ITシステムの保守・運用サービスと教育事業を手掛けるCTCテクノロジー(CTCT)は1月28日、ロジックベインと共同でネットワーク監視ツール「ThirdEye」の新バージョンを開発したと発表した。CTCTは、AIを活用した自社のシステム運用サービス「ITOpsX-formationサービス(ITOX)」に同ツールを組み込み、サービスのさらなる効率化と高度化を実現する。
近年のITシステムは、監視ツールの普及により障害の検知精度は向上している。その一方で、通知の見逃しや連絡作業の手動対応による初動の遅れが課題となっており、ダウンタイムの長期化が収益機会の損失を招く一因となっていた。
ThirdEyeは、ネットワーク構造を画面上に描画し、機器のつながりや障害箇所を容易に特定できるツール。専門知識がなくても、接続機器の位置や操作履歴、トラフィックの異常を直感的に把握できる点が特徴で、管理者は広範囲なネットワーク状態を一目で把握し、迅速な対応が可能になる。
ITOXは、AIでシステム運用を自動化する「AIOps」のコンセプトに基づくシステム運用サービス。ITOXの運用基盤で採用するインシデント管理ソリューション「PagerDuty」のAIにより、重要なアラートと軽微な通知を自動で振り分けることで、不要な通知を最大で50%削減できる。今回ThirdEyeを組み込むことで、ネットワーク監視から障害対応までの一連の仕組みをパッケージ化。これにより、障害原因の特定が容易になり、初動対応にかかる時間を約90%短縮できるという。
今回の開発においてCTCTは、両製品を連携するためのAPI設計や技術検証、ドキュメント整備を担当し、ロジックベインがThirdEyeへの実装を担った。今後も、サービス内容の拡充や適用領域の拡張を通じて、企業のITシステムを包括的にサポートしていくとしている。


