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海外コメンタリー

AI時代に埋もれないIT人材とは--若手に求められる5つの力

Mark Samuels (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2026-01-30 07:00

 若い求職者にとっては厳しい時代だ。スタンフォード大学の調査によると、22~25歳の労働者の雇用が最も急激に減少しており、人工知能(AI)による自動化の影響が大きい分野では、特にその傾向が顕著だという。

 2025年には、22~25歳のソフトウェアエンジニアの求人が、2022年のピーク時と比較して約20%減少した。就職とキャリアアップを望むIT人材は、AIの台頭によって、長期的なキャリアの成功を阻む新たな壁に直面している。

 では、次世代のIT人材が存在感を示すにはどうすればよいのだろうか。AI時代に重要なスキルを磨く方法について、5人のビジネスリーダーに話を聞いた。

1. ビジネスとITをつなぐ力を高める

 人材紹介会社PageGroupのグループ最高情報責任者(CIO)であるDominic Redmond氏は、AI導入に関する重要な問いに答えられる人材が成功すると述べた。

 「このテクノロジーからどのように価値を生み出せるのか。導入の際にはプロセスやビジネスモデルの見直しが必要なのか。AIのコストはどれくらいになるのか。どのようなメリットを生み出せるのか。どうすれば確実に正しい選択や判断ができるのか」

 Redmond氏は米ZDNETに対し、幸いにも多くの人材がすでにこうした問いについて考えていると語った。しかし、これまでとの違いは、AI時代の変化のスピードだ。

 「テクノロジーが急速に進化する中で、評価する力を身に付けることが求められている。その評価は、組織が適切な判断を下せるような形で行わなければならない」(Redmond氏)

 ビジネスとテクノロジーという枠を越えた業務遂行能力が、IT部門の内外で変革のスピードを管理する重要なスキルになる、とRedmond氏は指摘した。

 「つまり、ビジネスアナリストはビジネスシステムアナリストへと役割が変わっていくかもしれない。技術の専門家であり、ビジネスアナリストでもあるという存在になる」(Redmond氏)

 「技術部門以外の人材も、AI、データ、変革について学ぶ必要があり、すでに学んでいる人もいる。このようにビジネスとITをつなぐ力が、必要なスキルとして非常によく話題に上る」

2. 複合的な能力を身につける

 園芸用品大手ScottsMiracle-Groのデータインテリジェンス担当バイスプレジデントであるFausto Fleites氏によると、データに関する深い知識が今後数年役立つことは間違いないという。ただし、そのスキルの有無が優れた人材とそうでない人材の唯一の違いではない。

 「AIが発展していくにつれて、他の資質も明らかになるだろう」とFleites氏。「数学は得意でも、ビジネス感覚が欠けている博士号取得者もいる。他の必要な資質がなければ、いずれ失敗するだろう。今やっていることの多くはどのみち自動化されるからだ」

 データサイエンスやソフトウェアエンジニアリングといった単一の分野で卓越したスキルを持つ者ではなく、複合的な能力を持つ者が一流の人材とみなされる、とFleites氏は述べた。「今後は両方の役割を担える人材が求められると思う」

 Fleites氏は米ZDNETに対し、Scottsで自身のチームが成果功を挙げているのは、ビジネス部門と対話し、AIを用いた意思決定の在り方を再考しているからだと語った。

 「提案の場でビジネス部門の人に説明するとき、テクノロジーの観点から説明することはない。この情報によってビジネス部門の業務がどう変わるか、どのような効率向上が可能かを説明すると、その価値を理解してもらえる」(Fleites氏)

 「社内のさまざまなレベルで、テクノロジーとビジネスの両方を理解している人材が必要だ。ビジネス面の知識がなければ、データスキルはあまり役に立たないと思う」

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