

Appleの廉価版iPhoneはコストパフォーマンスに優れるが、今すぐ購入するのは得策ではない。ほんの少し「待ち」の姿勢をとるべき大きな理由がある──。
iPhone 16e(Celso Bulgatti/CNET)
1年前、Appleは「iPhone SE」に代わる最も手頃な選択肢として「iPhone 16e」を投入した。iPhone 16シリーズの機能を部分的に取り入れつつ、価格を抑えたこのモデルは、必要十分な機能を安く手に入れたいユーザーにとって今なお魅力的な選択肢だ。しかし、あえて断言しよう。今、この端末を買うべきではない。
理由は単純だ。噂によれば、早ければ来月にも後継機となる「iPhone 17e」が登場する可能性があるからだ。現行の16eがいわば「過渡期の妥協作」だっただけに、Appleが次期モデルでどの機能を残し、何を削ぎ落とすのか、その答え合わせをしてからでも遅くはない。
iPhoneの価格は年々じりじりと上昇を続け、最新の「iPhone 17」は13万円に達している(さらに高価なAir、Pro、Pro Maxは言うまでもない)。その中で、2022年に最後のアップデートを迎えた「iPhone SE」は6万円という安さを維持していた。iPhone 6時代のような太いベゼルに囲まれた4.7インチ画面という前時代的なデザインながら、中身は最新アプリに対応できる処理能力を持っていたのが特徴だった。
その後継として登場したiPhone 16eは、6.1インチの全面ディスプレイへの刷新と、「Apple Intelligence」を駆動できるメモリ容量を備え、価格は10万円へと引き上げられた。しかし、当時の上位機種であるiPhone 16と差別化するため、多くの人気機能が省かれている。
カメラは4800万画素のシングルレンズのみで、超広角や望遠レンズはない。MagSafeには非対応で、ワイヤレス充電は低速な7.5WのQi規格止まり。USB-Cポートも2.0規格で、充電速度は20Wに制限されている。これらのスペックダウンは、コストカットのためであると同時に、当時3万円高かった標準モデル(および現在のiPhone 17)の価格差を正当化するための措置だったことは明らかだ。
だが、噂される「iPhone 17e」では風向きが変わるかもしれない。2世代目となるこの廉価モデルで、Appleがスペックを底上げしてくる可能性がある。
例えば、高価な「iPhone Air」は筐体の薄さゆえにシングルカメラ(16eと同等の4800万画素)にならざるを得ないが、17eにはそのような物理的制約がない。そのため、標準のiPhone 17と同じデュアルカメラ(広角・超広角)が搭載されることも期待できる。Appleにとっては、大量に製造・販売するiPhone 17と部品を共通化するほうが、財務的にも理にかなっているからだ。
もちろん、16eの制約を見る限り、Appleがエントリーモデルの機能を絞り込んで価格を抑える姿勢は変わらないかもしれない。それでも、新機能が搭載されるか否か、あと1〜2カ月待って確かめる価値は十分にある。
仮に、発表された新型機に魅力を感じず、結局iPhone 16eを買うことになったとしても、やはり今は待つべきだ。新モデルが登場すれば、旧モデルや整備済製品は値下げされるのが通例だからだ。もしAppleがラインアップを刷新して16eの販売を終了したとしても、小売店は在庫処分のために価格を下げるだろう。
iPhone 17eの登場まで、あと1カ月程度。今ここで踏みとどまれば、より安く手に入れるか、より納得のいく選択ができるはずだ。賢い消費者なら、今は「様子見」の一手が正解だ。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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