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日本イーライリリーが支援に取り組む「ヤングケアラー」と家族を支える社会へ

日本イーライリリーは、アメリカに本社を置く研究開発型グローバル製薬企業。革新的な医薬品の提供にとどまらず、社会課題を解決・改善するサステナビリティ活動を展開している。そして現在、ヤングケアラーを取り巻く環境改善に取り組んでいる。なぜ「ヤングケアラー」に着目し、どのような活動をしているのかリポートする。

文/内藤綾子 デザイン/スープアップデザインズ 制作/朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ 企画/ AERA DIGITAL AD セクション

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家事や家族の世話などで必要な時間が奪われる

 厚生労働省と文部科学省が連携して2021年に実施した実態調査では、中学2年生の約17人に1人にあたる5・7%がヤングケアラーであるものの本人に自覚がない傾向にあることがわかっている。ヤングケアラーが行うのは、家事、病気の家族の看病、祖父母の介護、通院の付き添い、きょうだいの世話・見守り、服薬・金銭管理、感情面での寄り添い、外国籍家族のための通訳など多岐にわたる。その負担や責任を抱え、自分の時間が持てず、勉強、友人関係、学校生活、進路などに影響が出ることが問題視されている。

2022年より活動を開始参加社員は延べ1千人以上

 そのような現状を大きな課題として、日本イーライリリーは、2022年より社員によるプロジェクトを立ち上げ、ヤングケアラー支援を開始した。これまでに、延べ1千人以上の社員が関わってきたという。同社コーポレート・アフェアーズ本部企業広報・社外広報課長である川副祐樹さんに話を聞いた。

「私たちは『世界中の人々のより豊かな人生のため、革新的医薬品に思いやりを込めて』という使命を掲げています。その実現の一環として、このプロジェクトは子どもたちの豊かな未来を支える重要な活動です」

 これまで、社員と家族向けの啓発イベント、チャリティーウォーク、ヤングケアラーの理解促進を目的としたセミナー開催など多彩に展開。なかでも注力しているのが、一般社団法人ヤングケアラー協会やNPO法人ふうせんの会といった関連団体との協働だ。

「『家族の役に立ってうれしい』という子がいる一方で、『かわいそうと思われたくない』『だれにも相談できず孤独を感じる』という子もいます。それぞれの状況に応じた支援を行うため、あらゆる支援団体からご意見をいただきながら、慎重に活動を進めることが大切です」と川副さんは指摘する。

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児童館などへ「図書寄贈」居場所づくりにも貢献

 活動の中でも、大きく支持されているのが「図書寄贈」だ。日本全国の子ども食堂や児童館、中学校や高校など、子どもが集まる場所へ社員が足を運び、ヤングケアラー関連の図書を数冊寄贈している。

「本を読むことで子どもたちが自身の環境を見つめ直すほか、大人に相談するきっかけになればうれしい。また、本を読む場所が、多くの人と関わりを持てる居場所になることも期待しています」(川副さん)

 2022年に1カ所からスタートした寄贈先は年々増え続け、今年には累計で100カ所以上に達するまでに広がりをみせているという。

「寄贈先の施設からは、『自分はヤングケアラーかもと職員に言ってきた子がいた』『多くの職員が読んで勉強になった』など、子どもや職員の気づきにつながったという声が多いです」と川副さんは手応えを語る。

ヤングケアラーの認知度は低い本から知識を深めて

 実際に図書寄贈の現場にお邪魔させてもらった。寄贈先は、貧困や孤立して苦しむ子どもと若者を支援している認定NPO法人さいたまユースサポートネット。5冊の本が代表理事の青砥恭さんに手渡された。

 寄贈を行った、日本イーライリリー関東支店チームリーダーの宮島良平さんは次のように語る。

「活動に参加して、子ども自身がヤングケアラーということに気づいていない、周囲の大人にヤングケアラーという概念が浸透していないといったことが大きな課題だと感じました。支援の第一歩として、ヤングケアラーを知ってもらうことが重要。図書寄贈が、その一助になるよう願っています」

 青砥さんも、「ヤングケアラーは、まだ社会の関心が低い。図書寄贈の申し入れがあったときは、ありがたいと思いました。企業と協力していければ、私たちの活動もさまざまな形で広がると感じています」と期待を寄せた。

認定NPO法人
さいたまユースサポートネット
代表理事 青砥 恭さん

青砥 恭さん 宮島良平さん

日本イーライリリー株式会社
ダイアベティス・オベシティ・
心・腎領域事業本部 関東支店
チームリーダー 宮島 良平さん

医療者向けセミナーを開催「気づきが大切」

 日本イーライリリーは新たな試みとして、上尾中央総合病院で、医療従事者向けのセミナーを開催した。病院や薬局は、ヤングケアラーが社会とつながる貴重な場所だ。医療従事者がそんな子どもたちの存在に気づけば、適切な支援につながる可能性が上がる。

 セミナーは埼玉県上尾市の協力を得て行われ、上尾中央総合病院の医師や看護師などが多数参加。ヤングケアラーについて、現状や知識などの学びを深めた。登壇者の一人として、上尾市こども未来部こども家庭保健課でヤングケアラーコーディネーターを務める福田景さんが参加した。上尾市は、実態調査や相談窓口の開設、コーディネーターの複数配置など、ヤングケアラーに積極的な支援を行っている。

「病院は患者さんだけでなく、その家族に接することも多い場所です。いつも子どもだけが祖父母に付き添っている、病気を抱えた子どものきょうだい児の表情が暗いといった医療従事者の気づきが、重要な支援のスタートになります。セミナーがそのきっかけになれば」(福田さん)と活動の必要性を強調した。

「当社は、医療機関、団体、企業とのさらなる連携によって活動をより深めていく考えです。さまざまな強みを持つ方々と連携し、社会全体でヤングケアラーの課題と向き合う環境づくりに尽力いたします」(川副さん)

福田景さん

上尾市こども未来部こども家庭保健課
心理専門員/ヤングケアラーコーディネーター 福田 景さん

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提供:日本イーライリリー

日本イーライリリー

https://www.lilly.com/jp/social-impact/youngcarer