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2024-12-04

文学部になんか行くな、勉強しても報われないぞって初めから言え の

文学部になんか行くな、勉強しても報われないぞって初めから言え

https://anond.hatelabo.jp/20220114133403

の筆者です。三年後の現状を追記

当時叱ってくれた人、励ましてくれた人には心から感謝しています

当時たくさんの方からいただいたアドバイスを元に、学部四年生ながらにできることはたくさんやってみました。手遅れ感はすごかったけど、もうこのまま色々なことから逃げてはいけないと思ったので勢いだけはあった。

教職を取る

ボランティアに参加する

・長期インターンで働く

バイトをする

心理学の本を読む

卒業研究就活も並行してやった。

教職はめちゃくちゃ大変だった。大学四年生にもなって(しかもあそぶんがくぶ)、教職=専門科目+教職科目で時間割はいっぱい。毎日朝9時から夜8時まで授業が詰まっていて、土日も現職教員が教えてくれる授業に出ていった。

ヒーヒー言いながら頑張ったが、教職はとてもいい人間関係リハビリにもなった。教職科目には大体グループ活動があるから強制的に人と話さなければならない。四年生という引け目がないわけではなかったが、もうそんなことは言ってられないので自分なりに必死で喋りました。幼稚園児ですかねマジで

ボランティアは市の団体に参加させていただいた。

長期インターン地元のある企業一年ほどお世話になった。

バイト販売。これがまあ、コミュ障の俺にとっては試練だった。仕事も覚えられないし、勉強しかできない自分無能さを思い知った。

心理学の本を読むのも、コメントアドバイスしてもらったことだ。アドラー加藤諦三を読んだ。今となっては極端な自責に繋がりかねない書籍のような気もするが、でも他責クソ野郎の俺には根本的な考え方を改めるのにとても役だった。

とにかく反省を活かそうと、いただいたアドバイスを元にたくさん行動してみた四年生だった。

結果、俺は今修士二年生で、博士課程に進もうとしている。

あれだけけなしていた文学分野でアカデミアに進むというのは、当時呪詛を吐きまくっていた俺を知る人からすれば晴天の霹靂というか、お前全然教訓活かせてねえじゃんアホかという感じだろうか。

でも行動してみて、色々考え方も変わった上での決断だ。理由はいくつかある。思いつく三つを挙げておく。

第一に、企業勤めをするのが俺にとって、社会にとって良いとは限らない気がしたこと

研究とお勉強は違うが、それでも俺は昔から学ぶことばかりしてきた身だ。しかも、我儘を言って実学ではない分野で学ばせてもらった。

ならば、急カーブで別分野に就職するよりも、過去を活かして学びの分野にとどまり続けることの方が、俺にとっても社会にとってもいい結果になりうるんじゃないかと思った。

これだけ親から投資を受けて学ばせてもらったのだ。ならばそのまま学問を追求し続けることもあながち無駄ではないだろうう。

文学研究が分かりやす社会に実利をもたらす行為だとは思わない。でも、俺が過去に培ってきたことを活かすという点においては、アカデミアも立派な将来の選択肢になるはずだ。それがお先真っ暗であろうと。

またバイトインターンをして思ったが、俺は実務ができない典型的な(?)勉強バカだと思う。必死メモをとってそれをマニュアル化し、いちいち参照しないと仕事ができない。自作マニュアルを参照してもノロいし、小回りが利かないから役に立たない。試験はあれだけホイホイできるのに、真面目に働こうとしてもなぜダメダメなまま成長しないのか。応用が効かないわ怒られるわヘマするわ、周りの社員にも「こいつ○○大なのにこれかよ」って思われてた気がする。

こんな俺なので、社会に出て企業めしたところであまり役に立てないように思う。

第二に、クソ大変だったが何とか教員免許を取得したので、博士課程に進んで落伍してもまだ道はあるだろうということ(現代日本教員不足だから)。

学んだことを活かせる仕事に就ける保険があるのは、かなり心強い。

第三に、やっぱり文学が好きだった。

文学ができることの一つに、「目に見えないもの表現できる」というのがあると思う。

俺という人間は、履歴書に書けば「文学部修士二年生」というただの一身分しか持ち合わせていない。

だけど、その称号の裏には「文学部生という経歴によって就活台無しになったと思ったが、己の他責思考や逃避癖や高すぎるプライドが原因で先延ばしにしていた挫折を一気に食らっただけだった」という物語があるわけで、この物語の前にも途中にも後にも色んな感情存在している。焦り、恐怖、驕り、不安自己陶酔、万能感、劣等感、諦め。

こういった説明し尽くせない心持ち表現するのが芸術で、その一分野が文学ではないか

不要だと切り捨てられかねない人間の心情や葛藤倒錯が好きだ。それを内包する表現形式を、文学をもう少し研究してみたいと卒論を書きながらそう思った。

そして二年たっても「もうちょっと研究したい」が終わらず、このまま博士課程に進むことに決めた。

修士一年ときに父が先立ち、一人親になった。親類も一人亡くなって経済的にかなり困窮している。

博士課程から奨学金にはなんとか内定したが、それでも母を安心させてあげられなくて申し訳ないと思う。奨学金なんて、人間一人がギリギリ生活する分しか出ないから。

ももう、この先文学やった結果路上で野垂れ死んでも構わない気がしている。俺は元々がクソ性根人間だし、社会の役に立とうとすること自体が思い違いかもしれん。実利や効率とはまるで関係のない文学と数年を共にしただけで御の字だ。どうせこのまま運良くアカデミアに留まれたところで40になっても低収入だろうが、それでももう構わん。

最初は「文学部に行っても報われない」と書いたが、本当は誰に報われなくてもいいということにやっと気づいた。

これが最後の報告になると思います。この先アカデミアに残れずにお先真っ暗になっても、研究職を諦めて教職についても、どうせ俺は社会無能ですすいませんと開き直りながら生きていきたい。

誰かこれを読む人がいるんだろうか。もしいるならば、当時叱責や励ましの言葉をくれた人に、心からありがとうと伝えたい。変な方向に開き直った感じがしないでもないが、あなたたちのおかげで色んな経験を積めたし、少し変われたと思う。

何より、人と関わることを億劫だと思わなくなったし、怖くて不安でも行動してみる習慣がついた。貴重な教えをくれて感謝しています

俺は変わらず役立たずとして生きていきます。どうかお元気で。

追記心配してくれた人がいたので。奨学金は貸与じゃなくて給付です

2024-10-30

anond:20241030014023

夏目漱石自身英文科で明治において語学

海外知識吸収するための実学バリバリ需要があったし

今でもあるよね

anond:20231111164233

大学実学やっとけばまともに就職出来ててああはならなかったよね?

大学道楽やっててもそれが数学物理学なら普通に就職くらいできる。

文系は大変だよね。

2024-10-29

anond:20231111164233

うん、だから貧困人間は知性も知識欲も貧困なんだから

大学には来ずに高専ロースクールに行ってどんどん実学とやらを学ぶといいよ

教養は選ばれた者だけが身につければいい

大学日本に2,3校あれば十分じゃないか

2024-10-11

ぬるま湯アカデミアとJTCを駆逐したい

最近Twitter(X)で「アカデミアはぬるま湯だ」と嘆くツイートを目にして、思わず共感してしまった。ああ、私だけじゃないんだな、こう思っているのは、と少し心が軽くなった。

正直に言うと、私はアカデミアが苦手だ。「頑張る」のハードルが驚くほど低く、しか特権意識だけは人一倍強い。生産性を感じない人が多い。

大学時代から私は研究が好きで、文系分野でトップを目指して走り続けた。修士課程の頃には実績の数も抜きん出ていて、周囲から「優秀な若手研究者」として評価されていたし、私自身も博士課程に進んでからもこのままトップを走り続けるのだろうと、漠然と信じていた。

博士に進んでからは、視野を広げるために積極的に他分野の講義民間企業インターンに参加し始めた。就活はしない予定だったが、アカデミアでのポジション確立されたら外の世界を知る機会はもうないだろうと思い、社会勉強のつもりで足を踏み入れてみた。

そこで私の人生は一変した。

まず最初に、インターンでは今まで出会たことのないような優秀な学生出会えた。全国から集められた優秀な学生たちはキラキラとやる気に満ち溢れていて、ストイック能力が高かった。今までアカデミアで出会たことがないタイプの人たちだった。彼らと出会って、外の世界にはこんなに優秀な人たちがいるのかと驚いた。

私はアカデミアにいる人が好きじゃなかった。なんだかじめじめしていて、ガッツが足りず、本気を感じない。コミュニケーションもどこかおかしいし、全体的にバランスいびつで、言葉は悪いけど「社会不適合者」が多い印象だった。

インターン出会った人たちは爽やかで元気よく、アベレージの高い人々だった。頭も切れて体力もあり、歯を食いしばってでも努力して大きなことを実現してくれそうな雰囲気だった。

できない理由を並べ立ててはすぐばてる、「精一杯頑張っている」と言いながらそのハードルが低いアカデミアの人たちとは全く違った。

私はこのインターンを通して、外の世界の魅力に気づいてしまった。

他分野の講義では文系学問の舐めっぷりを実感することになった。理系講義では内容が濃いのはもちろん、毎回の課題の多さと試験がしっかり行われている点に驚きがあった。

私のいる文系分野では毎週の課題基本的になく、期末に既成事実作り程度の2000字のレポートが1つ出るくらいだった。まさか「しっかり勉強している学部」では1回の講義で3000字のレポートが出たり、期末が試験プレゼンレポートの3つでセットだったりするとは思わなかった。

理系と比べて文系は本当に「何もしていない」に等しいなと痛感した。大学時代でかなり差が開いているだろうなと思った。もちろん、他の文系学部ではしっかり勉強しているところもあるのだろうが、私のいた学部はゆるかった。

他分野の講義を受け始めた当初は、あまり実学っぷりに、世の中にはこれほど社会に役立つ学問があるのか…と驚いたりしたものだが、そのうち理系にも世の中の役に立っていない(と言われそうな)分野はあるのだなと気づきはじめた。今まで文系ばかりが「役に立たない」と批判されがちだが、理系にも似たような問題を抱えている分野があるのだと知った。「文系理系わず、役に立たない学問はある」と結論付けた。

このように過ごしていると、今まで身を置いてきたアカデミアがだんだん矮小に見えてきた。

本気をやっていないな、と思うようになった。

表向きは研究価値を声高に主張するものの、実際にその価値説明する能力に欠けているところ。「学問価値自明のものだ、蒙昧め」と言わんばかりの閉鎖的な特権意識。外の世界説明責任を感じておらず、接点を持とうとしないところ。

もっとアカデミアは外の世界に開かれるべきだし、適切な評価基準に基づいて判断されるべきだと思う。しかし、現実はそうならないだろう。これ以上頑張りたくないだろうから自分たち権利を守るために、自分たちが頑張らなくて良いように抵抗するんだろうな。

外の世界では、世の中を実際に良くするために歯を食いしばってでも本気をやっている人がいるのに。

最終的に私は、アカデミアの甘さが嫌になり、博士課程まで進んだにもかかわらず民間就職することに決めた。しかし後悔はない。外の世界の方が、優秀な人はたくさんいるって分かったから。

民間就活ではJTCにも嫌気がさした。

社員たちは平々凡々で自立心がなく、組織従順自分から何もしない。それでも特権意識だけはある。一体今まで何を成し遂げてきたんだろう、と疑問に思うようなふわふわした話し方と、しまりのない表情の社員が多かった。私は自立して明確な成果を出しながら走りたいと思った。

結局、私に初めて衝撃を与えたインターンから内定をもらった。そこは世界舞台に、本当に優秀な人たちと働ける環境だった。

出会った社員たちは全員がストイックで、甘えがなくて、数多くの修羅場をくぐり抜けたかのような覚悟と本気を感じさせる人たちだった。この場所なら、ベストを尽くしてもっと強くなれると思った。そして世の中のために実際に役に立てるような気もした。

研究とは離れてしまう。これから人生どうしようかな。

私は今まで研究に本気だったから、何をしていこうかまだ分からない。

本当のことをいうと、アカデミアがもっと優秀な人たちがいる環境だったら、残りたかったな。研究自体は好きだったから。

アカデミアに優秀な人間が集まるようには、私の仕事ではできないだろうから、せめて外の世界アカデミアがもっと開かれるように、そして甘えた人々が引き締まるような働きかけをしていこうかな。それに加えて、JTCの社員たちにももっとシャキッとするように変革を起こせたらな。こういう仕事ならきっとできると思う。

でもこれって、闇落ちだよねと思う。アカデミアやJTCを許せないというネガティブ感情で動くのだから社会のためにも私のためにもならないな。

これから私、どうやって生きていったら良いんだろう。

2024-09-16

国立大学国立専門学校にしたほうがいいんじゃないかな

基礎研究とかそういうのは、金がある国に任せればいいじゃないか。だいたい、研究養成したって、優秀な人ほど日本に残らないよ。

知ってる?アカデミアはほとんどの分野で中国トップ。金が全てなわけ。逆立ちしても勝てない。

それに、世界と戦える人材が、こんな給料が安い国にすみたがるか?

物価が安くて治安がいい老後に住みたい国であって、研究の本場でもない国に住まないといけないのか。

研究養成なんか無駄から大学実学教育に全振り、全部専門学校にしたらいい。教授陣は外国人を雇え。必要人材留学させろよ。明治時代みたいにり

知の追求は道楽なんだから、そういうのこそ私立が担えばいいさ。

2024-08-27

心理的安全性が誤解されるシンプル理由

心理的安全性について理解したいのであればこの記事https://q.livesense.co.jp/2023/09/26/ が一番わかりやすい。

増田はこの記事理解するための補助線を引こうと思う。

もともと「◯◯的安全性」という言葉はいろいろな実学分野で使われていて、ほとんどの場合は何の誤解も招いていない。

たとえば、公衆衛生分野でよく使われる言葉に「微生物安全性」がある。

日本食品保蔵科学会誌VOL.27 NO.3 2001〔総説〕

カット野菜品質特性微生物安全性

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jafps1997/27/3/27_3_145/_pdf

さて、カット野菜微生物安全性を保つために何が行われているのかみなさんお分かりになるだろうか。

ほとんどの人はお分かりになるだろうが、答えは「殺菌」。微生物安全に守られるどころか死んでしまっている。

このように人々は他の分野の◯◯的安全性については正しく意味が取れる。短期安全性短期くんを守っているわけではないし、情報理論安全性情報理論ちゃんを守っているわけではない。

しか心理的安全性になると急に「心理安全に保つ方法」と誤読してしまうのだ。

人の心=守るべきもの という先入観から誤読してしまうのだろう。増田はこれは仕方ないと思う。

微生物安全性が「微生物とりま環境で××(食べ物水道水)を安全に保つ方法であるように、心理的安全性とは「心理とりま環境で××(仕事労働者)を安全に保つ方法」だ。

からときには心理を殺すことすら必要になる。

このことを念頭においてもう一度冒頭の記事を読み返してもらいたい。きっと深く納得できるだろう。

心理的安全性が誤解されるシンプル理由

心理的安全性について理解したいのであればこの記事https://q.livesense.co.jp/2023/09/26/ が一番わかりやすい。

増田はこの記事理解するための補助線を引こうと思う。

もともと「◯◯的安全性」という言葉はいろいろな実学分野で使われていて、ほとんどの場合は何の誤解も招いていない。

たとえば、公衆衛生分野でよく使われる言葉に「微生物安全性」がある。

日本食品保蔵科学会誌VOL.27 NO.3 2001〔総説〕

カット野菜品質特性微生物安全性

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jafps1997/27/3/27_3_145/_pdf

さて、カット野菜微生物安全性を保つために何が行われているのかみなさんお分かりになるだろうか。

ほとんどの人はお分かりになるだろうが、答えは「殺菌」。微生物安全に守られるどころか死んでしまっている。

このように人々は他の分野の◯◯的安全性については正しく意味が取れる。短期安全性短期くんを守っているわけではない。情報理論安全性情報理論ちゃんを守っているわけではないし、

しか心理的安全性になると急に「心理安全に保つ方法」と誤読してしまうのだ。

人の心=守るべきもの という先入観から誤読してしまうのだろう。増田はこれは仕方ないと思う。

微生物安全性が「微生物とりま環境で××(食べ物水道水)を安全に保つ方法であるように、心理的安全性とは「心理とりま環境で××(仕事労働者)を安全に保つ方法」だ。

からときには心理を殺すことすら必要になる。

このことを念頭においてもう一度冒頭の記事を読み返してもらいたい。きっと深く納得できるだろう。

2024-05-24

社会科学自然科学系の学問に「工」つけると、単に実学感が増すだけなんだけど

 例 経営工学 情報工学 生物工学

人文科学系の学問だと、そんな学問存在しないからだけど不思議な怪しさが漂うのが好き

 例 宗教工学 歴史工学 人類工学

2024-05-01

togetterで見た史学科に行ったら就職が~とか笑ってしまった

氷河期世代からすると人生舐めてんな~実学したくないなら太い実家を頼りなよね~って思う案件

だって文学やりたかったけど機械工学に行った。結果ギリ食えてる

でも今は若者が少ないからそんなとこ行っても何とかなっちゃうんだろうなあ

2024-03-03

anond:20240303120626

もう学校実学学問で分けようぜ

教養のいらない貧乏臭い丁稚社会奴隷として実学だけやってろ

俺たち高等選民ちゃん学問学ぶから

人生有意義にするためにね

2024-03-02

anond:20240302201948

ヨーロッパ人ラテン語を学ぶのと似たようなことで、ようするに実利は無いってことか。

それなら、研究者ハイソ上級国民などの一部の人けが美学を追求すれば十分だな。

中国ではそのような美学(笑)とやらを重視して科挙をやってたけど、結果として国力が落ちてアヘン漬けだからな。

いまや中国では反動科学技術を中心とした実学を重視していているけど(中国共産党の歴代書記長だけでなく党幹部もみな理系出身)、日本はいまだに古文漢文やってるんだよね。

そりゃ、教育科学技術を中心として国力に差が開いていく一方な訳だ。

2024-03-01

福沢諭吉かいうクソ野郎おまえら役に立たない虚学より稼げる実学学べやwwwwwwwwww」

これが今に続く古典文系の軽視、また理系分野でも稼げない基礎系が軽視される原因である

日本復興のためにまず福沢諭吉を倒せ!!!

2024-02-04

anond:20240204171534

医学かせいぜいここで200年くらいで盛り上がってきたポッと出の実学にすぎんやろ

っぱ真の学問の王は神学

ということでお前が行くべきは同志社神学

2024-01-06

anond:20240105174204

増田の経歴と研究分野はしらんけど、万が一増田に失礼なことを言ってたらごめんよ。

理系だとあまりお金のない家に生まれても国公立医学部旧帝大学部から進学してる野生の天才いるから、実家の太くないアカデミシャンも多い。

奨学金学振もあるから尚更。

あくまで私が見てきた限りだと、理系は頭のよさ一本で生きていきやすいか実家貧乏でも上に行きやすい。

理系の才能があるならあまり教育課金しなくても公立高校から公立に進学することも可能

(余談だが、男尊女卑から女に機械を触らせない地域貧乏な家庭に生まれたけど理系の才能がある女子もいる。

東工大女子枠は東京の男並みに教育課金された凡才女子ではなく、地方に取り残された英才女子を吸い上げるべき。)

実家学問に興味がないし太くもないが、学問の才能を見抜いた先生から応援を受けて、旧帝大理系学部実学文系学部に進学した地方民は案外いる。

農家のように実学系の学部しか進学させる気のない親でも、理系学部だと進学させてくれる。

ただ、本当に親が貧乏なら研究能力が高くてもせいぜい修士普通に就職するケースも多い。

文系アカデミシャンなら実家普通以上にお金を持ってる率も高い。

あくまで私が見てきた限りだと、有名大学の法学部(法経)の学生は親から多額の教育課金を受けてきた確率私立中学に行ってた確率が高い。

好きや得意を追及するハイ・ソサエティであっても、サラリーマン家庭の受験勉強漬け人間であっても。

教育課金が一番効いてくるのは文系進学かと思われる。

(余談だが、同じ教育課金を受けてきた人間でも受験以外の課金をほぼしていない場合、見た目やコミュ力、消費活動含むステータスしか興味がなく、社会競争とはあまり関係ない知的文化素養がほぼない人間になりやすい。

母親ステータスけがすべての世界に行きてるなら尚更。

麻布競馬場自身から文化素養教養を感じるが、作品からはこの手の文系私大生への蔑視を時々感じる。)

なお、文一だけはシンプルに頭のよい人が集結している印象で、教育課金の額などどうでもよくなってくる。別格。





実家の太さと研究といえば、遊んで暮らせる資産家のご子息ご令嬢がなんとなく博士課程に進学するケースもまあまあ見かける。特に旧帝大

ふわふわした気持ち博士課程に進学して思ったより研究成果がないならあっさり3年で中退して、しっかり就活もせず実家に引っ込むケースは文理ともにある。

ちゃんバリバリ研究して博士号をとって研究者になる資産家のご子息ご令嬢もいるけどね。

ふわふわ資産家は一見地味で資産であることを言わないが、よーく話を聞いたり行動を見てると、とんでもなく経済的に恵まれた家庭だとわかる。

25歳を超えてふわふわしてるし、バリバリ研究する訳でないのに進学するから一般的感性学生から異常者扱いされている。

当然浮いてる上、研究もできるわけでないならラボいじめに会うこともしばしば。

あと、長男教か親から特別扱いゆえ他の兄弟より多額のお金をつぎ込んでもらってるケースも複数見てる。

例えば他の兄弟は家から通える大学しか行かせてもらえず就活して家にお金をいれてるのに、長男だけ下宿してポスドクになっても仕送りしてもらってるとかね。

そしてなぜか彼らは口を揃えて自分実家は太くないと言う。

君らにつぎ込めるくらいには太いぞ。泣き言は奨学金借りてからな。

2023-12-18

日本人研究者ヘイトってマジでヤバくて、理工学みたいな典型的実学ですら攻撃されるんだよな。

まあ、文系学問が「贅沢」だと思われて嫌われるのは(賛同はしなくとも)理解はできるのだが。

2023-12-15

というか琉球大学理系比較するのも失礼かもしれないほど東京大学文一含め文系頭が悪い

琉球大学理学部工学部学生が「やっぱり官僚になろう!」と東大文一を目指せば基本的合格する

しか東大文一の駒場生が「やっぱり法曹文書マンなんて虚業やめてしっかりと実学を学ぼう!」と琉球大学理学部工学部を受けてもこれまでの舐め腐った考え方を叩き直すくらいに死に物狂いで努力しなければ受からない

田舎にある大手メーカー工場で働く駅弁修士工学)の技術者よりも遥かに頭が悪い人間たちが舵取りするからこの国はおかしくなった

東大文一の駒場生を千葉大学工学部勉強させたら実験演習や線形代数で躓いて自分いか頭が悪いかに気がついて泣きながら中退するだろうね

10代で数学三、物理化学をやらなかった代償は一生かけても取り返せないくらい大きい

2023-11-11

花束みたいな恋をしたの感想って「やっぱリベラルアーツ金持ちの娯楽だな」で良い?

大学で何学んでんのかよー分からん学生就職失敗して人間性を失っていく物語しか解釈出来なかったんだけど、大学実学やっとけばまともに就職出来ててああはならなかったよね?

どっちにしろあい恋愛の仕方は生き方の違いが出てきて別れることになりそうってのはそうなんですが

なんで図書館には技術書とかビジネス書とかの実学書籍が少ないの?

金がないか図書館を利用するのに金に繋がる本がないなんてあんまり

2023-10-21

anond:20230506011254

未だにニーチェハイデガーとか言ってるのが哲学の終わっている所なんだよな。

まず、ニーチェハイデガー人間なんだから誤りを犯すのは間違いない。

哲学現実で使える実学指向している所を考えると、過去に発行された本や提唱された思想の誤りはブラッシュアップを重ねるべきで、ニーチェハイデガーが作ったことがわからいくらい改良されていることがあるべき姿なんだよね。


実際の哲学家の活動としては、過去哲学者の考えを批判することは割りと普通だし、哲学家の考えをベースに発展させることは日常ではあるんだけど、

その批判妥当かどうか、それを後世が取り込むべきか取り込まないべきかどうかを検証する方法哲学にはないから、取り込みたければ取り込むし取り込みたくなければ適当理屈をこねて取り込まない。

からいつまでも振り出しに戻ることができるし誤りを放置し続けることもできる。未だにニーチェだとかハイデガーとか言っててやばすぎる。


ごく一部の分野を除いて哲学学問の礎になったという史学的な意味しか意味のないものになっている。

2023-10-19

anond:20231018222936

家政学部などを除けば、そういうのに一番近いのはたぶん農学部食品科学科とか農芸化学科とかいうところだと思う。

農学部って結構なんでもありの実学系で面白いと言えば面白い農業経済もあれば農業機械もあれば農業土木もあれば畜産学科もある。農薬研究もやってる。なぜか水産学科のある農学部もある。もちろん作物の品種改良とかが中心的な分野のようだけど。

2023-10-14

経済学部数学wwwwwwwwいらないいらないwwwwww数学実学のための道具wwwwww似非学問数学不要wwwwww経済学が本当の学問ならwwwwww経済学学位持ちはみんな億万長者だよね?wwwwwwwでもwwwそうじゃないwwwww億万長者はwwwwみんなwwwwコンピュータサイエンスwwwww或いは中退wwwwwwその時点でwwww経済学wwww似非学問wwww

2023-09-25

塾でバイトしているのだが、割とわかる

https://anond.hatelabo.jp/20230925133441

めっちゃわかる。

現在進行形個別指導塾バイトやってるけど、どうにも学力が伸びない生徒ってのがやっぱり居る(というかうちの校舎はそういう生徒ばっか)

生徒のやる気も原因の一つなんだけど、「考える方法」のコツが分からないことが、学力が伸びない最大の原因だと感じる。

一つ例として挙げられるのが、途中式や図を書く(描く)こと。勉強に限らず何かを覚えたり考えたりする時って書く(描く)ことが重要なんだけど、学力が平均に満たない生徒はこの点が本当に抜けている。

ノートには答だけしか書かず、分からない問題は腕組んでひたすら悩んでしまうような生徒が多い。とにかく間違っててもいいから、何でもいいから図や式を書こう!と指導するんだけど、謎に頑固な生徒は絶対やってくれない。中3にもなって「ヤダ」とか言い出す生徒に対してはどう指導すれば良いのか分からず頭を抱えてしまう。

しかしながら、大半の生徒は素直にやってくれるんだけど、元増田と同じく上手く定着しない。

授業では演習量が足りないので宿題を出す。うちの塾では大半の生徒が宿題をやってくれるのだが、授業で教えたことを実践せず、とりあえずやっただけな状態になることが多い。

本来ならば宿題ガッツリ添削してやり直しさせたいのだが、それも主に二つの理由で難しい。

一つ目は授業時間が短く、そこまで面倒を見きれないこと。しかしこれは私が上手く授業を回せば何とか解決できる問題なので、言い訳であることを認めよう。

重大なのは二つ目で、他の先生ちゃん指導しないこと。私もだがメインの先生学生バイトであるしかし大半の学生バイトはそこまでやる気がなく、指導適当でぬるい場合ほとんどである

これも元増田と同じく、毎回同じ生徒を担当できる訳ではない。なので次に担当する先生へ引き継ぎを書く。しかし、「途中式や図を書かせてください」と引き継ぎしても守ってくれないし、口答で伝えても「分かりました」と言うだけで実践してくれない。やり方を教えても、生徒はもちろん先生も覚えてくれないのである

また、生徒に嫌われるなどストレスも抱えたくないので、学生バイト先生は生徒に対する態度が甘く、生徒が抱える問題放置されがちになる。

唯一の社員である校舎長もその辺の問題は把握しており何とかしようとしているものの、保護者対応など各種事務処理が山積みでブラック労働常態化しており、そこまで手が回らない。

一応、本部方針によりバイト講師研修が定期的にあるのだが、「夏期講習のねらい」などのように抽象的な内容ばかりで、「途中式をかかせる」「ゴネる生徒にはこう対応しろ」などといった具体的かつ実践的な内容は皆無。

中小企業のくせに組織としての柔軟性は大企業並みにガチガチらしく、このあいだ校舎長が本部上司に問い合わせをしたら、「別の人間に聞け」のたらい回しに三周くらい遇ったと嘆いていた。バイトの私ですら感じる本部無能さに校舎長が不憫でならない。

しかしそんなグダグダ塾の門を叩く保護者は後を絶たない。それは元増田が指摘している通り、保護者もとりあえず子供を塾に放り込んでおけば良い、くらいにしか考えてないかである子供の成績(結果)を考察した上で、指導方法カリキュラムを細かく注文してくる保護者など皆無である

近江商人経営哲学ひとつとして「三方よし」が広く知られている。グダグダ教室(売り手)と、グダグダ保護者(買い手)により、グダグダな生徒を社会排出し続ける「三方よし」ならぬ「三方グダグダ」なシステムが、隙間産業学習塾実態である

最後に。「めっちゃわかる」と元増田共感してしまったのだが、共感できないところもあった。

元増田はまるっきりダメな生徒ばかりだと言っているが、私はそうは思わない。いっくら勉強が苦手で成績が悲惨な生徒でも、ちょっとくらいは成長できる。今まで解けなかった簡単方程式が解けるようになるとか、ほんとうにささいな進歩も含めれば、まるっきり成長がない生徒はいない。

しかし、こういったささいな進歩や成長は、中三受験生で中一の内容ができるようになった!といったレベルであり、受験戦争の中では焼け石に水なのである

偏差値45前後高校Fラン大学廃止して、ドイツ教育制度のように、職業訓練校で実学を身に付けさせた方が本人の為なのではないか、と最近は考えるようになった。

2023-08-25

anond:20230825143436

これはある、正しい

でも実学の方が偉いと思い込んでる工学先生は案外多い

臨床医研究医バカにしとるしね

まあそれでも淡々と真理に向き合うのが研究者っすわ

2023-08-17

地方文化教養みたいな話

少し前に東京文化地方都市文化、みたいな話題増田で盛り上がっていた。

大体、こういう話題オチ東京は消費文化に過ぎないとか、クラブカルチャーのようなもの地方都市では生まれ得ないといったマウント合戦になる。

お盆帰省していたので亡き父の書斎の整理をしていた。

我が家地方都市自営業地主階級ではなく、単なる1代限りの商売をした層だ。自分は継がずに東京サラリーマンをしている。

そんな父はエスタブリッシュメントではないが、書斎職場倉庫に優に2万冊を超える書籍を残していた。

思い出せば父は休みの日は本を片手にソファで寝っ転がっていた。インテリ風な見た目、オシャおじな見た目では全くなかった父は、家族以外の他人からはいつも印象と蔵書量がピンと来なくて驚かれる。

まり父と本の内容や政治経済の話をしないので、読んでいた本の傾向はわからないが、いわゆる雑食型だと思う。そもそも大学教授地方研究家というわけではないので雑食で問題なかろう。

もともと経済学部出身だったこともあり、経済関連の本は多く、地方都市のただの自営業者にもかかわらず世界経済に関する書籍が多いのは少し笑った。実学よりも知識欲だったのだと思う。

とはいえ堺屋太一立花隆村上龍などの著作はかなりあり、好きだったのだろうと思わされる。

もともと文学少年だったようで、小説が最も多く、1万冊程度、あとは歴史が好きなので歴史関係書籍が数千冊、経済思想美術あたりが多い。子供東大に入れるための教育法、不動産投資で失敗しない方法みたいな本棚に並べるのも恥ずかしい本もあって笑える。そのあたりも雑食で好感が持てる。文学自分が全く知らない著者や世界文学の本もあり、なかなかの教養を伺わせる。生前にいろいろ聞いてみたかった。

理系の話がわかるようになる本、大学受験用の数学物理生物参考書大学以降の化学教科書東京化学同人とか)もあって、このおっさんはどこに向かおうとしてたんだと思う。コンプレックスかもしれないし、学生時代に身につけられなかったことを少しずつ勉強していたのかもしれない。よくわかるレアメタルの本、とかよくわかるEVの本みたいな仕事と全く関連ない本も読んでいて本当によくわからない。付箋がついているので読んでいる跡はある。

画集詩集も多く、このあたりはまったく詳しくないのでどう評価したらいいのかわからない。でも、昔から美術は好きで、海外にはよく美術館巡りをしていた。ルーブルに3日連続で通ったあとに、全然見れなかったからまた来たいなぁと言っていた。その想いは叶わなかったけれども。

私が知る限り、父には友人らしい友人はいなかったし、小説を書いて応募したという話は聞かないし、金儲けで成功したという話も聞かない。せいぜい母と私と兄を養ったという我が家にとっての偉大な功績があったくらいである。

父の仕事に直接関連する書籍は蔵書の中の1%未満であり、父は人生可処分時間の大半をステップアップや成長のための読書ではなく、趣味のための読書自分のための読書で過ごしている。父が得た知識理解はどこにもアウトプットされることなく、灰となって消えてしまった。

そして、これが地方文化の一つの形ではないかと思う。

もちろん地方都市に父のような生活をしてる人が大半だなんて言うつもりはない。おそらく少数派だ。しかし、人口20-30万人くらいの小さな地方都市には大体、父のような人間がいるものだ。

東京大阪にもいる、という話ではない。そんなのいるに決まっている。

地方都市自営業者のような世間的にはそんなに尊敬される、すごいと思われるわけではない職業についた人々が、自身知的好奇心リブンで年収職業訓練になんの役にも立たないことをしている。そういうのも一つの地方文化だと思う。首都圏まれの人には想像しづいかもしれないが、いわゆる知識階級大学教授医師弁護士といった士業など)の肩書を持っていないが、準知識人(もしくはエセ知識人、隠れ知識人かもしれない)がそれなりに埋もれている、そういうことも知っておいてほしい。

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