくて数曲しか伝えられない

 そこから気になってくれても、どれが新しいのか分かりにくい

 

2検索

 コロナ禍でジャニーズファンが 「都営大江戸線六本木駅で抱きしめて」を知ってくれたが、

 公式配信MVがなく違法動画再生数が伸びたが、それ以上の楽曲には広がらなかった

 (BEYOOOOONDS内ユニットのCHICA#TETSU楽曲 他にもJR大阪高輪ゲートウェイ横浜駅の出てくる曲がある) 

 最近だとME:Iの笠原桃奈ちゃんが元々いたアンジュルムをよく見てもらえているが、赤いイヤホンとかMVが無い

 

 

3既存オタク向け

 1)CDを買ってスマホに入れても歌詞が出てこない

  これは増田新規から特にだが、ハロコン(複数グループが出るコンサート)が一番困る

  事前にセトリネタバレを踏むが、推しグループ以外の古い曲のチェックが大変なのである

  場合によっては当日までにCDが来なくて、コール振りコピをしない自分でもどこで盛り上がるか分からなくて悲しい

 2)推し課金したい時

  MV再生して回すことで収益になる

  シングルになっていない好きな曲は、買い切りCDではこれ以上推しに1円も入らない

  余談だが、コロナ禍でライブが中止になったアーティスト配信再生するブームがあったよね

  

地味に損失だなと思っているのが、1〜3を内包した「概念ソング」に漏れること

増田2次創作もしていて、女オタクはよく概念ソングで盛り上がるが話題に上げ難い

だってサブスク配信されていないし、歌詞は別で調べないといけないのだ

幸せ恋愛曲、切ない失恋ソング自分肯定してくれる曲、背中を押してくれる曲、せっかく色んな曲があるのに

発売して3ヶ月後とかでもいい

今いる推し卒業した推しを私でも知って欲しいと思う

きっと前からいるファン人達気持ちや歯痒さはもっとあるだろう

前向きにぜひ検討してほしいな

2023-12-17

一人のゆるいハロオタから見た笠原桃奈

日本版プロデュース101の女子1位に元アンジュルム笠原桃奈が選ばれた。非常にめでたい。

ただ、番組放送期間や結果開示後も「ハロプロ組織票だー!」という人を見たので、非常に緩い現在茶の間(OCHA NORMAではなくお茶の間にいる人)ハロオタとして、桃奈のハロプロ現役時代とか現在の様子をつらつら書いていこうと思う。

アンジュルムにいるとき、桃奈は人気メンバーだったかトップクラスだったか?と聞かれたら自分の答えはノーだ。不人気、不支持ではないが、人気投票をしたら決して1位にはならなかった。自分の肌感だと真ん中くらいか

ハロプロ時代ダンスは恐らくA-〜Bくらい?歌はB〜B-くらい。下手ではないが、普通に上がいる。ただ、常に笑顔で明るい姿がものすごく印象に残った。

そんな子が、プロデュース101で突然表情管理バッチリ、動きも完璧にキメるようになっていて、この2年間、彼女は本当に努力したんだなー!というのが分かってよかった。卒コン言葉は嘘ではなかったんだと分かった。卒業してから、その後がわかるハロメンはそこまで多いわけではない、特に若くして卒業した子たちなんて一般人に戻ったら基本的情報発信はしないし……。

あとハロプロ組織票存在するか、という話だが、もちろんゼロではない。ただ、百万単位の票を動かせるかといったらノーだと思う。

ハロオタといっても、皆全部のグループが好きなわけではない(ハロプロには娘。やアンジュ以外にもグループがあるんですよこの機会にどうぞ)。

また、常々言われているが、卒業したハロプロの子に対して、そこまで熱があるハロオタはいない。皆、卒業した子より現役を見るのだ(特に現役をめちゃくちゃ推してる人は正直そんなに時間がないと思う。普通にステージ数が多い)(単独グループコン以外にもハロコンフェス舞台、などがある)

そして、悲しいことに武道館卒コンでも当日券が出たり(……)ドームコンなんて娘。ときにやりましたっけ??だし、桃奈がいたときのアンジュはライブハウスツアーしてたし……市民会館とか……それをガッツあるオタクが追うという……。歌番組とかもほとんど出られないし……

ハロプロ卒業した後もアイドル歌手などで外部に出続けてるのは、ハロオタの力ではなく本人の頑張りによるというのは再度言っておく。

そのため、2年前に卒業した桃奈は、アンジュオタではないハロオタであれば「へー、元アンジュの子(終わり)」だと思う。アンジュヲタは「桃奈が有言実行した!」だったが……。

しかし、桃奈が正直現役と同じ程度くらいのパフォーマンスしかしなかったら、「がっかりした」と言って離れるのもハロオタだ。2年間何してたの?これなら普通に残ってハロメンしておけばよかったじゃん、みたいな。

想像を超える動き、表情を見せたのでそれまでのオタクも「応援するね!」になったんだと、自分は思う。

というかアンジュオタ10適当に捕まえたら

3人は「番組を見て投票して呼びかけ」

5人は「投票をたまにする」

2人は「卒業たから興味ない」くらい

ハロヲタというデカいくくりにしたら

5人は「興味ない、関係ない」

3人は「投票してやらんこともない(でも普通に桃奈以外にpickしたい子がいればそっちに入れる)」

1人は自発的投票する

1人はアンチくらいになりそうだ……。

まあ、全員が諸手を挙げて投票してね!!自分投票します!!と前向きに行動するわけではないというのが伝わればいいかと。一枚岩ではないし、グループによってオタクも変わるし。

あと「桃奈はハロオタ票がついてて出来レース!」という人には「マジでハロオタって年齢層高いんですよね」というのは伝えておきます。アンジュが比較若い女性多いかもしれませんが、プロデュース101で投票すると思われる若い女性とかまーーーーいない。

ハロプロって25年以上あるから、その当時20歳応援していても45歳だし……全然それより年齢高い人も多いし……

桃奈の親御さんの年齢を聞いてオタクが全員静かになるくらいは、そういう年齢の人々です。自分もそうだけど。

最近は「親がハロオタ自分も小さいときからハロプロ聞いてます」なハロメンもいるしね……

友達投票呼びかけちゃお♪な人間は正直少数派です

まりにも桃奈はハロプロ票あるから強い出来レースやめろみたいなの見かけるので適当に書き散らかしまし

桃奈が1位を取れたのは、ハロプロ票ではなく彼女番組で知って応援したくなった人たちの力だし、ハロプロ卒業した後の桃奈本人の力だ、というのが伝われば幸いです。

2020-09-24

ハロコン2020(秋) 於 Zepp Tokyo感想メモ


全体的な感想メモ

以下感想だが,表記は下述の通り:

  1. 歌唱者名: 『曲名

感想

  1. 全体曲: 『365日の紙飛行機
  2. 小野瑞歩: 『片想い
  3. 井上玲音: 『見上げてごらん夜の星を
  4. 前田こころ: 『香水
  5. 秋山眞緒: 『スローモーション
  6. 笠原桃奈: 『おとなの掟』
  7. 谷本安美: 『secret base 〜君がくれたもの〜』
    • 肺活量不足
  8. 平井美葉: 『私はピアノ
    • 語尾がエッジボイスっぽく響くのは狙っての効果だろうか? だとしたら良い演出だと思う
  9. 佐々木莉佳子: 『奏』
  10. 前田こころ: 『366日』
    • 声に伸びがあって良い
  11. 秋山眞緒: 『Hello, Again ~昔からある場所~』
    • 今まで聞いた彼女カバーの中で一番合っていると感じた(なぜだろう?)
  12. 谷本安美: 『打上花火
  13. 笠原桃奈: 『あなたに逢いたくて~Missing You~』
    • かなり手の内に入れている印象;声の響きが良い;もう一息,安定感がほしい
  14. 佐々木莉佳子: 『ハナミズキ
  15. 小野瑞歩: 『I LOVE YOU
    • 全体曲のミスといい,1曲目といい,今日は不調なのかと思ったが,これはさすがに良かった
  16. 平井美葉: 『海の声
    • やはりこちらの方が(1曲目より)合ってるとは思う
  17. 井上玲音: 『糸』
    • 安定感がさすがだった

披露曲を含めた全般的レベルの高さでは,安定感のある井上さんが一歩抜きんでていた印象。前田さんがそれに次ぐ感じ。

他方,新鮮な驚きを与えてくれたのは笠原さんの『おとなの掟』。これに挑戦して初披露であのレベルアウトプットはすごい。この曲を知らなそうな会場を置き去りにしていく感が最高だった。MCで本人が希望して歌ったとわかったが,笠原さんにはハロプロ価値観にとらわれず今後も自由アイドルを生きてほしい。

佐々木さんの 『ハナミズキ』,小野さんの『I LOVE YOU』,平井さんの『海の声』は,それぞれさすがという感じ。やはり披露している回数の多い曲はパフォーマンスが安定してるだけでなく進化してたりするので出来が良いし面白い

cf. anond:20200924051422

ハロコン2020中野公演(2巡目2日目)の感想メモ


全体的な感想

  • チケットが取れたのは8/23午前開演のCチーム公演のみ
  • 矢島舞美さんの最初アナウンス「お足元の悪い中」で,会場内に笑い
  • 曲目が変わって2日目(即ち2回目)ということで,皆まだ習熟し切っていない様子が感じられた
  • 曲目変更で当然変更前に他の人が歌っていた曲を歌う人もいて,双方が比較されるという意味ではなかなか厳しいなと思った

以下各チームの感想だが,表記は下述の通り:

  1. 歌唱者名: 『曲名

Cチーム: 0823

  1. 横山玲奈: 『あなたに会えてよかった
  2. 山﨑愛生: 『さよなら好きな人
  3. 竹内朱莉: 『最後の雨』
    • 出だしは緊張感が感じられた;1番のサビから調子が出てきて最後はさすがの歌唱だったと思う
  4. 岡村美波: 『M』
    • 低音があまり綺麗に出ていなかった;1番サビで声が裏返った
  5. 小田さくら: 『ロビンソン
  6. 植村あかり: 『会いたい』
    • 音程は良かった;中盤で声に少し震えがみられた
  7. 橋迫鈴: 『キミを忘れないよ』
  8. 笠原桃奈: 『雪の華
    • 竹内版に比べて,声の豊かさは不足気味に感じられた;高音は(一部不安定だったが)綺麗に出ていた
  9. (岸本ゆめの: 『糸』)
  10. 宮本佳林: 『First Love
  11. 山崎夢羽: 『香水
  12. 一岡伶奈: 『明日へ手紙
  13. 谷本安美: 『もしもピアノが弾けたなら』
    • 声量以前の,おそらく肺活量の問題で声が出ていない
  14. 工藤由愛: 『未来へ』
    • 音程良かったと思うが,棒歌唱に感じた;川村版と比べて情感に欠けていたように感じられた
  15. 牧野真莉愛: 『卒業写真
    • 声がベッタリしている以外スキル的に問題はないが、情感が謎に欠けていた
  16. 清野桃々姫: 『手紙拝啓 十五の君へ~』
    • すごく良かったのだが,唯一地声裏声との切り替えに課題を感じた
  17. 浅倉樹々: 『オリビアを聴きながら

この回は前述の通り全般的クオリティが低く感じられたが,その理由はおそらく曲目が変わって2日目(2回目)のパフォーマンスということで,まだ習熟度が低かったためではと考えている。

そんな中であえてベスト歌唱を選ぶとすると,清野さんと宮本さん。清野さんは難度の高い奇曲を高いレベルで歌い切っていた。宮本さんは少しリズムに揺らぎを感じたが,基礎がしっかりしていて,何よりも声と歌い方に特徴があり,何を歌っても「宮本佳林の歌」になるのは強みだと思う。

次いで序盤の前2人からの流れを立て直した竹内さんと,難曲を高いレベルでこなした山崎(夢)さん,浅倉さん。その後に植村さん,小田さん,笠原さんが続く,というのが個人的感想

cf. anond:20200801054353

2020-07-24

ハロコン2020大阪公演の感想メモ

ハロコン2020大阪公演の感想メモ


全体的な感想

  • 全員「聴ける」レベル歌唱からこそ成り立つ企画だと思った
  • もちろん中で上手い下手はあるし,プロ歌唱として「この人の歌を聴きたい」いうレベルの人は限られると思うが,52人全員障りなく聴けるレベルというのは相当なものでは
  • バンドではなくもちろんカラオケだが,(たぶん52曲全ての)トラック既製品ではなく,このコンサート用に独自に作ったものだと思われる
    • さすがに全トラックを生楽器で作ったとは思えないので,打ち込みが大半だとは思うが,それにしてもかなりの手間ヒマはかかってると思う
  • 個人的な好みでは B > C > A (好みであって上手い順ではない)
  • 選曲的には「適合型」と「挑戦型」の2タイプに大きく分けられるように思う
    • 前者は歌唱者に合った曲を,後者は(スキル表現の幅を広げるために)あえて歌唱者のスキルタイプからは外れる曲を選ぶもの
    • 挑戦型の場合,歌い方等が合わないケースはともかく,声質に合わない曲を歌うことになると割とつらい印象
    • 本当に上手い人はそういうの関係なく歌を掌中に収めて自分の歌として昇華させていたように思う

表記は以下:

  1. 歌唱者名: 『曲名

Aチーム:0718昼,0719夜

  1. 譜久村聖: 『僕は君に恋をする
  2. 松永里愛: 『ただ泣きたくなるの
  3. 船木結: 『大阪で生まれた女』
    • これはぴったり;もちろん上手い;MCでの「プチ千秋楽」に拍手
    • 船木さんの年齢でこの曲の哀切さを出せるのが意味不明で,人生何周目?という感じ
  4. 羽賀朱音: 『もしもピアノが弾けたなら』
    • ネットの評判に反して普通に上手かった;けど哀愁が足りない気が(年齢的に厳しいのでしかたないとは思う)
    • 素っ気ない感じが哀愁の足りなさの原因?
  5. 川村文乃: 『未来へ』
    • 伴奏ピアノのみなので難しいはずだが,上手い
    • 初回より(さらに)情感がこもっていたように思う;その分少し行き過ぎてしまった部分もあったように思うが,個人的にはこの回の方が良かった
  6. 新沼希空: 『会いたくて 会いたくて』
    • 新沼さん上手いし曲にも合ってて良かった
    • この人がグループで歌割り少ない理由がわからない;声が特徴的すぎるのだろうか?
  7. 加賀楓: 『楓』
    • この回のNo.1大サビ感動したし,曲は相当難しいはずなのに(特にサビから降りていくところ)ちゃんと歌えてた
    • Bメロ少し声が弱いかと思ったら,サビは力強かったので,サビとの強弱を付けるためにあえて弱くしたのかもしれない
  8. 高瀬くるみ: 『Time goes by
    • 上手いし情感も込められてて良かった
    • 加賀さんと並んでこの回のNo.1;安定して上手いのだが,個人的にはスキル面より感情を乗せる部分で初回より良く感じた
  9. 西田汐里: 『PRIDE
    • 悪くないけど何か違和感
    • 曲に対して声が絶望にのどかなのが辛いのかもしれない
  10. 秋山眞緒: 『春なのに』
  11. 石田亜祐美: 『なごり雪
    • 本人も言っていたがたぶん苦手な曲調なのでは;『ふるさとの夢』を連想した
    • 情感は出てたと思うが,声が震えてしまっている箇所がけっこうあった
  12. 江口紗耶: 『Lemon』
    • すごく上手いわけではないがこれはこれで個人的にはかなり良かった
    • この曲難しいのでところどころミスはあったが,曲意はつかんでたと思う
  13. 井上玲音: 『糸』
    • 非常に良かった;中低音はほんとに強い;高音曲も聴いてみたい
    • 中低音の豊かなので,同じ「糸」でも彼女の織り成す布は柔らかい布,という印象
  14. 段原瑠々: 『見上げてごらん夜の星を
  15. 小片リサ: 『明日へ手紙
    • 悪くはなかったが,上手いと言われているほどではなかったように思う
    • ほぼ全曲ファルセットなので,初回の評価は多少厳し過ぎたかもしれない
  16. 小林萌花: 『私はピアノ
  17. 岡村まれ: 『M』
    • 悪くはなかったが,オリジナルがかなり強いので,それに寄ってしまうとどうしても比べてしまって評価が厳しくなる
    • 歌えてはいると思うが,この歌を歌うには声が絶望的に幼い

Cチーム:0718夜,0719昼

  1. 横山玲奈: 『ひまわりの約束
    • 悪くはないが普通過ぎた気がする
    • 出だし声が震えてたような;曲に対して声質が甘過ぎるのかも
  2. 植村あかり: 『駅』
    • 悪くはなかったが,正直これは植村さんには厳しい曲だと思った
    • 出だし良かったがその後が少し平板になってしまう感じ
  3. 岸本ゆめの: 『やさしいキスをして』
  4. 工藤由愛: 『さよなら好きな人
    • 上手かったが,さらっと流れすぎている気がした
    • 1回目より高音の情感が出てた気がして良かった;足開き気味で棒立ち歌唱するの何でだろう?
  5. 宮本佳林: 『オリビアを聴きながら
  6. 笠原桃奈: 『あなたに逢いたくて~Missing You~』
  7. 清野桃々姫: 『香水
    • ビックリするくらい上手かった;この曲相当難しいはずなのに,ほぼ完全に歌いこなしていたように思う
    • 本当に上手い;リズムだけじゃなくグルーヴがあるのが凄い
  8. 一岡伶奈: 『TOMORROW
  9. 牧野真莉愛: 『夢をあきらめないで』
  10. 岡村美波: 『あなたに会えてよかった』
    • 悪くなかったが曲のイメージに合ってないような
    • 原曲と比べて声が可愛過ぎるのがイメージに会わない原因かも
  11. 山崎夢羽: 『愛唄』
  12. 浅倉樹々: 『カブトムシ
  13. 小田さくら: 『もののけ姫』
    • 上手い;一ヶ所だけ「ん?」と感じたところがあったが,この難曲をそれ以外ノーミスで歌いきったのはさすが;しかキーを上げてるとか凄い;ただこの曲技術は示せても情感の表現はないので,なぜこの選曲という疑問はある
    • 今回はノーミスだったように思う;足開き気味で棒立ちで歌うのはなぜ?
  14. 橋迫鈴: 『セーラー服と機関銃
  15. 竹内朱莉: 『雪の華
    • 岸本さんと並んでこの回のNo.1岸本さんと違い,オリジナルからは離れた竹内朱莉の歌になっていた
    • やはり優勝;斜め立ちなのなぜ?;初回もそうだが1か所「し」が「ち」に聴こえた
  16. 山崎愛生: 『手紙拝啓 十五の君へ~』
    • 悪くはないが,上手いという評判だったので思ったよりは「?」だったような…
    • 曲調が数分の曲の中で目まぐるしく変化するので難度は高い;声が少し裏返ってしまパートが実は一番良く感じた
  17. 谷本安美: 『打上花火

Bチーム:0719朝

  1. 平井美葉: 『海の声
    • 普通に上手いし,曲と声質が非常に合っていて良かった
  2. 島倉りか: 『スローモーション
    • さすがと思わせる上手さ;曲を完全に掌中に入れていて,随所にオリジナリティを感じた
  3. 稲場愛香: 『明日への扉』
    • 上手いが声が可愛過ぎて曲と合っていない感……
  4. 前田こころ: 『366日』
  5. 小野田沙栞: 『プラネタリウム
  6. 高木さゆき: 『ワインレッドの心』
  7. 小野瑞歩: 『I LOVE YOU
    • 上手い;この曲は声量がないと囁くように歌うところが(逆に)ダメになると思うのだが,ちゃんとできていた;原曲尾崎豊込みで強すぎるため,独自表現に振ってきた感じだったが,それが成立していた;この回のNo.2かも
  8. 佐藤優樹: 『ひこうき雲
    • 低音にやや課題がある感じだが,上手い
  9. 佐々木莉佳子: 『ハナミズキ
  10. 森戸知沙希: 『会いたい』
    • 高音ちょっと苦しそうだったが,基本良かった
  11. 上國料萌衣: 『さよなら
  12. 野中美希: 『Hello, Again ~昔からある場所~』
  13. 山岸理子: 『想い出がいっぱい』
    • 音域が合っていないのか,ところどころ音程しかった印象
  14. 里吉うたの: 『赤い風船
  15. 金澤朋子: 『Jupiter
    • 低音が凄い;完璧に近い;高音も伸びよく出ていた;ただ金澤さん割とファニー・ヴォイスで,それが曲のイメージと少し合ってなかった気はする
  16. 北川莉央: 『ありがとう
    • 上手かったと思うが,なぜか印象が薄い
  17. 生田絵里奈: 『キミを忘れないよ』
    • 外しているというほどではないけれど,ところどころフラット気味に感じた
  18. 伊勢鈴蘭: 『三日月
 
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