2週間日本に滞在していて感じたことをいくつか。海外暮らしをはじめると、日本に対してとやかく言いたくなるものなのですね。私が今回の滞在で食べた美味しい写真とともに!
中国人の悪口を言う
東京はいたるところで「TAX FREE SHOP」の表示がされていて、そしていたるところで耳にする中国語から、海外、特に中国からの観光客が増えている感じがビンビン伝わってきました。それとともによく耳にするのが、その中国人観光客のマナーの悪さについて。渋谷でマッサージを受けに行った際に「中国人、本当に最悪ですよ」という話題をマッサージ師さんから振られたのでした。マナーが悪いのは中国の方の問題ですが、とはいえ、
もし私が日本語流暢な中国人だったらどうすんの?親が中国人とか、それって全然ありえるよね?
と思いました。身内との会話の中での話題であれば別にかまわないと思うのですが、客商売の人がそれはマズイのでは…。日本人以外は”ガイジン”という感じが伝わってきて、なんかこれは危ういと思ったのでした。
店員さんが中国人
正直な話、日本に住んでいた頃は、コンビニのアルバイトが中国の方だった場合、日本人の選択肢がなかったため、消極的選択によるものかな?と思っていたのですが、今回帰国して、中国人観光客の多さから、
日本語しか話せない日本人より、中国語も話せる中国人の方が店にとっても価値が高いのでは?
と思いました。今回、一時帰国だったので免税でお買い物したのですが、ビックカメラの免税カウンターの店員さんも中国の方で、逆に日本人では務まらない仕事なんだろうなぁと思いました。店内には、”中国語ができる店員がいます”表示がされていたり、消極的選択ではなく、中国人の採用は積極的選択になっているのだなと感じたのでした。
日本人は日本を特別視しすぎている
タイに住んでいた友人(日本人)と話す機会があり、「日本人は日本って素晴らしいところ!っていう動画とか記事とか好きだよね?」という話になりました。私も日本を素晴らしいと言ってくれる外国人の方の話を聞くのは、日本人としてとても嬉しいのですが、なんというか、
外国人の声を通して、日本人に日本の良さを刷り込んでいるような、なんとも言えない違和感を感じるようになりました。
日本は世界的に見たら観光客が多い国というわけでもないし、私が「スペイン行きたいなー」というような感じで、選択肢の1つに過ぎないと思うのですが、”日本は特別!”という意識がとても強い気がします。そしてそれは、メディアによって刷り込まれている気がします。
また日本からベイエリアに視察にいらっしゃる方に、「アメリカのスタートアップにとって日本進出ってどうなんですか?積極的?」といったことを聞かれたりするのですが、正直そうでもないと思うのですよ…。英語でサービス提供してて、最初からグローバルなわけだし、日本はむしろローカライズが大変な国の1つだと思うんです。
自分を特別意識しすぎて、立ち位置を見失うような、なんかそんな危うさもあるのかなと思いました。
とはいえ、なんだかんだ言っても日本は快適♪ご飯も美味しいし、ゆっくりお風呂に入れるし、トイレはウォシュレットだし!
でもこの国は中にいると快適すぎて気づかないけれど、色んな危うさをはらんでいるんだなーと改めて思いました。
写真は、寿司:二子玉の美登利寿司、ラーメン:阿夫利のゆず塩ラーメン、ししゃも:渋谷の居酒屋、焼きしゃぶ:弦巻のCossott’eです。