立憲民主党を離党し、中道改革連合に合流しなかった「ゆうこく連合」の原口一博氏(66)と「減税日本」の河村たかし氏(77)が24日、都内で行った会見で新党「減税日本・ゆうこく連合」結成を発表した。
原口氏は河村氏とともに横並びの共同代表に就任した。「減税日本・ゆうこく連合という政党を、政党要件5人を満たすことによって立ち上げました」と発表。略称は「ゆうこく連合」で、本拠地は原口氏の佐賀市の事務所だという。
河村氏は会見で何度も「減税」を口にした。名古屋市長時代の減税実績を語った。「名古屋成功させて。毎年100億ずつ減税して、15年で1500億、税収の伸びは3850億。減税分入れますと、税収の伸びは名古屋が日本一です。税収、初めの2、3年は減りますよ当然。3、4年後ぐらいから税収増えてくる。そういう政治をやらないかん」と説明した上で「ラーメン屋のおやじがニコっと喜ぶ政治をやらないといかん」と力説した。
2人は1999年に民主党内で発足した「政治と行政の不正を監視する民主党有志の会」(通称:民主党国会Gメン)で一緒に活動していたという。河村氏は理念について「名前に減税とついてるぐらいで。すぐ減税っていうと、財源って出てきますけど。役所は財源つくるために働いてる。そもそも手段と目的が逆転している」と語った。
原口氏は「一緒にさまざまな金融の闇、行政の闇、特別会計の闇と補助金の闇と戦ってきました。その中で今回の結党はある意味『国会Gメン』の再結集と言っていいでしょう。私たちの姿は政党という形でありますが、私たちが目指すものは理不尽な今のシステムを根本から変える、これが減税日本と手を結んだ大きな理由であります」と宣言した。
原口氏はこれまで、衆院選(1月27日公示、2月8日投開票)へ向け、政党要件の「現職国会議員が5人以上」を満たすために動いていた。しかし、22日には自身のXで「解散前日ですが、政党要件を満たす同志を募ることができませんでした。ゆうこく連合の現時点での国政政党要件獲得に失敗しました。私の力不足です」とポストし「ギブアップ」宣言していた。
原口氏は立憲民主党と公明党の新党「中道改革連合」への合流を拒否し、20日に立憲民主党に離党届を提出。自ら立ち上げた政治団体「ゆうこく連合」からの出馬を表明。原口氏が20日の会見で「ゆうこく」入りすると説明していた立憲の末松義規氏(69)は、事務所側が合流を否定し「中道」入りしている。22日早朝には「チームみらい」の安野貴博党首に対し、X上で「どうか、私たちを入力してください。私たちを、チームみらいのシステムに一つのパラメーターとして加えてください」とラブコールを送っていたが、同日に行われた「チームみらい」の会見内での言及はなく、連携は断念していた。
河村氏は昨年10月、日本保守党の百田尚樹代表との関係悪化などを理由に同党に離党届を提出。20日、日本保守党は河村氏を除籍処分にしたと明らかにしている。

