対局場の龍宮城スパホテル三日月で記念撮影に応じる藤井棋聖(右)と杉本六段。第3局を制すのは?=29日午後、千葉・木更津市(撮影・相川直輝) 藤井聡太棋聖(22)=7冠=が杉本和陽(かずお)六段(33)と対局する「ヒューリック杯第96期棋聖戦五番勝負」(主催・産経新聞社など、特別協賛・ヒューリック)の第3局が30日、千葉・木更津市の龍宮城スパホテル三日月で指される。両者は29日、現地入りして検分を行い、猛暑対策で対局室の室温などを調整。2連勝中の藤井棋聖が勝てば6連覇を決め、通算タイトル獲得数で30期の大台に到達する。
初タイトル獲得をめざす杉本六段は、グレーのスーツ姿で藤井棋聖と現地入り。主催者の取材では「1、2局を通して駒が前に出ていない感じなので、勢いのある将棋をしたい」と気合を入れた。師匠である米長邦雄永世棋聖(2012年死去、享年69)からは、局面を複雑化させて勝機を狙う粘りの〝泥沼流〟を継承。負ければ終わりの第3局に向け「状況としては厳しいですが、用意してきた作戦がある」と初白星からの反転攻勢を狙う。