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はてなキーワード: 夏の前日とは

2024-07-07

夏の二次創作

 彼には名前がなかった。名前があっても使わないだろう、と両親から思われたのだ。だから彼は名前を与えられなかった。彼は学校でも会社でも病院でも名前を呼ばれないまま二十一歳になったが、本人も、周囲の人間も、それで不自由なかった。両親の予測は恐ろしいほど正確だった。だから子供を作ったともいえる。彼は結婚式場で働いている。

 彼は毎朝起きてすぐにニュースを見る。ひと通り世の中について確認すると冷蔵庫からチョコレートを取り出して一列だけ食べる。それから顔を洗い歯を磨いてスーツに着替えると、七時にはもう家を出てしまう。式場に着くのは八時頃で、その日に挙式の予定があれば遅刻だし、何もなければ休日である。その日は休日だった。彼は式場の近くのレストランチョコレートを一列食べて自宅に戻った。何かの封筒ポストに入っていた。

 都知事選投票所入場券だった。もうそんな季節か、と思った(毎朝ニュースを見ているのにそう思うのは不可解である)。彼は今日仕事があると思っていたので他の予定がなかった。だから期日前投票に行こうと思った。投票は、信頼する人間名前を書く行為だ。彼の人生において、それは重大な意味を持たざるを得なかった。彼はスーツのまま候補者について一通り調べると、暇空あかね投票すると決めて家を出た。

 外では太陽が彼の全身をくまなく蒸らした。十時だった。投票所のある隣駅に向かうための駅では、平日の昼なのに下積みの歌手が歌っていた。たまの『夏の前日』だった。彼はその曲を知らなかったから足を止めなかった。改札を抜けホームに出てもその歌声はかすかに聞こえた。電車はまもなくやって来て、彼はそれに乗った。車内は静かだったが外と変わらず蒸し暑かった

 投票所は静かで涼しかった。彼は鉛筆を持って仕切りのある机に向かうと、最後にもう一度考えてから、暇空あかねと書いた。そして用紙を二つ折りにして、銀色投票箱の中に落とした。一分もかからなかった。

 彼は投票所を出てから家に着くまでの間、絶え間なく投票記憶を噛み締めていた。彼は投票のたびに向こう数ヶ月ぶんの生気を充填している(それほど重要投票の日が迫っていることを封筒を見るまで忘れているのは不可解である)。彼は着替えると、猫の名前を呼んだ。猫はすぐにやって来た。彼は猫を撫でながら、今しがた届いた結婚式場から解雇メール音読してみせた。猫は満足そうな声を出すと腹を向けて寝転びさらなる愛情をねだった。彼は求められた通りにした。

 その日の深夜に彼は目を覚ました。寝床から立ち上がると冷凍庫から氷を取り出してそのまま噛み砕いた。次に花が生けてあるままの花瓶の中身をすべてシンクに出した。花の種類は暗くてよくわからなかったので、彼はその匂いを嗅いだ。次にトイレに入って排尿すると布団に戻った。いつの間にか目を覚ましていた猫がもう一度彼のそばで丸くなった。

 翌朝彼が目を覚ましたのは九時だった。布団の中から手だけでリモコンを探し、ニュース確認する。番組では彼が普段見ていた時間とは違う種類のニュースを扱っていた。猫はもうどこかに行ったようで彼の部屋にはいなかった。彼は起き上がると花でいっぱいのシンクに水を出した。花はまだ茶色くはなかったが、次の日には花弁の端が変色し始め、その次の日には完全に茶色くなって縮んでいた。彼は水を止めると、その花を口に運んだ。チョコレートと同じ色だった。二本目も三本目も同じようにして食べた。次第に彼の目に涙が溜まりはじめ、ついに零れ、縮んだ花に落ちた。肩を震わせながら次々に花を貪った。彼の家に入った空き巣最初に見たのは、その彼の背中だった。

 彼は両手に枯れた花を掴んだまま振り返った。見知らぬ男が玄関を半分開けて覗いていた。空き巣は泣き腫らした彼の顔を見た。猫に似ているな、と思った。彼はその男空き巣であることを察知したがその先は特に考えなかった。まだ花を食べていたかった。空き巣玄関に足を踏み入れた。彼はシンクに向き直って次の花を齧ろうとした。その花は積み重なった花々の内側にありあまり空気に触れていなかったので少し桃色の部分があった。葉も茎にも緑色が残っていた。彼はその花を開けた口から離し、再び振り返って、空き巣差し出した。空き巣は靴箱の中にあった猫の死体を持ち上げているところだった。

 夕方になると空き巣は帰って行った。彼の部屋はほとんど元の状態のままだった。彼は壁にもたれて床に座り、空き巣からもらった名刺を眺めた。空き巣本業プール監視員で、田母神俊雄投票していた。彼は立ち上がると部屋の隅々までていねいに掃除機をかけた。それが終わると冷蔵庫を開けてチョコレートを一列食べた。最後の列だった。彼はサンダルを履きチョコレートを買うために外に出た。遠くで花火のような音がしたが見えなかった。

2022-06-30

おすすめ漫画増田ブコメ返信など

元増田に思い出した既読の好み漫画追記しました

https://anond.hatelabo.jp/20220629082354

記事自分の読んだ好みの漫画一覧を作ったら便利だなというのと、同好の士のためにリストウェブに置いておきたいというつもりで書きました

リストは、上からこの手のだったらまずこれ!という有名作

コミティア系(アフタ系ともいう)

女性向け漫画少女漫画

4コマきらら

作家短編

の順のつもりにしてます

リストカテゴライズしたりおすすめしてもらった物も追加して少しずつ充実させていきたいと思います

以下ブコメ返信

Helfardアフタヌーン出身の作者をググって古い作品を片っ端から読めば良さそう。

雑誌アフタヌーンハルタ青騎士ネムキアックスビーム、イタンあたり鉄板ですよね〜

ウェブ系だとトーチ、電脳マヴォかな

モアイ新人賞ジャンプ読み切りも良さげ

けど私はcomicoで埋もれてるアフタヌーンか?いっそアックスか?みたいなのを知ってたら教えていただきたい訳でしてまして……

ちなcomicoは爪先の宇宙推し

ET777むしろ好みじゃないのも読みなよ

読んでる〜!ていうか地雷(グロホラー)以外はなんでも読む

好きな漫画全部だと本当に書ききれないので特に知りたいコミティア系に絞った

ジャンプ育ち現役WJ読者、漫画描くようになってからコミティア系(ブクマで言うアフタ系)が好きで描きたいのに気づいてひたすら探して読む、後は集英社白泉社少女漫画少々、スクエニ系少々

なので女性向け漫画が弱いかなー漫画ランキングでも女性部門は知らないのが多いし

子供の時から一貫する中心的好みだとコミティア系になるだけで浅く広く色々好き

この辺のジャンルなんていうんだろうね、自分すこしふしぎ系、いい意味雰囲気漫画って呼んでて最近コミティア系という言葉を知ったのでそう呼んでる

ブコメだとアフタヌーン系呼びが多いね

コミティア系以外だとハンター、ワートリの能力バトル知略バトル

キャラクター中心の日常ギャグ

コミティア系とかぶるけど重めのストーリーSFファンタジーあたりが好き

まあおおむね学園ラブコメよりSFファンタジーが好きになるタイプオタク……

ラブコメも読むけど想定読者じゃないなって気持ちにはなる

zeromoon0 自分で調べなさい。それかそういうのはTwitterでやりなさいな。

yas-mal スクロールに疲れて、「これだけ知ってたら、自分で探せるやろー!」という気持ちになった。/池辺葵作品が2つ入ってるけど、連載中の「ブランチライン」も最高だぞ。/幾花にいろあんじゅう」とかどうだろう?

 ネットでも探しまくるけどこっちでもやっておこうかなみたいな

ブコメおすすめでも知ってる物と、当てはまるけど好みじゃないのと、掘り出し物がでるのは一緒だろうし

検索だと出にくい物が個人シナプスネットワーク検索で出る可能性にかけたいなと

ブランチライン」「あんじゅう」知らなかった、ありがとう

inatax知ってるか知らないか優先順位をつけられてもこっちお前が何を知ってるか知らないんだよ / それ町は好きそう。この間連載が始まったばっかりだけどルリドラゴンも好きそう

 全くだ!知ってる物も全部書こうと思ったけど無理だったから知らん漫画リストから予想して知らなそうな漫画に読み替えて欲しい

それ町最初の方読んだ!ルリドラゴンはおおむね好みだが刺さるにはもう少し……

シリアス展開伏線も多いし先が楽しみではあります

NOV1975こっち系はどんなに似てても一筋違うと趣味に合わないってすぐなりそう。頑張って読むしかない感じはする

 それ!comicoの例だと遠い日には青くの方が要素当てはまってるけど個人的に刺さるのは爪先の宇宙みたいなのよくある

からリストはこのタイプって伝えるのを優先して、刺さらなかったのも含めて例としてまとめて上げた

……のだけど数上げてるうちに自分でもこれは範囲に入るのか?となってきてしまった

aliliputジャンケットバンク読んでください!ジャンプラで無料で読めます!何なら5巻まで買ってあげるから!!

 そこは概念ドロボウくるとこでは!?

エンバンメイズ好きだったのでジャンケットバンク読むつもりです

概念ドロボウは一昨日一話読んで買うか検討中

miruna晴れ晴れ日和/古いのだとビブリオテーク・リヴ

 さすがmirunaさん!知らないのだった

ありがとう

chibatp9 多すぎて絞れないか無視してSF妖怪終末方面の俺の好きな漫画を勧めるぜ。『怪異いかさま博覧亭』『篠崎くんのメンテ事情』『終末ツーリング』『アップルパラダイス』『世界の終わりに柴犬と』文字数

 ありがとう!全部知らないし面白そう!

ブログ文字数気にせず書いてもらいたいブクマカだ!

kukky 佐藤史生過去Kindleで読めるから全部読め!竜が出てくる作品でもファンタジーではなくSF寄りだけど。

 知らなかった!ありがとう!今から買ってくる!

otoan52 廃墟好きそう。ハロープラネット絶対好きな人だ。

 はい!大好きです!ハロプラボカロとささくれさんにハマり今年初マジミラ参加の予定です

kerokimu シャドーハウス海獣の子供、The Mark of Watzel などがハマりそうと感じました!ていうかほーほけが入ってる!増田好き!/かげきしょうじょは読んだ?京極堂シリーズコミカライズおすすめなんですけどどうですか??

 ほーほけいいですよね!かげきしょうじょ既読です!

昨日TLで京極堂の学パロ(学パロではない)おすすめって話でて今日Kindle遡ってたら中禅寺先生買ってました!思い出せてよかった、ありがとう

おすすめも読んでみます

 多数おすすめ

夏目友人帳

ヨコハマ買い出し紀行

ハクメイとミコチ

・ニセモノ協会

星屑ニーナ

知ってるけど未読です!かなり好みの要素が多そうな雰囲気がしているので楽しみ!

・葬送のフリーレン

一話試し読みでチョットチガッタ……になったので迷い中

魔法使いの嫁

これも一巻無料読んで迷い中

メイドインアビス

一巻だけ読んでry

好み要素も多そうだけど地雷要素も多そうで躊躇い中

教えて欲しいんですがグロすごいってよく言われているけど血が出る外傷があるグロですかね?

精神リョナは耐性あるけど血が出るリョナはまじで無理、人の怪我した話聞くだけでグロッキーになるぐらい無理

 既読

図書館で読んだりすごい昔に読んだり無料公開で読んだりで忘れていた物と

これは範囲内か?と迷って入れなかった物

書いてくれたのにすまん!

宝石の国

大好きです!でもリストで伝えたかった種類とは違うタイプじゃないか!?

・外天廊

皮肉冷笑の要素が強いと苦手……それ町は好きの範囲

ニッケルデオン

同上の理由道満晴明短編集も苦手……

・尖り帽子アトリエ

言われてみれば要素だいぶ一致してますね……

自分の中では縦軸ストーリーいからそれがなくて魔法日常物だったら入るカウントだった

Landreaall

これも言われてみれば……ゼロサムLandreaallボクラノキセキ鉄板すよね

 知らなかった物

この為に書いた!ありがとう!大感謝

・まいんどりーむ(藤野もやむ作品)

しょうもないのうりょく

ニーナさんの魔法生活

魔法使いの印刷

・コーセルテルの竜術士

・船を建てる

最果てのパラディン

宇宙賃貸サルガッ荘

孤食ロボット

・うちのクラス女子ヤバい

・広がる地図とホウキ

マホロミ

・つるまき町夏時間

リュウマのガゴウ

任侠転生

群青学舎

・とくにある日々

・そのへんのアクタ

マーガレットとご主人の底抜け珍道中

・水の森綺譚

・ヨツコト

バカ兄弟

・私を月まで連れてって!

ラッキーちゃんの新しい仕事

・きみと世界の終りを訪ねて

エルフ狩猟士のアイテム工房

北欧貴族猛禽妻の雪国狩り暮らし

マザー(江戸川治)

・Lv1魔王ワンルーム勇者

・令和のダラさん

・狼には気をつけて

なりひらばし電器商店

・桃と犬と海

グランローヴァ

辺境警備シリーズ

ねこねこファンタジア

・前略 雲の上より

・半助食物帳

ぼっち博士ロボット少女絶望ユートピア

・昴とスーさん

緋色椅子

・IYA Death

オーロラノード

・星旅少年

・TUKIKAGEカフェ

・砂の下の夢

ゆうやトリップ

三千世界を弔って

夢想のまち

アフター0

大丈夫倶楽部

遺跡のある大陸

コーヒーもう一杯

・俺と彼女先生の話

・極彩の家

蒼天のソウラ

幻想グルメ

・エニデビィ

・妹は猫世界八番目の不思議

快楽ヒストリエ

異世界トイレで大をする

マップス

ヤコポコ

・さめない街の喫茶店

ヘテロゲニアリンギティ

アンナコムネナ

・午後3時の魔法

夏の前日

官能先生

ゆめのかよいじ(旧版)

・空の色に似ている

少女ネム

宇宙家族カールビンソン

・終末の惑星

全部触れられなくてすみません

トラバと知ってる未読漫画漫画以外のおすすめも別途返信しようと思ってます今日寝る時間になったのでまた後日編集します!

2020-10-02

anond:20201001164714

「1回」が途中で切れてたので別にした

1回しか出てない方が熱が入ってる紹介も多くて、個人的には気になる漫画が多い

2018-12-20

2017年「今年読んで良かった漫画」3席

平成期末の12月、さりとてただの西暦2018年末も暮れゆきEvernoteを整理(という名目現実逃避)していたら、去年の末に増田に投下しようとして書き上がらないまま放置されていた漫画レビューが転がっていたので、供養として投下してみようと思う。細かい表現ばかりが気になり頭をひねっていたら知恵熱を上げてしまって、結果として放り投げてしまったのだった。けど1年寝かすと、ほんとうどうでもよくなるもんだ。今年こそ、ちゃんと書こう。

以下、そのままコピペ

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年の瀬ということで、あっちらこっちらで総括的なものが始められている模様。そういうところにブコメをして推し布教していくのもいいが何せ100文字で多くを語ることができない、ので徒然に増田に投下してみるわ。あー、明後日納会行きたくねー(社内ぼっちなので)

お題は表題の通り。コミックスとして発刊されてるもの対象。発表時期は昨年以前のものでも、今年私が買ったものなら対象流行に疎いものでね)というどこまでもジャイアニズム全開のまとめだ。誰かのこころに刺さるものであれば幸い。

【1席】

「違国日記」① ヤマシタトモコ祥伝社

https://www.amazon.co.jp/dp/B077GQL19W/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

ヤマシタトモコモノローグのうまさが前からそれなりに好きではあったのだけど、話や画づらがガチャガチャしていてあまりハマり切れてなかったところがあって(「BUTTER!!!」とかね)。

だが今作は主人公(の片割れ)が小説家ということもあって純粋に持ち味である「語り」が活きてきたな、という感じ。(ベタなフィーヤン的おセンチメンタリズム…ではあるのだが)

気が付いたらハマっていて、「2巻ないの?」となった。

両親を亡くした思春期の子を叔母(母の妹)が引き取る…なんて話だったら往々にして、「世の中を斜に見ているひねくれもの」という設定が「思春期の子」役にあてがわれることが多いんだけど、本作の「田汲朝」ちゃんはとても素直な性格なうえ、人見知りしない(齢34を超えて未だに他人とまともに話が出来ないおばさんにちょっとコミュ力分けてくれよ)。この人物造詣がなにより良かった。

それと、読まないと絶対からないような細かいポイントで恐縮だが、「乾いた寿司は殺す」。この一言でもう、やられてしまった。

【2席】

プリンセスメゾン」④ 池辺葵小学館

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B071J6PGN6/ref=series_rw_dp_sw

4月ごろに部屋探しをしていたので、結構感情移入しながら読んでた。

(割と長いシリーズなので、ご存知の人も多いだろう。ということで概要ははしょりまーす)

主人公・沼ちゃんはようやく「ここだ」という部屋に出会いマンション売買契約を結びました…ここまでが3巻のあらすじ。

で、それを受けた4巻だけど、平常運転です。相変わらず、沼ちゃんと周辺の人々のパートと、市井の人とその人の暮らす部屋にまつわるお話パートとを行き来しながらお話は続いていきます

いつもどおり続くけど。

例えば、娘に命かけたものは何か、と問われた母親が「出産」と答えるエピソード、それを受けた娘は「じゃあ、私、一生懸命生きなきゃだね」と応える。

「いつもどおり」は日々のなか暗渠のようにずっと流れ続けていて、ある時まれにそれが顔をだす。その輝きのなんと素晴らしいことか。

8年暮らした部屋を出る沼ちゃんエピソードに、5月10暮らした部屋と街を出た自分自身を重ねて、少し泣いてしまった。

【3席】

官能先生」① 吉田基已講談社

https://www.amazon.co.jp/dp/B0721MBYT7/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

ようやく「森・青木」以外の物語を書いてくれる気になったか…というところで、デビュー作「水と銀」以来ファン歴18年の私としては感無量です。

お話としては、相変わらずぶっ飛んでて良かった(吉田先生的には平常運転)。

ヘタレむっつりストーカー気質おじさん×ツンデレ狐目女子萌え(何やら言語中枢がやられてしまってるようだ)

当落ライン狭間で】

「淫らな青ちゃん勉強ができない」①・②・③・④・⑤ カワハラ恋/講談社

「男はケダモノ」という世界観で生きている女子高生が、ピュア男子高生に好きになられて…。

一人妄想を膨らまして、勝手に怒ってみたり悶えてみたり童貞マウンティングしたりする主人公・青ちゃんを「一番ケダモノなのはお前やないかーい」と愛でるのが本作の趣旨です。

とはいえタイトルでわかる通り、「出オチ」系のマンガなので、そろそろマンネリがきつい。最新刊では青ちゃんに想いを寄せる女子高生も現れ、百合展開もあり…次の一手に期待。

お前はまだグンマを知らない」①・②・③・④・⑤・⑥・⑦・⑧ 井田ヒロト新潮社

これも出オチ系。マンネリが気になるかな。でも、グンマのこと、好きになれたよ。

ラブ焼きまんじゅう

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追記

「違国日記」は3巻まで出たね。いいボルテージを維持しているので、引き続き期待しているけど、ヤマシタ先生の描こうとしているものの全容を想像するに、きちんと終わるまで何年かかるだろう、と思う。

巻末の「○○のそれぞれ」で脱線してる暇はないっすよ。

対照的に「官能先生」は2巻でもう物語の核心に触れつつある。次巻、起承転結の“転”となるエピソードがくるかな。「恋風」も「夏の前日」も5巻だしな、物語を転がすのが本当にうまいって思う。

ビジネス的にはどうなのかと思うが、「作品の質が全て」という信条なのでそれは無視

当落線上の作品は、結局捨ててしまった。

(「おまグン」はWebくらげバンチで読んでるけど、単行本を買うには至らない)

日々は、進んでないようで、過ぎていく。たまに過去自分が書き散らかしたものに出くわすたびにその少なくない変化を驚かされるばかりだ。

2016-09-26

http://anond.hatelabo.jp/20160926093120

夏の前日」…は年齢が明示されてないのか。エロ漫画なら熟女系多いのにな。

 
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