Books & Things

2024年 12月 22日

Happy Holidays

SIGAREN MAESTRO. Lithograph poster. W805 x H1220. Circa 1910s.

# by booksandthings | 2024-12-22 12:00 | お知らせ・雑記

2024年 10月 23日

2024年10月の展示

アート・ディレクションを大高猛と石岡瑛子、デザインを石岡瑛子が手掛けた EXPO'70 日本万国博のポスター。

兵庫県立美術館で開催されている『石岡瑛子 I デザイン』展に合わせて展示。

その石岡瑛子との協業も多いイラストレーター山口はるみによるマンズワインのポスター。1974年作。

入口には石岡瑛子が敬愛したドイツ人女性レニ・リーフェンシュタールのポートレイト写真と関連書を展示。

ナチ党党大会会場のニュルンベルクで撮影されたプリントには向かって右からレニー・リーフェンシュタール、アドルフ・ヒトラー、ヴィクトール・ルッツェ。

撮影者は不明。

党大会の様子はレニ・リーフェンシュタールによって記録映画化されている。おそらく映画撮影の打ち合わせ時にこの写真が撮影されたのだろう。撮影年は1933年～1935年の間。

デンマークのルイジアナ美術館で1992年6月6日から8月9日まで開催されたカナダ人アーティスト、ジェフ・ウォール (Jeff Wall) の展覧会ポスター。

ル・コルビュジェ (Le Corbusier) が設計したフランスのリヨン郊外に位置するラ・トゥーレット修道院 (Couvent de la Tourette) での修道士を撮影したプリント。

撮影者は不明。撮影年は1960年代初め頃。

1929年ニューヨーク近代美術館で開催され話題を呼んだ展覧会『PPAINTINGS BY 19 LIVING AMERICANS』に選出された画家ジョージア・オキーフ (Georgia O'keeffe) と国吉康雄 (Yasuo Kuniyoshi) のポートレイト写真を展示。

ゴーストランチにて90歳になるオキーフを撮影したのは写真家マルコルム・ヴァロン (Malcolm Varon) 。サイン入りオリジナルCプリント。

1945年頃にニューヨークのスタジオで国吉康雄を撮影したのは写真家アルフレード・ヴァレンテ (Alfredo Valente) 。サイン入りオリジナル・ゼラチン・シルバー・プリント。

オキーフと国吉は同時代のアメリカを代表する画家というだけではなく、ドナルド・デスキー (Donald Deskey) が室内装飾を統括したニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホール内の女性用パウダールームの壁画をめぐってもつながる。

展示品の詳細についてはお手数ですがお問い合わせください。

# by booksandthings | 2024-10-23 12:00 | 版画・ポスター

2024年 08月 04日

2024年真夏の展示

資生堂宣伝部制作室時代にサマーキャンペーン『ブロンズ・サマー』のポスターで東京ADC銀賞、翌1970年に『ビッグ・サマー』のポスターで東京ADC銅賞、1971年には『人・人・人』資生堂サンオイルとビューティーケイクの連作ポスターで再びADC賞を受賞し、その年に資生堂を退社し独立した松永真デザインのポスター。

アメリカの写真家アーロン・シスキン (Aaron Siskind) が1943年にマサチューセッツ州マーサーズヴィンヤードの砂浜に打ち上げられた海藻を撮影したオリジナル・ゼラチン・シルバー・プリント作品。

日本でも1991年にリブロポートから日本版が刊行された写真家ジョール・マイヤーウィッツ (Joel Meyerowitz) の写真集『A SUMMER'S DAY』。

こちらはその元版の特装版。背部分が革装のサイン入り特装版にオリジナル・ダイトランスファー・プリント付き。

亀倉雄策（アートディレクター）、村越襄（フォトディレクター）、早崎治（フォト）による1964年東京オリンピック公式ポスター（水泳）。

その他、夏気分のプリント類を展示しています。

# by booksandthings | 2024-08-04 12:00 | 版画・ポスター

2024年 07月 06日

2024年7月の展示

現在は良品計画の傘下にある1982年創業のインテリア・ブランド『IDEE』が1985年に六本木のアクシス・ギャラリーで2日間だけ開催した展覧会のために製作されたポスター。ドローイングは吉田真一郎、デザインは渡邊かをる。

スイスの家具会社 VITRA のポスター。写真家 Christian Coigny が新たな広告キャンペーンのために1987年から1997年の10年間に VITRA 社で製作されている椅子を抱えて世界を飛び回り、建築家、デザイナー、映画関係者、アーティストなど錚々たるクリエイティブな面々と椅子とのポートレイトを撮影し、それらの64名の写真をポスター用にレイアウトしたもの。日本人ではただひとりファッション・デザイナーの三宅一生が参加しており、選ばれた椅子は旧知のデザイナー倉俣史朗によるスチールエキスパンドメタル素材の『HOW HIGH THE MOON』。