「Linux」の初期において、ファイル検索は主に「locate」や「find」などのコマンドラインツールを使用して行われていた。これらのツールは基本的な機能を果たしていたものの、求めるファイルを見つけられないことがあったり、適切に機能させるために複雑な正規表現が必要となったりすることもあった。
現在のLinuxユーザー、特に初心者は正規表現の使用を避けるべきである。これは、多くの優れたGUIアプリケーションが利用可能となった今日では特に当てはまる。ポイント&クリックで必要なファイルやフォルダーを検索できるのであれば、わざわざコマンドラインを使用する理由はないだろう。
GUIアプリはより多くのオプションとカスタマイズが可能であり、使いやすく、ユーザーフレンドリーになっている。そして実際に非常に効果的に機能している。
本稿では、実用性と性能が確認されている4つのLinux検索GUIツールを紹介する。
1. Catfish:シンプルで高速な検索ツール
提供:Screenshot by Jack Wallen/ZDNET
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「Catfish」は長い歴史を持つツールである。2000年代初頭から存在し、当時は悪くはないものの改善の余地があると思われていた。しかし、現在のCatfishは非常に優れており、極めて高速である。
Catfishは「Xfce」デスクトップのデフォルト検索ツールであるが、ほとんどのLinuxデスクトップで問題なく動作する。CatfishのGUIは設計が優れており、使いやすい。また、ファジー検索を採用しているため、大文字・小文字を正確に入力する必要がなく、検索文字列を完全に入力しなくても結果が得られる。
Catfishは、ファイル内の文字列検索はできないものの、検索の時間枠を指定でき、多数のファイルが存在するシステムでは非常に役立つ。
Catfishはディストリビューションの標準リポジトリーやGUIアプリストアから無料でインストールできる。
2. FSearch:圧倒的な検索速度
提供:Screenshot by Jack Wallen/ZDNET
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「FSearch」は、Windows用の「Everything Search」ツール(Voidtools製)にインスパイアされており、非常に高速に動作する。Linuxで利用可能な高速な検索ツールの1つであり、入力しながら検索が行われる特徴がある。検索文字列の入力が完了する前に結果が表示され始める。
FSearchは通常の検索文字列と正規表現(regex)の両方をサポートしている。また、FSearch内で目的の結果をダブルクリックすることで、ファイルを直接開くことも可能である。
FSearchの特徴として、データベースにディレクトリーを追加する必要がある点が挙げられる。例えば、設定から「データベース」をクリックし、ホームディレクトリーを追加することで、インデックス化され検索可能となる。ディレクトリーをデータベースに追加しなければ、検索結果は空となる。必要に応じて複数のディレクトリーをデータベースに追加できる。
また、インクルードとエクスクルードの両方のオプションも用意されている。例えば、ホームディレクトリーを含めたいが、.cacheサブフォルダーを除外したい場合などに利用できる。
設定からは、データベースの更新タイミングも設定できる。この機能は重要であり、前回のFSearch使用以降に追加された新しいファイルが検索可能になることを保証する。FSearch起動時に毎回データベースを更新するよう設定したり、時間ベースの更新を設定したりも可能だ。
FSearchはファイル内の検索はできないが、ファイル名による検索では優れたパフォーマンスを発揮する。
FSearchはディストリビューションの標準リポジトリーから無料でインストールできる。


