ワタシはいつまで小説家でいる気なのか2〜そもそも小説家というのは職業なのか
ところで。小説家には特に資格は必要ありません。なんなら、誰もが「小説家」と名乗ることも可能です。では、なにをもって、「小説家」デビューといえるのでしょうか。
チャットGPT先生に聞いてみましょう。
「小説家デビュー」とは?
「他者(第三者)を介して、小説が社会に公開され、かつ“職業的に”認知された状態」が、一般に「小説家デビュー」とみなされます。
デビューの定義としてよく使われるパターン
① 文芸誌・出版社の新人賞を受賞し、書籍化
② ライトノベル系の新人賞受賞+商業レーベルから刊行→MF文庫J、ファンタジア文庫など
③ WEB連載が書籍化・コミカライズなどに発展(商業化)
④ 同人誌やKindle出版が話題になり、出版社からオファー自費出版→商業契約へ
⑤ SNSやnoteでバズって書籍化、連載依頼などに発展
⑥ 完全な自己申告(名刺に“作家”と書く)無料ブログ、noteでの公開のみ
「デビュー作」とは?
出版業界では、**「商業出版され、流通に乗った最初の書籍」**を「デビュー作」と呼びます。
無料公開だけでは「作家」とは呼ばれにくいのが現実。
ただし、最近はWEB小説→書籍化という流れが一般化しており、「出版」だけでなく「プロ化」が重要視されています。
名乗れば小説家?
はい、「自称小説家」は誰でも可能です。法律上の資格や免許は一切不要。
でも、「デビューしたかどうか」は、世間や業界(読者や編集者、他の作家)による“認知”が鍵。
つまり、「誰がデビューと認めてくれるか」が分水嶺。
では、年間、どのぐらいの人数が小説家デビューしているのでしょうか。引き続きチャットGPTに聞いてみましょう。
年間の小説家デビュー人数(推計)
1. 公募・新人賞経由のデビュー
各種文芸誌・出版社主催の新人賞(文學界新人賞、群像新人文学賞、すばる文学賞、新潮新人賞など)は、応募数1500~2500作品のうち受賞者は1~2名程度。倍率は約900倍~2000倍と非常に高いです(例:文藝賞 約1,430倍、群像新人文学賞 約1,544倍)
主要な新人賞だけでも年間で数十名〜百名ほどの受賞→書籍化というルートがあると思われます。
2. WEB投稿サイト発のデビュー
note の調査では、2019年1月〜2024年7月の間にBL小説ジャンルで合計186名がデビュー(うちWEB経由121名、公募65名)。最近5年の平均では年間30名程度がデビューしていると報告されていますnote(ノート)。
ただしこれはジャンル限定なので、一般文芸やライトノベルも含めるとさらに増える可能性あり。
3. 全体の推計
小説家志望者を広義に捉えると、推定500万人として、そのうち約年間400名程度がデビューという試算もあります。ただしこれはあくまで非常に広く浅い母数に基づいたモノで、数値の信頼性は限定的です。
アミューズメントメディア総合学院の情報では、「年間100人がデビューし、そのうち1年後に現役で生き残っているのは約10人」程度との指摘もあり、小説家として継続活動できるのはさらに限定された世界だと考えられています。
では、その難関度は?
小説家として「商業デビュー」する難易度は?
一言でいえば:「東大合格」よりもレアで難しいが、努力のベクトルがまるで違う
=到達方法が“体系化されていない難関”
東大合格は、「必要な学力を身につければ、多くの人が届く」場所
小説家デビューは、「実力+運+好機」が重なったごく一部の人が届く場所
結論(難関度ランキング)
SSS級 小説家として商業デビューし、継続的に作品を出し、収入を得る
SS級 小説家として商業デビューする(単発でも)
S級 文学賞や新人賞などを受賞し、世間に知られる
A級 東大合格(特に文Ⅰ、理Ⅲ)
B級 国家資格(医師・弁護士など)
つまり、
「本当に難しいのはデビューではなく、“生き残ること”」。
そして、デビュー自体も、倍率や不確実性からすれば、日本で最も難関のひとつです。
なるほど。小説家として商業デビューするのは、医師国家試験や司法試験、東大合格よりも難関だというわけですね。だから、すでにその地位を確立されているお医者さんや弁護士さんなんかも、小説家を目指す方がいらっしゃるわけです。
私、常々思っていたんですよ。東大卒業しているような超エリートが、なんでわざわざ小説家なんて目指すのかって。小説家にならなくても、もっと高収入でステータスのある職業なんてたくさんあるのに、なんで?って。
小説家デビューする前は、「もしかして、小説家って、医者や弁護士や社長なんかより高収入なんだろうか?」とすら本気で思っていました。
でも、実際はその逆でした。
リアルな小説家の収入事情をチャットGPTに聞いてみると。
【前提】小説家の収入は ピンキリ。でも「ピン」はごくわずか。
9割以上の小説家は、専業では食べていけない。
小説家の収入内訳(基本構造)
① 印税単行本・文庫の売上に応じたパーセンテージ(通常は8%〜10%)
② 原稿料雑誌やWebに掲載する原稿1枚あたりのギャラ(400字詰め換算)
③ 映像化・二次使用料ドラマ化・映画化などによる収入(契約により変動)
④ トークイベント・講演会学校・図書館・読書会などでの登壇料
⑤ 連載契約新聞・雑誌・Webなどに連載を持つことで月収化する場合も
⑥ エッセイ・評論・他ジャンル副業的に文章を書いて食いつなぐ作家も多い
具体的な印税モデル(単行本の場合)
単行本価格:1,500円(税込)
印税率:8〜10%
1冊売れて得られる印税:約110円〜150円
(以下、印税8%で計算)
1,000部(初版小規模)約11万円
5,000部 約55万円
1万部(売れた!)約110万円
10万部(ヒット)約1,100万円
100万部(ベストセラー)約1.1億円
実際の生活モデル(収入例)
● ケース①:デビュー作が文芸賞をとって1万部
印税:110万円前後
その後も作品を書き続けないと継続的収入はなし
年収ベースだと100万円未満でバイト・別職業と兼業が多数
● ケース②:文庫化され、合計5万部+Web連載
印税:文庫+単行本あわせて約350〜400万円
原稿料やエッセイも月10万円程度
年収は400〜600万円程度に到達しうる(上位数%)
● ケース③:人気作家(年2冊出し+映像化あり)
年間印税:2〜3,000万円以上
講演・イベント・TV出演含めると年収5,000万円超もあり
ただし、こうした作家は国内に数十人以下
ちなみに、原稿料って実は…
文芸誌(純文学系)での原稿料は、1枚5,000〜8,000円程度
たとえば10枚(4000字)で5〜8万円
商業雑誌やWeb連載での単価も下がっており、1文字0.5〜1.5円程度も
つまり、「原稿料だけで生活」はほぼ無理。
現実:日本の作家人口と収入の分布(推定)
専業作家で生活できている人:300〜500人前後
副業や兼業を含めて「名刺に小説家」と書ける人:数千人
(小説のみで)年収1,000万円超の作家:国内で200〜300人程度
一方、印税以外で生きる作家も…
note・Kindle・Boothなどを駆使して同人や電子出版で稼ぐ人も増えている
ただしこれも、ある程度のSNSフォロワー数やファンベースが必要
作品力だけでなく、「自分で売る力」が求められる時代に
まとめ
トップ作家→数千万〜億(ベストセラー+映像化多数)
売れっ子中堅→年収500〜1000万円(年2冊以上、映像・講演あり)
中堅(固定ファン有)→年収200〜500万円(文庫化や連載あり)
兼業多い若手新人→年収50〜200万円(印税+原稿料でも赤字が多い)
結論:小説家は名誉と浪漫はある。が、収入は「修行僧レベル」
📍 小説家は「夢と誇りを売る商売」であって、安定や富を得る職業ではない。
安定や富を得る職業ではない。。。って、ドヤ顔で断言してきました。それって、つまり、小説家って、もはや職業ではないのでは?
しかし、2004年当時の私はそんなことはつゆ知らず、気楽に転職するように小説家を目指してしまいました。30代も最後の年だというのに……。
(つづく)
