ベビー用品の安物は、安物しか買ったことない人や育児に深く関わっていない人には分からないだろうけど、それなりの値段がするものと本当に全く違うから勝手に送りつけてこないでほしいよね。
ちゃんとした赤ちゃんの肌着って、デリケートな肌に縫い目やタグが当たらないように服の外側(表面)に付いているんだよ。
だから初見の人には裏表逆に着てるように見えるみたい。(うちも、赤ちゃんを見に来た親戚の子や友人に「服、逆じゃない?」とよく聞かれた)
でもそういう知識って、身近に赤ちゃんがいないと身に付かないわけで。
自分の場合、我が子の出産準備品をミキハウスで揃えていたので「赤ちゃんの服はそういうものだ」という知識を得ることができていた。
アカチャンホンポやユニクロでもベビー肌着を買ったが、どれも縫い目やタグは服の表面についていた。
その後初めて西松屋とバースデイに行ったとき、「デザインが派手で面白い!しかもめちゃくちゃ安い!」と感動して色々と買い漁った。ミキハウスでは1着しか買えない値段で何着も買えたんだ。
帰宅後に開封すると、全ての肌着の縫い目とタグが内側にあってびっくり。更に、襟元が伸びない仕様のものもあった。
そのまま着せてみると襟元が伸びないので着せるのがとても大変。着せた後は、なんだか不快そうな様子の子ども。縫い目の当たる部分がかゆいのかな。
「安物買いの銭失い」という言葉が頭をよぎり、以降西松屋とバースデイで肌着を買うのはやめることにした。
最近、3coinsのおもちゃが「可愛くて安い」と人気がある。
しかし少しでも知識がある人が見れば、乳幼児には危険だと感じるようなものも中にはある。
最近発売されたおしゃぶり用ストラップは、「ちょうど子どもの口に入る大きさの木製ビーズ」がいくつか繋がってできている。
見た目はシンプルでオシャレでめちゃくちゃ可愛い。我が子が使う姿を想像するだけでも顔がほころぶ。
でも、もしビーズを繋ぐ紐がちぎれたり解けたりしたら?
製品の注意書きには「これはおもちゃではないので子どもが口に入れて遊ばないように」と書かれている。
しかし0歳児に「これはおもちゃじゃないから口に入れて遊ばないでね」なんて、どんなに言い聞かせたところで分かりゃしない。つまり赤子から1秒たりとも目が離せなくなるのだ。
もちろん赤子から目を離してはいけないのは当然のことかもしれないが、ベビーカーでほんの15秒立ち止まってスマホを開いて地図を確認することの何が責められよう。
でももしその15秒の間に、紐がちぎれて、ビーズを誤飲してしまったら?
そんな後悔をしないために、日頃からベビー用品を作る会社たちは色々な規格を定めて、少し割高でも15秒目を離せる安全を売っているんだと私は理解している。
不快を言葉で伝えられず、危険を理解することができない子どものために、一番近くにいる親がちゃんとした知識を身につけたうえであれこれ選ぶ必要がある。
? 幼児向けならSTマークついてりゃ安物で十分だよ?
めっちゃいい文書くじゃん(謎の先輩っぽさ)