34歳の松山英樹に残された時間…グランドスラムは無理でもファンが期待する「もう1勝」

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【全米プロゴルフ選手権】

 不思議と言えば不思議だが、それが「グランドスラム」の「重み」なのだろう。

 R・マキロイ(37)は昨年のマスターズに優勝し、4大メジャーを制覇。史上6人目の快挙を成し遂げた。2014年の全英に勝ってから10年間もオーガスタの魔女にソッポを向かれ続けていたのに、悲願を達成すると、今年連覇できたのは、「グランドスラム」の呪縛から解放されたからだろう。

 マキロイのメジャー初Vは11年の全米オープンで22歳。翌年は全米プロも制し、14年には全米プロと全英に勝ってグランドスラムに王手をかけた。そこから11年もかかったが、「あと1勝」は大きなアドバンテージだったことは間違いない。

 マスターズといえば、松山英樹(34)が勝って日本中を沸かせたのは21年。マキロイより先にグリーンジャケットに袖を通したわけだが、メジャー1冠目は29歳と遅かった。ゴルフライターの吉川英三郎氏が言う。

「かつてのウッズをほうふつさせるほどの強さを誇るS・シェフラーはまだ29歳。今季のシグネチャーイベント(昇格大会)の勝者も、M・フィッツパトリック(31)以外はみんな20代です。今の米ツアーは若い選手の成長が著しい。ツアー11勝の松山は30人しか出場できないプレーオフ最終戦に毎年のように出ており、誰もが認める実力者ですが、これまでは故障が多かった。松山の年齢とツアーの現状を考えれば、グランドスラム達成は現実的ではない。ただし、本人もこのまま1冠で終わる気はないだろうし、ファンも2つ目のメジャータイトルを期待している。近年は若い日本人選手が次々に米ツアーにやって来ていますが、まだ日本選手トップの座は譲る気はないと松山は言っている。35歳ぐらいからの故障は20代に比べて回復が遅い。今年中に2つ目のタイトルが欲しいですね」

 その松山は初日、イーブンパー34位。4人出場している日本人選手のトップは3アンダー首位タイの久常涼

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