- 匿名ダイアリーに記事(タイトル「フリマアプリの会社で働いていた」)が投稿された
- 当該記事につき、事実と異なり名誉毀損に該当するとして、記事内に言及された法人より削除申立および発信者情報開示請求あり
- 当初記事に記載されていた法人名は投稿者により削除されていたが、当該記事に対するブックマークコメントやSNSなどでは当該法人に関する記事として言及されている実情を鑑み、当事者からの削除依頼と判断して匿名ダイアリーのルールに基づき投稿の削除を行った
- 発信者情報開示について発信者に意見聴取を行ったところ、発信者からは下記のような回答があった
- 発信者情報開示に同意する
- 実際には発信者は「フリマアプリの会社」に勤務したことはなく、本投稿は創作であり小説として構成されたものである
- 結果として事実と異なる内容をあたかも特定の会社の内実の告発であるかのように発信してしまったことを深く反省している
- 発信者からの同意に基づき、請求者に対し発信者情報を開示した
- その後、請求者である法人においても、当該発信者が勤務していた事実はなかったことが確認された
- はてな匿名ダイアリーでは創作の投稿を禁じていないが、実在の人物や法人に対して迷惑となる投稿や、差別を助長するような投稿については規約違反に相当し、過去にも注意勧告を経て利用停止に至った事例がある(参考:https://policies.hatena.ne.jp/entry/2025/01/15/183446)発信者に対しては、今後、創作を行う際には第三者に迷惑とならない内容とし、特に誤解が生じている場合などには記事が創作であることを明記するよう注意を促した
- はてな利用規約では権利侵害情報の発信を禁止事項としているため、発信者情報開示請求を受け、当社判断にて任意開示を行った場合や法的機関の決定に基づき開示を行った場合には権利侵害情報の発信行為を理由としてサービス利用を停止しているが、本件ではユーザーの同意に基づく情報開示であるため現時点ではサービス利用の停止は行わない
- ※ 本事例集では、通常は事案を特定せず一般的な事例として情報開示を行っておりますが、本件では、発信者が匿名であることから謝罪記事の掲載等の対応が難しく名誉回復が困難であることを理由とした請求者の要望を受け、発信者から同意を得て対象記事を明示しています