ウチの大学、まあアレな感じで世間様に認知されてると思うんだけど、唯一と言っていいくらい誇れる?ネタになる?ものがある。
ポーアイ、つまりポートアイランドキャンパスの学食で食えるカレーのことなんだが、これがなんというか…妙に記憶に残る味なんだよな。
神戸ポートピアホテル直営のシャレオツなレストラン「ジョリポー」もキャンパス内にはあるんだが、俺たちみたいな学生が日常的に腹を満たすのは、もう一つの学食「フードコート シーガル」(昔は「BREATH」って名前だったらしい)の方だ。
別に高級な味がするわけじゃない。なんならちょっと粉っぽい日もあるし、具が妙に少ない時もある。でもなんか食っちゃうんだよな。
スパイスが効いてるのか効いてないのか、日によってブレがある気もするが、あの独特のとろみと、食べた後にほんのり残る…なんだろう、あの感じ。まさに「学食のカレー」の王道でありつつ、どこかポーアイの潮風を感じさせる(気がするだけ)。
特に試験前とか金欠の時とか、マジでこればっかり食ってた。安いし早いし、とりあえず腹は膨れる。100円夕食とか200円夕食の対象メニューにもなってた時期があるくらい、学生の味方なんだよ。
卒業してから数年経つけど、たまに無性に食いたくなる時がある。あのチープで、でもどこか憎めない味。青春の味、って言ったらキザすぎるか?いや、Fラン大生の腹を満たし続けた、ソウルフードって言った方がしっくりくるな。
もし神戸学院大学に行く機会があったら、ジョリポーもいいけど、ぜひポーアイカレーも試してみてくれ。不味くはない、はず。多分。知らんけど。