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すいーとポテトです。今日も一日がんばるぞい！
さてさて、今回も新しものとして、11月17日にリリースされたマンガアプリ『まんがライフGIGA』を紹介します。
『まんがライフGIGA』ってこんなマンガアプリ
『まんがライフGIGA』は竹書房の基本無料マンガアプリです。同社の無料ウェブコミック『まんがライフWIN』を専用ビューワで読むことができます。また、月額500円のプレミアム会員になれば、竹書房の4コマ雑誌がアプリで読み放題になります。アプリは Android 4.0 以上に対応しており、Google Play からダウンロードできます。なお、iOSには対応していません。
アプリを起動するとトップページに移り、WIN作品と雑誌が一覧表示されます。読みたい作品や雑誌をタップして選択するとタイトルページに移り、さらに話数や号数を選択すると閲覧ページに移ります。閲覧ページでは左右スワイプでページを移動し、ピンチイン・アウトで画像を縮小・拡大しながら、作品や雑誌を読むことができます。なお、ページの上部に表示されているメニューおよび下部に表示されているページ番号とスライドバーは通常は非表示になっており、マンガ画像は全画面で表示されます。
WIN作品の場合、ひとつの画面にはひとつの4コマ画像が表示されます。この画像のデフォルトの表示幅は設定画面で変更できます。チェックボックス「自動的に画像を拡大表示する」にチェックがない場合は画像全体が画面内に収まるように表示され、チェックがある場合は横幅いっぱいに拡大されて表示されます。読みやすいと感じる方をお好みで選びましょう。
目玉その1：プレミアム会員は4コマ雑誌が読み放題
GIGAのひとつの目玉は 4コマ雑誌読み放題サービス です。月額500円の「プレミアム会員」になると竹書房の4コマ雑誌『まんがライフ』『まんがくらぶ』『まんがライフオリジナル』『まんがライフMOMO』が読み放題になります。雑誌の内容は紙媒体と全く同じで（ただし一部の広告ページや巻末の目次ページを除く）、配信スケジュールも紙媒体の発売日と同じです。これら4誌の紙媒体での価格がそれぞれ300円台であることを考えると、GIGAで定期購読する方が価格的にはお得であると言えます。また、紙媒体と違ってかさばらないという点も魅力的な場合があるでしょう。
会員登録はアプリのトップページのメニューから行うことができます。なお、各雑誌には無料体験号が用意されているので、気になる人はまず体験号を読んでみるといいでしょう。また、雑誌はダウンロード容量が1冊あたり約100MBと大きいため、通信容量の制限が気になる人はWi-Fi環境でダウンロードするのがいいでしょう。
ちなみに、雑誌の場合は画像の表示方法がWIN作品とは少し異なり、端末を縦向きにすると1ページ分の画像が表示され、横向きにすると2ページ分の画像が見開きのように表示されます。こちらも読みやすい方をお好みで選びましょう。なお、見開き表示では画像がかなり縮小されるため、スマホでなくタブレットで読んだ方が読みやすいと思います。
目玉その2：画像切り取り機能でお気に入りのコマを共有
GIGAのもうひとつの目玉は 画像切り取り機能 です。好きなページの好きな画像を矩形で切り取り、Twitterなどで共有することができます。切り取りを始めるには閲覧ページの上部に表示されているボタンをタップします。これで範囲選択画面になるので、画像の全部なり一部なり、切り取りたい範囲の四隅を合わせて「画像をシェア」ボタンを押します。あとはAndroidの標準的な共有機能と同じように、共有したいサービスを選択します。
最もよく行うのはブログやSNSでの共有でしょう。例えば、Twitterアプリでの共有を選んだ場合、先ほど切り取った画像が作品のタイトルやハッシュタグなどとともに入力画面に入力されます。あとはそのまま投稿してもよし、ひとこと加えて投稿してもよし、です。切り取った画像には右下にGIGAのロゴが自動的に入るようになっており、アプリから共有されたものかどうかがひと目でわかるようになっています。
4コママンガと画像切り取り機能の合わせ技に期待
GIGAの楽しみ方はいろいろあるでしょう。専用ビューワでWIN作品を快適に読む。紙媒体よりもお得かつ省スペースで竹書房の4コマ雑誌を購読する。推し作品をTwitterで共有して布教する――。また、竹書房が他の4コマ系出版社の中で先んじてマンガアプリをリリースできたのは、ライフWINや『livedoor デイリー4コマ』といった電子的な取り組みの積み重ねがあったからと言えるでしょう。
しかし、マンガアプリや電子書籍が雨後のタケノコのように登場している現在において、これらGIGAの楽しみ方や取り組みは特段目新しいものではないでしょう。最大の目玉である画像切り取り機能にしても、講談社のマンガアプリ『Dモーニング』で既に実現されています。そもそも両アプリの開発元が同じ Excite Japan であることを考えると、GIGAの画像切り取り機能はDモーニングのそれを横展開して実装されたのではないかと想像します。
ここで私がGIGAならではの新しさとして期待したいことは 4コママンガと画像切り取り機能の合わせ技 です。矩形のコマを基本単位とする4コママンガは、ダイナミックにコマ割りが変わる一般的なマンガと比べて、画像切り取り機能との親和性が高いと言えます。そして、4コマから切り取られたひとコマは、時に想像もできないようなムーブメントを起こし得ます。最近の例で言えば『NEW GAME!』の「今日も一日がんばるぞい！」のひとコマが顕著かと思います。GIGAにおける画像切り取り機能はこうしたムーブメントを引き起こす下地となり得るでしょう。少なくとも、私はそう期待しています。
竹書房は「がんばるぞい！」の夢を見るか。4コママンガとマンガアプリの出会いが生み出す未来に、私は想いを馳せます。
