ニナ《俺たちのエコライフ#09》
「ン~今日のドラマも面白かったわ~」
「この後どうしよ・・・ぼっち暇だナ~・・・」
どっか遊び行こ
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てコトでコニステにキマシタ~
なんか庭にデカめノームあるのウケるわ~
これもモダン的な?
ここ登れんのね~
「駅が出来たらよかったのにネ~」
帰ろうカナ~ってトコでワンちゃん発見
「ハーイ!お嬢さん、犬好き~?」
イケイケそ~なお姉さんに出会いマシタ
ニナさんってゆーんだって
なんやかんや意気投合して超盛り上がってェ
「ウチこの近くなんだ~!来る?」
「行く行く~!」
服装が似ているのは
このワールドのトレンドちゅうことで
(という名の私の趣味)
**オッサンへ☆
コニステでニナさんていう人と出会い―の
超ウマが合い―の
今夜は泊りーのするので
ヨロシクネ♡明日には帰るワヨ
「新婚の旦那~どうなんだぁコレは」
「どうと言われましても~」
「コニファーのニナさんって、訪ねても留守の方でしたね」
「お前のいわゆる、愛の終わりっていつ?」
「ウ~ン・・・帰って来なくなったら?」
「大雑把ですね・・・」
「そお?とりあえず今日の晩飯はオレ作るネ」
ちなみにここはグリムズ・クオリーのコミュニティースペース
物作りスペースに改装中
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「ワンちゃんイイナ~」
「いいよ~?ハンクとはよく一緒にキャンプ行ったりしてる」
賢いのよ~
「ジョノアちゃんも迎えちゃえばいいじゃな~い?」
「いいカモ~!」
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「最近よく参加してくれてるボランティアの人がフォックスベリー出身らしい」
「そうなんですか?どの方だろう」
「ホラ、あの赤毛で気が強そうな・・・」
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「旦那サン心配してないかな~?」
新婚さんなのに
「平気~連絡したし!」
「ねぇ旦那サンってどんな人?どこに惚れたの~?」
「アーシの元トラウマだけど、めっちゃ求愛されて惚れた的な?」
「え~なにそれどういうコト~?」
「変な奴だけど~マジメで~変に純粋で、頭オカシイ」
「想像できね~」
「明日アタシ、ハンクの散歩ついでに送るよ!」
んで旦那サンに挨拶する!
「え~?まぁい~けどォ」
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「じゃ、寂しいだろうがお前も寝ろよ~」
「おやすみなさい」
「ア~イオヤスミ~」
「・・・・」
「おぉ」
「満月じゃ~ん」
「ジョノアちゃん早く帰ってくるといいなァ」
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翌朝ァ!
「もう、テーブルの上に仰向けだったんで驚きましたよ・・・」
「いやァつい寝てしまいましたわ」
「よくあんなとこで寝れたよな」
「アウトドア派なモンで」
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「タダイマ~!ジェブ~」
オッサンは?
「おかえりなさい。今呼んできますね」
「ジョノアちゃ~んオカエリ~」
「お泊りは楽しかったかね?」
「楽しかったわヨ!ソコのオネーサントコ泊ってきたの」
「ハーイ!アタシ、ニナ。奥さん奪っちゃってゴメンネ☆」
「ドぉモ~」
「めっちゃ逞しい旦那サンだね~?」
「この街の環境改革者の一人ヨン」
「へェ、アタシがいない間にどんどん街並み変わってるのはソレか~」
「あ、そうだオッサン!アーシペット飼いた~い!」
「ペットォ?」
「フンフン」
「オヮ・・・犬・・・・」
「お、ハンクも旦那サマに挨拶しときな~」
『え?オッサン?ナニその顔』
「・・・」
「クンカクンカ」
「ホァァ・・・」
『え、まさか犬ニガテ?』
「ぶっちゃけ動物全般ニガテだヨ」
『意外な事実~』
「こ~んなに可愛いのに~?」
モフモフサラサラ
「なんてーかオレ、あんまり動物に好かれないんだヨネ」
噛まれたり引っ掻かれたり逃げられたりすんの
『ホラ~なんかコッチ見てるしィ』
『気のせいじゃね?』
「バウ!」
「!」
「アラ、そんなこと言って結構好かれてるじゃない?」
「ウオ~~」
「タヌキとかニワトリとかクマはこんなことしてこなかったヨ」
「・・・それってさァ」
「なるほど、変わった旦那サンだね~」
ちなみにハンクは狩りが得意だわよ
「モフモフだァ」
「ワフッ」
つづく