犯罪で利益を得ようとする人がいるのは、人口が多いから。要するに収穫逓減の法則、という理論。
これは一見パラドキシカルですが、ちゃんと経済学の視点から論理立てて考察することが可能です。
2. これは収穫逓減の法則と似ている
ここでは、「犯罪者はリスクとリターンを比較して行動する合理的エージェント」と仮定します。
人口が増えるとどうなるか?
収穫逓減の法則(Diminishing Returns)はこう言います:他の要素が一定のまま、ある投入を増やしていくと、追加の成果(限界収穫)はやがて減少する。
2. 犯罪による利得(割に合うリターン)↑相対的に魅力的に見える
3. 結果、人口が多い・機会が少ない社会では一定数が「合理的に」犯罪に流れる
これはあくまで統計的・構造的傾向の説明であり、個々の道徳的選択とは無関係です。社会政策的には、
この解釈は「人口=潜在的リソース」である一方、「過剰なリソース集中=効率低下や逸脱行動の温床」になるというマクロ的視点を提供します。