時間の都合もあって、なかなか見れなかったもので。
「シャナ」と名前もついた事ですし、ようやく今週からタイトルどおりですね(笑)。
第3話「トーチとフレイムヘイズ」の感想は↓で。
シャナ
「勝手に名前を付けるなんて……トーチのくせに生意気よ」
悠二に付けられた名前、シャナ。
不本意そうに呟きますが、その口調はどこか戸惑い混じり。
自分の理解から外れた性格をしたトーチに不機嫌そうにしながらも、割り切るように呟きます。
シャナ
「あれがどんなトーチだろうと関係ない……それにすぐ消える」
翌日。
登校した悠二は、親友の池から出た「平井さん」の一言に驚きの声を上げます。
慌てて「お前、平井さん憶えてるのか?」と問いかけると、更に驚愕の答えが。
池
「忘れるわけないだろ。そこにいるんだし」
えぇ!?∑( ̄□ ̄;
思わずTVの前でのけぞったAirと、慌てて振り向く悠二。
そこにいたのは消えたはずの平井さん―――ではなく、思いっきり不機嫌そうな顔したシャナでした。
一瞬マヂで思考が止まった(-_-;)
シャナが語るには、どうやら先日の残りカスを使って平井ゆかりの存在に自分を割り込ませ、悠二を見張るために学校に侵入したとの事。
そんなの有りですか、と思いましたが、シャナが言うんじゃ仕方ありません(えー)。
シャナ
「だから今は私が平井ゆかり」
たいした事でもないように告げるシャナ。
そんな彼女をクラスメート達も完全に平井さんとして認識しています。
気づいているのは、彼女と関わった悠二だけです。
シャナ
「徒を討滅するためよ」 「気にしないで」 「どこに不都合があるっていうわけ」
なおも淡々と説明するシャナに、徐々に悠二の心に怒りが込み上げてきます。
昨日、自分の目の前で消えたばかりの平井さん。
その居場所を乗っ取るような行為にどうしても納得ができません。
悠二
「不都合とかそういう話じゃない!!」
限界がきたのか、ついに怒鳴りつけてしまう悠二。
いきなりの大声に静まり返るクラスメート達……後ろでかずみんも驚いてます。
授業中、冷静になった悠二は先ほどの自分の行為を反省します。
シャナにはシャナの事情がある、それでも黙っていられなかった自分。
悩む悠二でしたが、先生の怒鳴り声に我に返ります。
慌てて見るとその矛先は、教科書もノートも出さずにいた平井さん(シャナ)でした。
先生
「平井、先生の言う事が聞こえんのか!」
ギロリ、と肉食動物の眼で先生を睨むシャナ(怖)。
ビビる先生に対し、眼光同様に鋭い口調で問題の間違いを追及します。
シャナ
「私に教えるつもりがあるなら、ちゃんと勉強してから出直しなさい」
超怖い&超頭いいーー!!!∑( ̄□ ̄;
その後も次々と先生達を精神的に虐殺。トラウマ大量生産。
たった半日でクラスメイトの頭の中にあった平井さんを180度作り変えやがりました。
お、俺の平井さんが壊れていく……_| ̄|○
当の本人はというと、購買でゲットしたメロンパンかじって超ご満悦。
どうもここのメロンパンは彼女好みの出来だったようです。
なんでもパンの皮が固いのがお好みとか……気が合いますね、ぜひお付き合いを(黙れ)。
ちなみに彼女のクラス担任も、職員室で他の先生に平井さんの件で文句を言われます。
思いっきりとばっちりなんで、ちと可哀想といえば可哀想。
担任
「そういう子ではなかったと思うのですが……」
ええ、別人ですから。
放課後、相変わらずクラスの話題は平井さん一色。
皆が微妙に距離を置く中、友達に帰りの挨拶をと「ばいばい」と2回も話しかけるAir一押しの吉田一美さん。いい娘です。
シャナ
「しつこい」
思いっきり邪険にされるかずみん(泣)。
平井さんとは友達だったのに可哀想です・゚・(ノД`)・゚・
それを辛そうな顔で見ていた悠二が帰ろうとした、その時――
シャナ
「来た」
シャナの呟きとほぼ同時に発生する封絶。
瞬時に学校を覆っていくその空間の中で、帰ろうとしていた生徒達の時間が停止します。
シャナもどこからか出したコートから刀を取り出し戦闘態勢に。
髪と瞳の色が燃えるような炎髪灼眼へと変わります。
自分がいるから敵が来た。このままでは自分のせいで大惨事に――。
そう考えた悠二はせめてクラスメイトを教室の外へ逃がそうと、動かない生徒を廊下へ運び出します。
真面目な彼だけに触る場所もジェントルマンです(笑)。
が、一人逃がしたところで無情にも始まる戦闘。
思わず「シャナ!」と叫ぶ悠二に「呼び捨て!?」と返すシャナが面白かった(笑)。
なんだかんだ言って、シャナって名前を認めてるんでしょうか。
敵自体はシャナにしてみればたいした敵でもなく、あっさりと決着が着くのですが、教室の中はめちゃくちゃ、巻き込まれた池君も瀕死と、惨々たる有り様。
絶望の表情を浮かべる悠二にかまわず敵にとどめをさそうとするシャナでしたが、突然の気配に敵の人形を手放します。
「こんにちは、おチビさん」
彼女の前に現れたのは狩人フリアグネ。
フレイムヘイズ殺しとも呼ばれる、白いスーツの男でした。
アラストールによれば、幾人ものフレイムヘイズを葬ってきた強力な紅世の王だそうです。
ただの人形好きの変態にしか見えませんが。
フリアグネ
「それが君の契約者、贄殿遮那(にえとののしゃな)のフレイムヘイズか」
殺る気満々のシャナを前にしても、フリアグネは余裕の表情。
シャナの未熟さを嘲笑うように挑発した後、彼女の暴走でミステスが破壊されないよう撤退していきます。
最後に悠二に射るような視線を残して……。
戦いの後、死にかけの池君の存在の力を使って、壊れた教室の修復を行おうとするシャナ。
「別に他の奴でもいいけど」と血まみれで倒れるクラスメート達を指差します。
……!!!
か、かずみん倒れてるーー!!!∑( ̄□ ̄;
死屍累々状態の中には、あの吉田一美さんまで。
それだけはやめてーー!!とTVの前で本気で願いました(-_-;)
まだ生きてる人間を犠牲にするなんて。
だけどこのまま封絶が解ければ大変な事になる……。
そう苦悶する悠二を見下ろし、シャナは短く問いかけます。
シャナ
「じゃあお前でも使う?」
悠二の存在の力を使い、皆の怪我を、教室を修復する。
当然トーチである悠二は、その分早く消える事になります。
どうせできるはずがない、そう思ってした提案でしたが、悠二の返事はシャナの予想とは違っていました。
悠二
「そうか、その手があった」
僕の存在が、池たちのために使われる。僕がここにいた証。
傷ついた友達に優しい目を向ける悠二に、シャナは苛立ちとそれ以外の何かを感じながら見つめていました。
その夜。
屋根の上でイライラしていた(笑)シャナの前に、悠二が差し入れを持って現れます。
今日のお詫びとお礼を言うために。
シャナ
「何を言い過ぎたのかわからないし、池とかいう人間の代わりにお前の存在の力を使っただけよ」
戸惑いながら視線を逸らすシャナ。
再び戻した視線の先で、悠二の中の灯りはこれまでよりはるかに細く小さくなっていました。
ほんとに遠慮なく使ったようです。
悠二
「それでも、トーチとしてただ忘れられるよりマシだよ。僕の存在が、僕の記憶が、池たちに残るような気がして」
シャナ
「でも結局は他の記憶と同じ。これからの出来事に埋もれていくだけよ」
悠二
「でも残るんだろ。それで十分だよ」
砂糖を掻き混ぜるスプーンを取りに戻る悠二の胸。
そこにあるか細い灯火が、いきなり大きく燃え上がります。
その様子に驚くシャナと、ミステスについて何かに気づいたアラストール。
果たして悠二の持つ宝具とはいったい何なのでしょうか……。
今週も面白かったです。
平井さんの件ではやられましたが(笑)、後半の緊迫感はかなり良質。
特に戦闘シーンの前、封絶発生の瞬間は演出、BGM共にお気に入りです。
ああいうのを見ると、萌えではなく燃えがメインな話だと思えますね(笑)。
あ、それはそうと、この学校可愛い女子が多いですね。
廊下とか背景なのに、やたらレベル高い娘ばっかりいたような(笑)。
さて次回はフレイムヘイズ同士の戦いだとか。
今週ラストで登場した謎のオヤジとお姉さんがどう絡んでくるのか。
そしてかずみんの出番はあるのか!!(うるさい)