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荒野へ

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ジョン・クラカワー著の荒野へ

厳寒のアラスカに消えたひとつの命。
アメリカの地方新聞が報じたある青年の死は、やがて全米に波紋を呼んだ。恵まれた境遇で育った彼は、なぜアラスカの荒野でひとり死んでいったのか。衝撃の全米ベストセラー。


昨年末に書評を書いた「死に山」を調べている時に偶然出てきた書物です。
主人公の孤独を愛して旅を続けた姿勢が、分かるような気がするんですよ。もちろん僕は安全な野舞探で楽々な旅をしているんだけど、若い頃は「自分は死なない」という根拠の無い絶対的な思いで色々なことをやっていた訳です。その片鱗が今のカヤックのソロ漕ぎにまだ残っているような気がします。

妹のカリーンが文中で、「クリスは自分の命を危険にさらすことなど平気だったけど、バックリー(※注:犬)を危険な目に遭わせることはできなかったはずよ。バックがいっしょだったら、あんな冒険はできなかったわ」と言ってますが、これこそ僕がワンズを連れて旅をしている理由の一つなのかも知れません。

映画化もされているみたいなので、観たくなりました。


おしまい




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プロフィール

Alcedo

Nifty時代の「カワセミ王国」の成れの果てです。
現在は、単なる私の備忘録になっています。
キャンピングカー・カヤック・ドローン・カメラ・野鳥などのエントリがメインです。

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