元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(56)が21日、カンテレ発フジテレビ系情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜午後1時50分)に出演。多発性骨髄腫の療養のため、参院議員を辞職する考えを表明した、れいわ新選組の山本太郎代表(51)を思いやった。
山本代表はこの日、党の公式YouTubeチャンネルで「山本太郎は本日、参院議員を辞職します。衆院選のためではありません。健康上の問題です」と報告。「多発性骨髄腫、血液のがん、その一歩手前にいる。進行させないことを最大のテーマに今生きないと命を失いかねない」と明かした。
代表職には業務量を大幅に減らした上でとどまり、意思決定には関わっていく考えを示した。
山本氏と論戦を繰り広げてきた橋下氏は「考え方とか政策的な違いはありましたから、僕も民間人となってからも相当ぶつかり合いましたけど、山本さんが政治エネルギーをものすごい持っている人であることは間違いなくて、その山本さんの考え方を支持している人をすくい上げていった政治運動というところには敬意を表します」と、政治スタンスの違いはあれど、山本氏が政治に向けた熱量を評価。
その上で、「これからは、しっかりとご自身の命を守るための療養に務めていただきたい」と健康を気遣った。
山本氏は俳優として知られ、13年の参院選東京選挙区から初当選。19年にれいわ新選組を設立し、代表に就いた。21年から衆院議員を務め、1期目途中で辞職し、22年参院選で再び当選していた。
◆多発性骨髄腫 血液細胞の1つである形質細胞ががん化して異常に増え、役に立たないタンパク質を大量に作るなどして発症するがんの一種。正常な血液細胞が減少するため、貧血によるだるさや息切れのほか、頭痛や肺炎、骨がもろくなるなどの症状が出る。白血球が減少して免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなったり、血小板が減って、出血の際、血が止まりにくくなったりする。中高年で発症し、男性にやや多い。治療は薬物療法を中心に放射線療法、血液細胞を作り出す造血幹細胞の移植などがある。俳優の佐野史郎、夫婦漫才の宮川花子は多発性骨髄腫と診断され、治療の末に現場復帰している。



