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Claude Codeで小説を書く方法

どうも、あしざわです。

今回は、Claude Codeで小説を書く方法を分かりやすく解説していきます。

お仕事で疲れている状態で書いているのでゆるくやるけど、許してね。


注意事項

↓に書いた文章をここにも書いておきます。

一方で、人間が関与せずに、ほぼ全自動で小説ができてしまう状態になるので、小説の無責任な濫造につながってしまうというリスクがあります。利用方法によっては、操作した人物に著作権が発生しない可能性があります。また内容を精査せずに大量に公開することを繰り返せば、いずれ著作権を侵害してしまう可能性は高くなります。

私は小説の無責任な濫造は望んでいません。もちろんこのプロンプトを公開しないという選択肢も考えましたが、いずれ誰かが見つけることは容易に想像できます。それに私自身の創作活動の最終目標として、私自身の作家性を骨格として通した状態で全てAIで代替させることを目指しています。小説を全てAIに執筆させるという試みは避けて通れません。それならば、注意喚起とともに私が公開した方がよいと判断しました。「月収100万円!最強の全自動記事執筆法!」みたいな詐欺タイトルで注意喚起もない記事が出るよりは100万倍マシです。理想的なAI小説という分野は、1つの誠実な記事の積み重ねで作っていかなければなりません。

ぜひ本記事の読者のみなさまには、適切な利用を心がけていただきますようお願いいたします。

Claude Codeで何ができるの?

こんなことができます。

この動画の5分の間に私はエンターキーを1回押しただけですが、1万6000字が生成できています。

で、工夫するとこんなのが書けます。連載中だよ。応援もらえるとお仕事忙しいけれど更新頻度が上がるよ。

前提条件

  • Windows11

  • Claude (Proプラン)月額20ドル

Claude Codeって何?

AIエージェントでかっこつけてvibe codingするツールです。

Claudeのサブスクに入っていれば使えます。良心的。

私は月額20ドルのProプランを使っています。

Proプランでは、Claude Codeで使えるモデルがSonnet4だけなのと、5時間ごとのレート制限があります。

最近、週あたりのレート制限も追加されましたが、よほどのことがなければ大丈夫じゃないかな。

月額100ドルのMax 5xプランとか、月額200ドルのMax 20xとかだとOpusが使えるので、もう少し便利なはず。

でも、今のところそこまで必要性を感じてないです。大量に生成しても読めないですし、どうせ手直しするので。

Claude Codeのインストール方法

公式を見てね。

日本語なら↓の記事もあるよ。WindowsだとWSLが必要でしたが、7月にWSLが不要になりました。だからインストール方法も最近変わっています。

Claude Codeで小説を書くための考え方

Claude Codeだろうと、やることはこれまでと変わりません。要するにコンテキスト・ウインドウの中に必要な情報つっこんで生成するだけです。

だからClineのメモリバンクを応用して作ったシステムプロンプト「Writing Memory」がそのまま使えます。当たり前ですが。

フォルダ構成もそのまま使えます。当たり前ですが。

手順

ネタ作り

なんか適当にネタを作ります。今回は『怪物喰らいのクロノス』の時に使ったものを転用しています。

私は最近はGemini 2.5 Proを普段使いしています。性能がいいので。ネタの壁打ちから企画書やキャラクター作りなどは全部Gemini 2.5 Proを使い倒しています。

ファイルの内容には『怪物喰らいのクロノス』のネタバレがふんだんに盛り込まれているので非公開にしておきますが、特別なプロンプトは使っていません。

# 小説の企画書
config.md

# エピソードを書くときのルール
episode_writing_rule.md

# キャラクターのデータ
settings/characters.md

# プロット(全体のおおまかな流れを記載しています)
settings/plot.md

エピソードを書くときのルールは、以下の記事で公開している本文書くときのプロンプトと同じ感じです。

企画書は以下で書いたのを、もうちょっとちゃんとしたやつ。

キャラクターは「Writing Memory」の記事でも書いていますし、もう少し詳しい内容は「かもめAI小説塾」のマガジンでも無料で公開しています。(AI小説を物知り顔で語ってる人は、せっかくこういうの無料で公開してるんだから読めばいいのにね)

Writing Memory

「Writing Memory」を適当なファイルに置いておきます。私は何も考えずに.clinerulesに記述していますが、良くないような気もします。その辺はいいようにやっておいてください(←AIに指示してはいけない典型例)。

Claude Codeの初期設定

Claude Codeを起動します。

claude

CLAUDE.mdを作ります。これはプロジェクトファイルと呼ばれるもので、要するにメモリです。

作っていない状態で/initコマンドを使うと、リポジトリの中身を読んで自動で作成されます。

でも今回は以下のプロンプトを入力して、「Writing Memory」+『怪物喰らいのクロノス』の設定情報で作っちゃいます。欲しいのはこれなので。

まずは.clinerulesと、N000030_test フォルダのconfig.md, episode_writing_rule.md,  settings/characters.md, settings/plot.mdの内容にもとづいてCLAUDE.mdを今回の指示内容に合わせて更新してください。

①本文生成

次は本文を作っていきます。

プランは、以下の通り。

①plot.mdに12エピソード分のあらすじが入ってるので、12エピソードを1エピソードあたり3000字で生成します。
②1エピソードを3つに分割して、詳細化したあらすじを生成します。
③詳細化したあらすじをもとにして、1エピソードに対して3話分生成します。

詳細化したあらすじは、この過程で1エピソードが2話分で終わって勝手にあらすじが作られたりするので、人間が制御するために入れています。

Sonnet4で一度に8000字くらいは生成できそうですが、文字数守ってくれないこともあってイライラするので安全圏の3000字が生成できればよしとします。3000字×3話×12エピソードで10万8千字になるイメージ。その辺はいいようにやっておいてください。

それでは①を生成します。

novels/N000030_test/ フォルダのconfig.md, episode_writing_rule.md, settings/characters.md,settings/plot.mdの内容にもとづいて、小説の本文を執筆します。小説の本文は、N000030_testフォルダの下にnovel_textフォルダを作成して、その中にepisode001.md, episode002.mdのように1話ごとに本文のファイルを作成してください。1話の文字数は日本語で8000字程度とします。1つのエピソードを執筆する前には必ず、writers/W00001_KamomeAshizawa/writer_prompt.md,writers/W00001_KamomeAshizawa/writing_style_prompt.md, settings/plot.md,episode_writing_rule.md を読み、作家情報とあらすじ、執筆条件を確認するようにしてください。

writer_prompt.md, writing_style_prompt.md,は、私の作家情報と文体が入っています。私の作家情報用プロンプトは、以下の記事でも公開しています。

当たり前ですが、Sonnet4のコンテキスト・ウインドウである20万トークン(日本語だと10万字くらい)を超えると確実に文脈は破綻します。もちろんコンテキスト・ウインドウ内でも破綻することはあるので注意。

なんにせよ作品情報だけで結構なコンテキストになるので、何もしなければ確実に途中で文脈を忘れることになります。

そこで、プロンプトの最後の方に記述しているように、毎回メモリを参照してコンテキストにのせるように指示します。各種ファイルを用意しているのはこのためですからね。

②詳細化したあらすじ

次に②を生成します。

3つに分けるので、序盤、中盤、終盤としています。

novels/N000030_test/novel_text フォルダ内のepisode001.md ~ episode012.md の小説本文について、各エピソードを序盤、中盤、終盤の3つに分けてあらすじを作成して、novels/N000030_test/detailed_plot フォルダ内にdetailed_plot001-1.md,detailed_plot001-2.md,detailed_plot001-3.md,detailed_plot002-1.md,...のようにファイルに保存してください。

ここで生成したあらすじに目を通して、確認・修正します。

③本文生成 season2

次に③を生成します。

ちなみに、以下は失敗例です。5話まで生成するように指示しています。

N000030_test フォルダのconfig.md, episode_writing_rule.md, settings/characters.md,settings/plot.md, detailed_plot/detailed_plot001-1.md ~ detailed_plot/detailed_plot005-3.mdの内容にもとづいて、小説の本文を執筆します。小説の本文は、N000030_testフォルダの下にdetailed_novel_textフォルダを作成して、その中にepisode001-1.md ~ episode005-3.mdのように1話ごとに本文のファイルを作成してください。1話の文字数は日本語で3000字程度とします。1つのエピソードを執筆する前には必ず、 該当するsettings/plot.md, detailed_plot/detailed_plot***-*.md, episode_writing_rule.md を読み、全体のあらすじ、エピソードのあらすじ、執筆条件を確認するようにしてください。まずはCLAUDE.mdを今回の指示内容に合わせて更新してください。

まずはCLAUDE.mdを更新しています。更新しなくてもいいような気がしますが、なんとなく更新しています。その辺はいいようにやっておいてください。

更新できたら、本文を執筆するように指示すればOK。

Claude Codeが優秀すぎる問題

しかし「5話まで」と指定したのに、4話以降は4-1, 5-1だけしか生成されませんでした。それに1部分が1000~2000字になってしまっていました。

こういう感じで、Claude Codeはサボることがあります。優秀ですね。

なのでClaude Codeがサボらない程度の長さで指示してあげるのがいいです。

どうせ5時間のレートリミットがありますし、ゆるくやりましょう。

ちなみに

Gemini CLIとか、他にも似たようなツールはあるので、今回の手法も似たような感じで使えるはずです。ためしてみてね。

余談ですが、Gemini CLIって6月末に使ったときはすぐレートリミットになってflashになっちゃってたんだけど、今はどうなんですかね。

『怪物喰らいのクロノス』もよろしくね。

お知らせ

ここで、4つお知らせ。

1) インプレス様より「小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイデアが広がる」が刊行されております!
おかげさまで、7月に重版になりました!
山川健一先生、今井昭彦先生との共著で、私は生成AIを活用した具体的な執筆方法の解説などしております。ぜひぜひご一読ください!

2) noteのマガジン「かもめAI小説塾」ではAIを活用した小説の執筆法を公開しております。私の手法は「作家らしさ」を作品に落とし込むことを前提としているので、AIを使わずに人間が書く場合にも応用できるテクニックになっています。ぜひ他の記事もご覧ください。

3) 「AI小説に興味のある人が集まったらいいな」という軽い気持ちでDiscordのサーバー「鴎文街」を作ってみました。読みは「おうぶんがい」です。

相談や質問に葦沢が必ず答えるというものではありませんが、情報共有や交流の場になればと思います。

参加者の方が本サーバーを紹介するのもご自由にどうぞ。

4) YouTubeにAIで制作したMVをアップしてるので観てみてください。チャンネル登録よろしく!

『暴食のレゾンデートル』は小説『怪物喰らいのクロノス』のイメージソング。AIで小説書いて、AIで曲作って、AIでMV作ってます。

『マリオネット・ピエロ・ラブ・マシン』 はGrokのAniをモチーフにしています。




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